全体として
「全体として」の英語
「全体として」は英語で overall と言います。総括や評価を簡潔に述べるときに便利です。個々を一つのまとまりとして見るなら as a whole、良い点と悪い点を踏まえて「総じて」と言うなら all in all が自然です。
「全体として」の英語の使い分け
文章や会話で、複数の点を踏まえた総合的な評価を述べます。
個々の部分ではなく、対象を一つのまとまりとして見ます。
The book is clear as a whole.
その本は全体として分かりやすいです。
良い点と悪い点を踏まえ、「総じて」と結論を述べます。
All in all, I enjoyed the trip.
総じて、私はその旅行を楽しみました。
複数の人や組織が、集団として行う行動を表します。
例文
コアイメージ
余分や抜けがなく、全体にわたって当てはまること
関連語
使い方
類義語との違い
altogether:
完全に(時に「全体として」の意味もある)
completely:
完全に、最も一般的で広く使う
totally:
完全に、口語的で強い強調に使う
entirely:
完全に、やや文語的で正式な場面向き
英英
Completely; wholly; also used to mean “in total” when referring to a sum or number.
語源
altogetherは、古英語の eall(すべて)+ togædre(ともに)に由来し、形が変わって今の『完全に』の意味になった語
コラム
- all togetherは語が分かれて人や物が一緒にいることを表し、altogetherは一語で文全体や形容詞を修飾して完全に・合計での意味を表すため、語のまとまりで見分ける
例文
Her overall performance was good.
彼女の全般的な成績は良かった。
コアイメージ
いくつかの要素を合わせて、全体の形や状態を一度に把握すること
使い方
-
overall performance
全般的な成績
-
overall impression
全般的な印象
類義語との違い
overall:
いくつかの要素を合わせた結果としての全体的な見方
general:
多くの場面に当てはまる、個別より傾向を示す語
total:
数や量を全部合わせた合計を強調する語
whole:
分けず一つのまとまりとしての完全な全体を指す語
英英
including all parts or aspects; taking everything into account; general or complete.
語源
overallは、昔の英語の句 over all(全体に、すべてに)から一語になり、「全般的な、全体に関する」という意味で使われるようになった
コラム
- overallは形容詞・副詞で「全般的な/全体的に」を意味し、文章や会話で結論や総括を示すときに 'Overall,' として用いる
例文
We had some problems, but all in all, it was a good experience.
いくつか問題はあったが、全般的に見て良い経験だった。
コアイメージ
ばらばらの要素を一つの絵にまとめて、全体の様子を見る
関連語
類義語との違い
all in all:
全体的に見て、まとめや結論を示す
overall:
全体としての傾向や評価を示す
generally:
一般的に言えば、普通や傾向を示す
英英
Considering everything about a situation or topic as a whole.
語源
all in allは、all=全部、in=〜の中で、all=全体としての語。全部をある見方でまとめて見るという合成から、全体的に、全般的に見てという意味になる。
コラム
- all in allは「全般的に見て」「総じて」を表す表現で、文頭や文中で結論やまとめを示すために使い、in all(合計で)とは意味が異なる
例文
コアイメージ
個々の部分をまとめて一つの全体として見るイメージ
関連語
類義語との違い
as a whole:
全体として、部分より全体の見方を示す
overall:
全体的に見て、総合的な判断を示す
in general:
一般に、例外を除いた大まかな傾向を示す
generally:
大体において、多くの場合に当てはまる
英英
All parts of something are being looked at together, rather than separately.
語源
as a wholeは、as=〜として、a=一つの、whole=全体を表す語の組み合わせ。各部分を合わせて全体を見るという意味になる。
コラム
- 英検の長文で要旨を問う設問に出会った場合、as a wholeは本文全体のまとめを示す語句として役立つ
例文
People collectively called for change.
人々はまとめて変革を求めた。
コアイメージ
複数の人や部分が一緒に動いて、全体としての行動や結果になる状態
関連語
使い方
類義語との違い
collectively:
まとめて・全体として行うことを示す
together:
一緒に行うことを示す
overall:
全体的な見方や評価を示す
altogether:
全部合わせて、合計や完全さを示す
英英
語源
collectivelyは、ラテン語のcom(ともに)+legere(集める)が元になったcollect(集める)から、collective→collectivelyと変わり「まとめて」になった。
コラム
- 集団の意思や一斉の行動を強調する際に用いられ、ニュースやスピーチで集合的な立場を示す表現としてよく見られる。
例文
Taken in toto the findings support the hypothesis.
全体として、その調査結果は仮説を支持している。
コアイメージ
全体として各部分の傾向や性質をまとめて見ることを示す
英英
Taken as a whole; considering the general tendency or character of the whole; often used in formal contexts.
語源
in totoは、ラテン語の totus「全体」に由来し、古くから法令や学術文で「全体として」を表す際に用いられてきた
コラム
- 法的文書や学術書で全体としての判断を述べる際によく現れる表現である
「全体として」のレベル別の例文
「全体として」を英語にするときのよくある間違い
× All together, the plan was successful.
○ Overall, the plan was successful.
all together は人や物が一緒にいることを表し、全体的な評価には overall を使います。
× In whole, the report was useful.
○ The report was useful as a whole.
「全体として」は通常 as a whole と表します。