全体

「全体」の英語

「全体」は英語で whole と言います。名詞を修飾して「その〜全部」と言うときに便利です。書き言葉で「全体」を名詞として表すなら entirety、totality が使え、the whole shebang はくだけた表現です。

「全体」の英語の使い分け

whole

hóul

意味

wholeのイラスト

例文

You can see the whole city from here.

ここから街全体が見えるよ。

コアイメージ

ばらばらの部分が集まって切れ目なく一つになっている状態

関連語

使い方

  • the whole city

    街全体

  • the whole school

    学校全体

  • the whole class

    クラス全体

類義語との違い

whole: 全体の。部分ではなく全体を指す
all: すべての。個々を含めて全部を指す

英英

All of something; complete and not separated into parts; something made up of several parts but viewed as one unit.

語源

wholeは、古英語hāl(無傷・健康)から来て、そこから「欠けるところがない=全体の」という意味に広がった。

コラム

  • wholeは一つの物やまとまりの全体を強調し、the whole cakeやthe whole dayのように名詞を直接修飾して『その〜全部』を示す。

entirety

意味

例文

She read the report in its entirety before commenting.

彼女はコメントする前に報告書の全体を読んだ。

コアイメージ

全体は部分が集まって欠けのないひとつのまとまりをなす状態を指す

英英

The state or condition of being whole or complete; all constituent parts together.

語源

entiretyは、古フランス語を経由してラテン語integer(完全)に由来する形容詞entireから派生し、-tyで名詞化されて「全体」を意味するようになった

コラム

  • entiretyは抽象的な無冠詞名詞として用いられることが多く、日常会話より書き言葉や公的文書で目にする頻度が高い

shebang

意味

例文

They cleaned the whole shebang before the guests arrived.

彼らは客が来る前に全体を掃除した。

コアイメージ

全体や全部をさす口語表現で、要素をまとめて一括で扱う

英英

a colloquial expression meaning the whole thing or everything involved in a situation

語源

shebangは、もともと場所や構造物を指す語で、転じて『全体』を意味する表現になったと考えられている

コラム

  • the whole shebang の形で慣用的に用いられ、話し言葉で短く全体を示す表現

totality

意味

例文

We should consider the totality of the evidence before making a decision.

決定を下す前に証拠の全体を考慮すべきだ。

コアイメージ

部分を統合して把握した、物事の全体的な見取り図や構成のありさまを表す

英英

The complete state or overall picture of something formed by combining its parts, giving an integrated view of the subject.

語源

totalityは、形容詞 total に抽象名詞化接尾辞 -ity が付いて '全体性' を表す語として発展し、全体をまとめて指す語になった

コラム

  • 表現としてやや堅く正式な場で使われやすく、会話より書き言葉や公的文書で見かけることが多い

「全体」のレベル別の例文

「全体」を英語にするときのよくある間違い

  • × I want to know whole story.

    ○ I want to know the whole story.

    wholeの後ろの単数名詞には、通常theなどの限定詞が必要です。

  • × We reviewed the entirety report.

    ○ We reviewed the entirety of the report.

    entiretyは通常、ofとともに名詞の全体を表します。

「全体」の英語についてよくある質問

Q. 「全体」を英語で一言で言うと?
最も一般的なのは whole です。the whole plan のように、名詞の前で「その計画全体」と表します。
Q. whole と entirety の違いは?
wholeは日常的で名詞の前に置くことが多く、entiretyは「全体」という名詞として使う書き言葉寄りの表現です。
Q. 「全体」をビジネスで表す言い方は?
日常的な文書では whole、正式な報告書や契約書では in its entirety がよく使われます。
Q. 「全体の〜」と英語で名詞を修飾するには?
単数名詞のまとまりを指す場合はthe wholeやthe entire、複数名詞を指す場合はall theを使います。単一の組織や対象を1つとして捉えるならthe entire team(チーム全体)のように表し、構成員それぞれに注目するならall the members(メンバー全員)のように使い分けるのが自然です。
Q. wholeとallの語順や使い分けの違いは?
wholeはthe wholeの順で単数名詞に付き、allはall theの順で複数名詞や不可算名詞に付きます。1つのまとまりを表すときはthe whole book(本1冊丸ごと)とし、構成要素すべてを表すときはall the books(すべての本)とします。人を指すときにwhole peopleとは言えず、all the peopleと言う点に注意が必要です。
Q. entire、total、overallの違いは?
対象の捉え方が異なります。entireはwholeと同様に1つのまとまりを指すフォーマルで強調的な表現です。totalは数や量を合算した総計を指し、total cost(総費用)のように使います。overallは細かい点を含めた大局的な見通しを指し、overall assessment(全体的な評価)のように全般的な状況を表します。
Q. 「全体として」「全体的に」はどう言う?
as a whole、on the whole、overallを文脈に合わせて使い分けます。as a wholeは1つのまとまりとして捉える表現でThe community as a whole benefited.(地域社会全体として恩恵を受けた)のように使います。on the wholeは「概して」、overallは「全般的に見て」という意味で文頭や文末でよく使われます。
Q. 「全体の何パーセント」と英語で言うには?
〜 percent of the totalと表現するのが一般的です。合算された総数を基準にするため、totalを用います。例えばTen percent of the total budget was used.(予算全体の10パーセントが使われた)のように言います。また、「総数のうち」と表す場合はout of the totalと言うこともできます。

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