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「さようなら」はドイツ語で何と言う? 言い方7通りと場面別の使い分け

「さようなら」はドイツ語で何と言う?
言い方7通りと場面別の使い分け

ドイツ語で最も無難な「さようなら」の言い方は、丁寧に別れを告げる Auf Wiedersehen です。日本語の「さようなら」に1対1で直訳できる万能な単語は存在せず、相手との関係性や次に会う時期、お礼を添えるかどうかによって表現を使い分ける必要があります。

友人同士ならカジュアルな表現を、店先やビジネスでは礼儀正しい挨拶を選びましょう。

「さようなら」のドイツ語の言い方(7通り)

  1. 丁寧|目上・初対面|さようなら。

    「またお会いしましょう」を原義とするフォーマルで丁寧な挨拶です。初対面やビジネス、目上の人に対して失礼なく使えます。なお、対面用の表現のため、電話で別れる際は Auf Wiederhören を使う点に注意しましょう。

  2. 丁寧|店員・窓口|どうもありがとうございます。さようなら。

    買い物やレストランでの会計後、窓口業務を終えた際などに最適な丁寧な言い方です。手厚い対応への感謝を添えて「ありがとうございました、さようなら」と気持ちよく別れられます。店員側からも客側からも頻繁に使われる定番フレーズです。

  3. ふつう|礼を言って別れる|ありがとう、さようなら。

    日常の買い物やちょっとした用件を済ませて立ち去る際の、標準的で使いやすい表現です。Vielen Dank よりも簡潔ながら、最低限の礼儀と感謝をしっかり伝えられます。個人商店やスーパーのレジなど、日常会話の幅広い場面で重宝します。

  4. カジュアル|友人・同僚

    友人や家族、同僚など親しい間柄で最も日常的に交わされる別れの挨拶です。「じゃあね」に近い軽やかな響きを持ちます。親しい相手に Auf Wiedersehen と言うと距離感や堅苦しさを与えてしまうため、こちらが適しています。

  5. カジュアル|また会う相手

    「また近いうちにね」という意味で、数日以内や近い将来に再び会うことが分かっている相手に使います。Tschüss と組み合わせて Tschüss, bis bald! と挨拶することも多く、再会を前提とした明るい別れを演出できます。

  6. カジュアル|あとで会う相手

    「また後でね」という意味で、その日のうちやすぐ後に再び会う予定がある相手に使います。昼休憩で一時的に別れる際や、数時間後に待ち合わせをしている同僚・友人への挨拶として最適です。会う予定がない相手には使わないよう注意しましょう。

  7. 07Mach's gut!

    カジュアル|親しい相手

    親しい友人や同僚に対して「元気でね」「しっかりやってね」と温かく気遣いを込めて見送るカジュアルな表現です。別れ際に Tschüss, mach's gut! のように添えて使われます。親しい間柄限定の表現なので、目上の人には使えません。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
初対面やビジネスの場Auf Wiedersehen.最も格式が高く丁寧な標準表現
スーパーや飲食店の会計時Danke, auf Wiedersehen.感謝を添えてスマートに立ち去る
丁寧にお礼を伝えたい窓口Vielen Dank, auf Wiedersehen.丁寧な対応に対して深く感謝を示す
友人や親しい同僚との別れTschüss!日常で最も頻繁に使われるカジュアルな挨拶
近いうちに再会する約束があるBis bald!「また近いうちに」と再会を期待する
数時間後や同日にまた会う予定Bis später!「またあとで」と一時的な別れを告げる

ドイツ語の別れの挨拶は、「相手との距離感(敬称の Sie か親称の du か)」と「次にいつ会うか」の2軸で判断すると迷いません。店先では感謝の言葉を添えるのがマナーであり、親しい相手には具体的な再会時期に合わせた表現を選ぶのが自然です。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「さようなら」は万能な別れの言葉ですが、ドイツ語では相手との心理的距離や再会の有無によって言葉を明確に分けるため、直訳の発想では不自然になります。特によくある間違いは以下の通りです。

別れの挨拶でよくある間違い
📞電話での挨拶

電話口ではAuf WiedersehenではなくAuf Wiederhörenを使います。

🤝友人への過度な敬語

親しい友人に丁寧な挨拶を使うと、水くさく冷たい印象を与えます。

⏰再会予定のズレ

Bis späterはその日中に再会する予定がない相手には使いません。

状況や相手との距離感に合わない表現を使うと不自然になるため注意しましょう。

言われたときの返事

相手の挨拶に応じた返答の使い分け

そのまま返す表現

  • Auf Wiedersehen!には同じく丁寧に返す
  • Tschüss!にはそのままTschüss!と返す

状況に合わせた返答

  • Danke, gleichfalls!(あなたもね)
  • Dir auch!(親しい相手にあなたもね)
  • Bis dann!(Bis bald等への返答)

相手の挨拶と同じ表現で返すか、状況に応じた定型フレーズで返します。

ドイツ語のさようなら一覧と通じる発音のコツ

ドイツ語で別れの挨拶をスムーズに交わすためには、文字通りの意味だけでなく、次に会うタイミングに応じた語彙の引き出しと正しい発音のコツを押さえることが大切です。

カタカナ表記では Auf Wiedersehen(アオフ・ヴィーダーゼーエン/さようなら)や Tschüss(チュッス/じゃあね)と書かれますが、より自然に通じさせるにはドイツ語特有の音の出し方に注意が必要です。Auf Wiedersehen(アオフ・ヴィーダーゼーエン/さようなら)の「W」は英語の「V」と同じく上の前歯を下唇に軽く当てて発音します。また「r」の音は舌を巻かず、喉の奥を軽く摩擦させるイメージで発音すると一気にネイティブらしい響きになります。一方、Tschüss(チュッス/じゃあね)の「ü」は日本語の「ウ」ではなく、口笛を吹くように唇を丸くとがらせたまま「イ」と発音する変母音(ウムラウト)です。語尾を短く歯切れよく発声すると快活に聞こえます。

日常会話では、再会時期を明示した Bis(ビス/〜まで)を使った言い回しや、イタリア語由来の Ciao(チャオ/じゃあね・バイバイ)も多用されます。相手との関係性や次の約束に合わせて選べるよう、以下の対比表でニュアンスを確認しましょう。

表現読み方ニュアンス使う場面
Tschau / Ciaoチャオ非常に親しみやすく軽快親しい友人・家族・同年代の同僚
Bis morgenビス・モーゲンまた明日ね翌日に会うことが決まっている同僚や友人
Bis dannビス・ダンじゃあその時に・またね具体的な日時は未定だが再会が前提の場面
Bis Montagビス・モンタークまた月曜日にね金曜の退勤時や週末前の別れ際
Bis nächstes Malビス・ネーヒステス・マルまた次回ね定期的な習い事や定期ミーティングの終了時

店先やレジで交わすドイツ語のさようなら会話例

旅行中のスーパーのレジ、ベーカリー、カフェなどを利用する際、無言で立ち去ることはマナー違反とみなされることがあります。現代のドイツでは、街中のお店やカフェの店員に対して Tschüss(チュッス/じゃあね)を使う客が非常に多く、決して失礼には当たりません。ただし、高級レストランや格式あるホテル、公的な窓口では、礼儀正しい Auf Wiedersehen(アオフ・ヴィーダーゼーエン/さようなら)を選ぶのが無難です。

また、会計を終えた際、店員から「良い一日を」や「良い週末を」と声をかけられるのが定番です。これに対して単に「さようなら」とだけ返すのではなく、相手の気遣いに感謝しつつ「あなたもね」と返答できると自然なコミュニケーションが成立します。

スーパーやカフェの退店時

店員: Das macht 5 Euro, bitte. Schönen Tag noch!
(5ユーロになります。良い一日をお過ごしください!)

客: Danke, gleichfalls! Tschüss!
(ありがとう、あなたもね!さようなら!)

週末前のオフィスや店舗での退勤・退店時

同僚・店員: Schönes Wochenende! Mach's gut!
(良い週末を!元気でね!)

客・同僚: Danke, ebenfall! Bis Montag!
(ありがとう、そちらもね!また月曜日に!)

相手が Schönen Tag noch(シューネン・ターク・ノッホ/良い一日を)や Schönes Wochenende(シューネス・ヴォッヘンエンデ/良い週末を)と言ってきたら、Danke, gleichfalls!(ダンケ、グライヒファルス/ありがとう、あなたもね)または Ebenfalls!(エーベンファルス/同様にね)と即座に返せるようにしておくと、現地でのやり取りが非常にスムーズになります。

メールや手紙の結びで使うドイツ語のさようなら表現

ドイツ語では、対面や電話だけでなく、書面やメールの文末に添える結びの言葉も「さようなら」に相当する極めて重要な挨拶です。口頭の表現をそのままメールの文末に書くことは基本的にないため、文書専用の定型フレーズを使い分ける必要があります。

ビジネスメールや公的機関への問い合わせ、初対面の相手への連絡では、最も格式の高い Mit freundlichen Grüßen(ミット・フロイントリッヒェン・グリューセン/敬具・心を込めて)を用います。これは日本語の「敬具」や英語の「Sincerely yours」に相当し、ビジネスの現場では必須の決まり文句です。少しくだけたビジネスのやり取りでは Freundliche Grüße(フロイントリッヒェ・グリューセ/よろしくお願いいたします)と簡略化されることもあります。

一方で、プライベートな友人や親しい同僚とのやり取りで Mit freundlichen Grüßen(ミット・フロイントリッヒェン・グリューセン/敬具)を使うと、非常によそよそしく冷たい印象を与えてしまいます。親しい間柄のメールやメッセージでは Liebe Grüße(リーベ・グリューセ/親愛を込めて・よろしくね)や、その略語である LG が一般的に使われます。文面の最後にはカンマを打たず、改行して自分の名前を署名するのがドイツ語の書簡マナーです。

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よくある質問

Q. 電話を切るときの挨拶は何ですか?
電話では Auf Wiedersehen ではなく、Auf Wiederhören を使います。「sehen(見る)」の代わりに「hören(聞く)」を用いるためです。親しい間柄の電話であれば、対面と同様に Tschüss で問題ありません。
Q. 英語の Bye にあたるドイツ語は?
最も近いのは Tschüss です。ドイツ全土で通じる日常的な別れの言葉で、英語の Bye や Bye-bye と同じ感覚で使えます。より砕けた響きとして Tschüssi という表現もありますが、親しい間柄限定です。
Q. 地域による挨拶の違いはありますか?
南ドイツやオーストリアでは、別れ際にも Grüß Gott が使われるほか、カジュアルな場面では Servus や Pfiat di が頻繁に用いられます。バイエルン地方などを訪れる際は覚えておくと便利です。
Q. ドイツ語の「Tschüss」は店員や目上の人に使っても失礼になりませんか?
現代のドイツでは、スーパーやカフェの店員、日常的に関わる職場の同僚などに対して Tschüss(チュッス/じゃあね)を使うのがごく一般的であり、失礼には当たりません。ただし、格式の高いレストラン、ホテルのフロント、あるいは初対面の顧客や公的機関の窓口では、より丁寧な Auf Wiedersehen(アオフ・ヴィーダーゼーエン/さようなら)を用いるのがマナーです。
Q. メールや手紙で「さようなら」にあたる結びの挨拶はどう書けばよいですか?
ビジネスや公的なメールでは Mit freundlichen Grüßen(ミット・フロイントリッヒェン・グリューセン/敬具)、親しい友人や同僚への私信では Liebe Grüße(リーベ・グリューセ/親愛を込めて)を文末に添えて自分の名前を書きます。対面の挨拶である Auf Wiedersehen をメールの結びに書くのは不自然ですので避けましょう。

2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部

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