実体化
「実体化」の英語
「実体化」は英語で reification と言います。哲学や社会学で、抽象的な概念や関係を具体的な「もの」として扱うことを指す専門語です。hypostatization と hypostatisation も近い意味ですが、一般的な文章ではほとんど使いません。
「実体化」の英語の使い分け
哲学や社会学で、抽象的な概念や関係を「もの」として扱う専門語です。
抽象概念を独立した実体のように扱うことを表す、哲学寄りの専門語です。
hypostatization のイギリス式つづりで、学術的な文章に見られます。
例文
The hypostatisation of abstract ideas often leads to misleading assumptions.
抽象的な考えの実体化は、しばしば誤解を招く仮定につながる。
コアイメージ
実体化とは抽象概念を独立した実体として扱う心的・言説的な傾向をさす
英英
A conceptual tendency or linguistic operation that ascribes concrete existence to abstract notions, leading to their treatment as independent entities.
語源
hypostatisationは、ラテン語・ギリシャ語のhypostasis(実体)から派生し,英語で名詞化されて抽象を実体化する過程を表す語になった
コラム
- 学術論文や批評で見かける専門語であり,訳語としては実体化やreificationが対応語として用いられることが多い
例文
The philosopher criticized the hypostatization of abstract concepts.
哲学者は抽象概念の実体化を批判した。
コアイメージ
抽象的概念を実体化して具体的な存在とみなすこと
英英
The act of treating an abstract concept as if it were a concrete entity.
語源
hypostatizationは、ギリシャ語hypostasis(基盤・実体)に由来し、接尾辞-izationが付いて『抽象を実体化すること』の意味に発展した。
コラム
- 哲学や社会理論で抽象的なものを存在として扱う議論に現れる専門語で、一般文ではほとんど用いられない。
例文
コアイメージ
抽象的な概念や関係を具体的な“もの”として扱うことで実体化を表すこと
英英
The act of treating or representing an abstract concept, process, or social relation as if it were a concrete, tangible thing.
語源
reificationは、ラテン語res(もの)を基にreify(〜をものとする)に接尾辞-ificationが付いてできた語で、抽象を“もの”として扱う意味で学術語化した。
コラム
- 哲学や社会学ではreificationは抽象的な社会関係を物として扱うことを指し、日常の具体化や実装とは用途とニュアンスが異なる
「実体化」のレベル別の例文
- 中学
- 高校・英検2級
The author criticizes the hypostatization of freedom as a natural force.
- TOEIC・ビジネス
The report warns against treating customer data as fixed profiles.
- 日常会話
Don't treat an idea as a real thing just because it sounds convincing.