名ばかりの
「名ばかりの」の英語
「名ばかりの」は英語で in name only と言います。名目上の役職や役割には nominal、実際より立派に見せているという皮肉には glorified も使えます。
「名ばかりの」の英語の使い分け
肩書きや名目だけで、実権や実態が伴わない場合に使います。
形式上はそうでも、実際の中身や権限がない場合の自然な表現です。
She is the owner in name only.
実際は大したものではないという皮肉を込めて使います。
It was just a glorified storage room.
例文
He is a nominal leader.
彼は名ばかりのリーダーだ。
コアイメージ
名札だけが付いていて、中身や働きがほとんど伴わない
関連語
使い方
類義語との違い
nominal:
名ばかりの、実権がない
mere:
単なるもので本質的価値がない
titular:
名義上だけで実権が伴わない
symbolic:
象徴的で実効性が伴わない場合が多い
英英
Officially stated as being something, but not truly reflecting the reality; often used to describe a title or position without the usual responsibilities or powers; can also refer to a very small amount of money compared to what is normally expected.
語源
nominalは、ラテン語nominalisが古フランス語を経て英語に入った語で、もとは「名前に関する・名目の」を指し、現代では「名ばかりの」と使われる。
コラム
- 日常ではnominal chargeやnominal leaderなどの表現があり、前者は費用がごくわずかであること、後者は肩書きだけで実権が伴わないことを一言で伝える表現として使われる。
例文
The faineant apprentice ignored tasks and delayed work.
その怠惰な見習いは職務を放置して作業を遅らせた。
コアイメージ
行動を起こさず役割を果たさないことで、怠惰な人や名ばかりの立場のいずれかを指すことがある、怠惰な状態
英英
Idle or inactive, often implying failure to fulfill duties; sometimes applied to nominal or ineffective persons or roles.
語源
faineantは、フランス語fainéantからの借用で、元来は怠ける人を指す語が英語で形容詞的に用いられるようになった
コラム
- fainéantは文脈によって怠惰な意味か名ばかりの意味かが区別され、用法は文学的・批評的な表現で見られることが多い
例文
コアイメージ
名ばかりの、実際の力や価値が伴わない見せかけの状態を表す
英英
Having a title or appearance that suggests importance or honor but lacking real authority, power, or substance.
語源
glorifiedは、動詞glorifyの過去分詞が形容詞化した語で、ラテン語gloria「栄光」経由で「栄光を与えられた」→皮肉的に「見せかけの」という意味に発展した。
コラム
- glorifiedは褒め言葉でなく皮肉で使われることが多く、名ばかりの役職や権限の欠如を示す表現として用いられる。
例文
Many journalists criticized the soi-disant expert's methods.
多くの記者はそのいわゆる専門家の手法を批判した。
コアイメージ
いわゆるとして自称や名目だけの称号が実態を伴わないことを示す
英英
Referring to a title or description that someone claims or is given while implying the claim is superficial or unearned, conveying the sense 'so-called' with skepticism.
語源
soi-disantは、フランス語のsoi(自分)とdisant(言う)から成り直訳で「自分で言う」つまり「自称する/名ばかりである」の意味が英語で定着した
コラム
- 軽蔑や皮肉の含みを伴うため肯定的に受け取られにくく、批判的な文脈や論評で用いられることが多い
「名ばかりの」のレベル別の例文
「名ばかりの」を英語にするときのよくある間違い
× She is in name only owner.
○ She is the owner in name only.
in name only は名詞の後に置くのが自然で、「名ばかりの所有者」は the owner in name only と言います。