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「わかりません」はフランス語で何と言う?
言い方8通りと場面別の使い分け
フランス語で「わかりません」と伝える最も無難な表現は Je ne sais pas. です。ただし日本語の「わかりません」には完全な直訳が存在せず、情報として「知らない」のか、話の内容が「理解できない」のかなど、場面によって動詞を明確に使い分ける必要があります。
「わかりません」のフランス語の言い方(8通り)
ふつう|日常の返答|わかりません。
丁寧|丁寧な返答|すみません、わかりません。
街中で道を尋ねられた際など、丁寧に断りたいときに最適な表現です。冒頭に Désolé(ごめんなさい)を添えることで、相手の質問に答えられない申し訳なさを柔らかく伝えられます。女性が書く場合は Désolée と e を補います。
ふつう|理由が不明な時|私は〜が分かりません。
ふつう|内容が不明な時|私には〜が分かりません
相手の話している言語や話の内容そのものが「理解できない」ときに使います。知識がないことを表す savoir と異なり、comprendre は頭で飲み込めない状態を指します。フランス語が聞き取れないときはこの表現が最も自然です。
ふつう|場所を知らない時|それがどこにあるか分かりません。
丁寧|丁寧に聞き返す|申し訳ありません、〜の意味がよく分かりません。
説明や指示がよく聞き取れなかったり、意味を掴みきれなかったりした際に、相手へ丁寧に聞き返す表現です。bien(よく)を入れることで「大枠は分かったが詳細は不十分」というニュアンスになり、相手にもう一度促しやすくなります。
ふつう|説明を再確認|私は〜が分かりませんでした。
丁寧|聞き返す時|すみません、〜が分かりませんでした。
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 街で道を尋ねられたとき | Désolé, je ne sais pas. | Désolé を添えると誠実な印象になります。 |
| 場所の心当たりがないとき | Je ne sais pas où c'est. | 場所が不明である旨を正確に示せます。 |
| フランス語が聞き取れないとき | Je ne comprends pas ~. | 言語自体の理解が追いつかない場面に最適です。 |
| 相手の意図が掴めないとき | Je ne vois pas ~. | 「見当がつかない」という感覚を表します。 |
| 丁寧に説明を聞き直したいとき | Pardon, je n'ai pas bien compris ~. | Pardon と bien で角を立てずに再説明を頼めます。 |
日本語ではすべて「わかりません」で通じますが、フランス語では「情報を持っていない(savoir)」のか「意味を解釈できない(comprendre)」のかを区別することが肝心です。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語の「わかる」は非常に便利で、知識の有無・意味の理解・相手への共感まで幅広くカバーします。一方、フランス語は事態を客観的・論理的に切り分けるため、ひとつの動詞で代用できません。
- 言葉が通じないのに Je ne sais pas. と言う: 相手の話すフランス語が理解できない場面でこれを使うと、「その件について私は知りません」と無関心に突き放したように聞こえてしまいます。この場合は Je ne comprends pas. が適切です。
- 聞き直す際に Pardon だけを連呼する: 意味が伝わらなかったのか、物理的な音量が小さかったのかを Je n'ai pas compris などを添えて明確にしないと、相手もどう言い直せばよいか迷ってしまいます。
Je ne sais pas.
- 知識や情報を持っていない
- 「知りません」という意味
- 言葉が通じない時に使うと突き放した印象に
Je ne comprends pas.
- 話の内容や言語を理解できない
- 「頭で飲み込めない」状態
- フランス語が聞き取れない時に最適
知識がないのか理解できないのかで使い分けます。
言われたときの返事
- Ce n'est pas grave, merci quand même. — 大丈夫ですよ、どうもありがとう。
- Je vais demander à quelqu'un d'autre. — 別の人に聞いてみますね。
- Laissez-moi vous réexpliquer. — もう一度説明し直しますね。
- Pas de problème, ne vous inquiétez pas. — 問題ありません、お気になさらずに。
Ce n'est pas grave, merci quand même.(大丈夫、ありがとう)
Je vais demander à quelqu'un d'autre.(別の人に聞いてみます)
Laissez-moi vous réexpliquer.(もう一度説明し直しますね)
Pas de problème, ne vous inquiétez pas.(問題ないですよ)
相手にわからないと言われた際に返す表現のまとめです。
次に読む
- savoirとconnaîtreの違い「知っている」を表す2つの動詞とcomprendreの使い分けを整理できます。→
- 「私はフランス語を話します」「あまり話せません」など、自分の語学力を正確に伝える表現が分かります。→
- 「違います」のフランス語表現質問に答えられない時だけでなく、否定して正しく返答する言い方が学べます。→
単語力を測る
よくある質問
- Q. Je sais pas と ne を抜いても通じますか?
- 通じます。親しい友人同士の会話では ne を落とすのが普通です。ただし改まった場面や接客、初対面の相手に対しては Je ne sais pas. と ne を省略せずに話すのが礼儀正しいとされています。
- Q. Je ne comprends rien と言っても大丈夫?
- 文法的には正しいですが「さっぱり理解できない」と投げやりな響きを与えやすい表現です。相手に悪印象を与えないためには、Je ne comprends pas bien などと表現を和らげるのがおすすめです。
- Q. 旅行者がとっさに使える最も短い表現は?
- 聞き取れなかったときは Pardon ?(すみません?)、情報がなくて答えられないときは Désolé.(ごめんなさい)の単語ひとつだけでも身振り手振りと合わせれば十分に気持ちが伝わります。
2026年9月28日更新・モチタン辞典編集部
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