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中国語数字を手で表す方法|1〜10のハンドサインと発音
中国語の数字を手で表すサイン(数字手势:shùzì shǒushì)は、片手だけで1から10まで全ての数を正確に表現できる合理的なジェスチャーです。
1から5までは日本と似ていますが、6から10は中国独特の形を持ち、指の向きや角度を正しく覚えることで、騒がしい市場や飲食店でも言葉の壁を越えて確実に意思疎通が図れます。
中国語の手数字一覧早見表(1〜10の形と読み方)
中国では、買い物での個数確認、レストランでの人数申告、市場での価格交渉など、日常生活のあらゆる場面で片手を使った数字のハンドサインが用いられます。このジェスチャーは中国語で手势(shǒushì:ジェスチャー、身振り)または数字手势(shùzì shǒushì)と呼ばれます。
まずは1から10までの手の形、中国語の漢字表記、ピンイン、声調、手のひらを向ける方向を一覧表で確認しましょう。相手に見せる際は、基本的に「手のひらを相手側に向ける」または「手の甲を自分側に向ける」姿勢が標準となります。
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| 数字 | 漢字 | ピンイン・声調 | 手の形の概要 | 手のひら/指先の向き |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 一 | yī(イー) | 人差し指だけを上に立てる | 手のひらを相手に向ける |
| 2 | 二 | èr(アル) | 人差し指と中指の2本を立てる(Vサイン) | 手のひらを相手に向ける |
| 3 | 三 | sān(サン) | 人差し指・中指・薬指の3本を立てる | 手のひらを相手に向ける |
| 4 | 四 | sì(スー) | 親指を内側に折り、4本の指を立てる | 手のひらを相手に向ける |
| 5 | 五 | wǔ(ウー) | 5本の指を全てパーに開く | 手のひらを相手に向ける |
| 6 | 六 | liù(リウ) | 親指と小指を伸ばし、中央3本を握る(電話の形) | 手のひらを相手に向ける |
| 7 | 七 | qī(チー) | 親指・人差し指・中指の3本の指先をすぼめて合わせる | 指先を相手または斜め下に向ける |
| 8 | 八 | bā(バー) | 親指と人差し指を直角に広げる(ピストルの形) | 指先を上に向け、手の甲を自分に向ける |
| 9 | 九 | jiǔ(ジウ) | 人差し指の第2関節を曲げてフック状にする | 手の甲を相手または横に向ける |
| 10 | 十 | shí(シー) | 片手で拳(グー)を作る、または両手の人差し指を交差 | 拳を正面に向ける |
中国のハンドサインの最大の利点は「荷物を持っていても片手が空いていれば10まで瞬時に伝えられる」という点です。次の節から、各数字の細かな作り方と指の角度、日本人が迷いやすいポイントを順番に見ていきます。
手数字だけでなく音の出し方も確認したいときは、中国語の数字の読み方と発音一覧をご覧ください。
次の疑問1から10までの数え方を覚えたら、買い物で役立つ中国語の大きい数字の数え方もあわせて確認しておくと安心です。
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1〜5の手の形:基本動作と日本の出し方との微妙な差異
1から5までの数字は、立てる指の本数がそのまま数字に対応しているため直感的に理解しやすい構成になっています。しかし、日本人が無意識に行っている手の出し方と比べると、指の選択や見せ方に細かな違いがあります。
1(一:yī)の作り方
握り拳の状態から人差し指だけを真っ直ぐ上に向けて立てます。手のひらは相手側に向けます。日本でも一般的な「1」の出し方と同じです。親指を立てて「1」とする出し方は中国では一般的ではありません。
中国で親指だけを立てるジェスチャーは棒(bàng:素晴らしい、最高)という賞賛の意味になり、数字の1とは受け取られない場合があるため注意してください。
2(二:èr)の作り方
人差し指と中指の2本を上に伸ばし、親指と薬指・小指は握り込みます。いわゆる平和のピースサイン(Vサイン)と同じ形です。手のひらは相手に向けます。手の甲を相手に向けると国によっては侮蔑の意味になることがありますが、中国の数字表現としては基本的に手のひらを相手に向けるのが標準的な礼儀とされます。
3(三:sān)の作り方:日本との相違点
3の表現には日本と中国で顕著な違いが現れます。日本で「3」を手で作る際、親指と人差し指を握り、中指・薬指・小指の3本を立てる人が多く見られます。しかし、中国大陸で最も標準的な「3」は、親指と小指を軽く曲げて重ね、人差し指・中指・薬指の3本をまっすぐ立てる形です。
親指・人差し指・中指の3本を立てるスタイル(ヨーロッパ式)も一部で通じますが、中国大陸の若年層やビジネスシーンでは人差し指・中指・薬指の3本を揃えて立てる形が最も誤認されにくい方法として定着しています。
4(四:sì)の作り方
親指だけを手のひらの内側に折り込み、人差し指・中指・薬指・小指の4本を真っ直ぐ上に伸ばします。指と指の間は軽く揃えるか、少し開いた状態にします。手のひらはしっかりと相手の視線に向けます。
5(五:wǔ)の作り方
親指から小指まで、手の指5本を全ていっぱいに開きます。いわゆる「パー」の形です。手のひらを相手に向けます。指同士をぴったり閉じるのではなく、自然に広げて5本あることを視覚的にわかりやすく提示するのが一般的です。
日本の一般的な出し方
- 親指と人差し指を握る
- 中指・薬指・小指の3本を立てる
中国大陸の標準的な出し方
- 親指と小指を曲げて重ねる
- 人差し指・中指・薬指の3本を立てる
- 誤認されにくい方法として定着
中国で3を表す際は、人差し指・中指・薬指の3本を立てる形が標準的です。
6〜10の手の形:作り方・由来・指の角度の解説
中国の手数字で最も特徴的なのが6から10です。両手を使わずに片手だけで6以上を表現するため、指の幾何学的な形状や漢字の筆画、言葉の発音に由来した独特のシンボルが採用されています。
6(六:liù)の作り方と由来
握り拳を作った状態から、親指と小指の2本だけを左右にピンと伸ばします。人差し指・中指・薬指の3本はしっかり手のひらに巻き込んで握ります。ハワイの挨拶「アロハ(シャカサイン)」や、昔の黒電話の受話器を持つポーズと同じ形です。
相手に見せるときは、手のひらを相手に向けて手首を軽く左右に振る動作を伴うこともあります。このポーズは現代中国のインターネットスラングである溜(liù:滑らかである、見事である、要領が良い)と同音であるため、ネット生配信やSNS上でも「素晴らしい!」「神技だ!」と称賛する合図として広く使われています。
7(七:qī)の作り方と由来
親指、人差し指、中指の3本の指先を1点に集めてすぼめ、前に突き出すような形を作ります。薬指と小指は手のひらに折り込んでおきます。指先をつまむように合わせるこの形は、調味料をひとつまみ掴む動作に似ています。
指先を相手の目線に向けて軽く突き出すか、斜め下に向けて提示します。この形は漢数字の「七」を上下逆さまにしたときの形状、あるいは筆で「七」の曲がり角を書くときの筆法を模したものと言われています。
8(八:bā)の作り方と由来
親指と人差し指を直角(L字型)に大きく開き、残りの中指・薬指・小指の3本は手のひらに向けてしっかり握り込みます。ピストル(銃)の形です。
このとき、人差し指を上、親指を横に向けると、漢数字の八の字をそのまま反転させた形になります。手の甲を自分側に向け、相手から見たときに「八」の字の広がりが見えるように提示するのが正しい角度です。
人差し指を相手に向けて水平に構えると銃を突きつけるジェスチャーになりかねないため、必ず人差し指は垂直に近い角度で上へ向けてください。
9(九:jiǔ)の作り方と由来
人差し指だけを伸ばし、その第1関節と第2関節を内側に強く折り曲げて鍵爪(フック型)にします。親指、中指、薬指、小指は手のひらに丸めて握ります。
数字の「9」のアルファベット表記の丸まった曲線、あるいは漢数字の「九」の2画目のフック(弯钩:wāngōu)の曲がり角を象った形とされています。
手のひらを相手に向けると指の曲がり具合が見えにくいため、手の甲を横に向けるか、少し斜めに構えて「人差し指が曲がっていること」を相手に明確に見せるのがポイントです。
10(十:shí)の作り方と由来
片手で表現する場合の最も代表的な方法は握り拳(グー)を作ることです。親指を他の4本の指の外側に巻き込み、相手に向けて拳を提示します。
なぜ拳が10になるのかについては主に2つの理由があります。1つは、1から9まで指を広げたり曲げたりした最終形として「全ての手を閉じる(満数)」という意味合いです。
もう1つは、中国北方の方言で石のことを石头(shítou)と呼び、これが漢数字の十(shí)と同音であるため、拳を硬い石に見立てて10を表したという同音の洒落(谐音:xiéyīn)に由来すると言われています。
なお、両手が空いている場合は、左右両方の人差し指を伸ばして交差させ、漢数字の十の形を空中で作る方法も非常によく使われます。
日本人が中国でやりがちな手数字の失敗とNG例
日本の日常的な手の出し方を中国でそのまま使うと、現地の店員やタクシー運転手に全く別の数字として解釈されたり、注文数が食い違ったりするトラブルが頻発します。よくある誤解のパターンを押さえておきましょう。
失敗例1:日本の「8」を出して「2」と間違えられる
日本では片手で8を表現する際、5(開いた手のひら)にもう片方の手の指を3本添えるか、片手で親指・人差し指・中指の3本を立てて表すことがあります。
しかし、中国で親指と人差し指を立てる形は「8」です。日本人が「2本立てたつもり」で親指と人差し指を開いて提示すると、中国人の店員は即座に八(bā:8個)と認識します。
「ビールを2本頼んだはずなのに8本運ばれてきた」というトラブルの典型例がこのケースです。中国で2を頼むときは、必ず「人差し指と中指」を立ててください。
失敗例2:OKサインを出して「3」または「0」と混同される
親指と人差し指で輪を作り、残りの3本を立てる「OKサイン」は、中国の一部地域や西洋文化圏では「3」を表すことがあります。一方で、数字の「0(零:líng)」を象徴していると受け取られる場合もあります。
注文時に「大丈夫」「これでお願い」のつもりでOKサインを出すと、店員が「3つ欲しいのか、いらない(ゼロ)のか」と混乱する原因になります。
失敗例3:指を折り畳みながら数える
日本人は数を1から数える際、親指から順に手のひらの中へ指を折っていく数え方をよくします。しかし、中国では「相手に見せる手数字」は外に向かって指を開いていくスタイルが基本です。
自分の胸元で指を折り込みながら「1、2、3…」と数えて見せても、相手からはどの指が残っているのか判別しづらく、正しく伝わりません。相手の目線の高さにしっかりと指を伸ばして見せるのがマナーです。
失敗例4:裏拳(手の甲)を相手に向けて突き出す
数字の1や2を見せる際、手の甲を相手側に向けて指を突き出すと、威圧的・挑発的な態度と取られることがあります。数字のハンドサインを提示するときは、原則として「手のひらを相手に向ける」ことを意識してください。
指先が相手の顔に近くなりすぎないよう、自分の胸の前から斜め上あたりの位置でピシッと静止させるのが自然です。
2のつもりでも中国では8と誤認されやすい
3なのか0(いらない)なのか店員が混乱する
外に指を開かないと相手に数が判別しづらい
挑発的と取られかねず原則手のひらを向ける
日本式のジェスチャーをそのまま使うと誤認やトラブルの原因になります。

地域差を解説:中国大陸と台湾のハンドサイン比較
中国のハンドサインは広大な国土の中で地域的なバリエーションが存在します。特に中国大陸の北方と南方での違い、そして台湾で使われている独自のハンドサインは旅行前に知っておく必要があります。
中国大陸(北方と南方)での10の違い
中国大陸内部において最も大きな違いは「10」の表し方です。
- 北方エリア(北京、天津、東北地方など):片手の握り拳(グー)で「10」を表すのが圧倒的に主流です。
- 南方エリア(広東、香港、福建など):両手の人差し指を直角にクロスさせて「十」の字を作る形が好まれます。片手しか使えない場合は、人差し指と中指を交差させて(指をクロスさせて)片手で10を表す地域もあります。
大陸と台湾のハンドサイン対比表
台湾では、7と8、そして10の手の形が中国大陸の標準と大きく異なります。台湾を訪れる際は、以下の対比表を頭に入れておくと混乱を防ぐことができます。
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| 数字 | 中国大陸の標準 | 台湾の標準 | 違いのポイント |
|---|---|---|---|
| 6 | 親指と小指を伸ばす | 親指と小指を伸ばす | 大陸・台湾ともに共通(アロハの形) |
| 7 | 親指・人差し指・中指をすぼめる | 親指と人差し指を直角に開く | 台湾の7は大陸の8の形と同じ |
| 8 | 親指と人差し指を直角に開く | 親指・人差し指・中指の3本を広げる | 台湾の8は指を3本使う |
| 9 | 人差し指を曲げてフックにする | 人差し指を曲げてフックにする | 大陸・台湾ともに共通(フックの形) |
| 10 | 片手の拳(グー)または両手交差 | 両手の人差し指を交差、または両手パー | 台湾では片手グーの10はあまり使われない |
特に注意すべきなのは台湾における7と8です。台湾で親指と人差し指をL字に開くピストルの形を作ると「7」になります。大陸ではこの形が「8」を意味するため、大陸と台湾を行き来するビジネスパーソンや旅行者は特に混同しないよう注意が必要です。
台湾での数の言い方や音声の特徴は、台湾華語の数字の数え方と発音の違いで詳しく整理しています。
次の疑問手のサインだけでなく言葉の違いも知りたいなら、台湾の中国語と台湾語の違いをチェックすると現地の会話がより理解できます。
実践!飲食店や市場で即使える指サインと中国語フレーズ
手数字は単独で出すだけでも意味が通じますが、短い中国語のフレーズを添えながらジェスチャーを行うことで、店員とのやり取りが格段にスムーズになります。実際の旅行や出張ですぐに使える会話パターンを紹介します。
レストランへの入店時(人数の申告)
店に入ると、店員から几位?(jǐ wèi?:何名様ですか?)と尋ねられます。このとき、指で数字を作りながら人数を答えます。
两人。(liǎng rén.:2人です。)
手のひらを相手に向けて人差し指と中指の2本を立てます。※人数の「2人」を言うときは二ではなく两(liǎng)を使う点に注意してください。
四位。(sì wèi.:4名です。)
親指を畳んで4本の指を立てながら答えます。位(wèi)は人を丁寧に数える助数詞です。
六个人。(liù ge rén.:6人です。)
親指と小指を立てた「6」のサインを胸の前に出しながら伝えます。
市場や屋台での注文(個数の指定)
指を指しながら商品の個数を伝えるときの定番表現です。欲しいものを指差し、もう片方の手で数字のハンドサインを作ります。
我要这个,一个。(wǒ yào zhège, yí ge.:これを1つください。)
人差し指を立てて「1」を示します。
来三个。(lái sān ge.:3つちょうだい。)
人差し指・中指・薬指の3本を立てて「3」を示します。飲食店で注文を追加するときは来(lái:〜を持ってきて)が便利です。
买八个。(mǎi bā ge.:8個買います。)
親指と人差し指をL字に開いた「8」のピストルサインを作ります。
会計時の金額確認
市場などで値段を聞く際、金額の桁を手数字で示されることがよくあります。
一共多少钱?(yígòng duōshao qián?:全部でいくらですか?)
店員が拳(10)を出した後に5(パー)を出した場合、「15元」を意味しているケースがあります。聞き取れなくても、相手の手の動きに集中していれば金額を正確に把握できます。
中国の数字カルチャー:縁起の良い数字と避けるべきタブー数字
中国では、数字そのものが持つ発音(音読み)が別の縁起の良い言葉や不吉な言葉と似ていることから、数字に対するこだわりやタブーが日本以上に強く存在します。手数字を使いこなす上で知っておくべき文化背景を整理しました。
縁起の良い数字:6・8・9
中国人が特に好む3大吉祥数字が「6」「8」「9」です。
- 6(六:liù):「順調に進む、滞りがない」を意味する流(liú)や溜(liù)と発音が似ています。六六大顺(liù liù dà shùn:物事がすべて順調に運ぶ)という四字熟語があり、ビジネスの開業日や車のナンバープレートで大変好まれます。
- 8(八:bā):「富を築く、財を成す」を意味する发财(fācái)の发(fā)と発音が非常に近いため、中国で最も人気のある最高吉祥の数字です。電話番号や部屋番号に「8」が並ぶと高額で取引されるほどです。北京オリンピックの開会式が「2008年8月8日午後8時8分8秒」に設定されたことは有名な事実です。
- 9(九:jiǔ):「永遠、末長い」を意味する久(jiǔ)と全く同じ発音・同じ声調です。皇帝の権威を示す数字でもあり、婚礼や贈り物で好んで用いられます。
注意すべきタブー数字:4と250
逆に、日常生活や商談で注意を払うべき数字もあります。
- 4(四:sì):日本と同様、「死ぬ」を意味する死(sǐ)と発音が似ているため、不吉な数字として避けられます。ホテルのフロアやマンションの部屋番号で4階や14階が欠番になることも珍しくありません。
- 250(二百五:èr bǎi wǔ):中国語特有の非常に強いタブー表現です。日常会話で「愚か者」「間抜け」「頭のネジが外れた人」を罵るスラングとして使われます。価格設定や個数の提示で「250」という数字を単体で使うことは極力避けられ、あえて249や251に調整される文化があります。
数字のジェスチャーを学ぶ際は、こうした文化的背景を理解しておくことで、現地の人々とのコミュニケーションがより一層深まります。
縁起の良い数字
- 6:順調・滞りがない
- 8:富を築く・財を成す
- 9:永遠・末長い
避けるべき数字
- 4:死と発音が似ている
- 250:愚か者を罵るスラング
言葉の発音や意味との関連から好まれる数字と忌避される数字があります。
「四」と「十」の聞き間違いを防ぐハンドサイン活用法
中国語学習者にとって聞き分けが難しい発音の代表が、四(sì)と十(shí)です。反り舌音の有無や声調(4は第4声、10は第2声)に違いがあるものの、騒がしい市場や飲食店、方言話者の多い地域では母語話者同士でも聞き間違いが発生します。
その結果、「4個注文したつもりが10個届く」「会計で14元なのか40元なのか混乱する」といった数量トラブルが起こり得ます。こうした食い違いを防ぐには、口頭での発音と同時に指サインを提示するのが有効です。
聞き取りづらい金額の確認には、数字の順にサインを出す方法が役立ちます。
- 14元(shí-sì kuài):拳を握る「10」のサインを出した後に、4本の指を立てる「4」を示します。
- 40元(sì-shí kuài):4本の指を立てる「4」を出した後に、拳を握る「10」を示します。
声の調子だけに頼らず手の形を添えることで、数量や代金のミスを未然に防ぐことができます。
1から10の正確な音声を聞き分けたいときは、中国語の数字1から10の発音を参考にしてください。
商業現場で発展した合理性と両手サインの誤解リスク
中国式のハンドサインは、商業や交易の現場において「荷物や買い物かごで片手が塞がっていても、空いた手だけで1から10まで瞬時に正確な数量を伝える」という実用性から発展しました。そのため、日本人が無意識に行う手のサインを使うと、全く別の数字や意味に解釈されるリスクがあります。
日本式のサインが招く誤解の例
- 日本式の「6」(片手のパー+反対の手の人差し指1本):中国人店員からは「5」と「1」を別々に提示されたように見え、合計6個なのか5個と1個なのか混乱を招きます。
- 親指を折る数え方:親指を手のひら側に折って残りの4本指を伸ばす形は、中国では数字の「4」に見えます。
- 親指と人差し指で輪を作るサイン:日本では「お金」や「OK」を意味しますが、中国では数字の「0」として認識されることがあります。
飲食店や市場では両手で合図するよりも、中国式の片手サインを1つ提示する方が誤解なく伝わります。
理解度チェック
Q1. 中国大陸で親指と人差し指を直角に開く手の形は何を表す?
- 2
- 7
- 8
- 9
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正解: C. 8
親指と人差し指をL字に開くピストルの形は、中国大陸では「8」を表します。
Q2. 中国大陸で標準的な「3」を表す指の組み合わせはどれ?
- 親指・人差し指・中指
- 人差し指・中指・薬指
- 中指・薬指・小指
- 親指・中指・薬指
答えを見る
正解: B. 人差し指・中指・薬指
中国大陸で最も標準的な「3」は、人差し指・中指・薬指の3本を立てる形です。
Q3. 飲食店で「2人です」と伝える際の中国語として正しいのは?
- 二位。(èr wèi.)
- 两人。(liǎng rén.)
- 二个人。(èr ge rén.)
- 两位人。(liǎng wèi rén.)
答えを見る
正解: B. 两人。(liǎng rén.)
本文では、人数の「2人」を言うときは二ではなく两を使い「两人。」と答えるとあります。
よくある質問
- Q. なぜ中国では10を手で拳(グー)にするのですか?
- 全ての手を握りきる満数を意味することに加え、中国北方の方言で石(石头:shítou)と十(shí)の発音が似ていることから、硬い拳を石に見立てた洒落が由来とされています。
- Q. 中国の手数字で「0」はどう表しますか?
- 一般的には親指と人差し指で丸を作って「0」の形を模すか、握り拳を軽く開いて穴を開けた形を作ります。文脈によっては何も指を出さない動作で表すこともあります。
- Q. 中国でピースサイン(Vサイン)をしても大丈夫ですか?
- はい、写真撮影のポーズとしても数字の「2」としても広く通じます。ただし侮蔑の意味に誤解されないよう、手の甲ではなく必ず手のひらを相手に向けるのが安全です。
- Q. 中国の手数字は台湾でもそのまま通じますか?
- 1〜6や9は共通ですが、台湾では「7」が大陸の「8」と同じ形(ピストルの形)になり、「8」は指を3本広げる形になります。10の出し方も異なるため注意が必要です。
- Q. 片手で11以上の数字はどうやって手で伝えますか?
- 十の位と一の位を順番に提示します。例えば「15」なら、まず拳(10)または1を相手に見せ、その直後に指をパー(5)に切り替えて連続して見せることで表現します。
- Q. 台湾のハンドサインで「7」と「8」が中国大陸と異なるのは本当ですか?
- 本当です。台湾では親指と人差し指を広げる形(中国大陸の「8」の形)が「7」を表し、親指・人差し指・中指の3本を開く形が「8」を表します。中国大陸のジェスチャーと混同しないよう注意が必要です。
- Q. ハンドサインを見せる際、手のひらはどちらに向けるのが自然ですか?
- 基本的には手のひらを相手に向けて提示します。ただし、人差し指を曲げる「9」のフックや「8」の鉄砲の形などは、相手から指の輪郭が見えやすいように横向きで見せることもあります。
2026年10月2日更新・モチタン辞典編集部