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中国語の数字1から10の発音と読み方
中国語の数字1から10は、一(yī/イー→)、二(èr/アール↘)、三(sān/サン→)、四(sì/スー↘)、五(wǔ/ウー∨)、六(liù/リウ↘)、七(qī/チー→)、八(bā/バー→)、九(jiǔ/ジウ∨)、十(shí/シー↗)と読みます。
カタカナ発音の平坦な読みでは通じないため、音の高低を表す「声調」を守って発声することが最も大切です。
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中国語1から10の発音・読み方一覧表
中国語の基本となる0から10までの漢字、ピンイン、四声(声調の番号)、音の上げ下げの目安付きカタカナ読み、発音のポイントをまとめました。まずはこの表で全体の音のイメージをつかんでください。
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| 数字 | 漢字 | ピンイン・声調 | カタカナ読みの目安 | 音の出し方のコツ |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 零 | líng(第2声) | リン↗ | 喉の奥から上へ一気に引き上げる音 |
| 1 | 一 | yī(第1声) | イー→ | 高めの音を平らにキープして長く伸ばす |
| 2 | 二 | èr(第4声) | アール↘ | 舌を軽く奥に巻きながら急降下させる |
| 3 | 三 | sān(第1声) | サン→ | 口を横に引き、高い音を平らに伸ばす |
| 4 | 四 | sì(第4声) | スー↘ | 口を横に引き「ス」と上から鋭く落とす |
| 5 | 五 | wǔ(第3声) | ウー∨ | 低音からさらに低く落とし軽く浮かす |
| 6 | 六 | liù(第4声) | リウ↘ | 「リョウ」に近く、高い位置から急降下 |
| 7 | 七 | qī(第1声) | チー→ | 息を鋭く出しながら高い音を平らに保つ |
| 8 | 八 | bā(第1声) | バー→ | 口をしっかり開き、高く澄んだ音を出す |
| 9 | 九 | jiǔ(第3声) | ジウ∨ | 低い音で「ヂィオウ」と沈み込ませる |
| 10 | 十 | shí(第2声) | シー↗ | 舌先を丸めて奥に引き、下から上へ上げる |
カタカナ表記の横にある矢印は声調の音の動きを表しています。「→」は高く平らに伸ばす第1声、「↗」は下から上へ驚いた時のように引き上げる第2声、「∨」は低く抑え込む第3声、「↘」は上からカラスを追うように鋭く落とす第4声です。カタカナの文字そのものよりも、この音の抑揚を強く意識してください。
高めの音を平らにキープして長く伸ばす
驚いた時のように下から上へ引き上げる
低音からさらに低く落とし軽く浮かす
上からカラスを追うように鋭く落とす
カタカナの文字よりも音の抑揚(矢印の動き)を意識して発音しましょう。
中国語数字発音の最難関「4」と「10」の区別
初心者が最も聞き分け・言い分けに苦労するのが、数字の 四(sì/スー↘・4)と 十(shí/シー↗・10)です。日本語の感覚で両方を「スー」「シー」と平坦に発音すると、現地の人にはどちらを言っているのか判断できません。
この2つを明確に区別するには、「舌の位置」と「声調(トーン)」の2つの違いを押さえる必要があります。
1. 舌の位置と口の形の違い
四(sì)は「平舌音(へいぜつおん)」と呼ばれ、舌先を上の前歯の裏側に軽く近づけ、口を横に「イ」と引いた形のまま、すき間から鋭く「スー」と息を吐き出します。舌は絶対に丸めません。
一方、十(shí)は「そり舌音(そりぜつおん)」です。舌先を上の歯茎より少し後ろの硬い上あご(硬口蓋)に向けて軽くそらせ、舌の両脇から息を出しながら「シー」に近い音を出します。英語の「shirt」の語頭のような少しこもった摩擦音になります。
2. 声調(音の上げ下げ)の違い
舌の位置に加えて、声調の違いが区別の決定打になります。
| 項目 | 四(sì/4) | 十(shí/10) |
|---|---|---|
| 声調 | 第4声(高→低) | 第2声(低→高) |
| 音の動き | 高い音から一瞬で滑り台を滑るように急降下させる | 「えっ?」と聞き返す時のように下から上へ鋭く上げる |
| 舌の構え | 舌先は平ら。前歯の裏のすき間から息を出す | 舌先を丸めて上あごへ近づけ、こもらせる |
| 発音イメージ | 短く鋭く「スーッ!」 | 下から押し上げるように「シィー↑」 |
中国の伝統芸能には「四是四,十是十,十四是十四,四十是四十(sì shì sì, shí shì shí, shísì shì shísì, sìshí shì sìshí/4は4、10は10、14は14、40は40)」という有名な早口言葉があります。
このフレーズを使って、舌の構えと声調を切り替える反復練習を行うと、短期間で明瞭な発音が身につきます。
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片手で表す中国の手数字ジェスチャー
中国では市場や騒がしいレストランでも数字の行き違いが起きないよう、片手だけで1から10までを正確に表現する「手数字(指数字)」というハンドサインが広く普及しています。1から5までは日本とほぼ同様ですが、6から10は中国独自の形をしています。
| 数字 | 手の形・サインの作り方 | 日常のイメージ |
|---|---|---|
| 1 | 人差し指だけを立てる | 日本と同じ |
| 2 | 人差し指と中指の2本を立てる(ピースサイン) | 日本と同じ |
| 3 | 親指以外の3本(人差し指・中指・薬指)を立てる | 日本と同じ |
| 4 | 親指を内側に折り、残りの4本を立てる | 日本と同じ |
| 5 | 手のひらを広げ、5本の指すべてを伸ばす | 日本と同じ |
| 6 | 親指と小指を伸ばし、中央の3本を軽く握る | 電話の受話器のポーズ |
| 7 | 親指・人差し指・中指の指先をまとめて合わせる | お金をつまむような形 |
| 8 | 親指と人差し指を広げて直角に開く | ピストルのポーズ(漢字の「八」に似せる) |
| 9 | 人差し指の第2関節を曲げてフック(かぎ爪)型にする | 指で「9」の上の丸みを象る |
| 10 | 握りこぶしを作る(または両手の人差し指で十字を作る) | グーの形、または漢字の「十」の交差 |
手数字には一部の地域差があります。例えば「7」は地域によって親指と人差し指を伸ばす形を用いることもありますが、市場や飲食店で全国的に最も誤解なく通じるのは上記の形です。雑踏で発音に自信がないときでも、手数字を添えて示すだけで確実に通じます。
次の疑問指の形を写真や詳しいイラストで確認したいときは、中国語の数字のハンドサインで手の形をひとつずつ見直せます。
知っておくべき重要ルール「二と两」「ヤオ」
中国語の数字には、初心者が必ずつまずく重要な例外ルールが2つあります。どちらも日常会話で頻出します。
1. 数字の「2」の使い分け:「二(èr)」と「两(liǎng)」
中国語で「2」を表現する単語には 二(èr)と 两(liǎng)の2通りがあり、明確なルールによって使い分けられます。
| 使い分け基準 | 使用する語 | 具体例(ピンイン/意味) |
|---|---|---|
| 番号・順序・計算 | 二(èr) | 第二(dì-èr/2番目)、二月(èryuè/2月)、二号(èrhào/2日・2号室) |
| 物の数量(量詞の前) | 两(liǎng) | 两个(liǎng ge/2個)、两本(liǎng běn/2冊)、两个人(liǎng ge rén/2人) |
| 位取り(百・千・万の前) | 两 または 二 | 两百(liǎngbǎi)/二百(èrbǎi/200)、两千(liǎngqiān/2000) |
「2つください」と言うときは、要二个(×)ではなく、必ず量詞 个(ge)を伴うため 要两个(yào liǎng ge/〇)と言います。ここを間違える学習者が非常に多いため注意してください。
2. 番号読みで「1」を「yāo(ヤオ)」と読むルール
電話番号、部屋番号、バスの系統番号、パスポート番号などの数字を1桁ずつ読み上げる場合、一(yī)は「イー」ではなく 幺(yāo/ヤオ→)と発音します。
理由は、電話回線や遠隔での会話において、「一(yī)」と「七(qī)」は母音が同じ「-i」であるため、聞き間違いが頻発するからです。混同を完全に防ぐために、軍事通信や電報の習慣から生まれた「ヤオ」が日常でも標準的に用いられています。
例:部屋番号「118号室」= 幺幺八号(yāo yāo bā hào)、電話番号「138-0000-0001」の「1」もすべて「yāo」と読みます。

11から99までの二桁の数え方とルール
1から10までの読み方を習得すれば、11から99までの数字は日本語と同じ「足し算の組み合わせ」で作ることができます。
11〜19の数え方(十 + 1桁)
「十(shí)」の後ろに1から9の数字をそのまま並べます。
20〜90の数え方(1桁 + 十)
「1桁の数字」の後ろに「十(shí)」を置きます。この時の「20」は 两十 ではなく必ず 二十(èrshí)です。
- 20:二十(èrshí/アールシー)
- 30:三十(sānshí/サンシー)
- 50:五十(wǔshí/ウーシー)
- 80:八十(bāshí/バーシー)
21〜99の数え方(〇十 + 1桁)
十の位と一の位をそのまま連結します。
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| 二桁の数字 | 漢字表記 | ピンイン | カタカナの目安 |
|---|---|---|---|
| 14 | 十四 | shísì | シー↗スー↘ |
| 40 | 四十 | sìshí | スー↘シー↗ |
| 44 | 四十四 | sìshísì | スー↘シー↗スー↘ |
| 72 | 七十二 | qīshí'èr | チー→シー↗アール↘ |
| 86 | 八十六 | bāshíliù | バー→シー↗リウ↘ |
「14(shísì)」と「40(sìshí)」は、前述の「スー」と「シー」の順番と声調が逆転した形です。声調の上がり下がりをはっきりさせることで、相手に確実に伝わります。
11〜19(十+1桁)
- 十一(shíyī)
- 十二(shí'èr)
- 十五(shíwǔ)
- 十九(shíjiǔ)
20〜90(1桁+十)
- 二十(èrshí)
- 三十(sānshí)
- 五十(wǔshí)
- 八十(bāshí)
21〜99(〇十+1桁)
- 二十四(èrshísì)
- 四十八(sìshíbā)
- 九十九(jiǔshíjiǔ)
11から99までの二桁の数字は足し算の組み合わせで3パターンに分類できます。
次の疑問二桁の数え方に慣れたら、次は中国語の大きい数字の数え方で100や1000以上の位のルールも押さえておきましょう。
数字を使った買い物・注文の日常会話フレーズ
覚えた1から10の数字を、実際の旅行や出張の買い物・レストランですぐに使える実践会話例文です。
会話例1:カフェや屋台での注文(個数)
A:你好,你要什么?(Nǐ hǎo, nǐ yào shénme?/こんにちは、何にしますか?)
B:我要两个包子。(Wǒ yào liǎng ge bāozi./肉まんを2個ください。
)
A:还要别的吗?(Hái yào bié de ma?/他に注文はありますか?)
B:再来一杯可乐。(Zài lái yì bēi kělè./コーラをもう1杯ください。)
会話例2:市場やショップでの値段交渉(金額)
A:这个多少钱?(Zhè ge duōshǎo qián?/これはいくらですか?)
B:十八块。(Shíbā kuài./18元です。)
A:太贵了,十五块可以吗?(Tài guì le, shíwǔ kuài kěyǐ ma?/高すぎます、15元になりませんか?)
B:行,卖给你。(Xíng, mài gěi nǐ./いいですよ、お売りします。)
そのまま使える数量・金銭の定型フレーズ
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| 表現 | ピンイン | 日本語訳 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 一个 | yí gè | 1つ・1個 | 最も汎用的な量詞 |
| 两个人 | liǎng ge rén | 2名・2人 | 入店時の人数申告 |
| 三块钱 | sān kuài qián | 3元 | 口語での値段の言い方 |
| 五点 | wǔ diǎn | 5時 | 時刻の指定 |
| 一共多少钱? | Yígòng duōshǎo qián? | 全部でいくらですか? | 会計時の確認 |
飲食店でスムーズに注文したいときは、レストラン・食事の注文の中国語会話フレーズも参考になります。
値段交渉など店員とのやり取りを深めたい方は、買い物の中国語会話フレーズをご覧ください。
中国の数字にまつわる縁起の良い数字とタブー
中国では漢字の同音・類音による語呂合わせを重んじる文化があり、数字の好悪が非常に明確です。
| 数字 | 吉凶 | 背景と意味 |
|---|---|---|
| 8(八) | 大吉 | 「お金持ちになる・財を成す」を意味する 发财(fācái)の「发」と発音が似ているため、車のナンバーや電話番号で最も高額で取引される数字です。 |
| 6(六) | 大吉 | 「万事順調・滞りなく進む」を意味する 顺利(shùnlì)や 溜(liù/なめらか)に通じるため、祝い事やビジネスで好まれます。 |
| 9(九) | 吉 | 「永遠・末長く続く」を意味する 久(jiǔ)と同音であるため、長寿や永続的な関係を願う縁起の良い数字です。 |
| 4(四) | 凶(タブー) | 日本と同様に「死」を意味する 死(sǐ)と発音(声調違い)が極めて近いため、ビルの階数や部屋番号で省略されることが多々あります。 |
現地の人に贈り物をするときや、お祝い金を包むときは、「8」や「6」を意識して選ぶと大変喜ばれます。逆に「4」のつく個数や金額は意図せず不快感を与えることがあるため、避けるのが無難です。
数字の発音を確実に定着させる3ステップ練習法
数字の発音を知識で終わらせず、とっさに口から出るようにするための実践的な自習トレーニング手順です。
ステップ1:声調を大げさに体で覚える(手の指揮)
第1声は頭のてっぺんから声を出すように手を水平に動かし、第4声は手刀を上から下へ素早く振り下ろしながら「四(sì)」「六(liù)」と発音します。手の動きと喉の筋肉の動きを連動させることで、カタカナ的な平坦な読み癖を解消できます。
ステップ2:身の回りの数字を瞬間的に中国語へ言い換える
時計を見たとき(例:7時= 七点)、車のナンバーを見たとき、レシートの合計金額を見たときに、頭の中で即座に中国語の数字に置き換えてつぶやきます。1桁ずつ「八、三、五」と口に出す習慣をつけると、脳内の変換スピードが劇的に上がります。
ステップ3:ミニクイズで理解度セルフチェック
以下の3つの問いに即答できるか確認してください。
- 「44」の正しいピンインと声調の動きは?(答え:sìshísì/スー↘シー↗スー↘)
- 「2個のりんご」と言うとき、「二(èr)」と「两(liǎng)」のどちらを使う?(答え:量詞「个」の前なので 两)
- 部屋番号の「301号室」の「1」はどう読む?(答え:電話や部屋番号なので「yī」ではなく yāo)
手の動きと喉を連動させ声調を体で覚える
時計やナンバーを即座に中国語でつぶやく
44の発音や「两」「幺」を即答チェック
手の動きで声調を体に覚えさせ、身近な数字の置き換えからクイズ確認へと進めます。
次の疑問テンポよく口を動かして音を体になじませたいなら、歌で覚える中国語の数字と発音を試してみるのもおすすめです。
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よくある質問
- Q. カタカナ読みだけで中国の数字は通じますか?
- カタカナの音だけでは通じにくいのが実情です。中国語は声調(音の高低・上がり下がり)で意味を区別するため、カタカナ読みの平坦な発音では特に「4(sì)」と「10(shí)」などが通じません。カタカナだけでなく音の上げ下げ記号を意識して声に出すことが大切です。
- Q. 数字の「0」は中国語でどう発音しますか?
- 「0」は漢字で 零 と書き、ピンインは「líng」、カタカナでは下から上へ引き上げる「リン↗(第2声)」と発音します。電話番号や部屋番号に「0」が含まれる場合もそのまま「líng」と読みます。
- Q. 「2」を「èr」と「liǎng」で間違えたら通じませんか?
- 文脈で推測してもらえることが多いですが、不自然な中国語に聞こえます。日本語で「2つ」を「2こ」と言わず「にこ」と言うような文法規則なので、「量詞(個、杯など)の前は两」と覚えておけば間違いを防げます。
- Q. なぜ「1」を「ヤオ(yāo)」と読むのですか?
- 「一(yī)」と「七(qī)」の母音の響きが非常に似ており、電話や騒がしい環境で聞き間違いが起こりやすいためです。番号を1桁ずつ読み上げる際は「幺(yāo)」と言い換える習慣が定着しています。
- Q. 中国の手数字は台湾や香港でも同じですか?
- 1から5は共通ですが、6から10の手数字は台湾や香港、中国本土の南部などで一部異なるサインが使われる場合があります。ただし、本記事で紹介した形は中国本土の全域で最も標準的に通用する形式です。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部