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中国語123発音と数字1〜10の読み方ガイド
中国語の「1, 2, 3」の正しい発音は、一(yī/イー・高音を真っ直ぐ維持)、二(èr/アール・舌を奥へ引く)、三(sān/サン・口を横に引く)です。
日本語の「イー・アル・サン」のように平坦に読むと声調(音の高低差)が欠落するため、中国語話者には伝わりません。正しい口の形と四声を合わせることで明瞭に通じるようになります。
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中国語123発音の正しい口の形とカタカナの落とし穴
日本語のカタカナで「イー・アル・サン」と発音しても現地で聞き取ってもらえない原因は、日本語の母音と中国語の母音の口の動かし方が根本から異なる点と、音の高低(声調)が意識されていない点にあります。
「1(yī)」の発音と口の形
一(yī)は「第1声」です。日本語の「ドレミファソ」の「ソ」にあたる高い音を出し、音を揺らさず平らに伸ばします。日本語の「イ」よりも唇を左右にしっかりと引き、上下の歯を軽く近づけて息を鋭く前へ押し出します。語尾を下げずに高音を維持するのがポイントです。
「2(èr)」の発音と口の形
二(èr)は「第4声」です。高いところからカラスが鳴くように、一気に鋭く音を落とします。発音のコツは、日本語の「エ」と「ア」の中間のような音を出しながら、舌先を上あごの奥(硬口蓋の後ろあたり)へ向かってぐっと巻き上げることです。
舌先がどこにも触れないように空間を保ち、響きを奥にこもらせます。カタカナの「アル」のように舌を歯の裏に当ててしまうと不自然になります。
「3(sān)」の発音と口の形
三(sān)は「第1声」です。「1」と同様に高い音を平らにキープします。出だしの「s」は上の歯と下の歯の隙間から息を鋭く摩擦させて出す無声音です。続く母音「an」は、日本語の「アン」のように口を閉じず、口をやや大きめに横に開いたまま、舌先を上前歯の付け根の歯茎にしっかり押し当てて鼻から音を抜きます。
唇を左右に引き上下の歯を近づけ高音を平らに維持
舌先をどこにも触れず巻き上げ高所から鋭く落とす
歯の隙間から息を出し舌先を前歯付け根に当て鼻へ
1から3までの声調と口・舌の使い方の要点を整理しました。
次の疑問「1」の音が高くまっすぐ伸びないとお悩みなら、中国語の第1声を発音するコツを意識すると安定して通じやすくなります。
中国語の数字1〜10の発音一覧表と声調の基本
中国語の数字1から10までの漢字、ピンイン(ローマ字表記)、声調(アクセントの記号)、カタカナ読みの目安を整理しました。
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| 数字 | 漢字 | ピンイン | カタカナ目安 | 声調の抑揚 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 一 | yī | イー | 第1声:高く平らに伸ばす |
| 2 | 二 | èr | アール | 第4声:高い位置から急降下する |
| 3 | 三 | sān | サン | 第1声:高く平らに伸ばす |
| 4 | 四 | sì | スー | 第4声:高い位置から急降下する |
| 5 | 五 | wǔ | ウー | 第3声:低く抑えてからわずかに浮く |
| 6 | 六 | liù | リョウ | 第4声:高い位置から急降下する |
| 7 | 七 | qī | チー | 第1声:高く平らに伸ばす |
| 8 | 八 | bā | バー | 第1声:高く平らに伸ばす |
| 9 | 九 | jiǔ | ジウ | 第3声:低く抑えてからわずかに浮く |
| 10 | 十 | shí | シー(舌を巻く) | 第2声:下から上へ急上昇する |
中国語には四声と呼ばれる4つのイントネーションがあります。第1声は高音を維持、第2声は驚いて「えっ?」と聞き返すように一気に上昇、第3声は低い位置で抑え込んでから自然に戻る、第4声は上から怒ったように鋭く振り下ろします。
数字を言うときは、ピンインの音だけでなく、この音の上下を正確に再現することが大切です。
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混同しやすい「4(sì)」と「10(shí)」の出し分け
多くの学習者が最初につまずくのが、「4」と「10」の聞き分け・言い分けです。中国語には平舌音(へいぜつおん:舌を平らにする音)と、そり舌音(舌を奥に巻く音)の区別があります。
4(sì):平舌音+第4声
四(sì)の発音では、舌先をまっすぐ伸ばし、下の前歯の裏あたりに軽く触れさせた状態にします。歯の隙間から「ス」と摩擦音を出し、そのまま高いところから低いところへ鋭く「スーッ」と落とします。唇は丸めず、横に引いた形を保ちます。
10(shí):そり舌音+第2声
十(shí)の発音では、舌先を持ち上げて上あごの硬い部分(硬口蓋の手前)に近づけます。舌先をどこにも接触させずに息を通し、「シ」と「シュ」の中間のような音をこもらせて出します。音調は第2声ですので、低い位置から高い位置へ向かって一気に音を引き上げます。
出し分けの判定基準
「4」は舌を平らにして鋭く急降下、「10」は舌を奥へ引いて下から上へ引き上げます。音の高さの動き(声調)と舌の位置の2つを同時に変えるため、どちらか一方でも意識が抜けると別の数字に聞こえてしまいます。
4(sì)
- 平舌音(舌を平らにする)
- 舌先を下の前歯の裏に軽く触れる
- 唇は横に引いた形を保つ
- 第4声:高所から鋭く急降下
10(shí)
- そり舌音(舌を奥に巻く)
- 舌先を持ち上げ硬口蓋手前に接近
- 舌先は接触させず音をこもらせる
- 第2声:低所から一気に引き上げ
舌の位置と音調の動きの違いを意識して出し分けます。
「2」を表す「二(èr)」と「两(liǎng)」の使い分け
中国語で「2」を表現する単語には二(èr)と两(liǎng)の2種類があり、使い分けの厳格な規則が存在します。
「二(èr)」を使う場面:順序・番号・計算
単なる記号としての数字、順序、計算、電話番号や住所には二(èr)を用います。
- 数字を順番に数えるとき:一、二、三(yī, èr, sān/いち、に、さん)
- 順位や順序を表すとき:第二(dì-èr/2番目)、二月(èryuè/2月)、二楼(èrlóu/2階)
- 小数の表現:零点二(líng diǎn èr/0.2)
- 二桁の十の位・一の位:十二(shí'èr/12)、二十(èrshí/20)
「两(liǎng)」を使う場面:数量・量詞の前
個数、人数、時間などの「数量」を表す際、後ろに量詞(助数詞)が続く場合は两(liǎng)を用います。
- 人を数えるとき:两个人(liǎng gè rén/2人の人)
- 時間を数えるとき:两点(liǎng diǎn/2時)、两个小时(liǎng gè xiǎoshí/2時間)
- 物を注文するとき:两碗面(liǎng wǎn miàn/ラーメン2杯)、两杯咖啡(liǎng bēi kāfēi/コーヒー2杯)
- 千・万などの大きな位:两千(liǎngqiān/2000)、两万(liǎngwàn/2万)
例外として、百の位(200)は二百(èrbǎi)と两百(liǎngbǎi)のどちらを使っても問題ありません。
二(èr)を使う場面
- 順番を数える(一、二、三)
- 順位・順序(第二、二月、二楼)
- 小数の表現(零点二)
- 二桁の位(十二、二十)
两(liǎng)を使う場面
- 人を数える(两个人)
- 時間を数える(两点、两个小时)
- 物を注文する(两碗面、两杯咖啡)
- 千・万の大きな位(两千、两万)
順序や記号には「二」、数量や量詞の前には「两」を使います。

「1」の読み方変化:yāoのルールと声調の変調
中国語の「1」には、特定の番号で読み方そのものが変わるルールと、後ろに続く単語によって声調が変わる「変調」という規則があります。
電話番号や部屋番号で「yāo」と読む規則
部屋番号、電話番号、郵便番号、車のナンバーなど、数字を1桁ずつ読み上げる場面では、一(yī)を幺(yāo/ヤオ)と発音します。これは、中国語の「1(yī)」と「7(qī)」がどちらも「イー」系の母音を持ち、電話口や騒音下で極めて聞き間違いやすいためです。
- 部屋番号501号室:五零一(wǔ líng yāo)
- 電話番号の「110」:一一零(yāo yāo líng)
「一(yī)」の声調変化(変調)のルール
単独で発音するときや番号を読み上げるときは本来の第1声(yī)ですが、単語の中で他の音と連続するときは声調が自動的に変化します。
- 後ろが第4声のとき:第2声に変化します。例:一共(yí gòng/合計)、一次(yí cì/1回)、一个(yí ge/1個)
- 後ろが第1声・第2声・第3声のとき:第4声に変化します。例:一天(yì tiān/1日・後ろが第1声)、一年(yì nián/1年・後ろが第2声)、一起(yì qǐ/一緒に・後ろが第3声)
yāoと読む場合
- 部屋番号(五零一)
- 電話番号(一一零)
- 郵便番号・車のナンバー
第2声に変化
- 後ろが第4声(一共)
- 後ろが第4声(一次)
- 後ろが第4声(一个)
第4声に変化
- 後ろが第1声(一天)
- 後ろが第2声(一年)
- 後ろが第3声(一起)
1桁ずつの読み上げルールと後続の音による声調変化のまとめです。
11〜99および100以上の大きな桁・「0」の組み立て規則
中国語の桁表現は、日本語と非常に似た足し算・掛け算の構造を持っています。
11から99までの二桁数字
11から19までは十(shí)の後ろに1桁の数字を足します。20から90までの十の位は「数字+十」とし、端数があればさらに後ろに足します。
100以上の大きな単位と「一」を補うルール
日本語では「百(ひゃく)」「千(せん)」と単独で言いますが、中国語では必ず「一」を添えて一百(yìbǎi)、一千(yìqiān)、一万(yíwàn)と発音します。「百」「千」だけで発話すると不完全な文になります。
「0(líng)」の特殊な読み方
数字の途中に「0」が挟まる場合、中国語では「零(líng)」を明示的に発音する必要があります。
- 百の位と一の位の間に十の位の0がある場合:105は一百零五(yìbǎi líng wǔ)と発音します。「一百五」と省略すると150の意味になってしまいます。
- ゼロが連続する場合:1005のように0が2つ以上連続していても、発音する零(líng)は1回だけです。したがって一千零五(yìqiān líng wǔ)となります。
- 末尾の0:150(一百五十)の末尾の「十」は口語で省略され一百五(yìbǎi wǔ)と呼ばれることが一般的です。
- 百・千・万には必ず「一」を添える一百、一千、一万と発音
- 途中の0は「零(líng)」と発音105は「一百零五」とする
- 0が連続しても「零」は1回だけ1005は「一千零五」と発音
- 末尾が150の場合は「十」を省略可口語では「一百五」と呼ぶ
100以上の桁と特殊な「0」の読み方ルールを確認しましょう。
次の疑問百や千、万を超える桁の並べ方に迷ったときは、中国語の大きい数字の数え方で零の挟み方などを確認できます。
中国式・片手で1から10を表すハンドサイン一覧
中国では、騒がしい市場やレストランで確実に意思疎通を図るため、片手だけで1から10までを表現する独特のハンドサインが広く使われています。
| 数字 | ジェスチャーの形 | 手の動かし方と由来 |
|---|---|---|
| 1 | 人差し指を立てる | 日本と同様の形です。 |
| 2 | 人差し指と中指を立てる | 日本のピースサインと同様です。 |
| 3 | 人差し指・中指・薬指の3本を立てる | 親指と小指を手のひら側に曲げます。 |
| 4 | 親指以外の4本指を立てる | 手のひらを相手に向けます。 |
| 5 | 5本すべての指を開く | 手のひらを大きく広げます。 |
| 6 | 親指と小指を立て、他の指を曲げる | 電話のジェスチャーと同じ形です。 |
| 7 | 親指・人差し指・中指の指先を合わせる | 指先をつまむように前に向けます。漢字の「七」を逆さにした形状に見立てています。 |
| 8 | 親指と人差し指を広げる | ピストルのような形を作ります。漢字の「八」の形を模しています。 |
| 9 | 人差し指をフック状に曲げる | 他の指は握り、人差し指だけを鍵型にします。 |
| 10 | 人差し指で十字を作る、または拳を握る | 両手の人差し指で「十」の字を作るか、片手の拳を軽く握り締めます。 |
特に「6」から「9」のサインは日本と全く異なるため、屋台での注文や市場での値段交渉で非常に役立ちます。
次の疑問指の形を写真や詳しい所作で確かめたいなら、中国語の数字のハンドサインの解説が役立ちます。
場面別の数字の言い方一覧表と使い分け
日常会話、買い物、ビジネスなどの場面ごとに使われる数字表現を整理しました。
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| 表現(簡体字) | ピンインと読み | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| 一个人 | yí gè rén(イーガーレン) | 1人です(人数申告) | 飲食店への入店時、受付 |
| 两位 | liǎng wèi(リャンウェイ) | 2名様(丁寧な人数) | 店員が客に人数を尋ねるとき、目上への敬称 |
| 这个两个 | zhè ge liǎng gè(ジェイガ リャンガ) | これを2個(カジュアル) | 屋台や売店での気軽な注文 |
| 各来一个 | gè lái yí gè(ガー ライ イーガー) | それぞれ1つずつ(手慣れた表現) | メニューを見ながら複数商品を頼むとき |
| 半斤 | bàn jīn(バンジン) | 250グラム(伝統的な計量) | 中国の市場で果物や野菜を買うとき |
| 打八折 | dǎ bā zhé(ダーバージエ) | 20パーセント引き(掛け算思考) | 店舗のセール表示、買い物での値引き |
| 一号 | yī hào(イーハオ) | 1番、1日(日付・番号) | 部屋番号、座席番号、月の日付 |
| 星期一 | xīngqīyī(シンチーイー) | 月曜日(数字による曜日) | 予定の調整、カレンダーの指定 |
| 点餐,一共多少钱? | diǎncān, yígòng duōshao qián?(ディエンツァン、イーゴンドウシャオチェン?) | 注文します、合計いくらですか?(標準) | レストランでの会計、レジでの精算 |
| AA制 | ēi ēi zhì(エーエージィ) | 割り勘(現代的な俗語) | 同僚や友人との食事の割り勘時 |
そのまま使える会話例と数字トレーニング
旅行先や出張先でそのまま使える数字の会話例です。
会話例1:レストランでの入店と人数確認
店員:欢迎光临,请问几位?(Huānyíng guānglín, qǐngwèn jǐ wèi?/いらっしゃいませ、何名様ですか?)
客:我们两位。(Wǒmen liǎng wèi./2人です。)
店員:好的,请跟我来。(Hǎo de, qǐng gēn wǒ lái./かしこまりました、こちらへどうぞ。)
会話例2:売店での買い物と数量の指定
客:老板,这个包子要三个。(Lǎobǎn, zhè ge bāozi yào sān gè./店長さん、この肉まんを3つください。)
店員:一共十五块钱。(Yígòng shíwǔ kuài qián./合計で15元になります。)
客:给你二十块。(Gěi nǐ èrshí kuài./20元渡します。)
店員:找你五块,谢谢。(Zhǎo nǐ wǔ kuài, xièxie./お釣りの5元です、ありがとうございました。)
会話例3:ホテルのチェックインと部屋番号の確認
フロント:您的房间在五楼,五零一号。(Nín de fángjiān zài wǔ lóu, wǔ líng yāo hào./お客様のお部屋は5階の501号室です。
)
宿泊客:五零一号,好的,谢谢。(Wǔ líng yāo hào, hǎo de, xièxie./501号室ですね、分かりました。ありがとうございます。)
聞き取りと発話の瞬発力トレーニングメニュー
数字の音を頭の中で日本語に翻訳せず、直接イメージに結びつけるための練習手順です。
- ランダムな携帯電話番号(例:138-0123-4567)を見ながら、1桁ずつ幺三八、零幺二三、四五六七と声調を意識して読み上げます。
- 100円ショップのレシートなどを見ながら、金額を中国語の桁表現(一百二十三块など)に素早く変換して発音します。
- 時計を見て、現在時刻を两点十五分(2時15分)のように声に出す練習を1日3回繰り返します。
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よくある質問
- Q. 「イーアルサンスー」の「スー」は4のことですか?
- はい、中国語の「4」である「四(sì)」をカタカナで表した音です。ただし実際の発音は口を丸めて「スー」と伸ばすのではなく、口を横に引いて息を鋭く摩擦させながら高い音から一気に落とします。
- Q. なぜ部屋番号や電話番号の「1」を「yāo」と読むのですか?
- 中国語の「1(yī)」と「7(qī)」は母音が同じで、電話回線や騒がしい場所では聞き間違えやすいためです。混同を確実に防ぐために、伝統的に「幺(yāo)」と読み替えて伝達します。
- Q. 「二(èr)」と「两(liǎng)」の簡単な見分け方は?
- 後ろに「個」「人」「杯」「時」などの助数詞(量詞)が付く数量表現には「两(liǎng)」を使い、順位(2番目)や単なる番号、計算の数値には「二(èr)」を使います。
- Q. 中国語の割引表示「8折」は80%引きのことですか?
- いいえ、逆で「定価の8割(80%)で販売する」という意味になり、日本でいう20%引き(2割引)を指します。数字の掛け算の考え方に基づいています。
- Q. 100や1000を「百」「千」だけで言ってはダメですか?
- 不自然になります。日本語と異なり、中国語では百や千の位にも必ず「一」を補って「一百(yìbǎi)」「一千(yìqiān)」と言わなければ通じません。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部