マスタードガス
「マスタードガス」の英語
「マスタードガス」は英語で mustard gas と言います。一般的で歴史や報道でよく使われ、mustard agent は化学剤を指す改まった表現です。硫黄系に限定する場合は sulfur mustard と言います。
「マスタードガス」の英語の使い分け
歴史や報道で使われる、最も一般的な表現です。
化学兵器や化学分析など、改まった文脈で使います。
硫黄系のマスタード剤に限定して述べる専門表現です。
例文
Authorities sealed off the site after detecting mustard agent.
当局はマスタードガスの検出を受けて現場を封鎖した。
コアイメージ
スルファー系や窒素系を含むマスタード系化学剤の総称であるマスタードガス
英英
a class of vesicant chemical agents, including sulfur and nitrogen mustards, that produce blistering and cellular damage on contact.
語源
mustard agentは、スルファー(硫黄)や窒素を含むマスタード系化合物の総称で、刺激臭がマスタードに似ることからその名が付いた。
コラム
- マスタードガスという表現は複数の化合物を含むため、科学文献では硫黄か窒素かの区別が明記されることが多い
例文
コアイメージ
第一次世界大戦の塹壕で使われ皮膚や呼吸器を損なう化学兵器マスタードガスの毒性
英英
A blistering chemical warfare agent (sulfur mustard) used notably in World War I that damages skin and respiratory tissues.
語源
mustard gasは、匂いがマスタードに似ていると表現されたことと主要成分が硫黄を含むsulfur mustardという化合物であることから英語名が定着した
コラム
- マスタードガスは化学兵器として皮膚に水ぶくれを作り呼吸器を損なうため国際法で禁止され歴史的に塹壕戦で大きな被害を与えた事実がある
例文
コアイメージ
硫黄を含む有機化合物で、マスタードガスとして皮膚や粘膜に水疱を生じさせる毒性物質を指す
英英
A sulfur-containing vesicant chemical warfare agent (bis(2‑chloroethyl)sulfide) that causes blistering of the skin, eyes, and respiratory tract.
語源
sulfur mustardは、mustard(辛子)に似た刺激臭や皮膚症状からmustard gasと呼ばれ、sulfurは硫黄を含む化学構造を示す語形成に由来する。
コラム
- マスタードガスは食品のマスタードとは無関係で、皮膚や呼吸器に深刻な損傷を与える化学兵器として第一次世界大戦以降に問題視され化学兵器禁止条約で禁止されている
「マスタードガス」のレベル別の例文
- 中学
The museum has a display about mustard gas.
- 高校・英検2級
Historical records describe how mustard agent affected civilians during the war.
- TOEIC・ビジネス
Inspectors identified sulfur mustard in samples collected from the abandoned facility.
- 日常会話
Is that really mustard gas?
「マスタードガス」を英語にするときのよくある間違い
× The army used mustard in the attack.
○ The army used mustard gas in the attack.
mustardだけでは食品のマスタードを指すのが一般的です。
× sulfur gas
硫黄系のマスタードガスは sulfur mustard と言います。