記す
「記す」の英語
「記す」は英語で write down と言います。短く書き留める場合は note、石や金属に刻む場合は inscribe が自然です。楽譜や専門的な記号を記す場合は notate を使います。
「記す」の英語の使い分け
情報や考えを後で確認できるように書き留める、比較的一般的な表現です。
聞いたことや思いついたことを、紙や画面に書き留める日常的な表現です。
I wrote down her phone number.
石や金属などに文字を刻む場合や、記念の献辞を記す場合に使う硬い表現です。
楽譜や音楽、専門的な記号などを記す場合に使う専門的な表現です。
例文
コアイメージ
頭にあることを外に書き出して、後で取り出せるかたちで保管するイメージ。
関連語
使い方
類義語との違い
note:
短く書いた覚書やメモ
memo:
短い社内用や個人用の覚え書き
record:
出来事や情報を正式に記録したもの
reminder:
忘れないための注意や督促の覚え書き
英英
A written message or reminder that helps you remember something important or provides additional information. It can also refer to a brief informal letter or an official document.
語源
noteは、ラテン語notaが古フランス語を経て英語に入り、元は「印」や「記録」を意味し、短い書きとめ=「覚書」を指すようになった。
コラム
- noteは名詞で「覚書」だが、'note that~' のように注意を促す表現と意味が異なるため英検の和訳や設問解釈で区別する
例文
コアイメージ
硬い石や木に文字や模様を深く彫りつけて残す
関連語
使い方
-
be inscribed with
記されている
-
inscribe on
〜を〜に刻む
-
inscribe in
〜を〜に刻む
類義語との違い
inscribe:
文字を書く点は同じだが、刻んで恒久的に残す意味が強い
write:
道具で紙などに文字を記す基本的な動作で柔らかい表現
英英
To carefully write or carve words onto a surface, like a stone or a coin.
語源
inscribeは、ラテン語inscribere(in=中へ+scribere=書く)から来て、本来は「中に書く」で、そこから「~を刻み込む」の意味になった
コラム
- 石や金属への刻字、献辞や記録の記載、出来事を心に刻む比喩といった場面で使われ、文脈に応じて物理的用法と比喩的用法が区別される
例文
コアイメージ
記す、つまり重要な点を文字や記号で書き残すことを指す
英英
to write down or record information in writing or symbols so that it is noted and preserved
語源
notateは、ラテン語nota(印やしるし)に由来するnotareを経て英語化した語で、印を付けることから書き記す意味に発展した
コラム
- notateは記すの意味で公的文書や学術的な指示で使われることが多く、楽譜に音を記す意味でも用いられる
例文
A scribe in the monastery carefully transcribed the sacred text.
修道院の筆写者が聖典を注意深く写し取った。
コアイメージ
文書を手で正確に書き写す筆写者
英英
A person who copies documents by hand, especially one employed to transcribe manuscripts.
語源
scribeは、ラテン語scriba(書記)から入り、さらにscribere「書く」に遡る語で、中世に写字生・写本の筆写者を指す語として英語に定着した。
コラム
- 歴史的には修道院などで写本を作る筆写者を指し、現代では医学記録など特定分野の記録専門職(medical scribe)にも用いられる