貴族

「貴族」の英語

「貴族」は英語で aristocrat と言います。個人にはこの語が使いやすく、貴族階級全体には nobility、領主や爵位を持つ人物には lord、形容詞として「貴族の」を表す場合には noble が使われます。

「貴族」の英語の使い分け

英単語
コアイメージ
使い方 / 例文
lord
歴史上の領主や、爵位を持つ男性を指すときに使う、文脈が限られる語です。
The lord controlled the land for generations.
その領主は何世代にもわたってその土地を支配しました。
noble
形容詞では「貴族の」「高貴な」を表し、名詞では「貴族」を表すやや文語的な語です。
She was born into a noble family.
彼女は貴族の家に生まれました。
aristocrat
世襲や特権を持つ貴族個人を指す、最も使いやすい語です。
The aristocrat owned a large house near town.
その貴族は町の近くに大きな家を所有していました。
nobility
個人ではなく、社会階級としての貴族全体を表す集合的な語です。
The nobility lost much of its political influence after the revolution.
貴族階級は革命後、政治的な影響力の多くを失いました。
blue blood
生まれながらの高い社会的地位や家柄を指す表現
He acted like a blue blood despite his humble origins.
彼は卑しい出自にもかかわらず貴族のように振る舞った。
nobleman
爵位や土地を持つ男性の貴族を指す
A nobleman visited the village to inspect the harvest.
ある貴族が収穫を点検するために村を訪れた。
peer of the realm
功績や儀礼により名誉的に爵位を与えられた個人を指す貴族の表現
The queen created him a peer of the realm for his service.
女王は彼の功績により彼を貴族にした。
signior
土地と農民に対する支配権を持つ封建的な統治者を指す
The peasants bowed whenever the signior passed through the fields.
農民たちは領主が畑を通るたびに頭を下げた。
thane
王や上位の領主に忠誠を誓い、土地や地位を与えられた中世の身分の人
The thane pledged his loyalty to the king in the great hall.
その領主は大広間で王に忠誠を誓った。

ゲームで覚える・約 1 分

lord をゲームで覚えよう

5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め・スペル

lord

[US] lɔrd [UK] lɔːd

意味

lordのイラスト

例文

The lord wore fine clothes.

貴族は良い服を着ていた。

コアイメージ

領地や家臣を支配する権威ある主、または宗教で最高の主を指す存在

関連語

使い方

類義語との違い

lord: 主に領主・貴族を指すが、宗教では神を意味する
god: 宗教で崇められる存在で、広く神全般を指す

英英

A powerful person who owns a lot of land, especially in the past, or a title used to refer to God or Jesus Christ in prayer or conversation.

語源

lordは、古英語hlāford(hlaf=パン+weard=守る)から発展し、家の主人を表す語が権威を帯びて支配者ややがて神の呼び名へ広がった。

コラム

  • the Lord はキリスト教で神(日本語の「主」)を指し、神を意味するときは先頭を大文字にして使うことが多い

noble

[US] nóubl [UK] nə́ubəl

意味

nobleのイラスト

例文

They showed noble behavior at the ceremony.

式典では高貴な振る舞いを見せた。

コアイメージ

位や身分が高く、節度ある振る舞いや品格が伴う状態

関連語

使い方

  • of noble birth

    高貴な血を引く

類義語との違い

noble: 爵位や高い品格を含む、位と人格の高さを示す語
royal: 王室に関係しnobleと似るが血筋や地位を強調する
honorable: 尊敬に値する行為を指し、nobleの持つ気品より行動面を評価する

英英

Having high moral qualities or being generous in a way that people admire; related to the highest social class, often associated with impressive and beautiful characteristics.

語源

nobleは、古フランス語 nobil を英語が借りた語。もともとは「名が知られた」という意味で、知られた家柄の人を指して「高貴な」になった。

コラム

  • 日本語のノーブルは広告やファッションで「上品」「洗練」の意味で使われることが多く、英語のnobleの持つ「爵位や気品」の意味とは必ずしも一致しない

aristocrat

ərístəkræ̀t

意味

aristocratのイラスト

例文

The aristocrat lived in a grand castle.

その貴族は壮大な城に住んでいた。

コアイメージ

世襲や爵位によって高い地位を持ち、特権や富を持つ個人を指す。

関連語

使い方

  • an aristocrat

    貴族

  • the aristocrat

    貴族

類義語との違い

aristocrat: 貴族、世襲や上流階級に属する個人
noble: 爵位や家柄を持つ正式な貴族の人

英英

A person who is a member of the highest social class, often having special privileges and wealth.

語源

aristocratは、ギリシャ語のaristos(最良)+kratos(支配)に由来し、「最良の者の支配」を意味し、その後「貴族」を指す語になった

コラム

  • 現代の文では個人を指す語として用いられ、階級全体にはaristocracyが使われることが多い。

nobility

[US] noubíləti [UK] nəubíliti

意味

nobilityのイラスト

例文

The nobility attended the royal banquet.

貴族たちは王室の晩餐会に出席した。

コアイメージ

世代を越えて土地や称号を受け継ぎ、特別な地位を保つ人々の層

関連語

使い方

  • the nobility

    貴族

  • of the nobility

    貴族の

  • among the nobility

    貴族の間で

類義語との違い

nobility: 貴族階級や貴族全体を指す語
nobles: 個々の貴族、一人ひとりの貴族を指す語

英英

A social class of people who hold noble rank or titles, often hereditary and associated with wealth and privilege.

語源

nobilityは、ラテン語のnobilitas(高貴さ)から古フランス語を経て英語になり、貴族という身分や階級を表す語

コラム

  • 通常は集合的・不可算名詞として用いられ、the nobilityで「貴族階級」を意味し、個々を数える場合はnoblesやnoble peopleを使う

例文

He acted like a blue blood despite his humble origins.

彼は卑しい出自にもかかわらず貴族のように振る舞った。

コアイメージ

生まれながらの高い社会的地位や家柄を指す表現

英英

a person of noble or aristocratic birth; someone from a socially high-ranking family.

語源

blue bloodは、スペイン語のsangre azul(青い血)に由来し、皮膚の下の青い静脈が高貴な血筋の象徴と見なされたことから「貴族」を表す語になった。

コラム

  • 英語では名詞のblue bloodが貴族を指し、形容詞のblue-bloodedは血筋や家柄の高さを表す

nobleman

意味

例文

A nobleman visited the village to inspect the harvest.

ある貴族が収穫を点検するために村を訪れた。

コアイメージ

爵位や土地を持つ男性の貴族を指す

英英

A man of noble rank, historically often holding a title and land; a member of the nobility.

語源

noblemanは、noble(ラテン語nobilis〈高貴な・有名な〉)と古英語man(人)が結び付いてできた語で、中世に爵位を持つ男性を指すようになった。

コラム

  • noblemanは男性の貴族を指す語で、性別を含まない表現はnobleやpeerが用いられることが多い。

例文

The queen created him a peer of the realm for his service.

女王は彼の功績により彼を貴族にした。

コアイメージ

功績や儀礼により名誉的に爵位を与えられた個人を指す貴族の表現

英英

A noble title awarded as an honor for service or distinction, indicating membership of the peerage rather than merely informal social rank.

語源

peer of the realmは、peer(同等の者)とrealm(領域・王国)を組み合わせた語で、君主が授ける爵位を表す慣用表現として用いられる。

コラム

  • 例文のように君主が爵位を授ける文脈で使われ、create a peer of the realmは新たに爵位を与える行為を指す

signior

意味

例文

The peasants bowed whenever the signior passed through the fields.

農民たちは領主が畑を通るたびに頭を下げた。

コアイメージ

土地と農民に対する支配権を持つ封建的な統治者を指す

英英

A historical term for a lord or landowner who exercised legal and social authority over land and the peasants or tenants who lived and worked there.

語源

signiorは、イタリア語signore(ラテン語senior「年長者」から)の借用で、敬称として転じ領主や権力を持つ土地所有者を指す語となり早期近代英語に入った。

コラム

  • 封建社会や古い文学で領主を指す語として現れることが多く、歴史文脈で出会う用語である

thane

意味

例文

The thane pledged his loyalty to the king in the great hall.

その領主は大広間で王に忠誠を誓った。

コアイメージ

王や上位の領主に忠誠を誓い、土地や地位を与えられた中世の身分の人

英英

A medieval nobleman granted land or title in return for military or political service, holding local authority under a king or greater lord.

語源

thaneは、古英語のþegn(召使・従者)から発展し、王や上位者に仕えて土地や地位を与えられた身分を指す語に変化した

コラム

  • シェイクスピアの『マクベス』に登場するThane of Glamisなど文学でよく用いられる古風な爵位名で、現代英会話ではほとんど見られない

「貴族」のレベル別の例文

「貴族」を英語にするときのよくある間違い

  • × He is a nobility.

    ○ He is an aristocrat.

    nobilityは貴族階級全体を表す集合的な名詞です。

  • × He is an aristocrat family.

    ○ He comes from an aristocratic family.

    個人を表す名詞と、家族を修飾する形容詞を混同しないようにします。

「貴族」の英語についてよくある質問

Q. 「貴族」を英語で一言で言うと?
個人を指すなら aristocrat が一般的です。貴族階級全体なら nobility を使います。
Q. aristocrat と noble の違いは?
aristocrat は貴族という個人を指す名詞です。noble は主に「貴族の」「高貴な」という形容詞で、名詞として「貴族」を指すこともあります。
Q. 「貴族」の歴史的な言い方は?
領地を支配する領主なら lord、男性の貴族なら nobleman が使えます。どちらも現代の日常会話より、歴史や文学の文脈でよく見られます。
Q. 「貴族階級」は英語でどう言いますか?
結論として、the nobility または the aristocracy と表現します。the nobility は血統や法的な身分としての貴族階級全体を指し、the aristocracy は政治的・社会的な特権を持つ上流支配階級を指します。また、イギリスの爵位貴族層は the peerage とも呼ばれます。例文: The revolution overthrew the nobility.(その革命は貴族階級を打倒しました。)
Q. イギリスの五爵位の英語名は何ですか?
上位から順に、公爵(Duke / 女性: Duchess)、侯爵(Marquess / Marchioness)、伯爵(Earl / Countess)、子爵(Viscount / Viscountess)、男爵(Baron / Baroness)の5階級です。イギリスの世襲貴族(Peerage)における公式な序列であり、歴史作品やファンタジーでも頻出の表現です。
Q. 貴族への呼びかけや敬称は英語でどう言いますか?
爵位によって異なります。最高位の公爵(Duke)には Your Grace(閣下)を使い、公爵未満の男性貴族には My Lord、女性には My Lady と呼びかけるのが伝統的です。三人称で呼ぶ際は Lord [姓/爵位名] や Lady [姓/爵位名] が用いられます。例文: May I speak, My Lord?(閣下、発言してもよろしいでしょうか。)
Q. 「王族」と「貴族」は英語でどう区別しますか?
王族は royalty、貴族は nobility と言って明確に区別します。royalty は国王や女王、王子など君主の一族そのものを指し、nobility(貴族)はその君主の下に位置する特権階級を指します。日常的にも「royal family(王室)」と「noble family(貴族の家柄)」のように使い分けます。
Q. 「貴族的な」「高貴な」を表す形容詞は?
主に aristocratic や noble を使います。aristocratic は「貴族趣味の、上流階級らしい」という立ち居振る舞いや家柄を表し、noble は「高貴な、気品のある、高潔な」という道徳的な気高さも表します。王のような威厳を表す際は regal も使われます。例文: She has aristocratic manners.(彼女には貴族的な物腰があります。)
Q. 伯爵の英語は Earl と Count のどちらですか?
イギリスの伯爵には Earl を、ヨーロッパ大陸諸国の伯爵には Count を使います。どちらの場合も、女性形(伯爵夫人や女性伯爵)は Countess となります。歴史作品やファンタジー作品で舞台となる国や世界観によって使い分けられるのが一般的です。
Q. 「貴族」の反対の「庶民・平民」は英語で何ですか?
commoner と言うのが最も一般的です。身分制度や歴史的な文脈で、貴族や王族に対する一般庶民を指す語として使われます。より日常的な会話では ordinary people(普通の人々)もよく使われます。例文: He was a commoner who married into nobility.(彼は貴族の家に嫁いだ・婿入りした平民でした。)

「貴族」と関連する日本語の英語

「貴族」と語尾違いの言い方

ほかの日本語から英語を引く

「貴族」の英語が載っている単語帳

1 / 1