モチタンドイツ語辞典 › ドイツ語フレーズ集 › ○○はドイツ語で何て言う? › わからない

「わからない」はドイツ語で何と言う?
言い方7通りと場面別の使い分け
知識として知らないときの最も無難な表現は「Ich weiß es nicht.」です。しかし、日本語の「わからない」は文脈によって意味が幅広く、ドイツ語にそのまま一対一で直訳することはできません。情報がないのか、話の意味を理解できないのか、相手や状況に応じて動詞を適切に使い分ける必要があります。
「わからない」のドイツ語の言い方(7通り)
ふつう|質問への返答
ふつう|どうすべきか迷う|何を〜すればいいかわからない。
ふつう|説明が理解不能
相手の言った意味や説明の筋道が頭で理解できないときに用いる表現です。知識不足ではなく、ロジックや外国語の聞き取りが把握できない状態を指します。親しい相手にも目上の人にもそのまま使える中立的な言い方です。
ふつう|内容が不明瞭|それは不明瞭です。
説明の内容や状況そのものが曖昧で判然としないときに適した客観的な表現です。「私にはわからない」と自分を主語にせず、「それは不明確です」と事象を指すため、ビジネスの議論や文書のやり取りで重宝します。
ふつう|人や物を知らない|私は〜を知らない。
カジュアル|全く見当がつかない
「全く見当がつかない」「見当もつかない」という意味のカジュアルな表現です。友人同士のフランクな会話で頻繁に使われます。ビジネスや目上の人に対して使うとぶっきらぼうに聞こえるため避けた方が無難です。
丁寧|丁寧に聞き返す
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 質問に事実として答えられないとき | Ich weiß es nicht. | 最も標準的で汎用性の高い返答 |
| どう行動すべきか悩んでいるとき | Ich weiß nicht, was ich ~ soll. | 迷いや相談を伝える言い回し |
| 相手の話の意味が理解できないとき | Ich verstehe das nicht. | 説明の内容そのものが頭に入らない状態 |
| 状況や条件が曖昧なとき | Das ist unklar. | 事象に焦点を当てた客観的な表現 |
| 人や特定のものを知らないとき | Ich kenne ~ nicht. | 面識や経験の有無を表す |
| 全く見当がつかないとき | Ich habe keine Ahnung. | 親しい間柄限定のくだけた表現 |
| 丁寧に説明を求めたいとき | Könnten Sie das bitte erklären? | ビジネスでも安心な敬語表現 |
「知識がない(wissen)」「理解できない(verstehen)」「面識・親しみがない(kennen)」という3つの動詞の核となる意味を押さえておくと、どの「わからない」を使うべきか迷わずに選べます。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語の「わからない」は万能ですが、ドイツ語では「情報がない」のか「意味を解せない」のかを明確に区別します。そのため、状況に合わない単語を選ぶと不自然になります。
- 「Ich verstehe nicht.」の乱用:道順などを尋ねられて「知らない」と答える場面で使うと、「言葉の意味がわからない」と誤解されます。知識がない時は「Ich weiß es nicht.」です。
- wissenとkennenの混同:「田中さんを知らない」と言うときに「Ich weiß Herrn Tanaka nicht.」とするのは誤りです。人や場所には「kennen」を使います。
wissen
- 情報や事実の知識がないとき
- 道順を聞かれたときの返答など
- 誤用例: 人や場所の面識には使えない
verstehen
- 意味やロジックが理解できないとき
- 外国語の聞き取りができない状態
- 知識がない場面で使うと誤解される
kennen
- 人・場所・作品の面識や経験がないとき
- 例: 田中さんを知らない
- 「見聞きしたことがない」を表す
日本語の「わからない」を状況に合わせて正しく選ぶための比較です。
言われたときの返事
- Kein Problem, ich erkläre es noch einmal. — 問題ありません、もう一度説明します。
- Schon gut, machen Sie sich keine Sorgen. — 大丈夫ですよ、お気になさらず。
- Alles klar, dann frage ich jemand anderen. — わかりました、では別の人に聞いてみますね。
- Keine Sorge, das ging mir am Anfang auch so. — 心配いりません、私も最初はそうでしたよ。
Kein Problem, ich erkläre es noch einmal.(問題ありません)
Schon gut, machen Sie sich keine Sorgen.(お気になさらず)
Alles klar, dann frage ich jemand anderen.(他をあたります)
Keine Sorge, das ging mir am Anfang auch so.(私も初めはそうでした)
「わからない」と言われた状況に応じて使い分けられる返答フレーズです。
次に読む
- 「わかりました」はドイツ語で何と言う?理解できたときの返答も、場面に応じた6通りの表現で使い分けられます。→
- ドイツ語で出身を言う(〜出身です)初対面の会話で役立つ、出身や居住地を正しく伝える表現と文法を学べます。→
- ドイツ語文法書の選び方と活用法つまずきやすい文法を整理するために、自分に合った参考書の選び方が分かります。→
単語力を測る
よくある質問
- Q. 「Ich weiß nicht.」だけで通じますか?
- 通じますが、通常は目的語を表す代名詞「es」を補って「Ich weiß es nicht.」と言うのが自然です。親しい間柄の素早い返答では省略されることもありますが、基本は「es」を添える習慣をつけておくと安心です。
- Q. 初心者がまず覚えるべき言い分けは?
- まずは「Ich weiß es nicht.(知りません)」と「Ich verstehe das nicht.(理解できません)」の2つを使い分けることです。この2語の区別ができるだけで、語学力不足なのか情報不足なのかが相手に正しく伝わります。
- Q. 若者言葉で「わからない」は何と言いますか?
- 「Ich habe keinen Plan.(全く見当がつかない)」や「Null Plan.」が若者の間でよく使われます。英語の「I have no idea」に近く、非常にくだけた口語表現なので、友人同士の気軽な会話に限定して使いましょう。
2026年9月28日更新・モチタン辞典編集部
声に出して言えるようにするなら、会話アプリ「モチスピ」ドイツ語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
関係する文法否定文の作り方:nichtとkeinの使い分け