missingは、物や人が本来あるべき場所に見当たらない状態を表します。lostは、どこにあるかわからず、持ち主が見つけられない状態を表します。たとえば、鍵がいつもの場所にないことはMy keys are missing.、鍵をなくしてどこにあるかわからないことはI lost my keys.と表せます。
「何かが足りない」「何かがしっくりこない」という意味の定番フレーズです。必要な部品や書類などが物理的に見当たらないときだけでなく、料理の味付けや部屋の飾り付け、計画などに物足りなさを感じるときにも使われます。例えば The dish is good, but something is missing.(料理はおいしいけれど、何かが足りない)のように表現します。
Q. I am missing youと形容詞のmissingの違いは?
動詞の進行形か、独立した形容詞かという違いがあります。I am missing you. は他動詞 miss(恋しく思う)の現在進行形で、「あなたが恋しい、いなくて寂しい」という意味です。一方、形容詞の missing は「見当たらない、行方不明の」という意味で、My bag is missing.(バッグが見当たらない)のように見当たらない対象そのものを主語に置きます。
焦点の当たり方が異なります。missingは「あるべき場所にない状態」を指し、探せば見つかる可能性を含みます。lostは「紛失した・迷った」という事実に焦点を当て、本人の不注意というニュアンスを伴うことがあります。goneは「立ち去ってここにはもうない」という不在そのものを指し、戻らない印象を帯びます。単に見当たらないときは My key is missing. が自然です。
視点と責任の所在が異なります。I lost my key. は「私が鍵を失くした」と自分の行為や紛失した事実に焦点を当てます。一方、My key is missing. は鍵を主語にして「鍵が見当たらない」と現在の状況を客観的に述べており、自分が失くしたと認めるニュアンスを避けられます。家の中で置き場所が分からず探しているときにも My key is missing. がよく使われます。
「欠けている」という性質や状態そのものを表す形容詞として定着したためです。受動態の missed は「取り逃された」や「恋しがられた」という意味になり、You will be missed.(あなたがいなくなると寂しくなります)のように使います。あるべき場所に「欠落している状態」そのものを表すときは、能動形から派生した形容詞 missing を使うのが英語の規則です。