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韓国語能力試験問題の過去問と対策

韓国語能力試験問題の過去問と対策

韓国語能力試験(TOPIK)の過去問題・解答PDFおよびリスニング音声(MP3)は、主催団体の公式公開回(第35回・36回・37回・41回・47回・52回・60回・64回・83回・91回・96回など)を通じて無料で入手できます。

試験構成や配点を把握した上で、聞き取り・読解・書き取りの出題パターンに応じた実践演習を進めることが合格への最短ルートです。

TOPIK過去問題の入手方法と公開回

韓国語能力試験(TOPIK)を主催する韓国国立国際教育院および日本国内で試験を運営する公益財団法人韓国教育財団では、過去に実施された試験問題の一部を一般公開資料として提供しています。受験者はこれらの公開回を活用して、本番と同じ形式で問題演習を行えます。

公式に公開されている主な過去問の回次

現在、公式資料として入手可能な代表的な回次は以下の通りです。新体制に移行した第35回以降の試験問題が中心となります。

入手手順とダウンロード時の注意点

韓国のTOPIK公式サイト(topik.go.kr)の資料室、または日本実施団体の案内に従い、該当する回次の圧縮ファイル(ZIP形式)またはPDFファイルをダウンロードします。ファイル内には以下の4点が格納されています。

  1. 문제지(ムンジェジ・問題用紙):TOPIKⅠは奇数・偶数型共通、TOPIKⅡはA型・B型の形式で提供
  2. 정답(チョンダプ・正答):客観式問題の番号一覧および記述式の模範解答例
  3. 듣기 대본(トゥッキ テボン・聞き取り台帳):リスニング問題の放送原稿スクリプト
  4. 듣기 음원(トゥッキ ウムウォン・聞き取り音源):試験会場で実際に放送されたリスニングMP3音声

過去問題の著作権は韓国国立国際教育院に帰属しています。ダウンロードした資料は個人の学習目的に限り使用が認められており、無断での再配布や営利目的の二次利用は禁じられています。

次の疑問公開回のPDFや音源をすぐに手に入れたい方は、TOPIK過去問ダウンロードと無料活用の手順を確認してみてください。

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試験構成・配点・時間配分の一覧

韓国語能力試験は、初級レベルを測定するTOPIKⅠと、中・上級レベルを測定するTOPIKⅡの2つの試験区分に分かれています。それぞれの試験時間、出題数、満点は明確に定められています。

表は横にスクロールできます →

試験区分領域(科目)問題数試験時間配点
TOPIKⅠ(初級:1級・2級)듣기(聞き取り)30問40分100点
TOPIKⅠ(初級:1級・2級)읽기(読解)40問60分100点
TOPIKⅠ 合計2領域70問100分200点満点
TOPIKⅡ(中上級:3〜6級)1限듣기(聞き取り)50問60分100点
TOPIKⅡ(中上級:3〜6級)1限쓰기(書き取り)4問50分100点
TOPIKⅡ(中上級:3〜6級)2限읽기(読解)50問70分100点
TOPIKⅡ 合計3領域104問180分300点満点

合否基準と評価レベル

TOPIKは総合得点によって取得できる級(1級〜6級)が判定されます。各級の基準点は以下の通りです。

TOPIK合格基準と到達レベル
◀ 初級(1級)最上級(6級) ▶
1級(80点以上)自己紹介や買い物など基礎的な活動が可能
2級(140点以上)電話や依頼など日常生活に必要な活動が可能
3級(120点以上)日常業務や公共施設の利用に困らない
4級(150点以上)一般業務やニュース・新聞の基礎理解が可能
5級(190点以上)専門分野での研究や業務を一定水準で遂行
6級(230点以上)専門分野で不自由なく流暢に意思疎通可能

総合得点に応じて判定される各級の基準点とレベルの目安です。

韓国語検定問題とTOPIK問題の違い

「韓国語の検定問題」を探す際、韓国政府主催の「韓国語能力試験(TOPIK)」と、日本国内基準の「ハングル能力検定試験(ハン検)」を混同するケースが少なくありません。両者は出題言語、評価軸、試験目的に大きな違いがあります。

比較項目韓国語能力試験(TOPIK)ハングル能力検定試験(ハン検)
主催団体韓国国立国際教育院(韓国政府)特定非営利活動法人ハングル能力検定協会
試験の通用性韓国の大学留学、就職、世界基準日本国内での学習進度測定、国内就職
問題用紙の言語すべて韓国語(設問・指示文含む)日本語(級に応じた指示・和訳問題あり)
試験区分TOPIKⅠ(1〜2級)、TOPIKⅡ(3〜6級)5級、4級、3級、準2級、1級(個別に受験)
記述式試験TOPIKⅡに쓰기(作文)あり準2級・1級に一部書き取り問題あり
発音・正書法問題文脈理解重視(独立した発音問題なし)発音表記、変則活用、分かち書きを厳密に問う

問題傾向と難易度の対応表

両試験のレベルを比較すると、以下の対応関係が学習の目安になります。

ハン検とTOPIKの難易度対応
両試験のレベル対応

初級レベル

  • ハン検5級〜4級 ≒ TOPIK 1〜2級

中級レベル

  • ハン検3級 ≒ TOPIK 3級
  • ハン検準2級 ≒ TOPIK 4〜5級

最上級レベル

  • ハン検1級 ≒ TOPIK 6級超

ハングル能力検定試験の各級に対応するTOPIKのレベル目安です。

TOPIKⅡ作文問題の対策と原稿用紙ルール

TOPIKⅡで得点が伸び悩む最大の要因が쓰기(スギ・書き取り)領域です。配点100点中、4問が出題されます。短文の穴埋めから長文論述まで、形式が決まっているためパターン別の対策が不可欠です。

出題番号別の問題形式と配点

53番(図表解説)でそのまま使える文型テンプレート

53番は導入、現状・変化、原因・展望の3ステップで記述します。以下の表現を型として覚えておくと失点を抑えられます。

原稿用紙(답안지)の書き方ルール

TOPIKⅡの記述式解答用紙はマス目形式です。以下の規則を守らないと減点対象になります。

  1. 段落の始まり:新しい段落の最初の1マスは空けます。それ以外の行頭は、句読点が来る場合を除き空けません。
  2. 文末表現の統一:52番・53番・54番はすべて-다/ㄴ다/는다(間接体・ヘラ体)で統一します。-아요/어요や-습니다は使用しません。
  3. アルファベット・数字の記入:数字やアルファベット小文字は1マスに2文字ずつ入れます。大文字は1マスに1文字書きます。
  4. 句読点の扱い:句点(.)や読点(,)は1マスを使います。行の最後に句読点が重なる場合は、枠外の余白に書くかマス内の文字の右下に添え、次の行の先頭マスを空けてはいけません。
TOPIKⅡ 作文の形式と配点
✉️51番 短文穴埋め

実用文の空欄補充。配点10点。敬体で記述する。

📝52番 短文穴埋め

説明文の空欄補充。配点10点。平叙形を用いる。

📊53番 図表解説

グラフ要約で小論文200〜300字。配点30点。私見不可。

🖋️54番 長文論述

社会問題等の論説文600〜700字。配点50点。3問に回答。

配点100点を占める書き取り領域4問の形式と対策ポイントです。

韓国語能力試験の過去問題演習のイメージ

過去問を使い倒す3ステップ復習法

過去問題を解いた後、丸付けだけで終わらせてしまうと実力向上につながりません。合否を分けるのは復習の深さです。過去問の効果を最大化する3つの手順を実践してください。

ステップ1:未知の語彙・文法を抽出してリスト化する

正解した問題も含め、選択肢や設問文に出てきた知らない単語(어휘)と文型(문법)をノートに書き出します。TOPIKの語彙は繰り返し出題される傾向があります。

特に読解の接続詞(그러나「しかし」、반면에「反面」、따라서「したがって」など)や、聞き取りの副詞(과연「はたして」、하마터면「危うく」など)は文脈把握の決定打になります。

ステップ2:スクリプトの徹底的な音読とシャドーイング

聞き取り(듣기)問題の復習では、音源と台帳(スクリプト)を連動させます。

  1. 台帳を見ながら音声を聴き、聞き取れなかった音(連音化・激音化・濃音化・鼻音化)を確認する。
  2. 音声を止めずに少し遅れて追いかけて発音する「シャドーイング」を3回以上繰り返す。
  3. 台帳を見ずに音声だけを聴き、頭の中で意味が瞬時に理解できる状態まで仕上げる。

ステップ3:時間配分の検証とマークシート形式での再演習

本番で時間が足りなくなる原因は、読解の長文で立ち止まることにあります。過去問演習の際は、必ず本番用のマークシート解答用紙を原寸大(A4またはB4)で印刷し、マークする時間(5〜10分)を含めて計時します。見直しの際は、「どの設問に何分使ったか」「どの問題で見切りをつけるべきだったか」を検証します。

過去問を使い倒す復習手順
1語彙・文法抽出

正解した問題も含め未知の単語や文型をノートにリスト化

2音読とシャドーイング

台帳で音を確認後、音声を追いかけて3回以上発音練習

3時間配分の検証

原寸大マークシートを使い本番同様の計時で設問時間を見直す

解いた後の実力向上につながる効果的な3ステップの復習手順です。

出題範囲に応じた単語の学習法は、TOPIK級別単語数の目安と語彙対策を参考にしてください。

音声を用いた聞き取りの復習法は、韓国語能力試験の単語帳音声活用法で確認できます。

非公開化への対応と最新の試験対策

韓国国立国際教育院は、問題漏洩防止および試験の公平性確保を目的として、過去問題の定期的な全面公開を制限する方針をとっています。過去問の非公開化が進む現在、受験者は以下の方法で最新傾向に対応する必要があります。

公式CBT模擬体験の活用

TOPIKでは、従来の紙媒体(PBT:Paper-Based Test)に加え、パソコンを用いて受験するCBT(Computer-Based Test)の導入が順次拡大されています。

TOPIK公式ポータルでは、CBT体験用の模擬テスト環境が公開されています。画面上で設問を読み、マウスで選択肢を選び、キーボードで作文を入力する操作に慣れておくことは、今後の受験において不可欠な対策です。

出題基準に沿った予想模擬問題集の活用

公開済みの過去問(第64回・83回・91回・96回など)を解き終えた後は、最新の出題基準に合わせて作られた市販の予想模擬問題集を取り入れます。

直近の試験では、環境問題、AI技術、高齢化、消費トレンドなど現代的な社会テーマが読解や作文(54番)で頻出しています。最新の時事語彙を網羅した演習を重ねることが高得点につながります。

次の疑問最新傾向に合わせた対策を進めたいときは、TOPIK対策の参考書・問題集の選び方を参考に教材を揃えてみてください。

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韓国語の疑問をすべて見る「韓国語能力試験」のまとめ

理解度チェック

Q1. TOPIKⅡの作文53番(図表解説)の記述における注意点はどれ?

  1. 自分の意見を中心に展開する
  2. 敬体(-습니다)で統一して書く
  3. 私見は入れず提示された事実のみ書く
  4. 600〜700字で論述を作成する
答えを見る

正解: C. 私見は入れず提示された事実のみ書く
53番は提示された事実のみを200〜300字で要約・説明し、私見は入れません。文末は平叙形(ヘラ体)を用います。

Q2. TOPIKⅡの記述式解答用紙(原稿用紙)のルールとして正しいものは?

  1. 新しい段落の最初の1マスは空ける
  2. アルファベット大文字は1マスに2文字書く
  3. 数字は1マスに1文字ずつ書く
  4. 54番の文末は-습니다で統一する
答えを見る

正解: A. 新しい段落の最初の1マスは空ける
新しい段落の最初の1マスは空けます。大文字は1マスに1文字、数字は1マスに2文字、54番の文末はヘラ体で書く規則です。

Q3. ハングル能力検定試験(ハン検)と比較したTOPIKの特徴はどれ?

  1. 独立した発音問題が細かく出題される
  2. 問題用紙の設問や指示文がすべて韓国語である
  3. 級ごとに個別に試験を受験する形式である
  4. 問題用紙の指示文や問題に日本語が含まれる
答えを見る

正解: B. 問題用紙の設問や指示文がすべて韓国語である
ハン検は日本語の指示文や和訳問題がありますが、TOPIKは設問や指示文を含めて問題用紙の言語がすべて韓国語です。

よくある質問

Q. TOPIK過去問の音声MP3が再生できません
ダウンロードしたZIPファイルが解凍されていない可能性があります。PCやスマートフォンのファイル解凍アプリを使って解凍後、標準の音楽再生アプリで開いてください。
Q. TOPIKとハン検はどちらを先に受けるべき?
韓国留学や韓国企業への就職を目指すならTOPIK、日本語を介した正確な文法・発音規則を基礎から段階的に固めたいならハングル検定から受験するのが適しています。
Q. TOPIKのマークシートに使う筆記用具は?
会場で配布される専用の黒色両面サインペンのみ使用可能です。一般的な鉛筆やシャープペンシル、持参したボールペンは使用できないため注意してください。
Q. TOPIKⅡの作文は未完成でも採点されますか?
部分点が与えられます。54番の大論文が規定文字数に届かなくても、書かれた段落までの文法・語彙・論理構成に基づいて採点されるため、空欄にせず書き進めることが大切です。
Q. 過去問の日本語訳は公式で配布されていますか?
公式資料には問題・解答・韓国語スクリプトのみが含まれ、日本語訳や解説はありません。訳や解説が必要な場合は市販の対策テキストを活用してください。

2026年10月6日更新・モチタン辞典編集部