「知っている」はドイツ語で何と言う?
「知っている」に当たるドイツ語には wissen と kennen があります。使い分けの基準は対象の違いです。事実や情報、知識として頭に入っているときは wissen を使い、人や場所、事物と実際に面識・経験があって「知っている(見知っている)」ときは kennen を使います。
使い分け
- wissen
事実や情報、知識を知っている場合に使います。that節に当たる副文や、疑問詞で始まる文を導くことが多いです。
Ich weiß seine Telefonnummer nicht.
私は彼の電話番号を知りません。
- kennen
人や場所、物事を直に体験して知っている、見知っている場合に使います。直接目的語(4格)をとります。
Kennst du diese Stadt gut?
あなたはこの街をよく知っていますか?
よくある間違い
✕ Ich weiß ihn.
○ Ich kenne ihn.
「人を知っている(面識がある)」と言うときは wissen ではなく kennen を使います。
✕ Ich kenne, dass er heute kommt.
○ Ich weiß, dass er heute kommt.
dass節などの文を目的語に取り「〜ということを知っている」と言う場合は wissen を使います。
「知っている」のよくある質問
Q. 「心当たりがある」はどう言いますか?
Q. wissen の活用で注意すべき点は?
例文
コアイメージ
頭の中に事実や情報がはっきりと置かれている状態
関連語
使い方
類義語との違い
wissen: 事実や情報が頭の中にはっきりとある状態を表す
kennen: 人や場所に面識がある状態を表す
verstehen: 言葉や話の意味や意図が分かる状態を表す
erfahren: 出来事や情報をあとで知ることを表す
lernen: 新しい知識や技能を身につける行為を表す
ドイツ語での定義
etwas als gesicherte Information oder Tatsache im Kopf haben; wissen, dass etwas so ist
語源
wissenは、古高ドイツ語のwizzan/wissanに由来し、さらにゲルマン祖語*witaną(知る)にさかのぼるため、事実や情報を精神に把握する意味を持つ
コラム
- 事実や情報を尋ねるときは「Weißt du...?」を使い、人や場所の面識を尋ねるときは「Kennst du...?」を使い分けると会話で自然に聞こえる

ゲームで覚える・約 1 分
wissen をゲームで覚えよう
5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め
kennen
意味
- 動 知っている
- 動 面識がある
- 動 見覚えがある
例文
コアイメージ
実際に会ったり見たりしたことがあり、その人や物に面識や見覚えがある状態。
関連語
使い方
類義語との違い
kennen: 実際に会ったり見たりしたことがあり、その人や物に面識や見覚えがある状態
wissen: 事実や情報を頭の中に持っていて、その内容を答えられる状態
kennenlernen: 初めて会ったり話したりして相手と面識を作る動作や出来事
erkennen: 見たり聞いたりして誰かや何かを見分けられるようになる状態
ドイツ語での定義
Jemanden oder etwas aufgrund persönlicher Begegnung oder Erfahrung kennen.
語源
kennenは、古高ドイツ語kennan/kennenに由来し、中高ドイツ語を経て『面識がある』の意になった。
コラム
- 人や物の『面識』を尋ねる場合は『Kennst du ...?』を使い、事実を知っている場合はwissenを使うと意味がはっきりする。