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「怖い」はドイツ語で何と言う?
言い方7通りと場面別の使い分け
ドイツ語で「怖い」を伝える最も無難な表現は Ich habe Angst です。日本語の「怖い」は形容詞一つで幅広い感情を表せますが、ドイツ語には一対一で対応する万能な単語がありません。
「恐怖を抱く」「不気味に感じる」「事態が怖がらせる」など、主語や恐怖の対象、ニュアンスに合わせて自然に表現を切り替える必要があります。
「怖い」のドイツ語の言い方(7通り)
ふつう|不安を伝える|私は〜のではないかと怖い。
ふつう|対象への恐怖
犬や高所、暗闇など、具体的な恐怖の対象があるときに最もよく使われる言い方です。vor の後には3格(与格)の名詞が続きます。迷ったらまずこの形を使えば、日常のほとんどの場面で恐怖心を正確に伝えられます。
ふつう|恐怖の対象
ふつう|怖さを伝える
直訳すると「それが私に恐怖をもたらす」となり、物事や状況を主語にして怖さを伝える表現です。不気味なニュースを聞いたときや、迫り来る危機に対して「それ、怖いね」と共感を示す相づちにも適しています。
- 05Das ist beängstigend.
ふつう|怖い状況で
情勢や出来事などが「人を不安にさせるような」「恐ろしい」性質を帯びていると客観的に描写する形容詞です。自分自身の怯えを吐露するというより、社会問題や異常気象などの不穏さを語る文脈で活躍します。
- 06Mir ist unheimlich.
ふつう|不気味で怖い
非人称構文で「何だか気味が悪い」「薄気味悪くてゾクゾクする」という感覚を表します。幽霊やお化け屋敷、夜の静まり返った森など、理屈を超えて直感的に恐怖や不気味さを覚えたときにぴったりの言い回しです。
カジュアル|親しい相手に
「ビビっている」「びくびくしている」を意味する口語表現です。Schiss は排泄物に由来する俗語表現のため、公の場や目上の人に対しては使えません。気心の知れた友人同士のカジュアルな会話限定で使われます。
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 犬や虫など特定の物が怖いとき | Ich habe Angst vor ~. | 名詞の格変化(3格)に注意して使います |
| 将来や試験の結果が不安なとき | Ich habe Angst, ~. | 後ろに zu 不定詞や dass 節を繋げます |
| 不吉なニュースや計画を聞いたとき | Das macht mir Angst. | 「それは怖いね」と相手の話に反応できます |
| 暗い夜道でゾッとしたとき | Mir ist unheimlich. | 説明のつかない不気味さを表すのに最適です |
| 友達同士で「ビビった」と言うとき | Ich habe Schiss. | くだけた間柄でのみ使えるスラングです |
日本語ではすべて「怖い」で通じますが、ドイツ語では「何が怖いのか(対象)」「自分が怯えているのか、相手や状況が恐怖を引き起こしているのか(視点)」によって構造が分かれます。
まずは名詞を用いた Ich habe Angst の構文を土台にして、不気味さには unheimlich、客観的な事態には beängstigend と使い分けるのがコツです。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語は「お化けが怖い」のように対象を主語にしても「怖い」と言えますが、ドイツ語では「人間が恐怖を所有する(haben)」か「事象が恐怖を生み出す(machen)」という因果の発想を好みます。
- Ich bin Angst. と言ってしまう:Angst は「恐怖」という名詞です。sein ではなく haben を使い、Ich habe Angst と表現するのが正解です。
- すべて schrecklich で直訳する:schrecklich は「ひどい」「恐ろしい」性質を表す形容詞で、「私が怖がっている」という心理の描写には適しません。
- vor の後ろの格変化のミス:Ich habe Angst vor ... の vor は3格支配の前置詞です。名詞の冠詞変化を誤らないよう注意が必要です。
Angstは名詞なのでseinではなくhabenを使います。
性質を表す語のため「私が怖がっている」心理描写には不適です。
Ich habe Angst vor...のvorは3格支配の前置詞です。
日本語の「怖い」を直訳しようとしたときに陥りやすい3つの注意点です。
言われたときの返事
- Keine Sorge, alles wird gut. — 心配しないで、全部うまくいくよ。
- Hab keine Angst, ich bin bei dir. — 怖がらないで、私がそばにいるから。
- Das kann ich gut verstehen. — その気持ち、よく分かるよ。
- Ist doch halb so wild! — そんなに大したことじゃないよ!
- Du brauchst keine Angst zu haben. — 怖がる必要はないよ。
Keine Sorge, alles wird gut.(心配しないで)
Hab keine Angst, ich bin bei dir.(そばにいるよ)
Das kann ich gut verstehen.(よく分かるよ)
Ist doch halb so wild!(大したことないよ)
相手が不安や恐怖を口にした際にかける返答の表現です。
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よくある質問
- Q. 幽霊が怖いときは何と言えばいい?
- 具体的な存在として幽霊を怖がるなら Ich habe Angst vor Geistern. と言います。一方、その場の空気が不気味でゾクゾクする恐怖なら、非人称表現の Mir ist unheimlich. を使うのが自然です。
- Q. furchtbar と beängstigend の違いは?
- beängstigend は「不安や恐怖を抱かせる」という心理的な恐ろしさを指します。furchtbar は「恐ろしい」「ひどい」のほか、会話で「ものすごく(furchtbar nett など)」という強調語としても多用されます。
- Q. 「怖がらないで」と励ますドイツ語は?
- 親しい間柄なら「Hab keine Angst!(怖がらないで)」が最も一般的です。丁寧な場面では「Haben Sie keine Angst!」、単に落ち着かせたいときは「Keine Sorge!(心配しないで)」もよく使われます。
2026年9月28日更新・モチタン辞典編集部
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