エルニーニョ現象

「エルニーニョ現象」の英語

「エルニーニョ現象」は英語で El Niño と言います。海洋と大気の変動を結びつけて述べる場合は、El Niño–Southern Oscillation(ENSO)という表現を使います。

「エルニーニョ現象」の英語の使い分け

  • El Niño

    一般のニュースや会話で使う、最も基本的な呼び方です。

    El Niño can affect weather around the world.

    エルニーニョ現象は世界中の天候に影響を与えることがあります。

  • El Niño–Southern Oscillation (ENSO)

    熱帯太平洋の海面温度の変化と、それに伴う大気の変動を結びつけて述べる、主に学術・専門的な表現です。

    Scientists are studying ENSO this year.

    科学者たちは今年、エルニーニョ・南方振動を研究しています。

例文

A strong El Nino this year led to severe floods in coastal areas.

今年の強いエルニーニョ現象が沿岸地域で深刻な洪水を引き起こした。

コアイメージ

熱帯太平洋の中央・東部で海面温度が平年より高くなり、大気循環を変えて世界の天候に影響を及ぼす現象を指す

英英

A climate phenomenon in which sea-surface temperatures in the central and eastern tropical Pacific become warmer than average, altering atmospheric circulation and global weather patterns.

語源

El Ninoは、スペイン語の El Niño(「少年」の意)に由来し、ペルー沿岸でクリスマス前後に見られた暖水を漁師がそう呼んだことから気候現象名として定着した。

コラム

  • 本来はスペイン語の ñ を含む El Niño と表記されるが、英語表記や報道では El Nino と書かれることが多く、La Niña は逆の冷水化を指す。

例文

Farming communities suffered when El Nino southern oscillation disrupted seasonal rains.

農村は季節の降雨が乱れたときエルニーニョ現象で被害を受けた。

コアイメージ

太平洋赤道域の海面温度の異常とそれに伴う大気の気圧変動が連動して世界の気候を変える現象

英英

A coupled ocean–atmosphere climate phenomenon in the tropical Pacific marked by irregular sea surface warming and associated atmospheric pressure changes that influence global weather patterns.

語源

El Nino southern oscillationは、スペイン語のEl Niñoが海面水温上昇を指し、Southern Oscillationが大気の気圧変動を指す語を組み合わせた学術用語である。

コラム

  • 学術文献ではENSOと略され、El Niñoは海面温度の上昇、Southern Oscillationはそれに伴う気圧の振れを指して役割を区別して用いられる。

「エルニーニョ現象」のレベル別の例文

「エルニーニョ現象」を英語にするときのよくある間違い

  • × El Niño is occurred this year.

    ○ An El Niño event occurred this year.

    occur は自動詞なので受け身にはしません。また、現象を一つの出来事として述べるときは an El Niño event とするのが自然です。

  • × El Niño made heavy rain in the region.

    ○ El Niño caused heavy rain in the region.

    天候への影響を引き起こす場合は make より cause が自然です。

「エルニーニョ現象」の英語についてよくある質問

Q. 「エルニーニョ現象」を英語で一言で言うと?
El Niño と言うのが一般的です。ニュースや日常的な説明では、この表現で通じます。
Q. El Niño と El Niño–Southern Oscillation の違いは?
El Niño は主に熱帯太平洋の海面水温が平年より高くなる現象を指します。El Niño–Southern Oscillation(ENSO)は、海面水温の変化と、それに伴う大気の気圧変動を結びつけた海洋・大気の現象を指します。
Q. 「エルニーニョ現象」の英語をニュースやレポートでどう書く?
一般的なニュースでは El Niño と書きます。海洋と大気の結合現象全体を扱う専門的なレポートでは、El Niño–Southern Oscillation または ENSO が使われることがあります。
Q. phenomenonを付けずEl Niñoだけで通じますか?
はい、通じます。英語圏の日常会話やニュースではphenomenonを省き、単にEl Niñoと言うのが最も自然です。学術的な文脈や改まった説明ではthe El Niño phenomenonと表記されることもありますが、通常の会話ではEl Niñoだけでエルニーニョ現象そのものを指します。例:El Niño affects global weather patterns.(エルニーニョ現象は地球規模の気象パターンに影響を与えます。)
Q. El Niñoの前に冠詞のtheは付けますか?
文脈によって使い分けます。現象そのものを一般的に語る際は冠詞を置かずEl Niñoとするのが普通です。一方、特定の年の現象を指す場合や、後ろの名詞を修飾する形容詞的な用法のときはtheを伴います。スペイン語の定冠詞Elが含まれていても、英語の文法としてtheを重ねて問題ありません。例:the El Niño effect(エルニーニョの影響)、the 2015 El Niño(2015年のエルニーニョ)。
Q. チルダ記号のñは英語でも書くべきですか?
正式にはEl Niñoと書きますが、nで代用してEl Ninoとしても十分に通用します。英語のキーボードではñが入力しづらいため、英字新聞やウェブ記事でもEl Ninoと表記されることがよくあります。日常のやり取りであればnで構いませんが、論文や改まった文書ではスペイン語本来の表記に従ってチルダ(ñ)を付けるのが望ましいとされています。
Q. 英語での発音やアクセントのコツは?
Niñoの第1音節(ニーの部分)にアクセントを置きます。発音記号は通例/el ˈniː.njoʊ/です。日本語のエルニーニョと違って平坦にならず、ニーを強く長めに発音し、語尾をオではなく二重母音の「オウ」のように発音するのがポイントです。カタカナの感覚に近づけると「エル・ニーニョウ」のように響きます。
Q. 対義語のラニーニャ現象は英語で何と言う?
ラニーニャ現象は英語でLa Niñaと表現します。エルニーニョ(スペイン語で男の子)に対し、女の子を意味するスペイン語に由来します。こちらもphenomenonを付けずLa Niña単体で通じるのが一般的です。例:La Niña often brings severe winter weather.(ラニーニャ現象はしばしば厳しい冬の気候をもたらします。)
Q. 「エルニーニョで暖冬だ」はどう英語で言う?
due to El Niñoなどを用いて表します。例:We are having a mild winter due to El Niño.(エルニーニョ現象の影響で暖冬になっています。)また、現在発生中であることを伝えたい場合は、We are currently experiencing an El Niño event.(現在エルニーニョ現象が発生しています)のように表現できます。

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