誘拐
「誘拐」の英語
英語の kidnap は「(人を)誘拐する」という意味の動詞として使われます。 「誘拐」は英語で kidnapping と言います。abduction も使えますが、kidnapping よりやや正式で、法律・捜査・報道などでよく見られます。国家などによる強制連行については、文脈に応じて kidnapping や abduction が使われます。
「誘拐」の英語の使い分け
日常会話や一般的な報道で使う、最も分かりやすい表現です。
The kidnapping frightened everyone in the village.
その誘拐は村中の人々を怖がらせました。
法律、捜査、裁判、報道などで使うやや正式な表現です。

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例文
The police investigated the abduction of the child.
警察はその子供の誘拐を捜査した。
コアイメージ
相手を力や不正な手段で連れ去る行為をさす
英英
The unlawful taking away of a person by force or deception, especially for ransom or concealment.
語源
abductionは、ラテン語のab(離れて)とducere(導く)が結びついた語に由来し、本来は連れ出すを意味して後に誘拐の意味で使われるようになった
コラム
- 法律や報道ではabductionは主に誘拐を指し、捜査や裁判で用いられる正式な表現として使われることが多い
例文
The kidnapping shocked the small town.
その誘拐は小さな町を震撼させた。
コアイメージ
誘拐を指し、暴力や脅しで人を強制的に移動させる行為を表す
英英
The act of unlawfully seizing and taking someone away by force or deception, often to exploit, detain, or silence them.
語源
kidnappingは、kid(子ども)とnap(つかまえる、nabの変化)を組み合わせて生まれ、当初は子どもの連れ去りを指し、次第に一般の連行行為にも用いられるようになった。
コラム
- 日本語の拉致は国家や組織による強制連行を指すことがあり、文脈によりkidnappingやabductionと使い分けられることがある。
「誘拐」のレベル別の例文
- 中学
The kidnapping happened near the train station.
その誘拐は駅の近くで起きました。
- 高校・英検2級
The report described the abduction as a carefully planned crime.
- TOEIC・ビジネス
Our overseas office reviewed its security procedures after a kidnapping in the area.
- 日常会話
Did you hear about the kidnapping on the news?
ニュースでその誘拐のことを聞いた?
「誘拐」を英語にするときのよくある間違い
× The police investigated the kidnap of the child.
○ The police investigated the kidnapping of the child.
kidnap を名詞として使うこともありますが、誘拐という行為を表す一般的な名詞は通常 kidnapping です。
kidnapの意味と活用変化!受動態の使い方も解説
kidnapの意味は、主に身代金(ransom)の要求などを目的に人を不法に連れ去る「〜を誘拐する・拉致する」という他動詞です。名詞として「誘拐」を表す用法もあります。
動詞として活用させる際は、過去形・過去分詞が kidnapped、現在分詞が kidnapping と、末尾の「p」を重ねて変化するスペル規則に注意が必要です。実際のニュースや日常会話では、「誘拐される」という意味の受動態(be kidnapped)の形でよく使われます。
- Two tourists were kidnapped for ransom.(2人の観光客が身代金目的で誘拐された。)
- The criminal attempted to kidnap the businessman.(犯人はその実業家を誘拐しようと企てた。)
また、関連する派生語として、誘拐行為そのものを指す名詞 kidnapping(誘拐事件)や、実行者を指す kidnapper(誘拐犯)も頻出するためセットで整理しておきましょう。
kidnapの語源とは?「nap=昼寝」の誤解と由来
kidnapの意味を理解するうえで「kid(子ども)」と「nap(昼寝)」の合成語と誤解されがちですが、この nap は「昼寝」ではありません。北イングランド方言で「ひったくる・奪う」を意味する nab や snatch に由来する言葉です。
そのため、「油断して昼寝をしている子どもを連れ去る」という意味ではなく、本来は「子どもをひったくるように強奪する」という成り立ちを持っています。
発祥当時は子どもを連れ去る犯罪を指していましたが、現代英語では対象が子どもに限定されず、成人・大人の誘拐に対しても一般的に kidnap が使われます。
- The kidnapper demanded a large ransom for the executive.(誘拐犯はその重役の身代金として多額の金を要求した。)
「子ども(kid)を素早く奪い去る(nap)」という本来の語源イメージを持っておくと、単語のニュアンスを正しく記憶できます。