収れん剤
「収れん剤」の英語
「収れん剤」は英語で astringent と言います。化粧品や薬の成分にはこれが最も一般的です。tannin は広い成分名、tannic acid は化学・分析分野、black catechu は樹皮由来の専門名です。
「収れん剤」の英語の使い分け
化粧品や薬などの収れん剤を指す最も一般的な表現です。
This lotion contains an astringent.
このローションには収れん剤が含まれています。
植物由来の成分名で、食品や飲料の渋みを説明します。
タンニン酸という化学物質を指す、化学や分析で使う表現です。
樹皮由来の収れん物質を指す、文献や専門分野での表現です。
The researchers examined black catechu as a natural astringent.
例文
コアイメージ
辛辣な発言と口に残る渋さや収れん性のある物質の両方に用いられ、いずれも引き締める感覚を伴う
英英
Having a sharp, puckering taste that causes contraction in the mouth, or figuratively having a severe, caustic tone.
語源
astringentは、ラテン語adstringere(ad=〜へ+stringere=締める)から、'締める'が口の渋みや収れん作用、比喩的な辛辣さへと意味を広げていった。
コラム
- 食品では渋みや収れん性を示し、化粧品や薬では収れん剤を指し、評論では辛辣な口調を表すなど用法が分かれる
例文
Some brewers add black catechu to enhance astringency.
一部の醸造者は渋みを高めるために樹皮由来タンニンを加える。
コアイメージ
樹皮から抽出され、飲料に渋みを与え、なめしにも用いられる樹皮由来タンニン
英英
A tannin extracted from tree bark, used to impart astringency in beverages and applied in leather tanning and dyeing.
語源
black catechuは、南アジア由来の樹皮抽出物を指すcatechuにblackを付した語で、catechuはヒンディー語kathaに由来して樹皮の煮出し液を意味する語が英語化したもの。
コラム
- 黒カテキューは飲料の渋み付与や皮なめし・染色に用いられ、文献や成分表ではcatechuやcutchと表記されることがある
例文
コアイメージ
タンニン酸は植物に含まれ、収れん性を示しタンパク質や金属と結合しやすい酸性化合物をさす
英英
A polyphenolic plant acid that contributes astringency and can form complexes with proteins and metal ions, often occurring as a mixture of related compounds.
語源
tannic acidは、tannin(植物の渋を表す語)に形容詞化接尾辞 -ic と acid(酸)が結びついてできた語で、植物の渋成分由来の酸を示す
コラム
- タンニン酸は化学名として用いられることが多く、日常表現では単にtanninと呼ばれる場合がある点を念頭に置くべきである
「収れん剤」のレベル別の例文
「収れん剤」を英語にするときのよくある間違い
× This product contains tannin acid.
○ This product contains tannic acid.
化学名は tannin acid ではなく tannic acid です。
× I need astringency for my skin.
○ I need an astringent for my skin.
収れん性は astringency、収れん剤は astringent です。