板挟み
「板挟み」の英語
「板挟み」は英語で caught in the middle と言います。二者の間で困る状況に幅広く使えます。選択の苦しさなら dilemma、矛盾した指示なら double bind が適切です。
「板挟み」の英語の使い分け
caught in the middle
人間関係や対立する二者の間で困る、日常的な表現です。
どちらを選んでも問題が残る、選択上のジレンマに使います。
矛盾した指示や要求で、どちらに従っても困る状況に使います。
The employee was in a double bind because two managers gave contradictory instructions.
例文
コアイメージ
複数の選択肢のどれも満足できず迷っている状態
使い方
-
in a dilemma
板挟みになる
-
face a dilemma
板挟みに直面する
類義語との違い
dilemma:
二つの困った選択肢の間で悩む状態(ジレンマ)
problem:
解決が必要な困りごとや課題
issue:
議論や注意を要する問題点
option:
選択肢の一つでジレンマの苦しさは含まない
trouble:
困ったことや問題、日常的な困りごと
英英
A difficult situation that requires choosing between two or more options, none of which is satisfactory.
語源
dilemmaは、ギリシャ語のdi(=二つ)とlemma(=前提・取られたもの)が合わさった語で、元は二つの選択の板挟みを指し、現代では二つ以上の選択肢で困る状態にも用いられる
コラム
- どちらを選んでも望ましい結果が得られず悩む状況を指し、日本語の「困ったこと」より選択の苦しさに焦点がある
例文
コアイメージ
心理学では、矛盾するメッセージや命令によりどの反応も問題を生む状況を指す板挟み
英英
A communicative situation, especially in psychology, where contradictory messages or commands prevent an appropriate response.
語源
double bindは、主にグレゴリー・ベイトソンらが1950年代に精神医学・コミュニケーション論で用いた用語で、double(二重)+bind(拘束)から矛盾する命令による板挟みを表すに至った。
コラム
- 心理学での使用が特に知られており、矛盾する指示が続く状況を研究や臨床で扱う際の重要な概念になっている。
例文
コアイメージ
相反する二つの力に挟まれ、自由に動けない状態を指す板挟み
英英
Caught between two opposing pressures or forces so that one cannot act freely; often used of people or organizations trapped by conflicting demands.
語源
whipsawは、もともと木材を切る際に用いる大鋸を指し、両側から引く動きが比喩的に転じて相反する力に挟まれる意味になった。
コラム
- 金融や経営の文脈でコスト増と需要減のような相反する圧力により企業が不利な立場に追い込まれる状況を表す語として使われる。