モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「もちろん」の英語表現使い分け

英会話で「もちろん」を正しく使い分ける方法
英会話で「もちろん」と返答するとき、迷ったら最も安全で万能な単語はSureです。学校で最初に習うOf courseには「当たり前」「言うまでもない」というニュアンスが含まれており、依頼や質問に対して使うと「そんな当然のことをわざわざ聞くな」という不快感を与える危険があります。
ビジネスでの依頼にはCertainly、許可にはBy all means、相手の意見への強い賛同にはAbsolutelyを選びます。
関係性と目的で選ぶ「もちろん」早見表
英語の「もちろん」は、日本語のように1つの言葉ですべての場面に対応することができません。相手との距離感(フォーマル/カジュアル)と、会話の目的(依頼への快諾/誘いへの返事/意見への同意)の2軸で整理すると、適切な表現が即座に判断できます。
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| 目的・シチュエーション | カジュアル(友人・同僚) | 標準・万能(初級者推奨) | フォーマル・ビジネス(上司・取引先・顧客) |
|---|---|---|---|
| 依頼・頼みごとの引き受け | No problem / Sure thing | Sure | Certainly |
| 許可を求められたとき | Sure, go ahead | Sure | By all means |
| 誘い・提案への参加 | You bet! / Why not? | I'd love to | With pleasure |
| 意見への強い賛同 | Totally | Definitely | Absolutely |
| 感謝への返礼(どういたしまして) | No problem | Sure thing | You're very welcome |
| 否定の質問への返答(もちろん〜ない) | No way | Of course not | Certainly not |
英会話でとっさに言葉が出ないときは、まずSureを使う習慣をつけておくと、失礼な印象を与える事故を防ぐことができます。
会話全体の基礎や表現力を広げたいときは、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
依頼・許可を快諾する「もちろん」定番表現
相手から何かを頼まれたり、許可を求められたりした際に使える表現です。相手の立場や関係性によって語調を切り替えます。
1. 最も万能で失敗しない Sure
Sureは日常会話からオフィスでの同僚とのやり取りまで、もっとも幅広く使える万能フレーズです。「いいですよ」「もちろん引き受けます」という気持ちを率直に伝えます。
- A: Could you help me with this box?(この箱を運ぶのを手伝ってくれますか?)
B: Sure, no problem.(もちろん、いいですよ) - A: Can I sit here?(ここに座ってもいいですか?)
B: Sure, go right ahead.(もちろん、どうぞ座ってください)
2. ビジネスや接客で格式高く応じる Certainly
Certainlyは、ビジネスの現場や接客業において「かしこまりました」「承知いたしました」と丁重に引き受ける際の標準表現です。上司や顧客からの依頼に対してSureよりも敬意を込めて返答できます。
- A: Could you prepare the sales report by tomorrow morning?(明日の朝までに売上報告書を用意していただけますか?)
B: Certainly. I will get it done right away.(もちろんです。ただちに取り掛かります) - A: May I have a glass of water, please?(お水を一杯いただけますか?)
B: Certainly, sir.(かしこまりました)
3. 許可を求められて「ぜひどうぞ」と勧める By all means
相手が遠慮がちに「〜してもよろしいですか?」と尋ねてきたとき、「どうぞどうぞ、ぜひそうしてください」と積極的に許可を与える表現です。目上の人や来客に対して温かく歓迎の意を示す場面に適しています。
- A: May I ask a question about your presentation?(プレゼンテーションについて質問をしてもよろしいでしょうか?)
B: By all means. What would you like to know?(もちろんです、ぜひどうぞ。何についてお知りになりたいですか?) - A: Could I borrow this book for a couple of days?(この本を数日お借りしてもよろしいですか?)
B: By all means. Take your time.(もちろんです、どうぞ。ゆっくり読んでください)
次の疑問誘いや提案に対して「もちろん喜んで!」と前向きに返したいときは、Why not?の意味と使い方も知っておくと返答の幅が広がります。
相手の意見に強く賛同する「もちろんその通り」
会話の相づちとして「もちろんその通りだ」「まったく同感だ」と強く同意する場面では、次の2つの副詞が頻繁に使われます。
1. 100%の確信と完全な賛同を表す Absolutely
Absolutelyは相手の意見に対して一切の疑問がなく、「完全にその通り」「まったく異論がない」と伝えたいときの決定版です。日常会話からビジネスミーティングまで広く使えます。
- A: Do you think we should postpone the outdoor event due to the rain?(雨なので野外イベントは延期すべきだと思いますか?)
B: Absolutely. Safety comes first.(もちろんその通りです。安全が最優先です) - A: Was the new design well-received by the client?(新しいデザインはクライアントに好評でしたか?)
B: Absolutely! They loved it.(もちろん!とても気に入っていただけました)
2. 事実や予定に対して肯定する Definitely
Definitelyは「間違いなく」「確実に」という意味合いを持ち、事実確認や意思決定に対する強い同意・肯定として機能します。Absolutelyと似ていますが、今後の予定や確信度を強調する文脈で特によく使われます。
- A: Will you join us for lunch today?(今日のランチ、一緒に来る?)
B: Definitely! I've been wanting to try that new restaurant.(もちろん行くよ!あの新しいお店に行ってみたかったんだ) - A: This strategy is going to work, isn't it?(この戦略はうまくいくよね?)
B: Definitely. All the data supports it.(もちろんその通りだ。すべてのデータがそれを裏付けている)
Absolutely
- 100%の確信と完全な賛同
- 相手の意見に一切の異論がない
- 日常会話から会議まで使える
Definitely
- 「間違いなく」「確実に」の意味
- 事実確認や意思決定に対する強い同意
- 今後の予定や確信度を強調する
意見への完全な同意か、事実や予定に対する確信かで使い分けます。
親しい間柄で気軽に使えるカジュアルな表現
友人や気心の知れた同僚との間では、短く軽快な口語表現を使うことで親近感を演出できます。
1. 相手の気遣いを和らげる No problem
「問題ないよ」「もちろん引き受けるよ」と軽く返事をするときに最も使われる表現です。依頼に対する承諾だけでなく、感謝に対する「どういたしまして」の代わりとしても重宝されます。
2. フランクに快諾する Sure thing
Sureをさらにカジュアルにした口語表現です。「お安い御用さ」「もちろんいいとも」という親しみのあるニュアンスを持ちます。
3. 強い確信と意欲を込めた You bet!
You bet!は「もちろんさ!」「当たり前だよ!」と熱意を込めて返事をするアメリカ英語寄りの口語表現です。「あなたがお金を賭けても絶対に勝てるほど確実だ」という語源に由来します。
- A: Are you coming to the party tonight?(今夜のパーティー来るよね?)
B: You bet! I wouldn't miss it.(もちろん行くよ!見逃すわけないだろ)
4. 誘いや提案に前向きに応じる Why not?
直訳すると「なぜダメなのか?(ダメな理由はない)」となり、誘いや提案に対して「もちろん乗った」「ぜひそうしよう」と答える場面で使われます。
- A: Do you want to grab some coffee after work?(仕事のあとにコーヒーでも飲みに行かない?)
B: Why not? Sounds great!(もちろん行こう!いいね!)
依頼の承諾や感謝の返礼に軽く使える表現
「お安い御用さ」とフランクに快諾する表現
強い確信と熱意を込めて「もちろんさ!」と返す
誘いや提案に「ダメな理由はない」と応じる
親しい間柄で使える4つの軽快な表現とそれぞれのニュアンスです。

「Of course」が失礼になる理由と安全な場面
日本語の「もちろん」を英和辞典で引くと最初にOf courseが出てきますが、英会話において単独でOf course.と返答する際には注意が必要です。
なぜ失礼・上から目線に聞こえるのか
Of courseの根本的な意味は「自然の理(natural course)に従って当然のこと」です。相手が丁寧にお願いや質問をしてきた際にOf course.とだけ返すと、文脈やトーンによっては以下のように受け取られる恐れがあります。
- Could you open the window?(窓を開けていただけますか?)に対してOf course.と低めのトーンで答えると、「そんなこと当たり前だろ、聞くまでもない」と相手を小馬鹿にした響きになることがあります。
- Do you speak Japanese?(日本語を話せますか?)に対してOf course.と答えると、「日本人なんだから話せて当然だろ」と不機嫌に突き放した印象を与えることがあります。
Of courseを使っても問題ない2つのケース
Of courseが歓迎される場面も存在します。ポイントは「相手の気遣いをほぐす場面」または「自分自身の確固たる事実」を述べる場面です。
- 感謝に対する返答(どういたしまして):
相手が「手伝ってくれてありがとう!」と深く感謝してきた際に、Of course!(当たり前のことをしたまでですよ/お礼には及びませんよ)と笑顔で返す使い方は非常に自然で親切です。 - 相手の心配を打ち消す場面:
Are you okay?(大丈夫ですか?)に対してOf course I am!(もちろん大丈夫だよ!)と答えるような、自分の状態に関する返答では失礼になりません。
失礼になる恐れがある場面
- 丁寧な依頼への単独返答(聞くまでもないと響く)
- 事実の質問への返答(話せて当然と突き放す)
- 低めの平坦なトーンで返す場合
問題なく使える安全な場面
- 感謝への返答(お礼には及びませんよ)
- 相手の心配を打ち消す返答(もちろん大丈夫)
- 相手の気遣いをほぐす場面
単独返答で尊大に聞こえるリスクと、安心して使える場面の整理です。
ニュアンスの違いを深く確認したいときは、of course・sure の違いを参考にしてください。
否定の意味で使う「もちろん〜ない」の英語
相手から疑われたり、否定的な質問をされたりした際に「もちろんそんなことはない」「まさか違うよ」と否定する表現です。
基本表現:Of course not
否定疑問文や疑念に対して「もちろん〜ない」と即答する際の標準フレーズです。
- A: Are you angry with me?(私のことに怒っているの?)
B: Of course not. Why would you think that?(もちろん怒ってなんてないよ。どうしてそう思うの?) - A: Did you tell anyone about our secret?(私たちの秘密を誰かに話した?)
B: Of course not! I haven't told a soul.(もちろん言ってないよ!誰にも話していない)
ビジネスで使える丁寧な否定:Certainly not
公の場やビジネスシーンで「決してそのようなことはございません」「もちろん違います」と品格を保って否定する際にはCertainly notを用います。
- A: Would this change cause any delay in the project?(この変更によってプロジェクトに遅れが生じるでしょうか?)
B: Certainly not. Everything remains on schedule.(もちろんどのような遅れもございません。すべて予定通りです)
ビジネスメールやチャットで使える返信文例
会話だけでなく、Slackやメールなどのビジネスコミュニケーションで依頼を快諾する際のテンプレートです。単語1つで返すのではなく、短い文を添えることでプロフェッショナルな印象になります。
1. 社内チャット(Teams / Slack)で依頼を快諾するとき
Sure thing! I will review the document by 3 PM.
(承知しました!午後3時までに資料を確認しておきます)
Certainly. I will take care of that right away.
(かしこまりました。すぐに対応いたします)
2. クライアントからのメール返信で日程調整を承諾するとき
Subject: Re: Meeting Request
Dear Mr. Smith,
Thank you for your email. I would be more than happy to meet with you on Friday at 2 PM.
(件名:ミーティング依頼の件
スミス様
ご連絡ありがとうございます。
金曜日の午後2時のお打ち合わせ、もちろん喜んでお引き受けいたします)
3. 資料送付の依頼に丁寧に答えるとき
Certainly, please find the requested quotation attached to this email.
(かしこまりました。ご依頼の見積書を本メールに添付いたしましたのでご確認ください)
メールの冒頭や末尾の表現も確認したいときは、メール(書き出し・締め)の英会話フレーズが便利です。
場面別ロールプレイ!実際の英会話対話例
実際の日常会話や職場で交わされる、自然なやり取りのサンプルです。
シーン1:職場での頼みごと(同僚同士)
A: Hey David, could you lend me a hand with this printer? It seems jammed.
(デイビッド、このプリンターちょっと見てくれない?紙が詰まったみたいで)
B: Sure thing. Let me take a look.
(もちろんいいよ。
ちょっと見せてみて)
A: Thanks, I really appreciate it.
(助かる、本当にありがとう)
B: Of course! Happy to help.
(もちろんさ!困ったときはお互い様だよ)
シーン2:顧客への提案と快諾(接客・営業)
A: Could you show me the larger size for this jacket?
(このジャケットの大きめのサイズを見せていただけますか?)
B: Certainly, ma'am. I will bring it from the stockroom immediately.
(もちろんでございます。
ただいまバックヤードからお持ちいたします)
A: May I also try it on together with this scarf?
(こちらのスカーフも一緒に試着してもよろしいですか?)
B: By all means. The fitting room is right this way.
(もちろんです、ぜひどうぞ。試着室はこちらでございます)
シーン3:休日の誘い(友人同士)
A: We're going hiking this Saturday. Do you want to join us?
(今週の土曜日にハイキングに行くんだけど、一緒に行かない?)
B: Why not? The weather is supposed to be great!
(もちろん行くよ!天気も良さそうだしね)
A: Awesome. I'll pick you up around eight.
(最高。
8時頃に迎えに行くね)
B: Sounds like a plan. See you then!
(了解。その時にね!)
カタカナ英語を脱却する発音と声のトーン
英語の「もちろん」は、どの単語を使うかだけでなく「どのように発音するか」で相手への印象が180度変わります。
ぶっきらぼうに聞こえないためのイントネーション
日本語話者が陥りがちなのが、平坦なトーンで低く短く発音してしまうことです。英語圏では、平坦な低い声でSure.やOf course.と言うと、「面倒くさい」「嫌々引き受けている」というニュアンスに伝わってしまいます。
- 語尾を軽く上げるか、音を弾ませる:快諾の意を伝えるときは、明るいトーンで少し高めの音から始め、親しみを持たせます。
- 笑顔の表情を作る:英語のイントネーションは表情と直結しています。口角を上げて発音するだけで、声のトーンが自然に上がり好印象になります。
主要フレーズの発音のコツ
- Sure:カタカナの「シュア」ではなく、口を軽くすぼめて息を抜くように「シァー(ʃʊər)」と柔らかく発音します。
- Certainly:「サータンリー」と平坦に読まず、「サー」に最も強いアクセントを置き、後半の「-tn-」は喉で息を一瞬止めるように発音するとネイティブらしい響きになります。
- Absolutely:「アブソルートリー」ではなく、第3音節の「ルー」を一番強く高く発音します(æ̀bsəlúːtli)。音を弾ませることで強い賛同が伝わります。
口を軽くすぼめて柔らかく「シァー」と発音
冒頭の「サー」を最も強く、後半は喉で息を止める
第3音節の「ルー」を一番強く高く弾ませる
口角を上げて笑顔を作り、明るい高めの音から始める
平坦なカタカナ発音を避け、感情を適切に伝えるための要点です。
理解度チェック
Q1. 相手から丁寧に頼まれた際、単独でOf courseと返すと失礼に聞こえる理由は?
- ビジネスシーンでは使えない俗語だから
- 「当然だ、聞くまでもない」と伝わる恐れがあるから
- 否定の返答と聞き間違えられやすいから
- 親しい友人にしか使えないくだけた表現だから
答えを見る
正解: B. 「当然だ、聞くまでもない」と伝わる恐れがあるから
Of courseは「当然のこと」という意味があり、文脈次第で「聞くまでもない」と小馬鹿にした響きになることがあります。
Q2. 相手から遠慮がちに許可を求められ、「ぜひどうぞ」と勧めるときの表現は?
答えを見る
正解: A. By all means
By all meansは、許可を求められた際に「ぜひどうぞ」と温かく歓迎して勧める表現です。
Q3. 公の場やビジネスで「決してそのようなことはない」と丁寧に否定する返答は?
答えを見る
正解: B. Certainly not
ビジネスなどの場面で「決してそのようなことはございません」と品格を保って否定するにはCertainly notを用います。
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よくある質問
- Q. 一番万能な「もちろん」は何ですか?
- 日常会話でもビジネスでも最も安全で汎用性が高いのはSureです。嫌味のない自然な快諾として相手を選ばず使えます。
- Q. 目上の人にOf courseは失礼ですか?
- はい、失礼になる可能性が高いです。「言うまでもない当然のこと」という語感があるため、上司や顧客にはCertainlyを使いましょう。
- Q. 「どうぞ」と許可を出す丁寧な表現は?
- 相手の申し出を快諾して勧める場合はBy all meansが適しています。「もちろんです、ぜひそうしてください」という丁寧な許可になります。
- Q. 相手の意見に「その通り!」と同調するには?
- 強い同意にはAbsolutelyやDefinitelyを使います。「完全に同感です」という確信のこもった相づちになります。
- Q. 「もちろん〜ない」と否定したいときは?
- Of course notを使います。ビジネスなどの改まった場面で丁寧に否定する場合はCertainly notが適しています。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
sure
of course
certainly
by all means
absolutely
definitely