粘菌
「粘菌」の英語
「粘菌」は英語で slime mold と言います。イギリス英語では slime mould とつづります。変形菌類を指す専門的な分類名としては myxomycete も使われ、多核の細胞塊を作る種類は plasmodial slime mold と呼ばれます。
「粘菌」の英語の使い分け
日常会話から科学の説明まで広く使える、最も基本的な表現です。
Researchers studied a slime mold in the laboratory.
slime mold のイギリス英語のつづりで、意味と使い方は同じです。
The slime mould grew on a damp tree stump.
その粘菌は湿った切り株の上で成長しました。
生物学や学術的な文脈で、主に変形菌類を指す専門的な語です。
多核の細胞塊を作る粘菌を、より具体的に指す表現です。
例文
Myxomycetes are important decomposers in forest ecosystems.
粘菌は森林生態系で重要な分解者である。
英英
A group of slime molds (Myxomycetes) composed of plasmodial organisms formerly classified with fungi but now generally regarded as protist-like feeders on decaying organic matter.
コラム
- Myxomycetesは学名で粘菌と総称される変形菌のグループで、かつて菌類に分類されたが現在は原生生物に近い位置づけで扱われることが多い
例文
コアイメージ
朽ち木や落ち葉などに現れ、粘液状の大きな集団体を作って移動し最終的に胞子を生じる生物群を指す
英英
a slime‑mold organism of the group Myxomycetes, characterized by a plasmodial, mobile phase that engulfs food and later forms spore‑bearing fruiting bodies.
語源
myxomyceteは、ギリシャ語のmyxoとmyceteから成り立ち、myxoは粘液、myceteは菌類を意味し、かつて菌類と見なされた粘液性の生物群を指す
コラム
- 粘菌は外見が菌類に似るため日本語で「菌」と呼ばれるが、現在の分類では菌類とは区別されることが多く、名前と分類が一致しない例である
例文
コアイメージ
多数の核を含む一続きの粘性の細胞塊が流れるように移動する生物
英英
A non-fungal organism (protist) that forms a flowing, multinucleate cell mass (plasmodium) which engulfs food particles as it moves.
語源
plasmodial slime moldは、plasmodialが多核の粘状体プラスモジウムに関わる語で、slime moldは粘性の体と菌類に似た形状から英語で名付けられた
コラム
- 粘菌は英語でplasmodial slime moldやslime moldと表記され、分野によっては原生生物として扱われ菌類とは別の分類群で記述されることが多い
例文
コアイメージ
原生生物は単細胞や単純な多細胞の真核生物で、藻類・原虫・粘菌など多様な形を含む
英英
A eukaryotic organism, often single-celled, that is neither an animal, plant, nor fungus and includes algae, protozoa, and slime molds.
語源
protistは、ギリシャ語protos(最初の)に由来し、ハエックルが1866年に単細胞などを含む分類Protistaを提案したことから英語語として定着した。
コラム
- 原生生物は広いまとめ言葉であり、教科書や研究分野によって含まれる生物群が異なるため、原虫や藻類といった具体的な語と併せて理解すると分かりやすい
例文
Researchers observed the slime mold solving a maze.
研究者たちは粘菌が迷路を解くのを観察した。
コアイメージ
粘性のネットワークを形成して栄養源へ向かう振る舞いを示す粘菌
英英
An organism formed when individual cells aggregate into a mobile, slimy mass that can form networks to locate resources and exhibit problem-solving behavior such as maze navigation.
語源
slime moldは、slime(ぬるぬるした物質)とmold(塊・かび)の二語から成る名称で、見た目と性質を示す語から生まれた言葉である。
コラム
- 粘菌は迷路を解くなどの行動が研究されており、単純な局所ルールから複雑な経路選択が生まれる例として計算やネットワーク研究で取り上げられる
例文
コアイメージ
単細胞性の原生生物が集合して大きなプラスモディウムを作り栄養を移動させる粘菌のまとまりを示す
英英
A protist that forms a slimy, multinucleate plasmodium or network that moves and transports nutrients across substrates.
語源
slime mouldは、英語のslime(粘液)とmould(かび状の広がり)を合わせた語で、粘液のように広がるかび状の生物を指すようになった
コラム
- 粘菌はかつて菌類に分類されたが現在は原生生物とされ、見た目の似ているかびと分類の違いが学習上の重要な注目点になる
「粘菌」のレベル別の例文
「粘菌」を英語にするときのよくある間違い
× fungus
粘菌は見た目が菌類に似ていますが、通常は菌類とは別の生物群として扱われます。