パリスグリーン

「パリスグリーン」の英語

「パリスグリーン」は英語で Paris green と言います。19世紀に使われた、砒素を含む鮮やかな緑色の顔料を指す専門的な名称です。美術品や修復の文脈で使われます。

「パリスグリーン」の英語の使い分け

「パリスグリーン」の例文

The Paris green on the antique painting had faded over time.

アンティークの絵画のパリスグリーンは時間とともに色あせていた。

コアイメージ

19世紀に広く用いられた、砒素を含む鮮やかな緑の顔料

英英

A bright green pigment (copper acetoarsenite) used in 19th-century paints and wallpapers and later as a pesticide; highly toxic.

語源

Paris greenは、19世紀にパリなどで商業的に流通した銅と砒素を含む化合物からなる顔料の名称で、絵具や壁紙用に製造されたことに由来する。

コラム

  • 絵画や壁紙に使われたためアンティーク作品で見かけることがあり、砒素含有のため博物館や修復で取り扱いに注意が必要とされる。

「パリスグリーン」のレベル別の例文

「パリスグリーン」の英語についてよくある質問

Q. 「パリスグリーン」を英語で一言で言うと?
Paris green と言います。砒素を含む、19世紀に広く使われた緑色の顔料を指します。
Q. Paris green はどんなものですか?
Paris green は、絵画や壁紙などに使われた鮮やかな緑色の顔料です。砒素を含むため、取り扱いには注意が必要です。
Q. 「パリスグリーン」は現在も使われていますか?
現在、一般的な顔料として使われることは少なく、主に古い美術品や歴史、保存修復について説明するときに使われる名称です。
Q. パリスグリーンの英語表記や発音の注意点は?
英語ではParis greenと書き、ParisのPは大文字にします。発音記号は/ˌpær.ɪs ˈɡriːn/で、Parisの第1音節にアクセントがあります。物質や色合いを表すため不可算名詞(数えられない名詞)として扱われます。都市名由来ですが、慣用的な化合物・顔料の名称として定着しています。
Q. なぜ「パリス(Paris)」という都市名がついたのですか?
19世紀初頭にフランスのパリで製造され、壁紙や塗料として大流行したことに由来します。当時パリの製造業者が従来の緑色顔料より鮮やかで色あせにくい新顔料として商業化したため、この名で世界中に普及しました。化学名はアセト亜ヒ酸銅(copper acetoarsenite)で、美しい見た目とは裏腹に猛毒のヒ素を含んでいます。
Q. エメラルドグリーンやシェーレグリーンとの違いは何ですか?
どちらも19世紀に流通したヒ素系の緑色顔料ですが、成分や開発時期が異なります。先行して作られた亜ヒ酸銅がシェーレグリーン(Scheele's green)で、その改良版として開発されたアセト亜ヒ酸銅がパリスグリーンです。英語圏ではパリスグリーンと当時のemerald greenは同一視されることが多いですが、現代のエメラルドグリーンは安全な人工顔料です。
Q. 洋服やデザインの色としてパリスグリーンと呼んでよいですか?
現代の日常会話で単なる色名として使うのは避けたほうが無難です。Paris greenは英語圏において「猛毒のヒ素顔料」や「過去の殺虫剤」という劇物のイメージが強く、パリ風のおしゃれな色という意味にはなりません。鮮やかな緑色を表現したいときは、emerald green(エメラルドグリーン)やvivid greenなどの一般的な表現を使いましょう。
Q. 実際の英文ではどのような文脈で使われますか?
美術史の解説や、19世紀の農業、推理小説などの毒物・毒殺の文脈で用いられます。例えば「Paris green was widely used as an insecticide against potato beetles.(パリスグリーンはジャガイモの害虫駆除剤として広く使われました)」や「Traces of Paris green were found in the tea.(紅茶からパリスグリーンの痕跡が見つかりました)」のように使われます。

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