モチタン辞典 › 読みもの › 韓国語 › 共通テスト韓国語の傾向と対策

共通テスト韓国語2023の難易度と出題傾向・換算目安

共通テスト韓国語2023の難易度と出題傾向・換算目安

2023年度共通テスト韓国語は試験時間80分・配点200点満点・マーク数43問で構成され、英語と異なりリスニングテストは実施されません。難易度は全体としてTOPIK(韓国語能力試験)3級から4級の中級レベルが中心であり、日常会話から実用文、論説文まで標準的な読解力が問われました。

TOPIK5級以上の合格者であれば180点以上の高得点が狙える設計です。

2023年度共通テスト韓国語の基本構成と特徴

大学入学共通テストの外国語科目では、英語のほかにドイツ語、フランス語、中国語、韓国語を選択できます。2023年度試験における韓国語の基本仕様は以下の通りです。

試験項目試験仕様英語(リーディング・リスニング)との比較
試験時間80分英語は合計140分(R80分+L60分)
配点満点200点英語は各100点(合計200点換算)
マーク数43問英語リーディングは40〜50問前後
音声テストなし(筆記試験のみ)英語はリスニングテストが必須
出題言語韓国語(設問指示文は日本語)英語(設問文も英語)

最大の際立った特徴は、英語と異なりリスニングテストが課されない点です。80分間すべてを問題用紙の読解と文法・語彙の処理に充てられるため、音声聞き取りに不安がある学習者にとって時間配分の見通しを立てやすい構造となっています。

設問の指示文や選択肢の補足説明は日本語で書かれているため、問題の趣旨を取り違えるリスクも低く抑えられています。

モチベア韓国語の単語をアプリで覚えるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

2023年各大問の出題傾向と配点・落とし穴

2023年度の韓国語試験は、第1問から第4問までの全4つの大問で構成されました。各大問のテーマ、配点配分、および受験者が失点しやすい論点を整理します。

表は横にスクロールできます →

大問主な出題領域設問形式・題材配点(概算)
第1問発音・表記・語彙母音・子音の識別、パッチムの発音変化、慣用句約40点
第2問文法・語脈判断助詞・語尾の空所補充、会話文の適切な応答約45点
第3問実用文・情報検索案内文、広告、買い物シーンの価格推量、掲示物約50点
第4問長文読解(論説・エッセイ)文化・社会・生活に関する文章の趣旨把握・詳細一致約65点

第1問では、発音規則に関する正確な知識が試されました。特に 연음(ヨヌム・連音化)や 비음화(ピウムファ・鼻音化)といった音変化の規則を文字上で論理的に識別できるかが得点の分かれ目です。感覚で読んでいるだけの学習者はここで思わぬ失点を喫しやすい傾向にあります。

第2問は、文脈に即した適切な接続語尾や終結語尾の選択が中心です。例えば -느라고(ヌラゴ・〜するせいで)と -아/어서(ア/オソ・〜して)の使い分けなど、理由や逆接を表す語尾の意味的制約が問われました。

第3問の実生活に根ざした資料読み取りでは、2023年度特有の傾向として、複数の商品情報や割引条件を読み取って合計金額を計算する価格推量問題が出題されました。韓国語の単語力だけでなく、情報を手早く照合する処理能力が求められます。

第4問の長文読解は、段落ごとの要旨把握と全体の一致文選択が課されました。文章の論理展開を正確に追う力があれば、使われている単語自体は基礎から中級前半の語彙が中心であるため、落ち着いて読み進めれば安定して満点を狙える内容です。

次の疑問各大問の失点パターンを踏まえた具体的な勉強法は、共通テスト韓国語の難易度と対策法で詳しく解説しています。

難易度とTOPIK・ハングル検定とのレベル比較

共通テスト韓国語の難易度は、韓国の公的試験であるTOPIK(韓国語能力試験)や、日本国内で実施されるハングル能力検定試験(ハングル検定)とどのように対応するのかを一覧で示します。

表は横にスクロールできます →

共通テスト目標得点TOPIK目安水準ハングル検定目安水準到達に必要な運用能力
180〜200点5級〜6級(上級)準2級〜2級語彙・文法ミスがほぼなく、80分で全問を余裕を持って完答できる。
150〜179点3級〜4級(中級)3級基礎文法と重要語彙を習得しており、長文読解の要旨を正確に掴める。
120〜149点2級(初級高)準4級〜4級基本会話文は読めるが、発音規則や複合的な語尾の識別で失点する。
120点未満1級(初級)5級語彙力・読解速度が不足しており、試験時間内に大問4まで到達できない。

出題される文法事項の大半はTOPIK3〜4級(ハングル検定3級)レベルに収まっています。ただし、第1問の発音表記問題に関しては、普段からハングル表記と実際の発音記号の関係を意識して学習していないと、TOPIK上級者であっても知識の抜け漏れから小問を落とすケースが見られます。

それぞれの試験の形式や評価基準の違いは、TOPIKとハングル検定の違いと難易度比較で詳しく解説しています。

次の疑問検定ごとの出題形式や評価基準の違いを知りたい方は、ハングル検定とTOPIKの違いと比較をご覧ください。

TOPIK上級保有者の得点実績と解き心地

すでにTOPIK5級や6級を取得している学習者が2023年度共通テスト韓国語を解いた場合、多くの受験者が160点から190点前後の得点帯に位置します。上級保有者が満点を逃す主な要因は、難解な長文読解ではなく、以下のような第1問・第2問の細部知識にあります。

読解文の文章量はTOPIKの「読み(読解)」領域と比較して短く、語彙も親しみやすい日常的な内容が多いため、時間切れになる心配はほとんどありません。日常的に韓国語の長文に触れている学習者であれば、80分の試験時間のうち20分程度余らせて見直しを行うことが可能です。

TOPIK上級者が失点しやすい3大論点
🗣️発音の表記識別

꽃잎のように添加や鼻音化が連続する語の音記号を選び違える。

✏️分かち書き

助詞や不完全名詞(것や수)の分かち書き規則を失念しやすい。

📖ことわざ・慣用句

推測はできても、慣習的表現の定着が浅いと選択肢で迷いやすい。

長文読解ではなく、第1問・第2問の細部知識で失点しやすい点に注意しましょう。

共通テスト韓国語の傾向と対策のイメージ

英語の代わりに韓国語を選択するメリットと注意点

共通テストの外国語科目として英語ではなく韓国語を受験することには、明確なメリットがある一方で、受験戦略上の大きな制約も存在します。

韓国語選択の主なメリット

韓国語選択における注意点と落とし穴

一方で、出願手続きや志望校選びにおいては以下の点に厳重な注意が必要です。

チェック項目注意すべき内容対策
出願大学の対応可否一部の私立大学や国公立大学で「外国語は英語必須」と指定されている場合がある。各大学の募集要項「出願要件」で利用可能科目を必ず確認する。
個別学力検査(2次試験)2次試験の外国語に韓国語が用意されておらず、英語が必須となるケースが多い。共通テストのみ韓国語を使い、2次は他教科で受けられる学部を選ぶ。
問題冊子の事前申請出願時に「フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語」用の別冊子を事前申請する必要がある。共通テスト出願書類の希望科目欄で確実に手続きを済ませる。

英語の配点比率が高い難関大学を志望する場合、共通テストでは韓国語が利用できても個別試験で高度な記述英語が求められることがあります。志望校の選考基準を入念に調べた上で選択を確定させることが不可欠です。

韓国語で受験可能な大学の一覧や選択時の注意点は、共通テスト韓国語の難易度と利用できる大学を参考にしてください。

志望大学の利用可否を確認する3つの手順

共通テストで韓国語を選択する前に、志望校の入試方式に適合しているかを判断するための具体的な確認手順を示します。

  1. 入試要項の「大学入学共通テスト利用教科・科目」欄を開く:「外国語」の指定枠を確認し、「英(リスニング含む)」とのみ記載されている大学・学部は韓国語受験不可です。「英、独、仏、中、韓から1科目選択」と記載されていれば受験可能です。
  2. 換算方式・得点利用基準を確認する:英語受験者のリスニング得点と筆記得点の配点比率(例:リーディング100点・リスニング100点など)が明記されている一方、韓国語などの他言語受験者は200点満点をそのまま利用するか、指定の比率に圧縮されます。圧縮計算で不利にならないか確認します。
  3. 一般選抜前期・後期・共通テスト利用入試の各区分を精査する:同一大学であっても、総合型選抜や学校推薦型選抜、共通テスト利用方式の単願・併願ごとに利用できる科目が異なる場合があります。

要項の表記に少しでも疑問がある場合は、出願開始前に大学の入試広報窓口へ「大学入学共通テストの外国語科目において、韓国語での出願は可能か」を直接照会することをおすすめします。

志望大学の韓国語利用可否の確認手順
1科目枠の確認

入試要項で「英、独、仏、中、韓から1科目選択」とあるか確認。

2換算方式確認

200点満点の利用か圧縮比率か、英語との換算差を精査する。

3入試区分確認

一般選抜や共通テスト利用など区分ごとの利用可否を確認する。

募集要項の記載科目から得点換算方式、入試区分まで順を追って確認します。

公式過去問題の入手方法と独学対策ロードマップ

共通テスト韓国語の対策は、公式の過去問題を徹底的に解き込むことから始まります。市販の対策参考書が英語に比べて少ないため、公表資料を計画的に活用する姿勢が求められます。

過去問題と正解の入手方法

2023年度を含む過去3年分の共通テスト問題および正解・配点は、独立行政法人大学入試センターの公式サイト(試験情報ページ)にてPDF形式で公表されています。問題冊子だけでなく正解表も確認できるため、演習後の自己採点と弱点把握が可能です。

独学で180点以上を達成する学習ロードマップ

独学180点突破の学習ロードマップ
1発音変化規則

激音化・濃音化・連音化・鼻音化を整理し、発音記号を書ける状態に。

2中級文法習得

TOPIK3〜4級の接続語尾の意味や主語制限を正確に覚える。

3過去問の実践

80分の時間配分を守り、図表照合や条件計算の手順に慣れる。

発音規則から文法、時間配分を意識した過去問演習へと段階的に進めましょう。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月8日)。

続けて読む

韓国語の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 2023年度共通テスト韓国語の試験仕様について正しいものは?

  1. 試験時間は60分である
  2. リスニングテストは課されない
  3. 設問の指示文はすべて韓国語である
  4. マーク数は合計で60問ある
答えを見る

正解: B. リスニングテストは課されない
英語と異なりリスニングテストはなく、試験時間80分、設問指示文は日本語、マーク数は43問です。

Q2. 第1問で問われ、得点の分かれ目となる知識はどれですか?

  1. 連音化や鼻音化などの発音規則
  2. 難解な専門用語の日本語訳
  3. 英語の文法との対比知識
  4. 韓国の歴史的な背景知識
答えを見る

正解: A. 連音化や鼻音化などの発音規則
第1問では連音化や鼻音化など、発音規則を文字上で論理的に識別できるかが得点の分かれ目とされています。

Q3. 共通テストで韓国語を受験する際の注意点として正しいものは?

  1. 出願時に別冊子の事前申請が必要である
  2. 英語よりも試験時間が短く設定されている
  3. 第4問の長文はTOPIK最上級レベルである
  4. 2次試験でも必ず韓国語が選択できる
答えを見る

正解: A. 出願時に別冊子の事前申請が必要である
出願時に「フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語」用の別冊子を事前申請する必要があります。

よくある質問

Q. 共通テスト韓国語にリスニングはありますか?
リスニング試験はありません。試験時間80分の筆記試験(マーク式・配点200点満点)のみで実施されます。
Q. 韓国語選択に必要な事前手続きはありますか?
出願時に「ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語」の問題冊子を希望する申請が必要です。申請がないと当日に韓国語の試験問題が配布されません。
Q. TOPIK何級を持っていれば満点を狙えますか?
TOPIK5級から6級の上級レベルがあれば十分に満点が狙えます。ただし第1問の発音・表記規則を疎かにすると数問失点しやすいため、専門対策が必要です。
Q. 国公立大学の受験でも韓国語を使えますか?
多くの国公立大学で共通テストの外国語として韓国語を選択可能です。ただし2次試験で英語が必須指定されている学部が多いため、事前の要項確認が欠かせません。
Q. 2023年共通テスト韓国語の過去問はどこで見られますか?
独立行政法人大学入試センターの公式ウェブサイト内で、過去問題および正解がPDF形式で公表されており、誰でも確認できます。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部