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共通テスト韓国語の難易度と対策・英語との違いを完全解説

共通テスト韓国語の難易度と対策・英語との違いを完全解説

共通テストの韓国語は筆記試験のみの80分・200点満点で実施され、英語のようなリスニングテストは課されません。難易度の目安はハングル能力検定試験の準2級から3級、TOPIK(韓国語能力試験)の3級から4級程度ですが、文法規約や発音変化、ことわざなどの固有対策が不可欠です。

共通テスト韓国語の基本概要と英語との比較

大学入学共通テストの外国語科目では、英語のほかに韓国語、中国語、フランス語、ドイツ語を選択できます。韓国語を選択した場合の試験時間、配点、実施形式は英語と大きく異なります。

最も大きな相違点は、英語に課されるリスニングテストが韓国語には存在せず、筆記試験のみで200点満点の評価が行われる点です。試験時間も英語リーディングと同じ80分でありながら、配点全体がこの80分の中で決まります。

項目共通テスト韓国語共通テスト英語
試験科目名外国語(韓国語)外国語(英語)
試験構成筆記試験のみリーディング+リスニング
試験時間80分リーディング80分+リスニング約60分(解答30分)
配点筆記200点満点リーディング100点+リスニング100点(計200点)
音声問題なし(筆記内の発音識別問題のみ)あり(個別音響機器による聞き取り)
平均点の傾向比較的高めで安定する傾向年ごとの難易度変動が大きい

韓国語は日本語と文法構造や語順が極めて近く、助詞の使い分けや漢字語の語彙体系にも共通点が多いため、日本人学習者にとって読解速度を上げやすい言語的利点があります。リスニング対策に時間を割く必要がないことも、限られた受験勉強の時間配分において大きな検討材料となります。

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難易度の目安とハングル検定・TOPIKとの対比

共通テスト韓国語がどの程度の語学レベルを求めているのか、代表的な検定試験であるハングル能力検定試験(ハングル検定)および韓国語能力試験(TOPIK)と比較した目安を示します。

試験・級要求水準の対比共通テスト韓国語との関係
ハングル検定 5級・4級初歩的な挨拶・基礎単語基礎として必要だが、これだけでは対応不可
ハングル検定 3級日常的な文章の読み書き・基礎文法大問1〜3の文法・短文問題に対応できる水準
ハングル検定 準2級社会生活に必要な表現・慣用表現共通テストで8割〜9割を目指す実力に合致
ハングル検定 2級以上高度な論述・専門語彙共通テストの要求水準を十分に上回る
TOPIK I(1級・2級)初級レベル(基礎会話・短文)語彙力・文法力ともに不足する水準
TOPIK II(3級)中級レベル(日常的な社会活動)長文読解の大意把握が十分に可能となる水準
TOPIK II(4級)中上級(ニュース・論理的文章の理解)安定して9割以上を狙える十分な水準

大問で出題される長文の難易度はTOPIK3級から4級程度ですが、共通テスト特有の要素として「正確な正書法」「濃音化や激音化などの発音規則」「ことわざ・慣用句の識別」が独立した問題として出題されます。長文の文意が取れるだけでは失点しやすいため、規則を言語化して理解しているかが問われます。

検定試験ごとの特徴やレベルの違いは、TOPIKとハングル検定の違いと難易度比較で詳しく解説しています。

次の疑問両試験の出題形式や評価基準の違いを詳しく把握したいときは、ハングル検定とTOPIKの違いと比較で特徴を整理できます。

大問構成と配点内訳・出題傾向の分析

共通テスト韓国語の筆記試験は、知識を問う前半の大問と、読解力を問う後半の大問で構成されています。試験時間は80分、配点は200点満点です。

大問ごとの出題内容と配点傾向

知識問題(第1問〜第3問)と読解問題(第4問〜第6問)の配点比率はほぼ半々です。発音や文法などの知識問題で手堅く満点近くを確保し、後半の長文読解を落ち着いて処理できる時間的余裕を残すことが高得点の必須条件となります。

共通テスト韓国語の大問構成
筆記200点満点

知識分野(約100点)

  • 第1問:文字・発音・綴り
  • 第2問:語彙・慣用句
  • 第3問:文法・短文作成

読解分野(約100点)

  • 第4問:実用文・図表・案内文
  • 第5・6問:長文読解

知識を問う大問1〜3と読解を問う大問4〜6で配点が約半分ずつに分かれます。

独学やドラマ好きの知識で解ける問題と解けない問題

K-POPや韓国ドラマが好きで独学を続けてきた受験生から「普段の会話やリスニングには慣れているが、無対策で共通テストに通用するか」という相談が多く寄せられます。結論から言えば、日常的な視聴経験だけでは解けない問題が存在します。

ドラマや日常視聴の知識で解きやすい領域

専用の学習をしなければ失点しやすい領域

感覚的な韓国語力がある人ほど、第1問の発音・表記問題や第2問のことわざ問題で予期せぬ失点を喫する傾向にあります。感覚を文法知識として論理的に定着させる演習が不可欠です。

独学・視聴経験で解ける領域と専用学習の差

日常視聴で解きやすい領域

  • 口語や会話文の自然な相槌
  • 基本的な動詞・形容詞の意味
  • 長文読解の大まかな話の流れ
  • 登場人物の感情の把握

専用対策が必要な領域

  • 鼻音化・濃音化等の発音変化規則
  • 正書法や分かち書きの規則
  • ことわざや四字熟語の知識
  • 助詞や格式体など厳密な敬語

ドラマ等の視聴で培った感覚だけでなく、規則や正書法などの専用学習が必要です。

共通テスト韓国語の難易度と対策のイメージ

志望校で使えるか見極める募集要項のチェック手順

共通テスト韓国語を受験するうえで、最も警戒すべきは「志望大学・学部で韓国語の成績が利用できるか」という出願資格の確認です。大学によって選択ルールが明確に異なります。

募集要項の表記パターンと確認手順

  1. 大学公式サイトの「入学者選抜要項」または「学生募集要項」をダウンロードする:前年度の要項ではなく、必ず受験年度の最新の要項を確認します。
  2. 共通テスト利用科目欄の「外国語」の指定表記を確認する:
    • パターンA(英語必須指定):「外国語:『英語』」と明記されている場合、韓国語を受験しても点数として採用されません。外国語学部や国際系学部でも英語限定の大学が存在します。
    • パターンB(複数言語から1科目選択):「外国語:『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目選択」と記載されている場合、問題なく韓国語が利用可能です。
    • パターンC(英語必須+他言語換算不可):私立大学の共通テスト利用方式で、英語のリスニングを含めた配点換算しか想定していない方式では除外されることがあります。
  3. 国公立大学の二次試験(個別学力検査)の外国語科目を確認する:共通テストでは韓国語が使えても、二次試験の外国語で英語しか選択できない場合、英語の記述対策が別途必要になります。

少しでも表記に曖昧さがある場合は、出願前に必ず各大学の入試課・アドミッションセンターへ直接電話や問い合わせフォームで確認を行ってください。

韓国語利用可否の確認手順
1最新要項の入手

大学公式サイトから受験年度の最新募集要項をダウンロードする

2外国語の指定確認

共通テスト利用科目欄で英語必須か他言語選択可能かを確認する

3二次試験の確認

国公立二次試験の外国語で英語のみ必須とされていないか確認する

4大学窓口へ照会

表記に曖昧さがある場合は入試課へ直接問い合わせて確定する

最新の募集要項を入手し、外国語の選択ルールや二次試験科目を順に確認します。

一般入試や推薦での優遇制度については、大学受験で韓国語検定・TOPIKは使える?にまとめています。

英語から韓国語への変更を判断する適性チェック

英語の成績が伸び悩んでいる受験生が韓国語へ乗り換えるべきかどうかは、現在の韓国語力と残された学習期間によって慎重に判断する必要があります。

現在の韓国語力レベル乗り換えの適性判断到達見込みと対策方針
ハングル文字が読めない状態非推奨(英語維持を推奨)文法・語彙の習得に時間を要し、他教科を圧迫するリスク大
文字が読め、基礎単語・文法が分かる(初級)条件付きで推奨(半年以上ある場合)基礎文法と発音規則を体系的に学べば7割〜8割到達は可能
TOPIK 3級またはハン検3級程度を保持強く推奨過去問演習と弱点補強で短期間に8割5分〜9割超を狙える
TOPIK 4級以上または日常会話に不自由なし即時乗り換えを推奨発音規則とことわざの知識を補強すれば9割〜満点圏内

韓国語への切り替えを検討する際は、まず大学入試センターの公式サイトで公開されている過去問を1年分、制限時間80分で解いてみてください。自己採点で120点(6割)以上取れる場合は、乗り換えによって最終的な得点を大きく伸ばせる可能性が高いと判断できます。

過去問の入手方法と大問別の具体的対策法

共通テスト韓国語は、書店で手に入る市販の対策問題集や専用模試が英語に比べて極めて少ないのが現状です。そのため、公開されている過去問と既存の検定用参考書を組み合わせて学習環境を整える必要があります。

過去問・正解の入手方法

大学入試センターの公式サイト内にある「過去の試験情報」ページから、本試験の問題冊子PDF、正解、配点表を無料で閲覧・印刷できます。共通テスト以前の大学入試センター試験の韓国語過去問も蓄積されており、傾向把握のための貴重な演習材料となります。

大問別の学習リソースと学習手順

次の疑問過去問演習と並行してネットで文法や語彙を補強したい方は、韓国語学習サイトおすすめ一覧を活用して自習環境を整えましょう。

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理解度チェック

Q1. 共通テスト韓国語の試験形式について正しいものはどれですか。

  1. リスニングとリーディングが各100点である
  2. 試験時間は合計で140分間である
  3. リスニングテストはなく筆記試験のみで200点である
  4. 個別音響機器を用いた聞き取り問題が出題される
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正解: C. リスニングテストはなく筆記試験のみで200点である
英語と異なりリスニングテストは存在せず、80分の筆記試験のみで200点満点の評価が行われます。

Q2. ドラマ視聴等の感覚的な学習のみでは解きにくい領域は何ですか。

  1. 口語表現における自然な相槌の判断
  2. 登場人物の感情の把握
  3. 基本的な動詞や形容詞の意味理解
  4. 濃音化や鼻音化などの発音変化の規則的理解
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正解: D. 濃音化や鼻音化などの発音変化の規則的理解
連音化や流音化、鼻音化などの発音変化の規則的理解や正書法などは、専用の学習をしないと失点しやすい領域です。

Q3. 志望校の募集要項を確認する際の注意点として正しいものはどれですか。

  1. 前年度の募集要項を参考にすれば十分である
  2. 共通テストで使えても二次試験が英語のみの場合がある
  3. 英語必須指定の場合でも他言語換算で利用できる
  4. 国際系学部であれば全大学で韓国語が利用可能である
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正解: B. 共通テストで使えても二次試験が英語のみの場合がある
共通テストで韓国語が使えても、国公立大学の二次試験で英語しか選択できない場合があり、確認が必要です。

よくある質問

Q. 共通テスト韓国語にリスニングはありますか?
リスニングテストはありません。筆記試験(80分・200点満点)のみで採点されます。英語のような個別音響機器を用いた聞き取り試験は課されません。
Q. 高校で韓国語を履修していなくても受験できますか?
受験可能です。共通テストの出願時に外国語科目の中から韓国語を選択して登録すれば、高校での履修歴に関係なく誰でも本番で受験できます。
Q. 過去問や正解はどこで手に入りますか?
大学入試センターの公式サイトで過去の本試験問題・正解・配点がPDF形式で無料公開されています。過去のセンター試験の問題も活用できます。
Q. 国公立大学でも韓国語で受験できますか?
多くの国公立大学で共通テストの外国語として韓国語を選択できます。ただし、個別学力検査(二次試験)で英語が必須指定されている場合があるため募集要項の確認が必要です。
Q. 韓国語の専用参考書がない場合の勉強法は?
ハングル能力検定試験3級〜準2級やTOPIK IIの対策教材で発音変化・文法・ことわざを学び、大学入試センターの公式サイトから印刷した過去問で演習を行います。

2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部