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「是非」の英語表現と状況別の使い分け・例文

「是非」の英語表現と状況別の使い分け・例文

日本語の「是非」には1対1で対応する英単語が存在しないため、話者の立場や文脈に応じて表現を使い分ける必要があります。相手に何かを勧めるならPlease doやFeel free to、お誘いを快諾するならI'd love toやDefinitely、許可を与えるならBy all meansを使うと、自然で意図に合った英語表現になります。

一目でわかる「是非」の英語表現早見表

日本語の「是非」は非常に便利な言葉ですが、英語では「誰が行動するのか」「どのような場面なのか」によって使う語句が明確に分かれます。まずは全体像を以下のマトリクスで把握しましょう。

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文脈・役割おすすめの英語表現丁寧さ・ニュアンス日本語訳の目安
相手に行動を促すFeel free to + 動詞丁寧・親切(ビジネス〜日常)「お気軽に是非〜してください」
相手に行動を促すPlease do + 動詞丁寧・フォーマル「是非〜してください」
相手に行動を促すYou should definitely + 動詞親しみやすい〜カジュアル「絶対に〜したほうがいいよ」
誘い・提案を快諾するI'd love to!丁寧かつ前向き「是非ご一緒したいです!」
誘い・提案を快諾するDefinitely! / Absolutely!明るい・確信的「ぜひぜひ!」「もちろん!」
相手に許可を与えるBy all means.非常に丁寧・格式高い「どうぞ是非お使いください」
相手に許可を与えるGo ahead. / Please do.標準的・日常〜ビジネス「どうぞどうぞ」「是非どうぞ」
自身の強い願望を表すI really hope to + 動詞誠実・標準的「是非〜したいと思っております」

このように、「是非行きます」と自分が受ける場合と、「是非お越しください」と相手に促す場合では、選ぶべき英語表現が根本的に異なります。誤った表現を選ぶと、相手に不自然な印象を与えたり、押し付けがましく聞こえたりすることがあるため注意が必要です。

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相手に促す・勧める「是非〜してください」の英語

相手に何かの行動をおすすめしたり、来訪や参加を促したりする際の「是非〜してください」は、相手との関係性や求める強制力の度合いによって言い回しを変えます。

親切にお願い・案内する:Feel free to + 動詞の原形

ビジネスメールやオフィスの案内で最も重宝するのがFeel free to + 動詞の原形です。「遠慮なく、お気軽に是非〜してください」という温かいニュアンスがあり、相手に負担を感じさせずに促すことができます。

丁寧に促す:Please do + 動詞の原形

Please単体よりも、助動詞のdoを挟むことで「是非とも」という強調の気持ちを品よく添えることができます。改まった場面やフォーマルなビジネス文脈に適しています。

念押しで促す:Be sure to + 動詞の原形

「忘れずに必ず〜してね」「絶対に見てね」というニュアンスを含んだ「是非」です。友人への観光案内や、確実に行動してほしい手続きの案内に向いています。

熱意を込めておすすめする:You should definitely + 動詞の原形

親しい友人や同僚に対して「これ、絶対に試したほうがいいよ!」と熱意を持って強く勧める場合の鉄板フレーズです。

相手に促す3つの「是非」
😊親切に案内

Feel free to+動詞。遠慮なくお気軽に促す温かい表現。

🤝丁寧に促す

Please do+動詞。doで強調を品よく添える改まった表現。

📌念押しで促す

Be sure to+動詞。忘れずに必ずやってほしいときに使う。

相手との関係性や伝えたいニュアンスに合わせて使い分けます。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

次の疑問勧めるだけでなく何かをお願いしたいときは、依頼のニュアンスに応じた「ください」の英語表現も参考になります。

誘いや提案を快諾する「是非!」の英語表現

食事やイベント、会議などに誘われた際に、「喜んで!」「ぜひぜひ!」と快諾する返答表現です。返答のトーンによって相手に伝わる熱量が大きく変わります。

品よく快諾する定番:I'd love to

I would love toの短縮形で、ビジネスからプライベートまで幅広く使える上品で好印象な表現です。後ろに動詞を続けることも、これ単体で返答として使うこともできます。

明るく元気に「ぜひぜひ!」:Definitely! / Absolutely!

友人同士の会話や、フランクな同僚とのやり取りで「もちろん!」「ぜひぜひ!」と即答したいときに最適な一言です。

会話の流れで見る快諾のダイアログ

話者英語セリフ日本語訳
同僚AWe are going to try that new Italian restaurant down the street. Would you like to come along?通りの先にある新しいイタリアンレストランに行ってみようと思っているんだけど、一緒に行かない?
同僚BI'd love to! I've been wanting to check that place out.是非行きたいです!あのお店、ずっと気になっていたんですよね。
同僚AGreat! We are leaving at noon, so let's meet in the lobby.よかった!12時に出るから、ロビーで待ち合わせしましょう。
同僚BSounds perfect. Definitely count me in.ばっちりです。ぜひ私を入れておいてください。
誘いを快諾する英語のトーン差

I'd love to

  • 品よく快諾する定番表現
  • 上品で好印象を与える
  • ビジネスから日常まで幅広く対応
  • 単体でも後ろに動詞を続けても可

Definitely! / Absolutely!

  • 明るく元気な「ぜひぜひ!」
  • 友人やフランクな同僚向け
  • 「もちろん!」と即答する場面に最適
  • 強い確信や意気込みを伝える

場面のフォーマル度や伝えたい熱量に応じて使い分けます。

対面やオンラインでのやり取りをさらに磨きたい方は、英会話の総合ガイドを参考にしてください。

許可を与える「ぜひどうぞ」の英語表現

「これを使ってもいいですか?」「質問してもよろしいですか?」と相手から尋ねられた際、「ええ、是非どうぞ!」と快く許可を与える場面の英語です。

改まった承諾:By all means.

非常に丁寧で品格のある返答です。相手への敬意を示しながら「喜んで許可します」「是非ともそうしてください」と伝えることができます。ホテルのスタッフが宿泊客に応対する際や、ビジネスのフォーマルな商談でよく耳にします。

自然で一般的な返答:Go ahead. / Please do.

日常会話や一般的なオフィス業務では、By all meansよりもGo aheadやPlease doのほうが堅苦しさがなく自然です。

許可を与える表現のフォーマル度
◀ 日常・標準的格式高い ▶
Go ahead. / Please do.日常会話や一般的なオフィス業務で自然に使える表現
By all means.ホテルの接客やフォーマルな商談で敬意を示す品格ある表現

相手との間柄や場面の改まり度合いによって使い分けます。

「是非」の英語表現まとめのイメージ

相手に許可を出す際の幅広い言い回しについては、「どうぞ」は英語で何て言う?でも確認できます。

次の疑問相手の行動を「どうぞ進めて」と促す場面なら、日常会話でよく使われるgo aheadの使い方も押さえておくと便利です。

ビジネスメールで使える「是非」の英語テンプレート

ビジネスメールで「是非」と伝える場合、押し付けがましい命令口調(You mustなど)を避け、相手への配慮を含んだ表現を選ぶ必要があります。丁寧度の違いを以下の表にまとめました。

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表現形式丁寧度押し付けがましさ主な活用シチュエーション
We would appreciate it if you could...高(最上級)皆無(非常に控えめ)取引先への検討依頼・確認依頼
Please do + 動詞中〜高低(品のある促し)資料送付時の閲覧依頼・イベント招待
Feel free to + 動詞中(標準的)皆無(負担軽減)質問受付・オフィス来訪の歓迎
You should + 動詞低(カジュアル)中(意見の押し出し)気心の知れた同僚への業務アドバイス

シチュエーション別メール例文

日々のビジネス連絡でコピー&ペーストして活用できる例文です。

実務で役立つ文面をさらに知りたいときは、ビジネスの例文集が参考になります。

誤用に注意!「By all means」の本当のニュアンス

和英辞典で「是非」と引くと真っ先にBy all meansが記載されていることが多いため、何にでも使える万能表現と誤解されがちです。しかし、実際の使われ方には明確な制約があります。

誤用パターン1:自分が参加するときに「是非!」と言ってしまう

相手から「パーティーに来ませんか?」と誘われたときに、快諾のつもりで「By all means!」と答えるのは不自然です。By all meansは「他者に行動を許す・促す」文脈で使われるため、自分の行動に対しては使えません。

誤用パターン2:カジュアルな日常会話で連発してしまう

By all meansは非常に古風で格式の高い響きを持っています。友人から「このペン借りていい?」と聞かれて「By all means.」と答えると、執事や貴族のような大げさなトーンに聞こえてしまうことがあります。親しい間柄ではSure!やGo ahead!を使うのが自然です。

社交辞令の「また是非!」を英語で自然に言うには?

別れ際に「また是非ご飯でも行きましょう!」と軽く伝える日本語の社交辞令を、直訳して強い命令形にすると相手に圧迫感を与えます。英語では以下のように「〜できたらいいですね」というトーンで表現するのが一般的です。

By all meansの注意点と社交辞令
⚠️自分の行動には使えない

他者に許可・促進する表現のため誘いの返答には不可。

🏛️日常会話では大げさ

非常に格式高いため親しい間柄ではGo ahead等を使う。

💬また是非の自然な言い方

We should definitely catch up soon等で表現する。

使い方の制約と、別れ際の自然な「また是非」のコツです。

名詞としての「是非(善悪・可否)」の英語表現

日本語の「是非」には、副詞の「ぜひとも」だけでなく、「事の是非を問う」「是非を議論する」のように、物事の善悪、正誤、よしあしを表す名詞としての用法もあります。この場合の英語は副詞表現とは全く異なります。

英語表現ニュアンス例文
right and wrong善悪・道徳的な正しさChildren should be taught the difference between right and wrong.
子どもには物事の是非(善悪)の違いを教えるべきです。
pros and cons賛否両論・利害得失・可否The committee discussed the pros and cons of the new tax policy.
委員会は新税制の是非(長所と短所)について議論しました。
propriety妥当性・正当性・礼儀Some critics questioned the propriety of the official decision.
一部の批評家はその公的決定の是非(妥当性)に疑問を呈しました。
whether to ... or not〜すべきか否か(可否)They debated whether to introduce the remote work system or not.
彼らはリモートワーク制度導入の是非について討論しました。

「是非を判断する」と言いたい場合は、単にjudge right and wrongとするか、文脈に応じてevaluate the pros and cons(利害得失を評価する)と表現すると、正確な論理関係が相手に伝わります。

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理解度チェック

Q1. 相手からの誘いに「是非!」と快諾する返答はどれ?

  1. By all means!
  2. I'd love to!
  3. Go ahead.
  4. Please do.
答えを見る

正解: B. I'd love to!
誘いへの快諾にはI'd love to!などを用います。By all meansやGo aheadなどは相手に許可を与える表現です。

Q2. 「By all means」を使う際の注意点はどれ?

  1. 親しい友人同士の会話でのみ使える
  2. 自分の行動に対する快諾には使えない
  3. ビジネスメールの結びでのみ使われる
  4. 物事の善悪を議論する名詞として使う
答えを見る

正解: B. 自分の行動に対する快諾には使えない
By all meansは他者に行動を許す・促す文脈で使うため、自分が参加する際の返答として使うのは不自然とされています。

Q3. 物事の善悪や道徳的正しさを意味する「是非」はどれ?

  1. pros and cons
  2. propriety
  3. right and wrong
  4. whether to ... or not
答えを見る

正解: C. right and wrong
本文の表によると、善悪・道徳的な正しさを表す名詞の「是非」にはright and wrongが対応します。

「是非」の英語で迷わないための3ステップ思考フロー

日本語の「是非」を一語で直訳しようとすると、誤用が生じやすくなります。自然な英語を選ぶためには、次の3つの手順で状況を整理するのが近道です。

  1. ステップ1:行動する主体は「自分」か「相手」かを確認する
    自分が誘いに応じる場合は I'd love to や Definitely などの快諾フレーズを選びます。相手に行動してほしい場合はステップ2へ進みます。
  2. ステップ2:相手への働きかけが「おすすめ・勧誘」か「許可・承諾」かを区別する
    こちらから何かを促すなら Feel free to や Please do、相手の申し出を「どうぞ」と許すなら Go ahead や By all means を選びます。
  3. ステップ3:相手との心理的距離とフォーマル度を調整する
    改まったビジネスであれば敬意の高い構文を、気心の知れた間柄であれば簡潔で明るい表現を選択します。

このように「誰の行動か」「促すのか許すのか」を段階的に切り分けることで、不自然な言い回しを防ぐことができます。

「是非お越しください」で「Please come」が避けられる理由

来客やイベントの案内に「是非お越しください」と伝えたいとき、Please come と直訳するのは避けたほうが無難です。

日本語の「是非」は相手への親愛や歓迎を込めたクッション言葉として機能します。しかし英語の please は、命令文の角を少し和らげる機能にとどまるため、Please come だと「来てください(指示)」という響きが強く残り、状況によっては上から目線や強制のように受け取られることがあります。

相手の自由意思を尊重しつつ、歓迎の熱意を丁寧に伝えるには、相手を主語に据えた招待の構文や、こちらの喜びを伝える表現に置き換えるのが英語圏の標準的なマナーです。

強い念押しを伝える「是非とも」の英語表現

日常的なおすすめにとどまらず、「何としても」「絶対に外せない」という強い念押しや希望を込めたい場合の表現です。

表現ニュアンス例文
without fail必ず・間違いなく(不履行を許さない強い念押し)Please submit the report by Friday without fail.(金曜日までに是非ともレポートをご提出ください。)
strongly recommend強く勧める(客観的確信を持った推薦)I strongly recommend checking the contract terms.(契約条件を是非ともご確認いただくことを強くお勧めします。)
I insist是非そうさせてほしい(遠慮する相手への強い申し出)Please let me pay for dinner, I insist.(夕食は是非私におごらせてください、遠慮なさらないで。)

これらの語句を補うことで、単なる丁寧さを超えた強い熱意や重要性を的確に伝えることができます。

社交辞令の「また是非」で誤解を生まない距離感の保ち方

日本語では別れ際の挨拶として「また是非お話ししましょう」と気軽に口にしますが、英語圏では表現の選び方によって受け取られ方が異なります。

具体的な時期や手段を口にすると、相手は「本気の約束」として予定の調整を期待することがあります。社交辞令としての軽い好意にとどめたい場合は、日時をあえて特定しない曖昧な表現を用いるのが通例です。

sometime(いつか)を添えることで、相手にプレッシャーを与えずに好印象のまま会話を締めくくることができます。

よくある質問

Q. 「是非」を英語1単語で言うなら何ですか?
相手の誘いに応じるなら「Definitely!」や「Absolutely!」、許可を与えるなら「Certainly!」が1単語で使える代表的な表現です。場面に応じて選びましょう。
Q. ビジネスメールの結びで「是非ご検討ください」はどう書く?
「We would appreciate it if you could consider our proposal.」や「Please do consider this opportunity.」が丁寧でおすすめです。
Q. 「ぜひぜひ!」と強調して返事したいときは?
「Definitely!」や「I'd love to!」「Count me in!(ぜひ仲間に入れて!)」と明るく答えると、熱意や前向きな気持ちがしっかり伝わります。
Q. 「是非お越しください」と英語で招待客に伝えるには?
「Please do come to our event.」や「We would be delighted to have you join us.」と表現すると、押し付けにならず歓迎の意を表せます。
Q. 「事の是非」を英語で議論するときはどう言う?
「discuss the pros and cons of ...(〜の是非を議論する)」や「debate the propriety of ...(〜の妥当性を議論する)」を使うのが的確です。
Q. 「是非ご遠慮なく」と相手の気後れをなくしたいときの英語は?
相手に気兼ねしてほしくない場面では Please don't hesitate to contact us.(是非ご遠慮なくお問い合わせください)や、おもてなしの場で使う Please make yourself at home.(どうぞ是非ごゆっくりおくつろぎください)が適しています。
Q. 「是非とも私にやらせてください」と自分から強く立候補するには?
熱意を持って申し出る際は Please let me handle this task.(この業務は是非私にお任せください)や I would be more than happy to do it.(喜んで是非やらせていただきます)と伝えると前向きな意欲が伝わります。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部