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経験の英語表現|experienceの使い方
「経験」は英語でexperience(エクスペリエンス)と表し、名詞のほかに「経験する」という動詞としても使われます。
文法上、業務知識やスキルの蓄積を表すwork experience(実務経験)は不可算名詞、個々の出来事を表すan unforgettable experience(忘れられない経験)は可算名詞として扱われます。

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「経験」を表す英語の基本と可算・不可算のルール
「経験」の基本英単語は experience です。発音記号は /ɪkˈspɪəriəns/(米音では /ɛkˈspɪrɪəns/)で、カタカナでは「エクスペリエンス」と表記されます。
名詞として使う場合、最も重要な文法上のポイントは「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」で意味合いが明確に分かれる点です。
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| 区分 | 英語の形 | 意味・ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| 不可算名詞 | experience(無冠詞・単数形) | 業務知識、スキル、人生で積み上げた経験値 | I have three years of experience in sales. (私には営業で3年の経験があります。) |
| 可算名詞 | an experience / experiences | 個別の出来事、思い出、具体的な体験談 | Studying abroad was an unforgettable experience. (留学は忘れられない経験でした。) |
キャリアやスキルを語るときは、全体としての蓄積を指すため不可算名詞として扱います。一方、「貴重な体験をした」「大変な思い出だった」のように特定の1つの出来事を指す場合は、a memorable experience や bad experiences のように不定冠詞 a や複数形の -s を伴います。
名詞の区別をさらに深く理解したい場合は、可算名詞と不可算名詞の見分け方を確認してください。
次の疑問冠詞の a を付けるべきか迷ったときは、experienceの可算・不可算の使い分けで具体的な判断基準を確認できます。
動詞「経験する」の使い方と現在完了形との見極め
experience は名詞だけでなく動詞としても機能します。規則変化動詞であり、過去形・過去分詞形は experienced、現在分詞形は experiencing です。主語が感情や出来事、身体的な感覚を直接体験することを表します。
- The company is experiencing rapid growth.
(その企業は急速な成長を経験しています。) - I experienced severe turbulence during the flight.
(フライト中に激しい乱気流を経験しました。)
動詞としての詳しい語法や例文は、「経験する」の動詞表現と構文で詳しく解説しています。
単語の experience と現在完了形(have done)の使い分け
日本語で「〜を経験したことがある」と言いたいとき、必ずしも英単語の experience を使う必要はありません。日常会話で「富士山に登ったことがある」「フランス料理を食べたことがある」といった個人の体験を述べる際は、現在完了形(have + 過去分詞)を用いるのが最も自然です。
- 自然な日常会話:I have climbed Mt. Fuji twice.
(富士山に2回登ったことがあります。) - 不自然に堅い表現:I have an experience of climbing Mt. Fuji.(文法的に間違いではないものの、大げさに聞こえます)
単語としての experience を使うのは、その出来事を通して特別な感慨やスキルを得たことを強調したい場合や、ビジネスにおいて業務実績を明確に語る場合に適しています。
体験を述べる時制の整理には、過去形と現在完了形の違いと使い分けが役立ちます。
日常的なやり取りの基礎を広く身につけたいときは、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
次の疑問動詞としての詳しい語法や例文をさらに知りたいなら、「経験する」を表す動詞表現のまとめが役立ちます。
ビジネス・面接で使える「業務経験」と前置詞の選び方
英文履歴書(レジュメ)や採用面接では、自身の経歴を正確に伝えるために前置詞の使い分けが極めて重要になります。基本の枠組みは have [期間] of experience + 前置詞 ですが、後ろに続く名詞の種類によって前置詞を切り替えます。
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| 前置詞 | 後ろに続く言葉 | 使われる場面・ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| in | 業務分野・職種・業界 | 特定の専門領域における総合的な経験 | I have five years of experience in digital marketing. (デジタルマーケティング分野で5年の経験があります。) |
| with | ツール・言語・顧客・特定の対象 | 特定の技術やシステムを実際に扱った経験 | She has extensive experience with Python and SQL. (彼女はPythonとSQLを扱った豊富な経験があります。) |
| as | 役職・肩書 | 特定のポジションや役割としての経験 | He has three years of experience as a project manager. (彼にはプロジェクトマネージャーとしての3年の経験があります。) |
| of | 行為・動作(動名詞 -ing など) | 特定の業務プロセスや行動を行った経験 | I have practical experience of leading remote teams. (私にはリモートチームを率いた実践的な経験があります。) |
職務経歴をより詳しくアピールするフレーズは、実務経験を伝える英語表現を参考にしてください。また、面接官から過去の実績を質問されたり相手に尋ねたりする場面では、「〜の経験はありますか」と質問する英語例文を押さえておくとスムーズに応答できます。
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経験の多寡・有無を表す英語表現(経験者・未経験)
スキルや業務への習熟度を表現するフレーズも多岐にわたります。経験の積み重ねや、スキルの豊かさを表す表現を整理しておきましょう。
経験を積む・重ねる
経験を獲得する動詞としては gain experience や build experience、あるいは長期間かけて蓄積する accumulate experience が用いられます。具体的な文脈別の使い分けは、「経験を積む」の英語表現をご覧ください。
経験が豊富・経験が浅い
経歴の厚みを伝える形容詞表現には次のようなものがあります。
- He is rich in experience in this field. / He is highly experienced.
(彼はこの分野の経験が非常に豊富です。) - She has limited experience in accounting.
(彼女は会計の経験が浅いです。)
詳しい言い回しは、経験が豊富・浅いを表す英語で体系的にまとめています。
未経験・経験者を表す名詞表現
採用の文脈で「経験者優遇」や「未経験歓迎」と書く場合、英語では次のように表現します。
- 未経験者歓迎:No experience required / Entry-level position
- 経験者:experienced candidate / experienced professional
求人や応募で頻出する言い回しは、「経験者」にまつわる英語表現で確認できます。なお、ゲームやエンタメで使われる「経験値(EXP)」の語源や用法は、日常のキャリア表現とは異なり、経験値(EXP)の英語と略称の解説で取り上げています。

次の疑問スキルの積み重ねをより自然に表現したいときは、「経験を積む・重ねる」の英語表現を合わせて押さえておきましょう。
日常会話・人生論で使える「経験」の慣用フレーズ
日本語には「私の経験上」「辛い経験」「何事も経験」といった人生訓や前置きフレーズが多く存在します。直訳を避けて自然な英語表現を身につけましょう。
意見を述べるときの前置き
自分の過去の体験に基づいた個人的な見解を述べる際は、in my experience が定番です。
- In my experience, honest communication solves most problems.
(私の経験上、率直な対話がほとんどの問題を解決します。)
類似の切り出し方は、「私の経験では」を伝える英語フレーズで詳しく紹介しています。
辛い経験・逆境を表す表現
困難な出来事や試練を乗り越えたことを語る際は、単に bad experience と言うだけでなく、painful experience や動詞 go through(くぐり抜ける)を効果的に使います。
苦難を表現するニュアンスは、「辛い経験・大変な経験」の英語表現で深掘りしています。
「何事も経験」という前向きな捉え方
失敗や思いがけない出来事も学びに変える姿勢を表すには、次のようなことわざ・決まり文句が適しています。
- Everything is an experience.
(何事も経験です。) - Learn from experience.
(経験から学びなさい。)
失敗をポジティブに捉える言い回しのバリエーションは、「何事も経験」を表す英語フレーズに掲載しています。
注意したい類語との違い(experiment / try / undergo)
experience と綴りや意味が似ているため、学習者が誤用しやすい単語がいくつか存在します。状況に応じた正しい使い分けを押さえましょう。
experience と experiment の混同
スペルが非常に似ている experiment は「科学的・実証的な実験」を意味する名詞・動詞です。自らの人生や仕事で得る「体験」を指すことはできません。この2つの詳細な境界線は、experienceとexperimentの違いと識別法で解説しています。
try との使い分け
try は「試しにやってみる」という能動的な試みや挑戦に焦点を当てる単語です。一方、experience はその行為を通して何らかの刺激や感覚を受け取ることに重点があります。
- I want to try surfing.
(サーフィンをやってみたいです。※試行・挑戦) - I had a wonderful experience surfing in Hawaii.
(ハワイでのサーフィンは素晴らしい体験でした。※結果として得られた体験)
undergo と go through
試練、手術、検査、組織の変革など、不可避な変化や苦難を「受ける・経験する」場合には、フォーマルな動詞 undergo(例:undergo surgery)や、口語的な句動詞 go through(例:go through a crisis)がよく選ばれます。
目的別に選ぶ:次に読むべきおすすめ記事案内
「経験」に関する英語表現をさらに深く学びたい方は、目的に応じて以下の詳しい解説記事へ進んでください。
- 業務経験を英文レジュメや採用面接でアピールしたい方:実務経験の英語表現と自己PRテンプレート
- 動詞としての使い方や構文を基礎から例文で学びたい方:動詞experienceの使い方と構文パターン
- ビジネスで自分の経歴の豊富さを堂々と伝えたい方:「経験が豊富」を伝えるスマートな英語表現
- 会議や雑談で「私の経験上は」とスマートに切り出したい方:「私の経験では・経験上」の自然な英語フレーズ
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理解度チェック
Q1. 名詞のexperienceを不可算名詞として使う文脈はどれですか?
- 業務知識やスキルなどの積み上げた経験値
- 留学など特定の1つの具体的な思い出
- 旅行中に起きた個別の出来事
- 過去にあった忘れられない体験談
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正解: A. 業務知識やスキルなどの積み上げた経験値
個別の出来事や思い出は可算名詞として扱いますが、業務知識やスキル、人生で積み上げた全体の蓄積を指す場合は不可算名詞(無冠詞・単数形)として扱います。
Q2. 「ツールや特定の技術を扱った経験」を述べる際の前置詞はどれですか?
- in
- with
- as
- of
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正解: B. with
本文では、ツールや言語、顧客などの特定の対象を実際に扱った経験を表す場合、前置詞「with」を用いると説明されています。
Q3. 日常会話で「富士山に2回登ったことがある」と伝える最も自然な文言は?
- I have climbed Mt. Fuji twice.
- I have an experience of climbing Mt. Fuji.
- I experienced to climb Mt. Fuji twice.
- I made an experiment of climbing Mt. Fuji.
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正解: A. I have climbed Mt. Fuji twice.
日常会話で個人の体験を述べる際は、単語のexperienceを使わずに現在完了形(have + 過去分詞)を用いるのが最も自然であると説明されています。
よくある質問
- Q. experience は数えられない名詞(不可算名詞)ですか?
- 状況によって可算名詞としても不可算名詞としても使われます。仕事のスキルや人生の知識など「蓄積された経験値」を指す場合は不可算名詞(experience)となり、冠詞をつけず複数形にもしません。一方、「忘れられない思い出」や「特定の出来事」を指す場合は可算名詞(an experience / experiences)として扱います。
- Q. 「〜したことがある」と言いたいときは常に have experienced を使いますか?
- 日常会話では have experienced はあまり使われません。「富士山に登ったことがある」「寿司を食べたことがある」のような通常の体験は、現在完了形を用いて I have climbed Mt. Fuji. や I have eaten sushi before. のように動詞そのものを現在完了形にするのが最も自然です。
- Q. 職務経歴書で「営業の経験」と書く場合、前置詞は in と with のどちらですか?
- 営業のような職種や業界・業務分野を指す場合は前置詞 in を使い、experience in sales と表現するのが自然です。一方、Salesforce などのツールや特定製品を扱った経験を指す場合は前置詞 with を用いて experience with Salesforce とします。
- Q. 「未経験者」は英語で何と言いますか?
- 名詞として「未経験の人」を指す単語を無理に探すよりも、形容詞を用いて inexperienced person と言うか、求人等であれば entry-level applicant や someone with no prior experience のように表現するのが一般的です。
2026年9月27日更新・モチタン辞典編集部
experience
experienced
undergo
go through