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経験を積むの英語表現|使い分けと履歴書・面接の例文
「経験を積む」を英語で表す場合、ビジネスから日常会話まで最も標準的に使われる表現は gain experience です。カジュアルな会話なら get experience、着実に実績を築く文脈なら build experience が適しています。
「経験を積む」の基本英語表現一覧と使い分け
「経験を積む」と言いたいとき、英語では組み合わせる動詞によってフォーマル度やニュアンスが変化します。まずは代表的な動詞の特徴を一覧表で確認しましょう。
| 英語表現 | ニュアンス・特徴 | 使用シーン |
|---|---|---|
| gain experience | 最も標準的。有益な経験を徐々に自分のものにする | ビジネス全般・履歴書・日常会話 |
| get experience | 口語的。カジュアルに「経験を得る」と伝える | 日常会話・同僚との雑談 |
| build experience | 基礎から土台を固めてキャリアを積み上げる | キャリア形成・自己PR |
| accumulate experience | 長い時間をかけて大量の経験を蓄積する | ベテランの経歴・専門性の強調 |
| acquire experience | 努力や訓練を通じて知識・技術としての経験を習得する | 公的文書・学術・専門職の面接 |
日常会話では get experience が自然ですが、就職活動の面接や職務経歴書(レジュメ)では gain experience や build experience を使うと、前向きで知的な印象を与えられます。
日常会話全般の表現力を底上げしたい方は、英会話の総合ガイドもあわせて参考にしてください。
動詞別のニュアンスと実践的な例文
それぞれの動詞が持つ意味の違いを理解すると、場面に合わせて最適な表現を選べるようになります。詳しい語感と例文を見ていきましょう。
1. 最も万能な基本形:gain experience
gain は「価値のあるものを増やす・手に入れる」という意味を持ちます。仕事や留学などで有益な経験を得る場面において、最も広く使われる自然な表現です。
- I want to gain experience in international sales.
(海外営業の分野で経験を積みたいです。) - She gained valuable experience working as an intern at a law firm.
(彼女は法律事務所のインターンとして貴重な経験を積みました。)
2. 口語で気軽に使える:get experience
get は口語的な表現で、日常会話で「経験をする」「経験をもらう」と言いたいときに最適です。フォーマルなビジネス文書にはややカジュアルですが、面談や気心の知れた同僚との会話では頻繁に登場します。
- It is hard to get a job without experience, but you need a job to get experience.
(経験がないと仕事に就けないが、経験を積むには仕事が必要だというジレンマがあります。) - Where did you get that kind of experience?
(どこでそのような経験を積んだのですか?)
3. キャリアを着実に築く:build experience
build は「建物を建てる」ように、一段ずつ実績を積み上げて強固なキャリアを形成するイメージです。build up experience と句動詞にすると「徐々に増やしていく」過程がより強調されます。
- He is working hard to build experience in software development.
(彼はソフトウェア開発における経験を着実に積むために懸命に働いています。) - You should build up your experience step by step.
(一歩ずつ着実に経験を積み重ねていくべきです。)
4. 長年の蓄積を強調する:accumulate experience
accumulate は「徐々に蓄積する」「ため込む」という意味です。短期間の経験ではなく、長年の勤務や研究によって大量の知見が蓄えられた状態を表すのに適しています。
- Over the past twenty years, he has accumulated vast experience in risk management.
(過去20年間にわたり、彼はリスク管理における膨大な経験を積み重ねてきました。)
5. 専門的な能力を身につける:acquire experience
acquire は「習得する」「獲得する」を意味するやや硬い語です。単にその場にいただけではなく、教育・研修・実践を通じて自発的にスキルとしての経験を我が物にしたというニュアンスを含みます。
- Through this project, the team acquired extensive experience in cloud migration.
(このプロジェクトを通じて、チームはクラウド移行に関する幅広い経験を習得しました。)
gain
- 価値あるものを増やす・得る
- ビジネス全般で万能に使える
- 有益な経験を自分のものにする
get
- 口語的でカジュアルな表現
- 日常会話や同僚との雑談向け
- 「経験をもらう」感覚に近い
build
- 建物を建てるように積み上げる
- 基礎から実績を固めるイメージ
- build up で過程をより強調
場面や伝えたいキャリアの過程に合わせて動詞を使い分けます。
次の疑問職歴やキャリアとしての経験を具体的に伝えたいときは、実務経験や業務経験を表す英語表現も合わせて押さえておくと便利です。
「経験を積み重ねる」「経験を重ねる」の英語表現
単に「経験する」だけでなく、「何度も繰り返して経験を積み重ねる」「年月を経て経験を重ねる」というニュアンスを強調したい場合に使える表現を解説します。
時間とともに積み上がる:build up experience over time
over time(時間をかけて)を組み合わせることで、継続的な努力によって経験が厚みを増していく様子を自然に描写できます。
- You will become a confident speaker as you build up experience over time.
(時間をかけて経験を積み重ねるにつれて、自信を持って話せるようになります。)
年齢や試行錯誤を重ねる:gain experience through...
「〜を通じて経験を重ねる」と言いたい場合は、前置詞 through や over years of を用いて背景を具体化するのが英語らしい表現です。
- She gained experience through trial and error over many years.
(彼女は長年の試行錯誤を通じて経験を積み重ねました。) - Through years of customer service, he gained a deep understanding of consumer needs.
(何年もの顧客対応の経験を重ねる中で、彼は消費者のニーズを深く理解するようになりました。)
注意したい表現:pile up の使い方
「積み重ねる」の直訳として pile up を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、pile up は「未処理の仕事や借金などが山積みになる」というネガティブな文脈で使われることが多いため、pile up experience と言うと不自然に聞こえます。
良い意味での蓄積には build up や accumulate を使いましょう。
over time を組み合わせて継続的な努力で厚みが増す様子を描写
through trial and error などを使い経験を重ねた背景を具体化
借金や未処理の仕事が山積みになる否定的な語のため避ける
時間の経過や試行錯誤を表す前置詞を使い、pile upの誤用に注意します。
「培った経験」を英語で表現する(履歴書・自己PR)
自己PRや職務経歴書で定番の「これまでに培った経験」「前職で培った経験」は、過去分詞や関係代名詞を使って表現します。文脈に応じて以下のパターンを使い分けましょう。
| 日本語表現 | 自然な英語フレーズ | 特徴・構文 |
|---|---|---|
| 培った経験(標準) | the experience gained | 過去分詞による後置修飾 |
| 私が培ってきた経験 | the experience I have gained | 現在完了形を用いた関係代名詞節 |
| 蓄積してきた経験 | accumulated experience | 過去分詞の前置修飾 |
| これまでの経験 | past experience / previous experience | 最も簡潔な表現 |
1. 過去分詞による後置修飾:the experience gained through ~
何を通じて培った経験なのかを明確にできるため、英文履歴書で最も好まれる形です。
- I would like to leverage the experience gained through my previous projects.
(前職のプロジェクトを通じて培った経験を活かしたいと考えております。) - The experience gained in this role will be invaluable for your future career.
(この職務で培った経験は、あなたの将来のキャリアにとってかけがえのないものになるはずです。)
2. 現在完了形による修飾:the experience I have built / gained
「今に至るまで着実に積み上げてきた」という継続感を強調したいときに使います。
- I am eager to contribute to your company using the experience I have built over the past five years.
(過去5年間で培ってきた経験を活かし、貴社に貢献したいと強く思っております。)

「現場経験」「下積み」を表すコロケーションと熟語
単に経験と呼ぶだけでなく、「実地での経験」「現場経験」「下積み時代の経験」など、具体的なニュアンスを伴う表現を押さえておくと表現の幅が大きく広がります。
1. 実際に手を動かした現場経験:hands-on experience
座学や理論ではなく、実際の現場で手を動かして得た実践的なスキルを指す最頻出フレーズです。採用現場でも非常に重視される単語です。
- We are looking for candidates with hands-on experience in network administration.
(ネットワーク管理の実務・現場経験を持つ候補者を募集しています。) - This training program offers hands-on experience with modern equipment.
(この研修プログラムでは、最新機器を用いた現場実習の経験を積むことができます。)
2. 理論に対する実践経験:practical experience
本を読んで得た知識ではなく、現実の業務で役立つ実践経験を表します。
- University provides academic knowledge, but you need practical experience in the field.
(大学は学術的な知識を与えてくれますが、現場での実践的な経験を積むことも必要です。) - She has broad practical experience in digital marketing.
(彼女はデジタルマーケティングの実践的な経験を幅広く積んでいます。)
3. 下積みを経験する・駆け出しの経験:cut one's teeth on ~
「〜で下積みを経験する」「〜で最初の経験を積んで腕を磨く」という意味を持つ、ネイティブがよく使う慣用表現です。乳児の歯が生え始める様子に由来しています。
- He cut his teeth on local reporting before moving to a national newspaper.
(彼は全国紙に移る前、地方紙の取材現場で記者として下積みの経験を積みました。) - Many successful entrepreneurs cut their teeth in fast-paced startups.
(多くの成功した起業家は、スピード感のあるスタートアップ企業で駆け出しの経験を積んでいます。)
実際に手を動かして得た実践的な現場スキル(採用で高評価)
学術的知識に対し、現実の業務で役立つ実践経験
〜で下積みを経験する・腕を磨くという意味の慣用表現
座学や理論と区別した、実地や下積みでの経験を伝えるフレーズです。
文法上の落とし穴:不可算名詞のルールとNG表現
experience という単語は、文脈によって「数えられない名詞(不可算名詞)」と「数えられる名詞(可算名詞)」に分かれます。「経験を積む」という文脈で使う際には文法的な間違いが起きやすいため注意が必要です。
原則:「スキル・知識としての経験」は不可算名詞
知識、技術、キャリアの蓄積としての経験を表す場合、experience は不可算名詞([U])です。そのため、不定冠詞の a を付けたり、複数形の experiences にしたりしてはいけません。
- 誤:I want to gain an experience.(不可算のため a は不要)
- 誤:He has many experiences in sales.(スキルの蓄積には many や複数形を使わない)
- 正:I want to gain experience.
- 正:He has a lot of experience in sales. / He has much experience in sales.
例外:「個別の体験・思い出」は可算名詞
旅行の思い出や、特定の珍しい出来事・個々のエピソードを指す場合は可算名詞([C])になります。
- Studying abroad was an unforgettable experience for me.
(留学は私にとって忘れられない一つの体験でした。) - She shared her exciting travel experiences in Africa.
(彼女はアフリカでの刺激的な旅の体験談をいくつか話してくれました。)
日本人がやりがちなNG表現
直訳に引っ張られて以下のような不自然な英語を使わないように注意しましょう。
| NG表現 | ネイティブの印象・不自然な理由 | 正しい英語表現 |
|---|---|---|
| make experience | 経験は「作る」ものではないため通じない・不自然 | gain experience / get experience |
| stack experience | stack は「物理的な箱や書類を積み上げる」語のため使えない | build experience / accumulate experience |
| take experience | 受け取る・奪い取るニュアンスになり不自然 | gain experience |
不可算名詞 [U](知識・スキル)
- キャリアや技術としての経験
- 冠詞 a や複数形 -s は不可
- a lot of や much で量を表す
- 例: gain experience
可算名詞 [C](個別の出来事)
- 個々の体験・エピソードや思い出
- an experience や -s の形をとる
- 例: unforgettable experience
知識やスキルの蓄積は不可算名詞となり、a や複数形はつきません。
名詞の区別に不安がある方は、可算名詞と不可算名詞の見分け方(英文法)で基本ルールを確認しておきましょう。
次の疑問単数・複数の扱いで迷いやすい方は、experienceの可算・不可算の使い分けで具体的な見分け方を確認してみてください。
履歴書や英語面接ですぐ使える自己PRテンプレート
英文レジュメ(CV)や英語面接の場ですぐに活用できる、実績と経験をアピールするための実践的な穴埋めテンプレートです。カッコ内をご自身の経歴に合わせて書き換えてご活用ください。
1. 過去の業務経験を端的に述べるフレーズ
- Over the past [5 years], I have gained extensive experience in [digital marketing and data analysis].
(過去5年間にわたり、私はデジタルマーケティングおよびデータ分析において広範な経験を積んでまいりました。) - I built a solid foundation of experience as a [sales representative] at [an IT startup].
(私はITスタートアップ企業での営業担当者として、確かな経験の基礎を築きました。)
2. 培った経験を活かして貢献したいと伝えるフレーズ
- I am confident that I can contribute immediately by leveraging the hands-on experience I have acquired in [project management].
(プロジェクト管理において培ってきた実践的な経験を活かすことで、即戦力として貢献できると確信しております。) - I hope to apply the practical experience gained through [working with overseas clients] to this role.
(海外クライアントとの業務を通じて培った実務経験を、このポジションで発揮したいと考えております。)
3. 今後さらに経験を積んで成長したいと伝えるフレーズ
- I am eager to join your team to further develop my skills and gain deeper experience in [financial consulting].
(貴社のチームに加わり、自らのスキルをさらに伸ばすとともに、財務コンサルティングの分野でより深い経験を積みたいと熱望しております。)
履歴書で伝える実績に合わせて適切な前置詞を選びたい方は、業務経験の前置詞(in/with/as/of)比較表と例文が参考になります。
次の疑問積んできた実績を次の仕事でどう活かすかアピールしたいなら、「経験を活かす」を伝える英語フレーズが役立ちます。
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理解度チェック
Q1. 「海外営業の分野で経験を積みたい」を表す自然な英文は?
- I want to gain experience in international sales.
- I want to gain an experience in international sales.
- I want to make experience in international sales.
- I want to pile up experience in international sales.
答えを見る
正解: A. I want to gain experience in international sales.
スキルとしての経験は不可算名詞のため冠詞aは不要です。また、makeやpile upを使う表現は不自然とされています。
Q2. 「手を動かして得た実践的な現場経験」を指す表現は?
- cut teeth experience
- accumulated pile
- hands-on experience
- stacked experience
答えを見る
正解: C. hands-on experience
本文では、座学ではなく実際の現場で手を動かして得た実践的なスキルを「hands-on experience」と説明しています。
Q3. 「積み重ねる」を pile up と表現する際の注意点は?
- 日常会話ではフォーマルすぎて使えない
- 未処理の仕事などネガティブな文脈で使われ不自然
- 物理的な箱を積むとき以外は使えない
- 過去完了形でしか使えない表現であるため
答えを見る
正解: B. 未処理の仕事などネガティブな文脈で使われ不自然
pile upは未処理の仕事や借金などが山積みになるというネガティブな文脈で使われることが多いため、経験を重ねる表現には不自然です。
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よくある質問
- Q. 「経験を重ねる」は英語で何と言いますか?
- 「経験を重ねる」は build up experience over time や accumulate experience と表現します。何年もの試行錯誤を経て重ねた経験なら gain experience through years of practice のように前置詞を用いて背景を補足すると自然です。
- Q. 「培った経験」は英語でどう書けばいいですか?
- 履歴書などでは the experience gained through ~(〜を通じて培った経験)や the experience I have built が最も定番です。名詞の前に置くなら accumulated experience(蓄積された経験)も使えます。
- Q. make experience と言ってはいけませんか?
- 使えません。日本語の「経験を作る」から連想されがちですが、英語の make は物理的に何かを作り出すイメージが強く、不自然な和製英語とみなされます。必ず gain、get、build などの動詞を使いましょう。
- Q. experience に a が付く時はどんな場合ですか?
- 「知識やスキルの蓄積」ではなく、「個別の体験や出来事」を表すときです。例えば It was a great experience.(それは素晴らしい体験だった)のように、一つの出来事として数えられる場合にのみ a が付きます。
- Q. 「下積みの経験を積む」の英語表現はありますか?
- 慣用句の cut one's teeth on ~ がぴったりです。He cut his teeth on local journalism. で「彼は地方紙の記者として下積みの経験を積んだ」という意味になります。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部