モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「留学経験がある」の英語表現

「留学の経験がある」を英語で表現する基本と関連フレーズ
「留学の経験がある」を英語で伝える最も自然な表現は、過去形を用いた I studied abroad in Canada.(カナダに留学していました)や、経験を強調する I have experience studying abroad. です。
直訳調の I have an experience of studying abroad は文法的に不自然に聞こえるため使いません。期間や渡航先を添えるだけで、日常会話からビジネス面接まで自然に伝わります。
留学の経験がある・留学経験があるの自然な英語表現
「留学の経験がある」「留学経験がある」と言いたいとき、英語では難しい構文を使う必要はありません。日常会話では単純過去形を使うのが最も一般的で自然です。
最も簡潔で自然な基本形
英語圏の会話では、わざわざ「〜の経験を所有している」という言い方をせず、過去に行った事実をそのまま述べる傾向があります。
- I studied abroad in the United States.(私はアメリカに留学した経験があります/留学していました。)
- I studied in the UK for one year during college.(大学時代にイギリスへ1年間留学しました。)
- I lived and studied in Australia.(オーストラリアに住んで勉強していました。)
日常会話で「留学経験はありますか?」と尋ねる場合も、現在完了形または過去形を用いてシンプルに表現します。
- Have you ever studied abroad?(留学したことはありますか?)
- Did you study abroad during college?(大学のときに留学しましたか?)
履歴書や面接で「経験」を強調したいときの表現
ビジネスの文脈や面接などで「留学という経験を持っています」と実績として強調したい場合は、現在完了形の have experience を用います。
- I have experience studying abroad in Singapore.(私はシンガポールでの留学経験があります。)
- I have some experience studying overseas.(海外で学んだ経験が多少あります。)
この場合、前置詞の in や動名詞を用いて have experience studying abroad や have experience as an exchange student(交換留学生としての経験がある)と繋げるのが自然です。
日常会話(基本形)
- 過去の事実としてシンプルに述べる
- I studied abroad in the US.
- Have you ever studied abroad?
面接・履歴書(実績の強調)
- 経験・実績としてアピールする
- have experience + 動名詞
- I have experience studying abroad.
日常会話では単純過去形、ビジネスや面接では have experience を使います。
日常会話全体の基礎や表現パターンを学びたい方は、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
直訳の罠とよくある文法ミス:experienceとabroad
日本の英語学習者が「留学経験がある」を英訳する際、直訳に頼ることで不自然な文を作ってしまう代表例が2つあります。文法的な仕組みを理解してミスを防ぎましょう。
「an experience of...」が不自然に聞こえる理由
辞書を引くと「経験=experience」と載っているため、I have an experience of studying abroad. と言ってしまう人が少なくありません。しかし、この英文はネイティブスピーカーにとって違和感があります。
英語の experience は、知識・スキル・経歴といった「一般的な経験」を指す場合、不可算名詞(数えられない名詞)として扱います。数えられない名詞には不定冠詞の a や an を付けません。また、「〜した経験」と動名詞を繋げる際に前置詞 of を使うのは古風、あるいは不自然に聞こえます。
一方で、an experience と可算名詞にする場合は、「人生を変えるような特定の個別の出来事や体験」を指します。例えば It was an unforgettable experience.(それは忘れられない体験だった)のような文脈です。
したがって、単に留学経験の有無を述べる場面では無冠詞の have experience studying... とする、あるいはシンプルに動詞の studied abroad を使うのが適切です。
副詞abroadに前置詞toを付けない
もう一つの頻出ミスが、I went to abroad. や I studied in abroad. のように前置詞を置いてしまう誤用です。
abroad や overseas は名詞ではなく「海外へ」「海外で」という意味を持つ副詞です。名詞ではないため、行き先を示す前置詞 to や場所を示す in は不要です。
- 誤り:I want to go to abroad.
- 正しい:I want to go abroad.(海外へ行きたいです。)
- 誤り:I studied in abroad.
- 正しい:I studied abroad.(留学しました。)
ただし、国名や都市名を後ろに続ける場合は、その国や都市に対して前置詞を補うため I studied abroad in Canada. の形になります。
不可算名詞のため冠詞a/anやofは不要。個別の体験なら可算。
abroadは副詞(海外へ/海外で)なので前置詞toやinは付けない。
studied abroadと動詞で言うか、have experience studyingを使う。
experienceの可算・不可算の区別と、副詞abroadの使い方に注意しましょう。
名詞としての使い方や類語のニュアンスの違いは、「経験」の英語類語・言い換えで詳しく解説しています。
次の疑問名詞のexperienceをどう使い分ければよいか迷う方は、experienceの数えられる名詞と数えられない名詞の区別もあわせて確認してみてください。
短期留学に行く英語表現と期間・形態別の言い分け
「短期留学に行く」と予定や決意を伝える表現や、留学の形態(語学留学・交換留学・学部留学)に応じた自然な英語表現を整理します。
「短期留学に行く」の英語表現
「短期留学」は英語で short-term study abroad や short-term study abroad program と表現します。これに「行く」「参加する」を表す動詞を組み合わせます。
- I am going to study abroad for a short period this summer.(今年の夏、短期留学に行く予定です。)
- I decided to go on a short-term study abroad program in Canada.(カナダへの短期留学プログラムに参加することに決めました。)
- I will do a short-term study abroad in Ireland next month.(来月、アイルランドへ短期留学に行きます。)
- I am planning to study English abroad for three weeks.(3週間、海外で語学留学をする予定です。)
日常会話では、プログラム名を言わずに study abroad for two weeks(2週間留学する)のように具体的な滞在期間を添えるだけでも十分に伝わります。
留学の形態別の言い分け
留学には語学学校への通学、大学間の交換留学、学位取得など様々な形態があります。目的に応じて以下の表現を使い分けましょう。
- 語学留学:language study abroad、go to an English language school overseas(語学学校に通って英語を学ぶ留学)
- 交換留学:exchange program、study as an exchange student(協定校への交換留学生としての滞在)
- 学部・正規留学:degree-seeking study abroad、study at a university overseas(海外の大学で学位取得を目指す留学)
- ワーキングホリデー:working holiday(就労と休暇を主目的とした滞在であり、学業を主目的とする留学とは区別されます)
語学留学
- language study abroad
- go to a language school
交換留学
- exchange program
- exchange student
学部・正規留学
- degree-seeking study abroad
- study at a university
留学の目的に応じて適した英語表現を使い分けましょう。
現地での生活や滞在先でよく使う表現は、留学・海外生活の英単語にまとめています。
次の疑問表現だけでなく実際の準備も進めたいときは、短期英語留学にかかる費用や期待できる効果をまとめた解説が参考になります。
留学カウンセラー英語表現の使い分けと比較表
留学の相談相手となる「留学カウンセラー」は、所属先や役割によって英語の呼称が異なります。民間の斡旋会社なのか、大学の学内窓口なのかで使い分ける必要があります。
| 英語表現 | 主な立場・所属 | ニュアンス |
|---|---|---|
| study abroad advisor | 大学・教育機関の職員 | 学内での単位互換や協定校への派遣手続きを公式に指導・助言する担当者 |
| study abroad counselor | 民間エージェント・相談機関 | 留学希望者の希望を聞き、進路や生活面全般の相談に乗る相談員 |
| education consultant | 民間の留学仲介・教育コンサルタント | 学校選びからビザ・キャリア設計まで総合的に有償支援する専門家 |
| study abroad agent | 民間留学代理店・斡旋業者 | 手続き代行や斡旋業務を主に行う業者・担当窓口 |
アメリカ英語では counselor、イギリス英語では counsellor と綴るのが一般的です。大学の国際課などに所属する公的な担当者は、通常 advisor と呼ばれます。
- I talked with a study abroad advisor at my university.(大学の留学アドバイザーに相談しました。)
- The study abroad counselor helped me choose the right school.(留学カウンセラーが自分に合った学校選びを手伝ってくれました。)

留学挨拶英語と自己紹介でそのまま使えるフレーズ集
留学先に到着した初日、語学学校のクラス、大学のオリエンテーション、ホストファミリーとの対面で役立つ挨拶・自己紹介フレーズです。
語学学校や大学オリエンテーションでの自己紹介
初対面のクラスメイトや講師に対して、出身地・専攻・留学の動機を簡潔に伝えます。
- Hi, I am Ken from Tokyo, Japan. Nice to meet you all.(こんにちは、日本の東京から来たケンです。皆さんよろしくお願いします。)
- I am here to improve my English speaking skills for my future career.(将来のキャリアのために英語のスピーキング力を伸ばしたくてここに来ました。)
- I major in economics back in Japan, and I am taking business courses here.(日本での専攻は経済学で、ここではビジネスの講義を受講しています。)
- This is my first time studying overseas, so I am very excited.(海外留学は今回が初めてなので、とても楽しみにしています。)
ホストファミリーやシェアハウスでの初日挨拶
滞在先の家族やハウスメイトには、温かい感謝の気持ちと協調姿勢を示します。
- Thank you so much for welcoming me into your home.(私を温かく家に迎えてくださり、本当にありがとうございます。)
- I am really looking forward to spending time with your family.(ご家族と一緒に過ごす時間をとても楽しみにしています。)
- Please let me know if there are any house rules I should follow.(守るべきハウスルールがあれば教えてください。)
- Please feel free to correct my English if I make mistakes.(私の英語に間違いがあれば、遠慮なく直してください。)
英語面接や履歴書で留学経験をアピールする例文
就職活動や転職の英語面接・英文レジュメ(履歴書)では、「留学した」という事実だけでなく、現地で何に挑戦し、どんな能力を得たかを具体的に語る必要があります。
英語面接での回答テンプレート
面接では、STAR法(状況・課題・行動・成果)を意識して構成すると説得力が増します。
例文:
During my sophomore year, I studied abroad at the University of California for one year. Initially, I struggled with group discussions due to the language barrier. To overcome this, I actively participated in after-class study groups and asked professors for feedback weekly. As a result, I successfully completed all coursework with top marks and built strong intercultural communication skills.
(大学2年のとき、カリフォルニア大学に1年間留学しました。
当初は言葉の壁からグループ討議に苦労しました。これを克服するため、放課後の勉強会に積極的に参加し、毎週教授に助言を求めました。その結果、すべての履修科目を優秀な成績で修了し、高い異文化適応力を身につけました。)
英文レジュメ(履歴書)のEducation欄での記載例
学歴欄(Education)には、通学校名、滞在都市、プログラム名、期間を箇条書きで記載します。
- University of Washington — Seattle, WA
Exchange Student Program, Focus on Global Business (Sep 2023 – Mar 2024) - Completed 16 credits of upper-division business courses in English.(英語による学部上級ビジネス講座16単位を修得。)
- Collaborated on multicultural team projects to analyze international market trends.(多国籍チームプロジェクトにおいて国際市場の動向を分析。)
優秀な成績での修了と異文化コミュニケーション力の獲得を提示
状況から成果まで順序立てて話すことで説得力のあるアピールになります。
次の疑問留学先で培ったスキルを面接でアピールしたいなら、「経験を活かす」を伝える英語表現を身につけておくと説得力が増します。
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理解度チェック
Q1. 「海外へ行きたい」を表現する英文として正しいものは?
- I want to go to abroad.
- I want to go abroad.
- I want to go in abroad.
- I want to go of abroad.
答えを見る
正解: B. I want to go abroad.
abroadは「海外へ」という意味を持つ副詞のため、行き先を示す前置詞toや場所を示すinなどは不要です。
Q2. 一般的な留学経験を語る際「experience」の扱いは?
- 必ず複数形のexperiencesにする
- 不定冠詞aを付けてan experienceとする
- 不可算名詞として扱い冠詞を付けない
- 必ず前置詞ofを直後に続けて修飾する
答えを見る
正解: C. 不可算名詞として扱い冠詞を付けない
知識や経歴などの一般的な経験を指す場合、experienceは不可算名詞(数えられない名詞)として扱うため、不定冠詞のaやanは付けません。
Q3. 大学の国際課などに所属する公的な担当者の一般的な呼称は?
- study abroad advisor
- study abroad agent
- education consultant
- study abroad counselor
答えを見る
正解: A. study abroad advisor
大学や教育機関に所属し、学内での単位互換や協定校への派遣手続きを公式に指導・助言する担当者は、通常advisorと呼ばれます。
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よくある質問
- Q. 留学経験は履歴書にどう書く?
- 英文レジュメのEducation欄に大学名や語学学校名、都市名、受講プログラム名(Study Abroad Programなど)と期間を明記します。得られた成果や履修内容を箇条書きで1〜2行添えると効果的です。
- Q. study abroadは名詞ですか?
- study abroadは動詞句として「留学する」という意味で用いるのが基本です。ただし、study abroad programのように複合名詞の一部(修飾語)として扱われることもあります。
- Q. 短期留学はshort-term tripですか?
- tripは観光旅行を想起させるため、学問を目的とする場合はshort-term study abroadやshort-term language programと表現するのが自然です。
- Q. 留学カウンセラーに相談するの英語は?
- consult with a study abroad counselorまたはtalk to a study abroad advisorと表現します。学内の相談窓口であればadvisorを使うのが適しています。
- Q. overseasとabroadの違いは?
- どちらも「海外で・海外へ」を意味する副詞ですが、overseasは「海を越えて」のニュアンスを含み、名詞の直前で形容詞(overseas studentsなど)としても広く使われます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部