モチタン辞典 › 読みもの › 中国語 › 麻雀牌と数字の中国語の読み方一覧

麻雀牌の読み方と中国語発音一覧
麻雀牌34種(数牌27種・字牌7種)の日本慣用読みは、中国語の標準語(普通話)や南方方言、日本語音読みが混ざり合って定着したものです。現代中国語では麻雀を麻将(májiàng)と呼び、各牌の名前も数字のピンインに牌種名を添えて発音します。
麻雀の数字1〜9の読み方と中国語発音
麻雀で使われる数字の読み方は中国語に由来しますが、日本の麻雀用語と現代中国語標準語(普通話)の発音には明確な違いがあります。まずは1から9までの数詞について、日本の麻雀での呼び名、中国語の漢字、拼音(ピンイン)、および実際の発音のコツを比較します。
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| 数字 | 日本麻雀での読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン)と声調 | 発音のコツ・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | イー | 一 | yī(第1声) | 平らに高く伸ばす「イー」。日本語の「胃」より高めの音 |
| 2 | リャン / アル | 二(两) | èr(第4声)/ liǎng(第3声) | èrは舌を奥に引くそり舌母音。liǎngは低く抑えて持ち上げる音 |
| 3 | サン | 三 | sān(第1声) | 平らに高く伸ばす「サン」。語末のnは舌先を上の歯茎につける |
| 4 | スー | 四 | sì(第4声) | 鋭く上から下へ落とす「スー」。舌先を下の歯の裏に置く |
| 5 | ウー | 五 | wǔ(第3声) | 低く抑えて軽く持ち上げる「ウー」。口をすぼめる |
| 6 | ロー / リュウ | 六 | liù(第4声) | 上から下へ落とす「リョウ(liòu)」。iuは実際には「iou」と発音 |
| 7 | チー | 七 | qī(第1声) | 息を強く押し出す有気音。平らに高く「チー」と伸ばす |
| 8 | パー | 八 | bā(第1声) | 息を破裂させない無気音。平らに高く伸ばす「バー」に近い音 |
| 9 | チュウ / キュウ | 九 | jiǔ(第3声) | 低く抑えて持ち上げる「ジヨウ」。iuは「iou」に近い響き |
日本の麻雀では数字の「2」をリャン(両)と呼ぶことが定着していますが、中国語で単に数字を順番に数えるときは一、二、三(yī, èr, sān)を用います。また「6」をロー、「9」をチュウと呼ぶ現象は、上海語や広東語といった南方方言の発音、あるいは歴史的な日本語の音読みの転訛が反映された結果です。
数牌(27種)
- 萬子(1〜9)
- 筒子(1〜9)
- 索子(1〜9)
字牌(7種)
- 風牌(東・南・西・北)
- 三元牌(白・發・中)
麻雀牌は数牌27種と字牌7種の計34種で構成されます。
「七」の中国語読みと鳴きの「チー」の違い
麻雀を打つ際、数字の「7」の中国語読みと、他家の捨て牌を順子(シュンツ)にする鳴きの呼称「チー」は同じカタカナ表記になります。しかし中国語の音声学的な観点では、漢字・ピンイン・口の形・舌の位置がまったく異なる別の単語です。
数字の「七(qī)」の発音構造
数字の7を表す漢字は七で、ピンイン表記はqī(第1声)です。子音の「q」は舌面音(ぜつめんおん)と呼ばれ、舌先を下の歯の裏につけたまま、舌の前部を上あご(硬口蓋)に密着させてから隙間を作り、強い息を一気に吐き出します。
日本語の「チ」に非常に近い口の形ですが、強く息を破裂させる有気音である点が特徴です。声調は第1声のため、音の高さ(ピッチ)を高く平らに保ちます。
鳴きの「吃(chī)」の発音構造
麻雀の鳴き用語である「チー」の語源は、中国語で「食べる」を意味する漢字吃であり、ピンイン表記はchī(第1声)です。子音の「ch」はそり舌音(舌尖後音)に分類されます。
舌先をスプーンのように軽く丸めて上あごの硬い部分(歯茎の後ろあたり)に近づけ、摩擦させながら強い息を吐き出して発音します。母音の「i」は日本語の「イ」ではなく、舌を丸めたまま出す曖昧な「ウ」に近い響きを帯びるため、実際のネイティブの発音は「チー」というより「チュ/チ(そり舌)」のように聞こえます。
| 項目 | 数字の「七」 | 鳴きの「チー(吃)」 |
|---|---|---|
| 中国語漢字 | 七 | 吃 |
| 拼音(ピンイン) | qī | chī |
| 子音の調音点 | 舌面音(舌の前部と硬口蓋) | そり舌音(舌先を上あごへそらせる) |
| 日本語の聞こえ方 | 息の強い澄んだ「チー」 | 舌を引いた深い「チー(チュに近い)」 |
| 意味 | 数量の7 | 直前の牌を食べる(順子として取り込む) |
中国語話者との対局や現地ルールでプレイする際、七(qī)と吃(chī)の舌の位置を正しく区別して発音できると、意思疎通が格段にスムーズになります。
正しい音の高低や発声法を確認したいときは、ピンインと四声(声調)の基本ルールが参考になります。
数牌27種の読み方とピンイン一覧表
麻雀の数牌(シュウパイ)は、萬子(ワンズ/マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)の3系統各9種、合計27種あります。各牌について、日本麻雀の通称、中国語の標準表記、ピンイン、声調を整理しました。
萬子(ワンズ / マンズ:wànzi)
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| 牌 | 日本麻雀読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン) | 声調の組み合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 一萬 | イーワン / イーマン | 一万 | yīwàn | 第1声 + 第4声 |
| 二萬 | リャンワン / リャンマン | 二万 / 两万 | èrwàn / liǎngwàn | 第4声 + 第4声 / 第3声 + 第4声 |
| 三萬 | サンワン / サンマン | 三万 | sānwàn | 第1声 + 第4声 |
| 四萬 | スーワン / スーマン | 四万 | sìwàn | 第4声 + 第4声 |
| 五萬 | ウーワン / ウーマン | 五万 | wǔwàn | 第3声 + 第4声 |
| 六萬 | ローワン / ローマン | 六万 | liùwàn | 第4声 + 第4声 |
| 七萬 | チーワン / チーマン | 七万 | qīwàn | 第1声 + 第4声 |
| 八萬 | パーワン / パーマン | 八万 | bāwàn | 第1声 + 第4声 |
| 九萬 | チュウワン / キュウマン | 九万 | jiǔwàn | 第3声 + 第4声 |
筒子(ピンズ:tǒngzi / bǐngzi)
中国語では筒子のことを一般に饼子(bǐngzi)または筒子(tǒngzi)と呼びます。日常的な呼称としては「一饼(yībǐng)」の形が広く用いられます。
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| 牌 | 日本麻雀読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン) | 声調の組み合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 一筒 | イーピン | 一筒 / 一饼 | yītǒng / yībǐng | 第1声 + 第3声 |
| 二筒 | リャンピン | 二筒 / 二饼 | èrtǒng / èrbǐng | 第4声 + 第3声 |
| 三筒 | サンピン | 三筒 / 三饼 | sāntǒng / sānbǐng | 第1声 + 第3声 |
| 四筒 | スーピン | 四筒 / 四饼 | sìtǒng / sìbǐng | 第4声 + 第3声 |
| 五筒 | ウーピン | 五筒 / 五饼 | wǔtǒng / wǔbǐng | 第3声 + 第3声(※変調) |
| 六筒 | ローピン | 六筒 / 六饼 | liùtǒng / liùbǐng | 第4声 + 第3声 |
| 七筒 | チーピン | 七筒 / 七饼 | qītǒng / qībǐng | 第1声 + 第3声 |
| 八筒 | パーピン | 八筒 / 八饼 | bātǒng / bābǐng | 第1声 + 第3声 |
| 九筒 | チュウピン | 九筒 / 九饼 | jiǔtǒng / jiǔbǐng | 第3声 + 第3声(※変調) |
※「五筒(wǔtǒng)」や「九筒(jiǔtǒng)」のように第3声が連続する場合、前の文字が第2声のように発音される声調変化(変調)が起きます。
索子(ソーズ:suǒzi / tiáozi)
中国語では索子のことを条子(tiáozi)と呼ぶのが一般的で、牌を呼ぶ際も「一条(yītiáo)」のように表現します。
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| 牌 | 日本麻雀読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン) | 声調の組み合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 一索 | イーソー | 一条 / 一索 | yītiáo / yīsuǒ | 第1声 + 第2声 / 第1声 + 第3声 |
| 二索 | リャンソー | 二条 / 二索 | èrtiáo / èrsuǒ | 第4声 + 第2声 / 第4声 + 第3声 |
| 三索 | サンソー | 三条 / 三索 | sāntiáo / sānsuǒ | 第1声 + 第2声 / 第1声 + 第3声 |
| 四索 | スーソー | 四条 / 四索 | sìtiáo / sìsuǒ | 第4声 + 第2声 / 第4声 + 第3声 |
| 五索 | ウーソー | 五条 / 五索 | wǔtiáo / wǔsuǒ | 第3声 + 第2声 / 第3声 + 第3声 |
| 六索 | ローソー | 六条 / 六索 | liùtiáo / liùsuǒ | 第4声 + 第2声 / 第4声 + 第3声 |
| 七索 | チーソー | 七条 / 七索 | qītiáo / qīsuǒ | 第1声 + 第2声 / 第1声 + 第3声 |
| 八索 | パーソー | 八条 / 八索 | bātiáo / bāsuǒ | 第1声 + 第2声 / 第1声 + 第3声 |
| 九索 | チュウソー | 九条 / 九索 | jiǔtiáo / jiǔsuǒ | 第3声 + 第2声 / 第3声 + 第3声 |
牌の読みに使われる音の一覧を確認したいときは、ピンイン表を活用してください。
字牌(風牌・三元牌)の読み方とピンイン
字牌(ツーパイ:字牌 zìpái)は、風牌(フォンパイ:四風牌)4種と、三元牌(サンゲンパイ)3種の合計7種から成ります。日本麻雀での特殊な読み方と、現代中国語における正確な発音を対照します。
風牌(四風牌:sìfēngpái)
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| 牌 | 日本麻雀読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン) | 発音の要点 |
|---|---|---|---|---|
| 東 | トン | 东 | dōng(第1声) | 唇を丸め、鼻腔の奥に響かせる「ドン」。第1声で高く伸ばす |
| 南 | ナン | 南 | nán(第2声) | 下から上へ引き上げる「ナン」。舌先を歯茎につけて終える |
| 西 | シャー | 西 | xī(第1声) | 口角を横に引いて高く平らに「シー」。日本の「シャー」とは異なる |
| 北 | ペー | 北 | běi(第3声) | 低く抑えて軽く持ち上げる「ベイ」。日本の「ペー」は方言由来 |
日本の麻雀で「西」をシャー、「北」をペーと呼ぶのは、中国の北方語ではなく上海語や広東語、福建語などの南方沿海部の方言音に由来しています。標準中国語(普通話)ではそれぞれxī(シー)、běi(ベイ)と発音します。
三元牌(sānyuánpái)
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| 牌 | 日本麻雀読み | 中国語表記 | 拼音(ピンイン) | 発音の要点 |
|---|---|---|---|---|
| 白 | ハク | 白 / 白板 | bái / báibǎn(第2声) | 無気音のb。下から上へピッチを上げて「バイ」と発音 |
| 發 | ハツ | 发 / 发财 | fā / fācái(第1声) | 上の前歯を下唇に軽く当てて息を出す。高く平らに「ファー」 |
| 中 | チュン | 中 / 红中 | zhōng / hóngzhōng(第1声) | そり舌音のzh。舌を丸めて高く平らに「ジョン」と響かせる |
三元牌の日本の呼び名であるハク(白)とハツ(發)は、中国語の発音ではなく日本語の漢音・呉音に根ざしています。一方、チュン(中)は中国語のzhōngが日本に伝わる過程で音写されたものです。
中国の対局では「白板(báibǎn)」「发财(fācái)」「红中(hóngzhōng)」と2文字で呼ぶことも一般的です。

なぜ読み方が違う?麻雀用語の語源と言語史
日本の麻雀用語を学ぶ際、多くの人が抱くのが「なぜ2をèrではなくリャンと呼ぶのか」「なぜ北京語のピンインとカタカナ読みが食い違うのか」という疑問です。これには中国語の文法規則と、麻雀が日本へ伝来した歴史的背景が深く関わっています。
「二」を「リャン(両)」と呼ぶ理由
中国語には「2」を表す語に二(èr)と两(liǎng)の2種類が存在します。基本的な使い分けとして、純粋に順番や数字そのものを数える(一、二、三…)ときは「二」を用いますが、数量を数えるとき(例:2本、2枚、2人)や度量衡の単位の前では「两」を用います。
麻雀牌は手に持つ牌の枚数や点数という「数量」のニュアンスを強く帯びる道具であるため、牌の呼称に两(liǎng)が採用され、それが日本で「リャン」として定着しました。
普通話(北京語)・南方方言・日本語の混在
日本の麻雀牌の読み方は、単一の言語体系から直訳されたものではなく、複数のルートが混淆して成立しました。
- 標準中国語(北方音)由来: イー(一: yī)、サン(三: sān)、スー(四: sì)、ウー(五: wǔ)、チュン(中: zhōng)など
- 南方方言(上海・広東・福建)由来: ペー(北: 閩南語・台湾語系で「pak/pe」に近い)、シャー(西: 上海語などで「xi/sa」系統の音)、ロー(六: 粤語や呉語の入声系統)
- 日本語の漢字音(音読み)由来: ハク(白: 日本漢字音)、ハツ(發: 日本漢字音)、マンズ(萬: 日本の貨幣単位からの類推)
麻雀は清末から民国初期にかけて中国沿海部(上海など)を通じて欧米や日本に伝播しました。そのため貿易港周辺で話されていた南方方言や当時の中国語音、そして日本人が受け入れやすい漢字の日本語音が混ざり合い、現在の一見不規則なカタカナ用語体系が作られました。
二(èr)
- 純粋に順番や数字を数える
- 例:一、二、三…
両(liǎng)
- 数量や度量衡の単位の前で使う
- 例:2本、2枚、2人
- 牌の枚数や点数のニュアンス
数字そのものを数えるか、数量を表すかで単語が使い分けられます。
次の疑問牌の呼び名以外の役名やルール用語の変遷も知りたいなら、日本の麻雀用語と中国語の麻雀用語の違いが参考になります。
麻雀の鳴き・動作用語の中国語漢字とピンイン
麻雀の対局で使われる動作や発声(ポン、チー、カン、ロン、ツモ)も、すべて中国語に明確な原義と漢字表記が存在します。
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| 発声・用語 | 中国語漢字 | 拼音(ピンイン) | 原義と語源の解説 |
|---|---|---|---|
| ポン | 碰 | pèng(第4声) | ぶつかる、出くわすの意。他人の牌と手牌がぶつかって刻子になる動作 |
| チー | 吃 | chī(第1声) | 食べるの意。上家の捨て牌を手牌に取り込んで順子にすること |
| カン | 杠(槓) | gàng(第4声) | てこ、棒、あるいは太い線の意。牌を横にして4枚揃える形状に由来 |
| ロン | 拢(攏)/ 和 | lǒng / hú | かき集める・揃えるの意(拢)。現代中国では「和了(húle)」と呼ぶのが一般的 |
| ツモ | 自摸 | zìmō(第4声 + 第1声) | 自分で手探りして探り当てるの意。自力でアガリ牌を引く動作 |
| リーチ | 立直 | lìzhí | 日本独自に発達した役・宣言。中国語でもそのまま「立直」と表記される |
| テンパイ | 听牌(聽牌) | tīngpái(第1声 + 第2声) | 牌を待つ・聞くの意。アガリの一歩手前で牌を待っている状態 |
| ノーテン | 没听 / 不听 | méitīng / bùtīng | テンパイしていない状態。「聴牌(tīngpái)していない」の否定形 |
なお、ゲーム名自体の表記についても違いがあります。日本では鳥のスズメを意味する「麻雀」と書きますが、現代中国語では一般的に麻将(májiàng)と表記されます。
中国の古典文学や古い文献では「麻雀」の表記も見られますが、標準的な日常会話や公的競技麻雀(国標麻将など)では打麻将(dǎ májiàng:麻雀を打つ)と表すのが標準的です。
「6」がロー、「9」がキュウと呼ばれる背景
中国語標準語で「6」は六(liù)ですが、麻雀の発祥地である長江下流域や華南地域(上海、広東、福建など)の方言では「lok」「luk」「lo」のように母音「オ」系統の音で発音されます。
1920年代頃に上海などの南方航路を通じて日本へ伝来した際、語尾が脱落して日本語の音韻に合わせて長音化した結果、「ロー」として定着しました。
一方、「9」を「キュウ」と呼ぶのは中国語の方言ではなく、日本語の漢音そのものです。伝来時に中国語風に読まれず、日本の伝統的な漢数字の読み方がそのまま採用されました。日本の麻雀用語は、中国語北方音・南方方言・日本語の漢音などが混在した独自の体系となっています。
筋や向聴数に見る数字の組み合わせ
日本の麻雀では、複数の数字を組み合わせた専門用語が日常的に使われます。
筋(スジ)の数字呼称
待ち牌や安全牌を読む際に使われる筋の呼称は、数字の中国語読みなどを連続させた形です。
- イーリーシャン(一・四・七):1(イー)、4(スー)、7(チー)の筋。麻雀では「イースーチー」と呼ばれるのが一般的です。
- リャンウーパー(二・五・八):2(リャン)、5(ウー)、8(パー)の筋。両面待ちの典型的な形です。
- サブローキュー(三・六・九):3(サン)、6(ロー)、9(キュウ)の筋。中国語由来の読みに日本語の「キュウ」が合体しています。
シャンテン数(向聴数)の表現
テンパイ(あと1枚で上がれる状態)までの枚数を表す用語にも数字が用いられます。
- イーシャンテン(一向聴):テンパイまであと1枚必要な状態
- リャンシャンテン(二向聴):テンパイまであと2枚必要な状態
- サンシャンテン(三向聴):テンパイまであと3枚必要な状態
10以上の中国語の数字と位取りの注意点
麻雀牌にはない10(十:shí/第2声)以降の数字も、基本ルールを把握すれば組み立てることができます。
11から99までの数え方
11から19は「十(shí)+数字」、20から99は「数字+十(shí)+数字」と並べます(例:11は十一 shí'yī、20は二十 èrshí、34は三十四 sānshí'sì、99は九十九 jiǔshí'jiǔ)。
100以上の大きな単位と「零」のルール
100以降の単位は、百=百(bǎi)、千=千(qiān)、万=万(wàn)です。中国語特有の注意点として、位の途中に挟まるゼロ(零 líng)の読み方があります。
- 100:一百(yī bǎi)
- 101:一百零一(yī bǎi líng yī)※十の位が0の場合、必ず「零」を発音します。
- 110:一百一十(yī bǎi yī shí)※口語では「一百一(yī bǎi yī)」と略されることもあります。
- 1005:一千零五(yī qiān líng wǔ)※連続するゼロも「零」は1回だけ読みます。
- 10000:一万(yī wàn)
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理解度チェック
Q1. 鳴きの「チー(吃)」の発音に関する説明として正しいものは?
- 舌面音で、舌先を下の歯の裏につけて発音する
- そり舌音で、舌先を丸めて上あごに近づけて発音する
- 息を強く破裂させない無気音で発音する
- 数字の「七(qī)」と全く同じ舌の位置で発音する
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正解: B. そり舌音で、舌先を丸めて上あごに近づけて発音する
鳴きの「吃(chī)」はそり舌音で、舌先を軽く丸めて上あごに近づけて発音します。舌面音なのは数字の「七(qī)」です。
Q2. 日本の麻雀で数字の2を「リャン」と呼ぶ理由は何ですか?
- 単に順番として数を数えているため
- 日本語の漢音や呉音の発音に由来するため
- 上海語や広東語などの南方方言に由来するため
- 牌の枚数や点数という「数量」のニュアンスを持つため
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正解: D. 牌の枚数や点数という「数量」のニュアンスを持つため
中国語では純粋に数を数える時は「二」、数量を数える時は「両(liǎng)」を用いるため、数量のニュアンスを持つ牌に「両」が採用されました。
Q3. 日本の麻雀用語「ハク(白)」と「ハツ(發)」の語源は?
- 標準中国語(北方音)の発音
- 日本語の漢字音(音読み)
- 南方方言(上海語や広東語)の発音
- 日本独自に作られた当て字の発音
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正解: B. 日本語の漢字音(音読み)
「ハク(白)」と「ハツ(發)」は中国語の発音ではなく、日本語の漢字音(漢音・呉音)に根ざしています。
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よくある質問
- Q. 中国語で「七」はどう発音しますか?
- ピンイン表記は「qī」で第1声です。舌先を下の歯の裏に当て、舌の前部から息を強く押し出して高い音を平らに伸ばします。鳴きの「吃(chī)」のようなそり舌にはなりません。
- Q. 麻雀の「リャンメン待ち」の中国語は?
- 中国語では「两面听(liǎngmiàntīng)」または「两头听(liǎngtóutīng)」と呼びます。2種類の待ち牌がある状態を指し、ここでも「二」ではなく「两」が使われます。
- Q. 現代の中国麻雀で使われる牌の数は何枚?
- 日本麻雀と同様に基本は数牌108枚と字牌28枚の計136枚です。ただし中国の公式ルール(国標麻将など)では、これに花牌(春夏秋冬・梅蘭菊竹)8枚を加えた全144枚で対局します。
- Q. 雀魂の中国語版で牌を呼ぶときはどう言いますか?
- 筒子は「一饼(yībǐng)」、索子は「一条(yītiáo)」、萬子は「一万(yīwàn)」と数字に牌種を続けて呼びます。字牌は「红中」「白板」「发财」と呼ぶのが一般的です。
- Q. 麻雀の「アガリ」は中国語で何と言いますか?
- 「和了(hú le)」と言います。漢字の「和」は日常語では hé と発音しますが、麻雀でアガる意味を表す場合は第2声の hú と発音する特殊な多音字です。
- Q. 麻雀のカタカナ発音は中国人に通じますか?
- 通じない可能性が極めて高いです。麻雀のカタカナ読みは南方方言や日本語の漢音が混在しており、標準語のピンインや声調(音の上げ下げ)が無視されているためです。
- Q. 中国で縁起が良いとされる数字は何ですか?
- 「8」と「6」です。8(bā)は「富を築く」を意味する发财(fācái)の「发」と音が近く、6(liù)は「物事が順調に進む」を意味する溜(liū)に通じるため好まれます。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部