ダウン症

「ダウン症」の英語

「ダウン症」は英語で Down syndrome と言います。Down's syndrome も使われますが、現在の医療・教育・公的な場面では Down syndrome が一般的です。人を指すときは、本人を尊重する表現を選びます。

「ダウン症」の英語の使い分け

例文

She was diagnosed with Down's syndrome at birth.

彼女は出生時にダウン症と診断された。

コアイメージ

21番染色体が3本ある先天的な染色体異常によって生じるダウン症

英英

A genetic condition caused by an extra copy of chromosome 21, characterized by developmental delays and typical physical features.

語源

Down's syndromeは、ジョン・ラングドン・ダウンの報告に由来する名称で、のちに21番染色体のトリソミーが原因と判明した。

コラム

  • 英語表記はDown's syndromeとDown syndromeの両方が見られ、学術文献ではtrisomy 21と併記されることが多い。

例文

Many people with Down syndrome lead fulfilling lives and participate in their communities.

ダウン症の多くの人が充実した生活を送り、地域に参加している。

コアイメージ

特徴的な顔立ちや発達の違いを伴う染色体由来の状態

英英

A genetic condition marked by characteristic facial features, developmental differences, and an increased risk of certain health conditions, resulting from an extra copy of chromosome 21.

語源

Down syndromeは、ジョン・ラングドン・ダウンの名にちなむ名称で、複数の身体的特徴や発達面の傾向を示す語として定着した。

コラム

  • 略して「ダウン」と呼ぶ用法は侮蔑的に受け取られる場合があるため、正式名称で言及されることが多い

例文

In older medical texts, mongolism was used to describe Down syndrome.

古い医学文献ではダウン症を指すためにその語が使われていた。

コアイメージ

ダウン症を指す語として歴史的に使われたが、現在は廃れている差別的な表現

英英

A formerly used term for Down syndrome that is now considered offensive and has been replaced in medical and public usage by the term "Down syndrome."

語源

mongolismは、ダウン症を指すために用いられた歴史的な医学用語であり、その名称は被験者の外見を人種的特徴と結び付けたことに由来するため現代では廃れている。

コラム

  • 古い医学書に見られる語で、現代の医学・教育・公的文書では差別回避の観点から用いられず、代わりにダウン症という表記が使われる。

「ダウン症」のレベル別の例文

「ダウン症」を英語にするときのよくある間違い

  • × He has Down.

    ○ He has Down syndrome.

    Downだけで人を指すのは不自然で、侮蔑的に受け取られる場合もあります。

  • × mongolism

    ○ Down syndrome

    mongolismは古く、現在は差別的とされる表現です。

「ダウン症」の英語についてよくある質問

Q. 「ダウン症」を英語で一言で言うと?
Down syndrome が最も一般的です。Down's syndrome という表記も使われます。
Q. Down syndrome と Down's syndrome の違いは?
意味は同じです。Down's syndromeは特に英国英語などで使われますが、現在はDown syndromeのほうが一般的です。
Q. 「ダウン症の人」を英語でどう言う?
a person with Down syndrome または people with Down syndrome が、本人を尊重する一般的な表現です。
Q. Down syndromeの発音や読み方は?
カタカナでは「ダウン・シンドローム」と読みます。発音記号は英音・米音ともに「daʊn ˈsɪndrəʊm(または ˈsɪndroʊm)」です。英語では「ダウン症」の「症」にあたる部分を「シンドローム」と発音し、最初の「シン」に強いアクセントを置きます。日本語の「症候群」のように早口にならず、downとsyndromeをはっきり区切って発音するのが自然に伝えるコツです。
Q. Down syndromeに冠詞は必要ですか?
病名や状態名として単独で使う場合、冠詞のaやtheは不要です。不可算名詞として扱われるため、複数形にもなりません。「彼にはダウン症がある」と言うときは、冠詞をつけずに「He has Down syndrome.」と表現します。ただし、「a child with Down syndrome(ダウン症のある子ども)」のように、人を表す可算名詞を修飾する場合は、その人の名詞に合わせて冠詞がつきます。
Q. ダウン症について話す際に避けるべき英語表現は?
病名を人のレッテルにする表現や、差別的な俗称は避けます。Down syndrome personやDowns personのように人を形容詞的に呼ぶ言い方、Downieやretardedなどの蔑称は極めて不適切です。また、mongolismという旧称も差別的な語として現在は廃止されています。人を尊重するために、person with Down syndromeのように「人と状態を分けて表現する」のが国際的なマナーです。
Q. 「ダウン症に苦しむ」と表現するのは不適切ですか?
不適切とされる場面が多いです。「苦しむ」を直訳したsuffer from Down syndromeは、当事者が苦痛の中にいるという否定的な偏見を与えるため、教育や公の場では推奨されません。代わりに「have(持っている)」や「live with(共に生きる)」を使います。例えば「She lives with Down syndrome.(彼女にはダウン症があります)」のように、客観的で前向きな動詞を選びます。
Q. 医学用語のTrisomy 21とはどう使い分けますか?
Trisomy 21(トリソミー21)は染色体の特徴を表す正式な医学用語で、医療現場や論文で主に用いられます。日常会話や学校、福祉の現場ではDown syndromeが一般的です。医師が診断結果を説明する際などは「Down syndrome is often referred to medically as Trisomy 21.(ダウン症は医学的にはトリソミー21と呼ばれることが多いです)」のように両方が使われます。
Q. 「ダウン症の子ども」は英語でどう言いますか?
「a child with Down syndrome」と表現するのが最も適切です。障害や症候群の前に「子ども」という人間性を先に置くperson-first language(人を主体にする表現)に基づくためです。Down syndrome childという言い方は避けられます。例えば「Our school welcomes children with Down syndrome.(当校ではダウン症のあるお子さんを歓迎しています)」のように使います。
Q. 家族のダウン症について伝える英語の例文は?
「have」や「born with」を用いて簡潔に伝えます。例えば「My son has Down syndrome.(私の息子にはダウン症があります)」や、「My sister was born with Down syndrome.(私の妹はダウン症を持って生まれました)」と言えます。相手に日常の様子を伝えるときは「He is doing very well.(彼はとても元気に過ごしています)」などを続けると自然で温かい会話になります。

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