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kennenとwissenの違い
意味の違いと使い分けを例文で解説
kennenは「人や場所を体験として知っている(面識・見覚えがある)」、wissenは「事実や情報を知識として知っている」という決定的な違いがあります。
日本語ではどちらも「知っている」となるため混同しやすいですが、目的語に人や街が来るならkennen、文や事実(dass節や疑問詞節)を受けるならwissenと整理すると正しく使い分けられます。
各語の核心イメージ
kennen
人や場所の面識・体験による知識人・物・場所など、直接見聞きしたり体験したりした対象を目的語(4格)に取ります。「面識がある」「訪れたことがある」というニュアンスを含みます。Ich kenne diesen Musiker persönlich.(私はこの音楽家を個人的に知っています。)人の名前や街の名前が直接続く形が典型的です。
辞典の例文で見る使い分け
比較表
| 観点 | kennen | wissen |
|---|---|---|
| 対象の本質 | 面識・体験・親しみ | 事実・情報・知識 |
| 目的語の形 | 名詞(人・場所などの4格) | 代名詞(das/etwas)、節(dass/疑問詞) |
| 人を目的語にできるか | できる(Ich kenne ihn.) | 単独では不可(von/überが必要) |
| 現在形の活用 | 規則変化(ich kenne) | 不規則変化(ich weiß, du weißt) |
kennenの目的語には必ず名詞が来ますが、wissenは「〜ということ」を表す節をそのまま続けられる点が文法上の大きな違いです。
日本人がよくする間違い
- × Ich weiß ihn. → ○ Ich kenne ihn.
人との面識を表す場合はwissenではなくkennenを用います。人を直接の目的語に取れるのはkennenだけです。 - × Ich kenne, wo er wohnt. → ○ Ich weiß, wo er wohnt.
疑問詞節やdass節など「情報の内容」を表す文を従えることができるのはwissenのみで、kennenは文を直接導けません。 - × Ich weiß Berlin gut. → ○ Ich kenne Berlin gut.
街や国を訪れたことがあり「よく知っている」という体験を表す場合は、wissenではなくkennenを使います。
確認クイズ
- ___ du den neuen Lehrer? (Weißt / Kennst)(新しい先生を知っていますか?)
答えを見る
正解はKennst。「人」との面識があるかを尋ねているため、人を直接4格目的語に取れるkennenを使います。
- Ich ___ nicht, wie spät es ist. (kenne / weiß)(今何時か分かりません。)
- Er ___ dieses Restaurant sehr gut. (kennt / weiß)(彼はこのレストランをよく知っている。)
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正解はkennt。レストランという場所・店について体験的に馴染みがあることを表すため、kennenを用います。
よくある質問
- Q. 「電話番号を知っている」はどちら?
- Weißt du seine Telefonnummer? のようにwissenを使うのが一般的です。電話番号や住所は客観的な数字・情報だからです。ただし、番号というデータを暗記・認識しているニュアンスでkennenが使われることもあります。
- Q. 人に対してwissenを使うことはない?
- 人を直接4格目的語に取ることはできませんが、前置詞vonやüberを補って「Ich weiß von ihm.(彼の噂・存在を知っている)」のように、その人に関する情報として言及する形であればwissenも使えます。
- Q. 名詞のWissenとの関係は?
- 名詞のdas Wissen(知識)は動詞wissenから派生した語です。客観的な学識やデータを指し、学問分野などの知識について使われます。一方、kennenに対応する名詞にはdie Kenntnis(知識・知見)があります。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
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