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「今度」は英語で?使い分けと自然な表現
日本語の「今度」は1語で済む便利な言葉ですが、対応する単語は英語に1つも存在しません。「次回」ならnext time、「近いうち」ならsometime soon、「直近の特定日」ならthis coming Sunday、「今回」ならthis timeのように、時間軸と状況に合わせて明確に言い分ける必要があります。

「今度」の英語の使い分け一覧
日本語の「今度」は、過去・現在・未来のすべてを指すことができる極めて曖昧な言葉です。一方、英語の時間表現は「どの時点を指しているか」を厳格に区別します。まずは意図に応じた代表的な英語表現の全体像を整理します。
| 日本語の「今度」のニュアンス | 代表的な英語表現 | 使いどころ・例文 |
|---|---|---|
| 近いうち・そのうち(時期未定) | sometime / sometime soon | 「今度ご飯行こう」などの社交辞令やお誘い |
| 次回・またの機会(連続する次) | next time | 「今度はもっと頑張る」「また今度ね」 |
| 直近の予定(この次に来る日程) | this coming ... / upcoming | 「今度の日曜日」「今度のプロジェクト」 |
| 今回(直近で起きたこと・現時点) | this time | 「今度のテストは難しかった」「今度の新商品」 |
| 今度こそ(強い決意) | this time for sure | 「今度こそ合格するぞ」 |
近いうちを表すsometimeの用法
「近いうちに」「そのうち」という意味で日程を確定させずに「今度」と言いたい場合、sometime や sometime soon を用います。
1. 気軽なお誘い・社交辞令の sometime
具体的に日時は決まっていないけれど、機会があれば会おうと伝える場面で最も広く使われます。
2. より早い時期を期待する sometime soon
soon を加えることで、「できれば遠くない将来に」という前向きな響きが強まります。
- Let's catch up sometime soon!(今度近いうちにゆっくり話そう!)
- I hope to see you sometime soon.(今度近いうちにお会いできるのを楽しみにしています。)
3. いつかそのうちのニュアンスを出す one of these days
「いずれそのうち」「日を改めていつか」と、時期にゆとりを持たせたい場面で便利な表現です。
具体的に日時は決めず機会があれば会おうと伝える
遠くない将来にという前向きな響きを強める
いずれそのうちと時期にゆとりを持たせたい場面で
時期の確定度やニュアンスの違いに合わせて使い分けます。
次の疑問sometimeのように「some-」から始まる重要表現を押さえたい方は、somethingの意味と使い分けの解説も合わせて確認してみてください。
次回を表すnext timeの落とし穴
next time は「一連のサイクルの次」「次回」を意味します。ここには過去に1回目や前例が存在し、その次の機会を指すという文脈が含まれます。
正しい使われ方:リベンジや次回の機会
すでに進行している関係や、定期的に会っている間柄での「次回」には next time がぴったり合います。
- Good luck next time!(今度(次回)は頑張ってね!)
- Let's try that Italian restaurant next time.(今度(次回)はあのイタリアンに行こうよ。)
- I'll get the bill next time.(今度(次回)は私がおごるね。)
やりがちなNG例:初回のお誘いに next time を使う誤解
まだ一緒に食事に行ったことがない相手に対して Let's go for dinner next time. と言うと、相手は「今回は見送り(断られた)という意味だろうか?」と不審に思います。
next time には「今回はパスして、またの機会に」というニュアンスが生じるためです。初対面や久しぶりの相手をご飯に誘うときは、必ず sometime や sometime soon を選択してください。
初回・久しぶりのお誘い
- sometime / sometime soon を使用
- 「機会があれば会おう」と自然に誘える
- next time は「今回はパス」と誤解される
継続的な関係での「次回」
- next time を使用
- 一連のサイクルの次やリベンジに最適
- 「また次回ね」「次は私が払うね」等に一致
相手との関係性や文脈によって適した表現が異なります。
相手の誘いを丁寧に断りたいときの言い回しは、「また今度」は英語で何て言う?で詳しく解説しています。
次の疑問「今回はダメでも今度は頑張る」といった対比のニュアンスをより深掘りしたいなら、「今度は」「次回は」の英語表現の解説が役立ちます。
直近の日程を表す英語表現
「今度の日曜日」「今度の週末」のように、現在から見て最も近い未来の予定を指す場合の表現です。
誤解を防ぐ this coming の使い方
英語圏では this Sunday と next Sunday が指す日付について、話者や地域によって解釈が分かれることがあります。例えば水曜日に「次の日曜」と言った場合、今週末の日曜を指すのか、翌週の日曜を指すのかで食い違いが生じやすいためです。
最も直近に来る曜日・週末を誤解なく伝えるには、this coming を使うのが確実です。
- Are you free this coming Sunday?(今度の日曜日、空いていますか?)
- We are planning to go camping this coming weekend.(今度の週末、キャンプに行く予定です。)
ビジネスの予定を組む際は、this coming Friday, October 24th のように具体的な日付を添えると齟齬を防げます。
最も直近に来る曜日や週末を誤解なく確実に指定
ビジネスではOctober 24thのように日付を添える
曜日指定の誤解を防ぐための確実な表現方法です。

今回を表すthis timeと日本語のズレ
日本語の「今度」は未来だけでなく、「直近の過去」や「現在進行形の出来事」を指すことがあります。しかし英語の next は未来しか指せません。この根本的なズレを理解しておくことが大切です。
1. 直近で経験した出来事(今回)
「今度の試験は難しかった」のように、直近で受けた試験について話す場合、英語では this time または this recent ... を使います。
- The exam was really tough this time.(今度の(=今回の)試験は本当に難しかった。)
- The person who moved in recently is very friendly.(今度引っ越してきた人はとても親切だ。)
※「今度引っ越してきた人」に next は使えません。過去の事象であるため recently(最近)で表現します。
2. 決意を込めた「今度こそ!」の表現
「今度こそ絶対に成功させる」といった強い意志を示すときは、this time に強調語を組み合わせます。
- I will pass the test this time for sure!(今度こそ絶対に試験に合格するぞ!)
- This time, I'm not going to give up.(今度こそ諦めない。)
直近の過去・現時点(今回)
- this time または this recent を使用
- 試験の振り返りなどに「今回の」の意味で合致
- 引っ越してきた人など過去の事象にはrecently
強い決意(今度こそ)
- this time に強調語を組み合わせて表現
- 「今度こそ絶対に合格する」などの意志を示す
- next time ではなく this time で表す
英語のnextは未来しか指せないため、時制に応じた使い分けが必要です。
ビジネスで使う「今度」のフォーマル表現
仕事のメールや商談で「今度の案件」「今度の会議」と伝える際、口語の next time よりも客観的で丁寧な響きを持つ単語を選びます。
1. 間近に控えた予定を修飾する upcoming
upcoming は「間近に迫った」「今度の」を意味する形容詞で、ビジネス文書で極めて頻繁に使われます。
- I am looking forward to our upcoming meeting.(今度の打ち合わせを楽しみにしております。)
- Here is the agenda for the upcoming project.(今度のプロジェクトのアジェンダをお送りします。)
2. 確定したスケジュールを指す next scheduled ...
定期ミーティングや次回のアポイントを明確に指すフォーマルな表現です。
- We will review the quarterly report at our next scheduled meeting.(今度(次回)の定例会議にて四半期報告書を確認いたします。)
- Please submit the draft prior to our next meeting.(今度のミーティングの前に下書きをご提出ください。)
upcoming
- 「間近に迫った」「今度の」を表す形容詞
- ビジネス文書で極めて頻繁に使われる
- upcoming meeting / project などに使用
next scheduled...
- 定期ミーティングなど確定したスケジュールを指定
- 次回の明確なアポイントを指すフォーマル表現
- next scheduled meeting などとして使用
口語のnext timeを避け、より客観的でフォーマルな語句を選びます。
仕事で役立つ語彙をさらに広げたい方は、ビジネス英語の英単語の一覧も参考にしてください。
シチュエーション別の「今度」フレーズ集
日常会話からビジネスまで、状況ごとにそのまま使えるフレーズをまとめました。
| シチュエーション | 英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 食事の誘い(社交辞令) | We should grab coffee sometime. | 今度お茶でも行きましょう。 |
| 食事の誘い(具体的) | Are you free for dinner sometime next week? | 来週のどこかで今度夕食でもどうですか? |
| 別れ際の挨拶 | See you next time! | また今度(次回)会いましょう! |
| 申し出を断る際 | Can I take a rain check? Maybe next time. | またの機会でもいいですか?今度ぜひ。 |
| 会議の日程確認 | Let's discuss this in the upcoming session. | 今度のセッションでこの件を話し合いましょう。 |
| 目標への決意 | I'll do better this time. | 今度こそもっとうまくやります。 |
日常的なやり取りの基礎を体系的に確認したいときは、英会話の総合ガイドをあわせてご覧ください。
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理解度チェック
Q1. まだ一緒に食事をしたことがない相手を誘う自然な表現は?
- Let's get lunch sometime.
- Let's go for dinner next time.
- Let's have lunch this time.
- See you next time for dinner.
答えを見る
正解: A. Let's get lunch sometime.
初回のお誘いではsometimeを使います。next timeは「今回は見送り」と誤解されるおそれがあります。
Q2. 直近に来る曜日を誤解なく確実に伝えるための英語表現は?
答えを見る
正解: B. this coming Sunday
直近に来る曜日を解釈の食い違いなく明確に伝えるには、this comingを使うのが確実と解説されています。
Q3. 「今度の試験は難しかった」を英語で表すときの適切な表現は?
- next time
- sometime soon
- upcoming
- this time
答えを見る
正解: D. this time
直近で受けた試験(=今回)について述べる場合、英語ではnextではなくthis timeを使います。
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よくある質問
- Q. 「今度ご飯行こう」は英語で何と言う?
- 軽い誘いや社交辞令なら Let's grab a bite sometime. が自然です。具体的に行きたい気持ちがあるなら Let's have dinner sometime soon! と伝えると前向きさが伝わります。
- Q. next Sunday は今週末の日曜日のこと?
- ネイティブの間でも「今週末の日曜」と解釈する人と「翌週の日曜」と解釈する人が分かれます。直近の日曜を明確に指したいときは this coming Sunday を使うと誤解が生じません。
- Q. 「また今度ね」とやんわり断る英語は?
- Maybe next time. や I'd love to, but maybe next time. と言えば、「今回は難しいけれど次の機会に」と角を立てずに断ることができます。
- Q. ビジネスで「今度の会議」を丁寧に言うには?
- the upcoming meeting や our next scheduled meeting を使います。口語の next meeting よりも改まった丁寧な表現になります。
- Q. 「今度引っ越してきた人」は英語で?
- 過去の出来事であるため next は使えず、the person who moved in recently や our new neighbor と表現します。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
sometime
next time
this time
upcoming