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at all timesとall the timeの違いと使い分け

at all timesとall the timeの違いと使い分け

at all timesとall the timeはどちらも日本語で「いつも」と訳されますが、使われる場面とニュアンスが明確に異なります。all the timeは日常会話で「四六時中」「しょっちゅう」という高い頻度や個人の行動を表し、at all timesは公的な規則や警告で「常時」「いかなる時も例外なく」という義務を表します。

at all timesとall the timeの違い一覧表

英語の日常会話や公的文書で頻出するall the timeとat all timesは、意味の核や文法構造が大きく異なります。まずは要点を表で確認しましょう。

項目all the timeat all times
主な日本語訳いつも、四六時中、しょっちゅう常時、いかなる時も、常に(例外なく)
使用場面日常会話、カジュアルなやり取り公的アナウンス、標識、規則、契約書
ニュアンス高い頻度、個人の口癖や習慣、軽い誇張義務、安全管理、厳格な規則遵守
前置詞 at の有無なしあり(特定の時点・状態を示す)
名詞 time の形単数形(the time)複数形(times)
文中の主な位置通常は文末文末、文頭、文中のいずれも可
言い換え表現frequently, constantlyalways, under all circumstances

日常会話で「彼はいつもスマホを見ている」と言うならall the timeが適しており、「非常口の周りは常時開放してください」という館内規則ならat all timesを用います。

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文法の仕組み:単数と複数・前置詞atの理由

なぜ一方はthe timeと単数形で前置詞がなく、もう一方はatが付きtimesと複数形になるのでしょうか。名詞timeの性質と前置詞atの役割から理解すると、丸暗記せずに使い分けられるようになります。

1. all the time:継続する時間全体(単数形)

名詞timeに定冠詞theが付いたthe timeは、「その流れている時間全体」というひとまとまりの継続期間を指します。allによってその時間の全体を包括するため、「ある特定の時間枠の中でずっと」「四六時中ずっとその状態が続いている」という意味合いになります。

文法的には名詞句ですが、副詞の役割を持つ副詞句として機能します。通常は文末に置かれ、先行する動作の頻度や継続性を説明します。

上記の例文のように、「実際の時間すべて」というよりは、「頻度が非常に高いこと」を話し手の主観で少し大げさに表現する際にもよく使われます。

2. at all times:あらゆる時点や状況(複数形+前置詞at)

名詞timeが複数形のtimesになると、「回数」「機会」「状況」「時点」という個別の出来事の集まりを表します。そこに「特定の1点」を指し示す前置詞atが結びつくことで、「個々の時点において」という意味が生まれます。

atの後にallが入りat all timesとなることで、「起こり得るすべての時点において」「どんな状況においても」という網羅的・網目状のニュアンスになります。つまり、「例外となる瞬間が1つも存在しない」ことを論理的に強調する表現です。

このように、「いかなる瞬間であっても規則が適用される」という厳密性が求められるため、公的な規則や安全基準では必ずat all timesが選ばれます。

文法構造とイメージの違い

all the time

  • 名詞timeが単数形
  • 流れている時間全体のひとまとまり
  • 前置詞なしの副詞句として機能
  • 主観的な高頻度・四六時中のニュアンス

at all times

  • 名詞timeが複数形のtimes
  • 回数や状況・時点の集まりを表す
  • 前置詞atで特定の1点を指定
  • 例外となる瞬間が1つもない客観的強調

単数形でひとまとまりの時間を示すか、前置詞atと複数形で全時点を網羅するかの違いです。

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次の疑問特定の点を指すatの感覚を深めたいときは、前置詞atの基本イメージと使い方を合わせて確認すると理解が定着します。

同一場面での使い比べ:ニュアンスの差を検証

同じ行動や状況をall the timeとat all timesで言い換えると、聞き手に伝わる印象がどのように変わるかを具体例で比較します。

ケース1:シートベルトの着用

ケース2:スマートフォンの使用

ケース3:身分証・入館証の携帯

場面別の実践例文集:会話からビジネスまで

実際のコミュニケーションですぐに活用できる例文を、場面ごとに分けて紹介します。

1. 日常会話での all the time

感情を込めたり、よくある出来事を愚痴っぽく話したり、親しい相手に共感を求めたりする場面で重宝します。

2. 店舗・施設・交通機関の注意書きでの at all times

利用者に安全の確保やマナーの徹底を促す掲示文で用いられます。

3. ビジネスメール・社内規定で使える at all times のテンプレート

社内文書やクライアント向けの案内文でそのまま使える実務的な文面です。

all the timeとat all timesの違いのイメージ

類語always・every time・the whole timeとの違い

「いつも」「ずっと」を意味する表現には、他にもalways、every time、the whole time、at timesなどがあります。それぞれのフォーマル度や時間的な意味の違いを整理しましょう。

表は横にスクロールできます →

表現フォーマル度意味と焦点使い分けの基準
at all times高(公式・文書)いかなる時も、常時規則、警告、契約書。例外を認めない義務
all the time中〜低(日常)四六時中、しょっちゅう日常会話での高頻度、習慣、誇張表現
always中〜高(全般)いつも、常に最も汎用性が高い。文頭・文尾・動詞の前で使える
every time中(全般)毎回、〜のたびに出来事が生じる「1回1回の機会」に着目
the whole time中(全般)その間ずっと(最初から最後まで)限定された期間の「開始から終了まで連続して」
at times中(全般)時々、たまにsometimesと同義。頻度が低いことを表す

alwaysとの違い

alwaysは最も普遍的な語で、日常会話から学術論文まで幅広く使えます。語順の自由度が高く、通常は一般動詞の前、be動詞の後に置かれます。

all the timeはalwaysとほぼ同義で置き換え可能ですが、文末に置くことが多く、より感情的な響きや「絶え間なさ」を強調します。一方、公的な規則文ではalwaysよりもat all timesのほうが堅牢で改まったトーンになります。

the whole timeとの違い

all the timeが一般的な習慣や頻度を指すのに対し、the whole timeはある特定の出来事の「始まりから終わりまでずっと」という期間の継続を示します。

この文でall the timeを使うと、「彼は四六時中寝ている」という一般的な生活習慣の意味に誤認される恐れがあります。特定のイベントや出来事の全期間を言いたいときはthe whole timeを用います。

every timeとの違い

every timeは接続詞的にも使われ、「〜するたびごとに毎回」という個別の条件反射的な反復を表します。

at timesとat all timesの関係

at timesはallが付かない形で、意味は「時々(sometimes)」になります。いくつかの時点(times)において(at)という意味なので、頻度は低くなります。そこにallが加わることで「すべての時点において」となり、100%の頻度・常時を意味するat all timesに変化します。

期間や全体を表す表現のニュアンスの違いは、allとwholeの使い分け(英文法)でも詳しく解説しています。

「すべて」を意味する基本語の感覚を整理したいときは、all・every の違いが参考になります。

次の疑問timeを使った紛らわしい表現を整理したいなら、at a timeとat the timeの違いも押さえておくと迷いません。

all the timesは間違い?よくある誤用パターン

英語学習者が迷いやすい「all the times」の真偽と、避けるべき代表的な誤用について解説します。

1. 単独で「いつも」という意味の all the times は文法的な誤り

「いつも」と言いたい時に、all the timesと複数形にするのは誤用です。

時間全体を表す副詞句としてはall the time(単数形)が固定表現です。

2. all the times が正しく成立する唯一の例外

ただし、英文法上all the timesという語順が絶対に現れないわけではありません。後ろに関係代名詞節などが続き、「〜したすべての回数・時代」という名詞句として機能する場合は文法的に成立します。

この場合のtimesは「回数」や「思い出の瞬間」という意味の可算名詞であり、副詞として「四六時中」を表しているわけではありません。単独で文末に置いて副詞として使うことはできない点に注意しましょう。

all the timesの正誤判定

単独で副詞として使う場合(誤用)

  • × I see him all the times.
  • ○ I see him all the time.
  • 「いつも」の意味では単数形が固定表現
  • 文末に単独で置くことはできない

修飾節がつく場合(文法的に正解)

  • Think of all the times we laughed.
  • 後ろに関係詞節などが続く名詞句
  • 「〜したすべての回数・瞬間」の意味
  • 可算名詞としてのtimesのため成立

単独の副詞句では誤りですが、後ろから修飾される名詞句なら成立します。

次の疑問timeを数える名詞と数えない名詞で使い分けるルールは、much timeとmany timesの違いで詳しく解説しています。

迷った時の判別フローチャートと試験対策

資格試験や実務の英作文で迷った際は、以下の3つの基準で判定してください。

  1. 規則・命令・義務の文脈か?
    → YESならat all timesを選びます(受動態やmust、requiredとの相性が抜群です)。
    → NOならステップ2へ進みます。
  2. 特定のイベント中「最初から最後までずっと」か?
    → YESならthe whole timeを選びます(映画上映中、会議中、旅行中など)。
    → NOならステップ3へ進みます。
  3. 日常会話で「四六時中・しょっちゅう」と言いたいか?
    → YESならall the timeを選びます。文末に配置するのが基本です。

TOEICなどの空欄補充問題での見分け方

選択肢に前置詞や冠詞が絡む問題では、空欄の前後の形に注目します。

表現の使い分け判定手順
1規則・義務か確認

規則や命令ならat all timesを選択

2期間の継続か確認

特定の開始から終了までならthe whole time

3日常の頻度か確認

四六時中・しょっちゅうならall the time

文脈の性質と継続の仕方を順番に確認して適切な表現を選びます。

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理解度チェック

Q1. 公的な規則や安全基準でat all timesが使われる理由は?

  1. 日常会話で親しみやすさを出すため
  2. 特定の出来事の最初から最後を指すため
  3. 例外となる瞬間が1つもないことを強調するため
  4. 話し手の主観で頻度を大げさに表現するため
答えを見る

正解: C. 例外となる瞬間が1つもないことを強調するため
at all timesはあらゆる時点を指し、例外となる瞬間が1つも存在しない厳格さを強調するため公的規則で用いられます。

Q2. 館内規則として空欄に入る最も適切な表現はどれ?

  1. at all times
  2. all the time
  3. the whole time
  4. all the times
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正解: A. at all times
公式な掲示や規則で「常時〜してください」と例外のない義務を指示する文脈では、at all timesが適しています。

Q3. all the timesという表現についての説明で正しいものは?

  1. 単独で「四六時中」を表す副詞として使える
  2. 関係代名詞節などが続く名詞句としては成立する
  3. 文頭に置く副詞句としてなら使用できる
  4. 公的な文書においてのみ正しく成立する
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正解: B. 関係代名詞節などが続く名詞句としては成立する
単独で「いつも」を表す副詞句としては誤りですが、後ろに関係代名詞節などが続く名詞句であれば文法的に成立します。

よくある質問

Q. all the timesは使えない?
「いつも」という意味では使えません。ただし「Think of all the times we met(会ったすべての回数)」のように、後ろに関係詞節が続く名詞句としては成立します。
Q. 注意書きにall the timeはダメ?
文法的な誤りとまでは言えませんが、公的な規則・掲示では不適切です。all the timeは口語的で個人の頻度を表すため、厳格な義務を示すat all timesを用います。
Q. at timesとat all timesの違いは?
at timesは「時々(sometimes)」を意味し、allが入ったat all timesは「いかなる時も・常時(always)」を意味します。意味が正反対に近いため混同に注意が必要です。
Q. 文頭に置けるのはどちらですか?
at all timesは文頭・文中・文末のどこでも置けます。一方、all the timeは副詞句として通常文末に置かれ、文頭に置くのは不自然とされます。
Q. alwaysで代用しても通じますか?
どちらの意味でも通じます。alwaysは日常会話から公的規則まで広く使えます。ただし、標識や契約書など厳格な公的トーンを出したい時はat all timesが好まれます。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部