モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「美味しい」を伝える英語表現集

美味しい英会話の基本とネイティブが使う自然な表現
英語で「美味しい」を表す際、ネイティブスピーカーが日常で最も多用する表現は good や great です。学校で習う代表格の delicious は、特別な料理に対する強い賛辞や改まった響きを持つため、軽食や普段の食事で連発すると大げさに聞こえることがあります。
相手との関係性や料理の格に合わせて言葉を選び分けることで、食事の場の英会話は格段に自然になります。
美味しい英会話の基本とTPOマトリクス早見表
英語圏の食卓では、日本語のように「美味しい」という単語ひとつを一律に使うのではなく、食べる対象や同席者との関係性に応じて語彙を使い分けるのが一般的です。まずはどのような場面でどの語が適しているのか、全体の相関関係を確認しましょう。
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| 表現 | カジュアル度・対象 | ニュアンス | 主な使用場面 |
|---|---|---|---|
| good / really good | 全般(基本表現) | 普通に美味しい、美味しい | 家庭、カフェ、日常会話全般 |
| great / amazing | 日常〜やや丁寧 | とても美味しい、満足度が高い | 友人宅、一般的なレストラン |
| delicious | 丁寧〜改まった場 | 非常に美味、心からの賛辞 | 特別な手料理、高級店、ディナー |
| tasty / flavorful | 客観的・中立 | しっかり味がついている、風味豊か | 料理の味そのものを描写する際 |
| excellent / superb | フォーマル | 素晴らしい、非の打ち所がない | ビジネス会食、格式高いレストラン |
| yummy / yum | 非常にカジュアル | おいしい(幼児語の響きを含む) | 小さな子ども、親しい間柄の女性同士 |
| hit the spot | 口語・スラング | まさにこれが食べたかった | 空腹時、満足のいく軽食や飲み物 |
迷ったときは This is really good.(これ、すごく美味しいです)を選べば、どんなシチュエーションでも失礼にならず、自然な感想として相手に伝わります。
食事以外のシチュエーションも含めて幅広く学びたいときは、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
delicious・yummy・tastyのニュアンス解説
日本で親しまれている delicious、yummy、tasty には、ネイティブ特有の語感や大人が使う際の注意点があります。それぞれの単語の背景を正しく把握しましょう。
delicious は日常使いにはやや大げさな響きを持つ
delicious は「極上の味」「頬が落ちるほど美味」といった強い強調を含む形容詞です。そのため、スナック菓子を食べたときや簡単なサンドイッチを口にした際に It is delicious. と言うと、ネイティブにはやや仰々しく聞こえる場合があります。
シェフが腕を振るったコース料理、手間暇をかけて振る舞われたご馳走、あるいは本当に感動したひと皿に対して使うのが自然です。
- This roast beef is absolutely delicious.(このローストビーフ、本当に美味しいです。)
- Thank you for the delicious dinner.(とても美味しい夕食をごちそうさまでした。)
大人の男性やビジネスの場では注意が必要な yummy
yummy は子どもの「うまうま」「おいちい」という幼児語から派生した言葉です。大人の女性が親しい友人同士で「美味しい!」とはしゃぐ場面では許容されますが、大人の男性が公の場で使ったり、ビジネスの会食で使ったりすると幼稚な印象を与えてしまいます。
また、略した Yum! は、一口食べた瞬間の「んー、美味しい!」という感嘆表現として大人でも口語で広く使われます。
味付けや風味を客観的に表す tasty と flavorful
tasty は「味がしっかりしていて美味しい」という意味合いで、料理番組やレシピの解説、軽食のレビューなどでよく使われます。ただし、一流レストランでシェフに直接感想を伝える際には、やや即物的な響きがあるため、後述する wonderful や superb の方が好まれます。
スパイスやハーブの香りが豊かな料理には flavorful(風味豊かな)が適しています。
- This sauce is rich and tasty.(このソースはコクがあって美味しいです。)
- The curry is very flavorful with authentic spices.(このカレーは本場のスパイスが効いていて風味が豊かです。)
delicious
- 極上の味・強い強調の響き
- 軽食に使うと大げさに聞こえる
- コース料理やご馳走に最適
yummy
- 幼児語から派生した表現
- 大人の男性や公の場では幼稚
- 一口目のYum!は大人も使える
tasty
- 味がしっかりついているの意味
- レシピや軽食レビュー向け
- 高級店シェフには即物的で不向き
それぞれの語が持つ強さや響き、大人が使う際の注意点を整理しました。
次の疑問会話での自然な使い分けをもっと深掘りしたいなら、tastyとdeliciousのニュアンスの違いもあわせて確認してみましょう。
フォーマルな会食表現と口語スラングの使い分け
食事の場面に合わせて表現の幅を広げると、知的な印象を与えたり、仲間同士で場を盛り上げたりすることができます。
ビジネスや高級店で使える品格のある表現
格式の高いレストランや取引先とのディナーでは、上品かつ洗練された形容詞を用いると教養を感じさせる会話になります。
- excellent:非の打ち所がなく素晴らしい状態
The steak is cooked to perfection. It is excellent.(ステーキの焼き加減が完璧です。素晴らしい美味しさです。) - wonderful / fantastic:料理全体に心から満足している状態
Everything we ordered tonight was wonderful.(今夜注文したお料理はどれも素晴らしかったです。) - superb:卓越した、一級品の味わい
The wine pairing was truly superb.(ワインのペアリングが実に秀逸でした。) - divine:天にも昇るような美味しさ(上品な強調表現)
This chocolate mousse is simply divine.(このチョコムースは本当に天国の味ですね。)
友人同士で使えるリアルなスラング・口語表現
仲間内のバーベキューや居酒屋、ファストフード店などでは、こなれた口語表現を使うと親密さが増します。
- hit the spot:欲しかった味そのもので満たされる、五臓六腑にしみわたる
A cold beer really hits the spot after work.(仕事終わりの冷たいビールは本当に染みるね。) - the bomb:若者言葉で「最高に美味しい」「ヤバい」
These tacos are the bomb.(このタコス、最高にうまいよ。) - finger-licking good:指まで舐めたくなるほど美味しい(骨付き肉や揚げ物などに好適)
This fried chicken is finger-licking good.(このフライドチキン、やみつきになる美味しさだね。) - out of this world:別次元の美味しさ、並外れて美味しい
The dessert here is out of this world.(ここのデザートは次元が違う美味しさだよ。)
フォーマル・高級店
- excellent
- wonderful / fantastic
- superb
- divine
仲間内・スラング
- hit the spot
- the bomb
- finger-licking good
フォーマルなディナーと親しい仲間内で適した表現を分類して整理できます。
食前・実食・食後の流れに沿った英会話フレーズ
英語には日本語の「いただきます」「ごちそうさま」に1対1で対応する単一の決まり文句はありません。その代わりに、食べる前の期待感、食べている最中のリアクション、食後の感謝を感情豊かに言葉にします。
食べる前の「美味しそう!」を伝える表現
見た目や香りから受ける印象は、知覚動詞の look や smell を使って表現します。
- It looks delicious! / It looks so good!(すごく美味しそう!)
- It smells amazing!(すっごくいい匂いがする!)
- My mouth is watering.(見ているだけでよだれが出てきそうです。)
- I cannot wait to try this.(食べるのが待ちきれません。)
- Let's dig in!(さあ、食べよう!/いただきます!)
実食中の自然なリアクションと感嘆詞
口に入れた瞬間に無言のまま咀嚼するのではなく、短い感嘆詞を挟むと美味しさが相手に直感的に伝わります。
- Mmmm!(んーー! ※目を閉じて少し高めのトーンで発声すると美味しさが伝わります)
- Oh wow, this is good.(うわあ、これ美味しい。)
- I see why this is so popular.(これが人気な理由がよく分かります。)
食後の「美味しかった」「ごちそうさま」を伝える表現
食事を終えたら、過去形を使って満足感と感謝を伝えます。ここでの表現が実質的な「ごちそうさまでした」の役割を果たします。
- That was delicious. Thank you so much.(本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。)
- I'm so full. That was a wonderful meal.(お腹いっぱいです。素晴らしい食事でした。)
- That was the best pasta I have ever had.(今まで食べた中で一番美味しいパスタでした。)
- Thank you for hosting us tonight.(今夜はお招きいただき、ごちそうさまでした。)
It smells amazing!などで見た目や香りを褒める
Let's dig in!と声をかけて食べ始める
Mmmm!などの感嘆詞で直感的に美味しさを伝える
That was delicious.と過去形で満足を伝える
日本語の挨拶の代わりに、食前・実食中・食後で使う感情豊かな表現の流れです。

食感を表す英語一覧と2文で伝える食リポ構文
単に「美味しい」と伝えるだけでなく、食感(テクスチャー)を表現に加えると、具体的で説得力のある感想になります。
料理の魅力を伝える主な食感・風味の語彙
| 英語 | 意味・質感 | 適した料理・食材の例 |
|---|---|---|
| crispy | パリッとした、サクサクの | ポテトチップス、春巻きの皮、ピザの生地 |
| crunchy | バリバリ、ザクザクした歯ごたえ | ナッツ類、生野菜、硬めのクッキー |
| tender | (肉などが)柔らかい、ホロホロの | 煮込み肉、ステーキ、魚の切り身 |
| juicy | 肉汁・果汁が溢れる、みずみずしい | ハンバーグ、焼き立てのチキン、果物 |
| fluffy | ふわふわした、ふっくらした | パンケーキ、オムレツ、焼き立てのパン |
| creamy | なめらかな、濃厚な | ポタージュスープ、アイスクリーム、ソース |
| chewy | 弾力がある、もちもちした | ベーグル、うどん、お餅、グミ |
| rich | (味が)コクのある、濃厚な | シチュー、チーズ、濃厚なチョコレート |
誰でも簡単にできる食リポ組み立てテンプレート
料理の感想を伝えるときは、「全体の感想(1文目)」に「食感や風味の具体説明(2文目)」を続けるのが最もスマートです。
【基本テンプレート】
1文目:This [料理名] is amazing / really good.(この〜はとても美味しいです)
2文目:It's so [食感の形容詞], and the [味・食材] is perfect.(とても〜で、〜が絶妙です)
- This fried chicken is amazing. It's so crispy on the outside, and really juicy on the inside.
(このフライドチキン、最高です。外はサクサクで、中はとてもジューシーです。) - The pancake is really good. It's so fluffy, and the sweetness is just right.
(このパンケーキはすごく美味しいですね。とてもふわふわで、甘さもちょうどいいです。) - I love this steak. The meat is incredibly tender and rich in flavor.
(このステーキは素晴らしいです。お肉が信じられないほど柔らかくて、旨味が濃厚です。)
店員のHow is everythingに対するスマートな返し方
欧米のレストランでは、料理が運ばれて数口食べた頃に、ウェイターがテーブルに近づいて味やサービスの調子を尋ねてきます。この問いかけに対する返答手順を整理しておきましょう。
定番の質問フレーズ
- How is everything?(お料理の加減はいかがですか?)
- How are the first few bites?(最初のお味はいかがですか?)
- Is everything to your liking?(お口に合いましたでしょうか?)
シチュエーション別の返答フロー
質問された際、口に食べ物が入っている場合は軽く微笑んで頷き、飲み込んでから短く答えます。長々と話す必要はありません。
- 問題なく美味しい場合(最も標準的)
It's great, thank you!(とても美味しいです、ありがとう!)
Everything is wonderful.(すべて素晴らしいです。) - 特別に気に入った料理がある場合
The soup is fantastic. I really love the flavor.(このスープが絶品です。とても気に入りました。) - 料理を完食し、満ち足りている場合
Couldn't be better, thanks!(申し分ありません、ありがとう!)
笑顔を添えて Thank you. と付け加えるのが欧米のダイニングマナーです。
It's great, thank you!など短く答えて感謝を添える
The soup is fantastic.と気に入った品を具体的に挙げる
Couldn't be better, thanks!と申し分ない旨を伝える
店員からの味の確認に対して、状況に合わせて短く感謝を伝えるパターンです。
家庭への招待やホームステイで使える英会話例
友人宅やホームステイ先で手料理を振る舞われた際、食卓に着いてから食後までの一連の会話ダイアログです。
手料理を味わう一連のロールプレイ会話
Host: Dinner is ready! I made beef stew tonight.
(ホスト:夕食ができたわよ!今夜はビーフシチューを作ったの。)
Guest: Wow, it smells amazing! My mouth is already watering.
(ゲスト:わあ、すっごくいい匂い!もうよだれが出てきそうです。)
Host: Please, have a seat and help yourself.
(ホスト:どうぞ座って、遠慮なく取って食べてね。)
Guest: Let's dig in. ...Mmmm! This is incredible. The beef is so tender.
(ゲスト:いただきます。……んーー!これ信じられないくらい美味しいです。牛肉がとても柔らかいですね。)
Host: I'm glad you like it. I simmered it for three hours.
(ホスト:気に入ってくれて嬉しいわ。3時間煮込んだのよ。)
Guest: You did? I love the sauce, too. Could I get the recipe sometime?
(ゲスト:そうなんですか?ソースもとても美味しいです。今度レシピを教えてもらえませんか?)
Host: Of course! There's plenty left, so feel free to have seconds.
(ホスト:もちろんよ!たくさんあるから、遠慮せずにおかわりしてね。)
Guest: That was delicious. Thank you so much for the wonderful meal. I'm completely stuffed!
(ゲスト:本当に美味しかった。素晴らしいお料理をごちそうさまでした。お腹いっぱいです!)
料理の作り方に関心を示したり、Could I get the recipe?(レシピを教えてもらえますか?)と尋ねたりすることは、料理を作ってくれた人に対する最上級の賛辞になります。
次の疑問食事以外の場面でもホストファミリーと打ち解けたいときは、ホームステイで役立つ英会話フレーズを覚えておくと安心です。
口に合わない時に失礼にならず伝える表現とマナー
出された料理の味が合わなかったり、苦手な食材が入っていたりした際、直接的すぎる言葉を使うと相手を傷つけてしまいます。角を立てずにやんわりと伝える表現を身につけておきましょう。
絶対に避けたい失礼なNG表現
It tastes bad.(まずい)や It's terrible.(ひどい味だ)などの直接的な否定表現は、家庭でも飲食店でも非常に失礼にあたります。料理そのものを貶めるのではなく、「自分の好みの問題である」というニュアンスに言い換えるのがマナーです。
角を立てずにやんわり断る大人の言い回し
- It's not quite my cup of tea.
(少し私の好みの味とは違うようです。※「好みに合わない」を品よく伝える定番表現) - It's an acquired taste, I think.
(これは慣れが必要な味ですね。※納豆やブルーチーズなど癖の強い郷土食に対して) - The flavor is a bit strong for me.
(私には少し味が濃い/香辛料が強いようです。) - I'm not really a big fan of spicy food.
(実は辛いものがそれほど得意ではないんです。) - Thank you for letting me try it, but I'm afraid I cannot finish it.
(味見をさせてくれてありがとうございます。でも申し訳ありませんが、全部は食べられそうにありません。)
相手の好意やもてなしへの感謝を一言添えた上で、自分自身の好みを理由に伝えることで、人間関係を良好に保ったまま意思表示ができます。
失礼なNG表現
- It tastes bad.(まずい)
- It's terrible.(ひどい味だ)
- 料理そのものを貶めてしまう
角を立てない大人の表現
- not quite my cup of tea(好みに合わない)
- The flavor is a bit strong for me(味が濃い)
- 自分の好みを理由にしてやんわり伝える
料理自体を否定せず、自分の好みの問題として伝えるのが大人のマナーです。
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理解度チェック
Q1. 迷ったときにどんな場面でも失礼にならず使える表現はどれ?
答えを見る
正解: A. This is really good.
This is really good.はどんな場面でも失礼にならず、自然な感想として相手に伝わると本文に書かれています。
Q2. 「delicious」をネイティブが使う際の注意点はどれ?
- 幼児語の響きがあるため公の場では避ける
- 日常の軽食に使うとやや仰々しく聞こえる
- 目上の人に対して使うと失礼になる
- 料理番組やレシピ解説でしか使われない
答えを見る
正解: B. 日常の軽食に使うとやや仰々しく聞こえる
強い強調を含む形容詞のため、スナック菓子やサンドイッチなどの日常使いには大げさ・仰々しく聞こえる場合があります。
Q3. 料理が口に合わなかった際、角を立てずに伝える表現はどれ?
- It tastes bad.
- It's terrible.
- It's not quite my cup of tea.
- It tastes flavorful.
答えを見る
正解: C. It's not quite my cup of tea.
直接的な否定を避け、自分の好みの問題として「好みに合わない」を品よく伝える定番の表現です。
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よくある質問
- Q. 「お口に合いましたか」と客に聞く英語は?
- 相手が楽しんでいるか尋ねる際は How is the food? や Is everything to your liking?、Are you enjoying the meal? が自然で丁寧です。
- Q. 「ごちそうさまでした」に直訳できる英単語はありますか?
- 直訳の定型句はありません。食事の感想と感謝を合わせ、Thank you, that was delicious. や Thank you for the wonderful meal. と伝えます。
- Q. 男性が yummy を使うと不自然ですか?
- 幼児語のニュアンスがあるため、大人の男性が公の場やビジネスで使うと幼く聞こえます。男性の日常会話では good や great、awesome が一般的です。
- Q. レストランで味に問題がある時の苦情の伝え方は?
- Excuse me, but this is a bit cold.(すみません、少し冷めています)のように、Excuse me, but... を前置きして客観的な事実のみを伝えると丁寧です。
- Q. 「食わず嫌い」は英語で何と言いますか?
- disliking food without trying it と説明するか、You should try it before you decide you don't like it.(食べずに嫌がらないで試してみて)と表現します。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
delicious
tasty
tender