モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「風邪薬」の英語と発音
風邪薬の英語表現とカタカナ発音・海外購入ガイド
「風邪薬」は英語でcold medicine(コゥルド・メディスン)と表現するのが最も一般的です。海外の薬局では日本の総合感冒薬に相当するmulti-symptom cold medicineのほか、咳止め(cough medicine)や鼻炎薬(decongestant)のように症状別の薬を選ぶケースが多く見られます。
日常会話や旅行先で役立つ表現とカタカナ発音、海外での購入フレーズを整理して解説します。

風邪薬の基本英語とカタカナ発音・ニュアンスの違い
日常会話や薬局で「風邪薬」と言いたい場合、主に次の3つの表現が使われます。太字の下線部分は強く読むアクセントの位置を示しています。
| 英語表現 | カタカナ読み(太字=アクセント) | ニュアンス・使われる場面 |
|---|---|---|
| cold medicine | コゥルド・メディスン | 最も日常的・一般的な「風邪薬」の言い方。市販薬・処方薬どちらにも使える |
| cold medication | コゥルド・メディケイシャン | やや改まった・医療的なニュアンス。病院や薬局での説明、文章語として好まれる |
| cold remedy | コゥルド・レメディ | 民間療法、ハーブティー、家庭での手当て、あるいは市販の症状緩和薬を広く指す |
日常生活で「風邪薬を飲んだ」と話すときは、cold medicineを使っておけば自然に伝わります。
薬を表す英単語の使い分け
英語で「薬」を指す単語にはmedicine、medication、drug、remedyの4つがあり、それぞれ使い方と注意点が異なります。
- medicine(名詞):病気の治療や予防に使う薬全般を指す最も身近な語です。
- medication(名詞):医師から処方された薬や、定期的に服用する薬剤を指すことが多く、やや専門的・形式的な響きを持ちます。
- drug(名詞):医薬品という意味のほか、違法薬物・麻薬を指す場合があるため、日常会話で単に「薬を飲む」という文脈で用いる際は注意が必要です。ただし、drugstore(ドラッグストア)やprescription drugs(処方薬)、OTC drugs(市販薬)などの複合語では医学・薬学用語として標準的に使われます。
- remedy(名詞):医薬品に限らず、ショウガ湯や十分な睡眠など「不調を和らげる手段・民間療法」全般を含みます。
「薬を飲む」の動詞は drink ではなく take
日本語では水薬でも錠剤でも「薬を飲む」と言いますが、英語では液体であってもdrinkではなく動詞takeを用います。
- I took some cold medicine before going to bed.(寝る前に風邪薬を飲みました。)
- Did you take your medicine?(薬は飲みましたか?)
- I need to take something for my cold.(風邪の薬を何か飲まないといけません。)
病気の治療や予防に使う薬全般を指す身近な語。
医師処方の薬や定期服用の薬剤。専門的・形式的。
医薬品全般や麻薬を指す。複合語以外は文脈に注意。
ショウガ湯や睡眠など不調を和らげる手段・民間療法。
文脈や性質に応じて4つの英単語を使い分けます。
風邪薬の英語カタカナ表記と症状別の言い分け
欧米のドラッグストアでは、1つの薬ですべての症状を抑えるよりも、咳・熱・鼻づまりなど「出ている症状に合わせてピンポイントで薬を選ぶ」のが一般的です。店員に相談する際や棚を探す際に役立つ単語をカタカナ発音付きで確認しましょう。
表は横にスクロールできます →
| 薬の種類・症状 | 英語表記 | カタカナ読み(太字=アクセント) | 用途・説明 |
|---|---|---|---|
| 総合感冒薬 | multi-symptom cold medicine | マルタイ・スィンプタム・コゥルド・メディスン | 熱、咳、鼻水など複合症状に対応する薬 |
| 咳止め(シロップ) | cough syrup | コフ・スィラップ | 咳を鎮めるシロップ状の薬 |
| 咳止め(全般) | cough suppressant | コフ・サプレサント | 中枢に働きかけて咳を止める薬 |
| 去痰薬(たん切り) | expectorant | エクスペクタラント | 気道の粘液を薄めて痰を出しやすくする薬 |
| 鼻づまり改善薬 | decongestant | ディーコンジェスタント | 鼻粘膜の充血・うっ血を抑えて鼻の通りをよくする薬 |
| 抗ヒスタミン薬 | antihistamine | アンティヒスタミーン | くしゃみ、鼻水、アレルギー症状を抑える薬 |
| 解熱剤 | fever reducer | フィーヴァー・リデューサー | 発熱を下げるための薬 |
| 鎮痛剤 | pain reliever | ペイン・リリーヴァー | 頭痛、のどの痛み、関節痛を和らげる薬 |
| のど飴・トローチ | throat lozenge | スロウト・ラズィンジ | のどの炎症・痛みを抑えるキャンディ型の薬 |
薬の形状を表す英語表現
自分が飲みやすい形状の薬を指定したいときは、次の単語を店員に伝えます。
- tablet(タブレット):錠剤
- capsule(カプソウル):カプセル剤
- liquid(リクウィッド):液体薬
- syrup(スィラップ):シロップ剤
- powder(パウダー):粉薬・散剤
- lozenge(ラズィンジ):トローチ・トローチ剤
- nasal spray(ネイザル・スプレイ):点鼻薬
次の疑問風邪だけでなく花粉やアレルギーによるくしゃみ・鼻水も止めたいなら、鼻炎薬や抗ヒスタミン剤の英語表現も合わせて押さえておくと探しやすいです。
市販薬のパッケージ用語とOTCの意味
海外のドラッグストアで市販の風邪薬を購入する際、パッケージに書かれている表示を正しく理解できると、用途に合った薬を選びやすくなります。
市販薬を表す「OTC」とは
医師の処方箋(prescription)なしに薬局のカウンター越し(棚)で購入できる医薬品を、英語でOver-the-Counter medicine(略称:OTC)と呼びます。会話ではOTC cold medicineや単にover-the-counterと使われます。
- Can I get this cold medicine over the counter?(この風邪薬は処方箋なしで買えますか?)
- This is an OTC pain reliever.(これは市販の鎮痛剤です。)
海外のパッケージでよく見る英単語一覧
| パッケージ表記 | 意味 | 解説・注意点 |
|---|---|---|
| Non-drowsy | 眠くなりにくい | 抗ヒスタミン成分など眠気を誘う成分を除いた日中用設計 |
| Daytime | 昼用 | 眠くなる成分が入っておらず、日中の活動に支障が出にくい |
| Nighttime / Night | 夜用 | 睡眠を促すため、眠気を引き起こす成分が含まれていることが多い |
| Multi-symptom | 複数症状対応 | 日本の総合感冒薬のように複数の症状を同時にケアするタイプ |
| Severe cold | 重い風邪用 | 成分濃度が高め、または複数成分が配合された強力タイプ |
| Max strength | 最大有効成分量 | OTCとして配合できる成分の最大量を含有している表記 |
| Fast-acting | 即効性 | 素早く溶けて効果が現れやすい製剤設計 |
| Alcohol-free | アルコール不使用 | シロップ剤などでアルコール分を含まない製品の表示 |
海外の薬局でよく見かける単語をまとめて確認したいときは、薬・薬局の英単語を参考にしてください。
次の疑問海外の薬局で市販薬だけでなく処方薬を受け取る予定があるなら、市販薬と処方薬の違いを表す英語表現も確認しておくとスムーズです。
薬局で使える風邪薬購入の英会話フレーズ
海外旅行や出張中に現地の薬局(アメリカ英語:pharmacy / drugstore、イギリス・オーストラリア英語:chemist / pharmacy)を訪れた際、店員や薬剤師に自分の症状を伝えて適切な薬を選んでもらうための会話フレーズです。
1. 風邪薬を探していることを伝える
- Excuse me, could you recommend some cold medicine?(すみません、風邪薬をおすすめしていただけますか?)
- I'm looking for something for a bad cold.(ひどい風邪に効く薬を探しています。)
- Do you have multi-symptom cold medicine?(総合風邪薬は置いてありますか?)
2. 具体的な症状を伝える
- I have a sore throat and a runny nose.(のどが痛くて、鼻水が出ます。)
- I've had a bad cough and a fever since yesterday.(昨日からひどい咳と熱があります。)
- My nose is blocked and I have a headache.(鼻が詰まっていて、頭痛がします。)
- I have chills and body aches.(寒気と全身の節々の痛みがあります。)
3. 薬の条件・好みを伝える
- I have to drive, so I need something non-drowsy.(車を運転しなければならないので、眠くならない薬が必要です。)
- I prefer tablets over liquid medicine.(液体薬よりも錠剤のほうがいいです。)
- Is this suitable for children?(これは子どもにも適していますか?)
薬局でのやり取りの会話例
Customer: Excuse me, I've caught a cold. Could you recommend a good medicine?
(客:すみません、風邪を引いてしまいました。良い薬をおすすめしていただけますか?)
Pharmacist: Sure. What are your main symptoms?
(薬剤師:もちろんです。主な症状は何ですか?)
Customer: I have a runny nose, a cough, and a mild fever. I want something that won't make me sleepy.
(客:鼻水と咳、それと微熱があります。眠くならないものがほしいです。)
Pharmacist: In that case, I recommend this non-drowsy multi-symptom tablet. Take two tablets every four hours.
(薬剤師:それなら、この眠くならないタイプの総合錠剤がおすすめです。4時間ごとに2錠飲んでください。)
風邪薬を探している旨やおすすめを尋ねる
のどの痛み、熱、咳、鼻水など症状を具体的に説明
眠気防止や錠剤希望など薬の条件を伝える
要望・具体的な症状・条件の順に店員へ伝えます。

海外旅行や日常で役立つ会話表現を網羅的に学びたい方は、英会話の総合ガイドもご覧ください。
次の疑問看板や日常会話で戸惑わないよう、アメリカとイギリスで異なる薬局の呼び方も整理しておくと旅先で役立ちます。
風邪薬の英語とオーストラリアの薬局事情・持ち込み
オーストラリアでは薬局の呼び名や定番の薬、さらに海外からの医薬品の持ち込みに関する税関規定に独自の特徴があります。滞在・渡航予定がある方は事前に把握しておきましょう。
薬局の呼び名と「Chemist Warehouse」
オーストラリアやニュージーランド、イギリスでは、薬局・ドラッグストアのことをpharmacyだけでなくchemist(ケミスト)と呼びます。
特にオーストラリア国内で広く展開している大型ディスカウント薬局チェーンに「Chemist Warehouse(ケミスト・ウェアハウス)」があり、市販薬やビタミン剤、日用品を安価に購入できます。
- Where is the nearest chemist?(一番近い薬局はどこですか?)
- You can buy that medicine at any chemist warehouse.(その薬はどのケミスト・ウェアハウスでも買えますよ。)
オーストラリアの定番薬「Panadol(パナドール)」
オーストラリアで発熱や頭痛、のどの痛みが生じた際、最も一般的に使われるのがPanadol(パナドール)というブランドの鎮痛解熱剤です。主成分はパラセタモール(paracetamol:日本やアメリカでいうアセトアミノフェン acetaminophen)で、胃への負担が比較的少ない薬として現地で広く浸透しています。
- Do you have Panadol for cold and flu?(風邪・インフルエンザ用のパナドールはありますか?)
- Take two Panadol tablets with a glass of water.(コップ1杯の水でパナドールを2錠飲んでください。)
オーストラリア入国時の風邪薬持ち込みと税関申告
オーストラリアは検疫・税関検査が非常に厳格な国です。日本から市販の風邪薬や持病の処方薬を持ち込む際は、入国カード(Incoming Passenger Card)の「医薬品・伝統薬・生薬」の所持申告欄で必ず「Yes」にチェックを入れます。
税関検査で提示を求められた際は、次の表現を使って説明できるように準備しておきます。
- This is over-the-counter cold medicine for personal use.(これは個人用の市販の風邪薬です。)
- I brought this Japanese cold medicine just in case I get sick.(念のため、体調を崩した時用にこの日本の風邪薬を持ってきました。)
| 持ち込み時の重要ポイント | 具体的な対策と英語メモ |
|---|---|
| 外箱と説明書を捨てない | 未開封、または元のパッケージ(original packaging)のまま携行する |
| 個人使用の範囲にとどめる | 滞在日数に見合う分量(通常3か月分以内)のみ持ち込む |
| 主成分の英語名を把握する | アセトアミノフェン=Paracetamol / Acetaminophen などの英名メモを用意する |
| 処方薬は英文証明書を持参する | 医師による英文の薬剤証明書(doctor's letter / prescription)を添える |
服薬指導や接客で使える英語の用法用量フレーズ
外国人の同僚や旅行者、患者に対して風邪薬の飲み方や注意点を説明する際に使える実用フレーズです。薬局での接客や医療現場での服薬指導にも役立ちます。
用法・用量(Dosage and Administration)を伝える
- Take two tablets twice a day after meals.(1日2回、食後に2錠服用してください。)
- Take one capsule every six hours as needed.(必要に応じて6時間ごとに1カプセル服用してください。)
- Do not exceed four tablets in 24 hours.(24時間以内に4錠を超えて服用しないでください。)
- Take this medicine with plenty of water.(多めの水でこの薬を飲んでください。)
- Dissolve one packet in warm water before drinking.(お湯に1包を溶かしてから飲んでください。)
副作用や注意事項(Side Effects and Warnings)を伝える
- This medication may cause drowsiness.(この薬は眠気を催すことがあります。)
- Do not drive or operate machinery after taking this medicine.(服用後は車の運転や機械の操作をしないでください。)
- Avoid drinking alcohol while taking this medication.(この薬の服用中は飲酒を避けてください。)
- Stop taking this medicine and see a doctor if your symptoms get worse.(症状が悪化した場合は服用を中止し、医師の診察を受けてください。)
- Keep out of reach of children.(子どもの手の届かないところに保管してください。)
用法・用量
- 服用量(Take two tabletsなど)
- 服用回数・タイミング(食後、○時間ごと)
- 上限量(Do not exceedなど)
- 飲み方(多めの水で、お湯に溶かして)
副作用・注意事項
- 眠気の警告(cause drowsiness)
- 運転や機械操作の禁止
- 服薬中の飲酒回避
- 悪化時の医師受診や保管場所の注意
用法・用量と副作用・注意事項を明確に分けて伝えます。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 「寝る前に風邪薬を飲みました」を意味する正しい英文はどれ?
- I drank some cold medicine before going to bed.
- I took some cold medicine before going to bed.
- I ate some cold medicine before going to bed.
- I had some cold medicine before going to bed.
答えを見る
正解: B. I took some cold medicine before going to bed.
英語では液体や錠剤にかかわらず、「薬を飲む」という動作には動詞 drink ではなく take を用います。
Q2. 鼻粘膜の充血を抑えて鼻の通りをよくする薬の英語表記は?
答えを見る
正解: C. decongestant
本文の表によると、鼻づまり改善薬は decongestant です。expectorant は去痰薬、antihistamine は抗ヒスタミン薬です。
Q3. 海外の市販薬パッケージで「眠くなりにくい」を示す表記は?
答えを見る
正解: A. Non-drowsy
Non-drowsy は抗ヒスタミン成分など眠気を誘う成分を除いた「眠くなりにくい」日中用設計の表記です。
英語の言い方は、話して覚えよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
よくある質問
- Q. 「風邪薬」のカタカナ発音はどう読めば通じますか?
- 最も一般的な表現は「コゥルド・メディスン(cold medicine)」です。「コールド」の「ル」と「メディスン」の冒頭「メ」をやや強めに発音すると英語本来のアクセントに近くなり、海外の薬局でもスムーズに通じます。
- Q. オーストラリアの薬局で風邪薬を買う時の代表的な薬は?
- オーストラリアでは解熱鎮痛成分パラセタモールを含む「Panadol(パナドール)」のシリーズが最も定番です。風邪症状全般に対応した「Panadol Cold & Flu」などの製品が、Chemist Warehouseをはじめとする各薬局で購入できます。
- Q. 日本の総合風邪薬は英語で何と説明すればよいですか?
- 「multi-symptom cold medicine」または「all-in-one cold medicine」と説明します。熱、咳、鼻水など複数の風邪症状を1つの薬で緩和するタイプの薬であることを明確に伝えられます。
- Q. 海外渡航時に日本の市販風邪薬を手荷物で持ち込めますか?
- 個人使用目的であれば原則として持ち込み可能ですが、オーストラリアなど厳格な国では入国カードでの申告が必要です。中身が特定できるよう元の箱や説明書(英字成分記載があると尚可)のまま携行することをおすすめします。
- Q. 英語で「風邪をひいたので薬を飲んだ」はどう言いますか?
- 「I caught a cold, so I took some cold medicine.」と表現します。薬を口にする際の動詞はdrinkではなく「take」を用いるのが英語の確立されたルールです。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部