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英語5文型の練習問題と見分け方解説
英語の5文型は、動詞の後ろに続く要素が主語や直前の目的語と「イコール関係になるか」を確認するだけで即座に判別できます。第2文型(SVC)は「S=C」、第3文型(SVO)は「S≠O」、第4文型(SVOO)は「O1≠O2」、第5文型(SVOC)は「O=C」が成り立ちます。
前置詞句や副詞などの修飾語(M)を骨組みから除外すれば、どんな長文でも5つの基本形のいずれかに整理できます。
5文型の基本要素と判別ルール
英語のすべての文は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)という4つの主要素と、これらを修飾する修飾語(M)の組み合わせで成り立っています。文型を素早く見分けるには、それぞれの要素になれる品詞と役割を正しく把握することが第一歩です。
5つの構成要素の役割と品詞
- S(Subject:主語):動作を行う主体や文のテーマ。「〜は・〜が」に相当し、名詞・代名詞・名詞節などが該当します。
- V(Verb:動詞):主語の動作や状態を表す語。時制や主語の人称・数に応じて語形が変化します。
- O(Object:目的語):動作の対象となる相手やもの。「〜を・〜に」に相当し、名詞相当語句が入ります。
- C(Complement:補語):主語または目的語の意味を補って説明する語。「主語=補語(S=C)」または「目的語=補語(O=C)」の関係を作り、名詞または形容詞が入ります。
- M(Modifier:修飾語):主語・動詞・目的語・補語以外の語句。文の主要素には含まれず、主に副詞や「前置詞+名詞」のカタマリが該当します。
5つの文型の骨組みと関係性を一覧表で整理します。
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| 文型 | 構成要素 | 要素間の関係 | 動詞の性質 |
|---|---|---|---|
| 第1文型 | S + V | — | 完全自動詞(目的語も補語も不要) |
| 第2文型 | S + V + C | S = C | 不完全自動詞(補語が必要) |
| 第3文型 | S + V + O | S ≠ O | 完全他動詞(目的語が必要) |
| 第4文型 | S + V + O1 + O2 | O1 ≠ O2 | 授与動詞(相手と物の2つの目的語が必要) |
| 第5文型 | S + V + O + C | O = C | 不完全他動詞(目的語と補語が必要) |
文型を30秒で診断する判定手順
未知の英文に出会ったときは、次の手順に沿って確認すると迷わずに文型を特定できます。
- 文の動詞(V)を見つけ、その左側にある主語(S)を特定します。
- 文頭や文末にある「前置詞+名詞」や単独の副詞をカッコでくくり、修飾語(M)として一旦除外します。
- 動詞の後ろに名詞や形容詞があるかを確認します。後ろに何も残らなければ第1文型(SV)です。
- 後ろに1語(または1つの意味のカタマリ)がある場合、「S=語句」なら第2文型(SVC)、「S≠語句」なら第3文型(SVO)です。
- 後ろに2つの要素がある場合、「後ろの2つがイコール関係にならない(O1≠O2)」なら第4文型(SVOO)、「後ろの2つに主語+述語の関係がある(O=C)」なら第5文型(SVOC)です。
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修飾語Mをカッコで外す基本手順
英文が複雑で長くなると文型が判別しにくくなる原因の大半は、修飾語(M)が主語や動詞の間に割り込んでいるためです。文の骨組み(S・V・O・C)を正しく抽出するためには、修飾語を機械的に見分けてカッコでくくる習慣を身につける必要があります。
修飾語(M)になる2大要素
修飾語として扱われる要素は、大きく分けて次の2種類です。
- 前置詞句(前置詞 + 名詞):in, on, at, to, for, with, by, from などの前置詞から始まるカタマリ。場所、時、理由、手段などを表し、副詞句または形容詞句として機能します。
- 副詞(句・節):always, often, yesterday, very, quickly などの単独の副詞や、時や条件を表す接続詞が導く節(when ... や because ... など)。
M除去の実践ステップ
次の例文を用いて、修飾語を段階的に取り除く手順を確認します。
例文:Early in the morning, the diligent student studied English very hard in the library.(早朝、その勤勉な生徒は図書館で熱心に英語を勉強した。)
- 文頭の副詞句や前置詞句をカッコでくくります。
[Early in the morning], the diligent student studied English very hard in the library. - 文中の副詞や文末の前置詞句をカッコでくくります。
[Early in the morning], the diligent student studied English [very hard] [in the library]. - 主語を飾る形容詞を除き、主語の本体(名詞)と動詞、目的語を確認します。
S:the diligent student(生徒は)
V:studied(勉強した)
O:English(英語を)
修飾語(M)を除去すると、この文の骨組みは The student studied English. というシンプルな第3文型(SVO)であることが明確になります。長文読解でも、まずこの手順でMを識別することが構文把握の速度向上につながります。
前置詞句
- in / on / at
- to / for / with
- by / from など
副詞(句・節)
- 単独の副詞
- 時を表す接続詞節
- 条件を表す接続詞節
文の骨組みから外す修飾語(M)の主な2種類です。
次の疑問どの語句をMとして除外すべきか迷ったときは、英語の5文型と修飾語Mの見分け方で判断基準を確認できます。
【基礎編】各文型2問ずつの演習
まずは中学から高校初級レベルの短い英文で、第1文型から第5文型までの基本構造を2問ずつ確認します。それぞれの文のSVOCMを特定しながら解き進めてください。
第1文型(SV)の練習問題
問1:The birds sing sweetly in the trees every morning.
日本語訳:鳥たちは毎朝木々の中で美しく鳴く。
【構文解説】
S:The birds(名詞)
V:sing(自動詞)
M:[sweetly](副詞)
M:[in the trees](前置詞句)
M:[every morning](副詞句)
動詞の後ろにある要素はすべて副詞や前置詞句の修飾語(M)であるため、文の骨組みは S + V の第1文型です。
問2:An old castle stands on the top of the steep hill.
日本語訳:険しい丘の頂上に古い城が建っている。
【構文解説】
S:An old castle(名詞句)
V:stands(自動詞)
M:[on the top of the steep hill](前置詞句)
場所を示す前置詞句を除外すると主語と動詞のみが残るため、第1文型となります。
第2文型(SVC)の練習問題
問3:His grandfather became a famous architect in his thirties.
日本語訳:彼の祖父は30代で有名な建築家になった。
【構文解説】
S:His grandfather(名詞句)
V:became(連結動詞)
C:a famous architect(名詞句)
M:[in his thirties](前置詞句)
「彼の祖父=有名な建築家(S=C)」の関係が成立しているため、補語を伴う第2文型です。
問4:The fresh vegetable soup smelled delicious.
日本語訳:新鮮な野菜スープはとてもおいしそうなにおいがした。
【構文解説】
S:The fresh vegetable soup(名詞句)
V:smelled(感覚動詞)
C:delicious(形容詞)
「スープ=おいしい状態(S=C)」を表しており、形容詞 delicious が主語の状態を補う補語(C)となるため第2文型です。
第3文型(SVO)の練習問題
問5:Many students visited the science museum yesterday.
日本語訳:昨日、多くの生徒が科学博物館を訪れた。
【構文解説】
S:Many students(名詞句)
V:visited(他動詞)
O:the science museum(名詞句)
M:[yesterday](副詞)
「生徒=博物館」というイコール関係は成り立ちません(S≠O)。動作の直接の対象が置かれているため第3文型です。
問6:She answered all the difficult questions easily.
日本語訳:彼女はその難しい質問すべてに容易に答えた。
【構文解説】
S:She(代名詞)
V:answered(他動詞)
O:all the difficult questions(名詞句)
M:[easily](副詞)
彼女と質問群は別物(S≠O)であり、answered の目的語として名詞句が続いているため第3文型です。
第4文型(SVOO)の練習問題
問7:My uncle sent me a wonderful birthday present.
日本語訳:叔父は私に素晴らしい誕生日プレゼントを送ってくれた。
【構文解説】
S:My uncle(名詞句)
V:sent(授与動詞)
O1:me(代名詞:人)
O2:a wonderful birthday present(名詞句:物)
「私=プレゼント」ではない(O1≠O2)ため、2つの独立した目的語が並ぶ第4文型です。
問8:The teacher told us an exciting story about his travels.
日本語訳:先生は私たちに彼の旅に関する刺激的な話をしてくれた。
【構文解説】
S:The teacher(名詞句)
V:told(授与動詞)
O1:us(代名詞:人)
O2:an exciting story(名詞句:物)
M:[about his travels](前置詞句)
「私たちに(O1)」「話を(O2)」伝える構造で、O1≠O2が成立するため第4文型です。
第5文型(SVOC)の練習問題
問9:They named their newborn daughter Emily.
日本語訳:彼らは生まれたばかりの娘をエミリーと名付けた。
【構文解説】
S:They(代名詞)
V:named(呼称動詞)
O:their newborn daughter(名詞句)
C:Emily(固有名詞)
「生まれたばかりの娘=エミリー(O=C)」という関係が成立するため、補語を伴う第5文型です。
問10:The bad news made everyone in the room silent.
日本語訳:その悪い知らせは部屋にいた全員を沈黙させた。
【構文解説】
S:The bad news(名詞句)
V:made(使役的意味の動詞)
O:everyone [in the room](名詞句+修飾語)
C:silent(形容詞)
「部屋の全員=静かな状態(O=C)」という主語・述語の関係が成り立っているため第5文型です。
SVCとSVOの判別問題と見分け方
学習者が最も混同しやすいのが「第2文型(SVC)」と「第3文型(SVO)」の違いです。動詞の後ろに単語が1つ置かれているとき、それが目的語なのか補語なのかを正しく判断する基準を整理します。
見分け方の基本原則:イコール判定法
判別の決め手は、主語(S)と動詞の後ろの語句の間にイコール関係が成立するかどうかです。
- S = 語句 が成り立つ ➔ 語句は補語(C)となり、文型は 第2文型(SVC)
- S ≠ 語句 であり「〜を・〜に」と訳せる ➔ 語句は目的語(O)となり、文型は 第3文型(SVO)
また、動詞を be動詞(is, was など) に置き換えても文意が破綻しない場合は第2文型(SVC)です。置き換えると意味が通らなくなる場合は第3文型(SVO)と判断できます。
比較判別問題(4題)
問1:次の2文の文型をそれぞれ答えなさい。
(a) Ken looked happy after the match.
(b) Ken looked at the picture on the wall.
【解答・解説】
(a) 第2文型(SVC):happy は形容詞で「ケン=幸せな状態(S=C)」を表します。
Ken was happy. に書き換え可能です。
(b) 第1文型(SV):look at の at the picture は前置詞句(M)です。
前置詞句を除外すると S + V のみとなるため第1文型です(※句動詞として look at 全体を1つの他動詞とみなす場合は第3文型と解釈されることもありますが、厳密な品詞分解では第1文型です)。
問2:次の2文の文型をそれぞれ答えなさい。
(a) The doctor turned pale at the sight.
(b) The driver turned the car to the right.
【解答・解説】
(a) 第2文型(SVC):pale(青白い)は形容詞で、「医者=青白い状態(S=C)」に変化したことを意味します。
(b) 第3文型(SVO):the car は名詞ですが、「運転手=車」ではありません(S≠O)。運転手が「車を」方向転換させた動作を表すため第3文型です。
文型によって意味が変わる主要動詞一覧
同じ動詞でも、SVCをとるかSVOをとるかで日本語の意味が大きく変化します。代表的な動詞の使い分けを確認しておきましょう。
| 動詞 | 第2文型(SVC)の意味と例 | 第3文型(SVO)の意味と例 |
|---|---|---|
| grow | 〜になる(grow old:年をとる) | 〜を育てる(grow vegetables:野菜を育てる) |
| run | 〜になる(run dry:干上がる) | 〜を経営する(run a business:事業を営む) |
| turn | 〜に変わる(turn red:赤くなる) | 〜を回す(turn the key:鍵を回す) |
| taste | 〜の味がする(taste sweet:甘い味がする) | 〜の味をみる(taste the soup:スープの味見をする) |
| smell | 〜のにおいがする(smell good:良い香りがする) | 〜のにおいを嗅ぐ(smell the flowers:花のにおいを嗅ぐ) |
第2文型(SVC)
- S = 語句 が成り立つ
- 動詞の後ろは補語(C)
- be動詞に置き換え可能
第3文型(SVO)
- S ≠ 語句 である
- 動詞の後ろは目的語(O)
- 「〜を・〜に」と訳す
主語と動詞の後ろの語句の関係で見分けます。

SVOOとSVOCの判別と書き換え
動詞の後ろに2つの名詞相当語句が並んでいる場合、「第4文型(SVOO)」なのか「第5文型(SVOC)」なのかを瞬時に判別する必要があります。この2つを区別する鍵は、後ろの2語の間に成立する主語・述語の関係です。
見分け方の基本原則:ネクスト関係判定法
動詞の後ろにある2つの要素をそれぞれ A、B と置いたとき、関係性を次のように検証します。
- A ≠ B(AとBが無関係)➔ 第4文型(SVOO)。「A(人)に B(物)を与える」という構造です。
- A = B(「A is B」という主述関係が成り立つ)➔ 第5文型(SVOC)。「AがBである状態にする/思う/呼ぶ」という意味になります。
比較判別問題(4題)
問1:次の2文の文型を判定しなさい。
(a) My father bought me a new laptop.
(b) We elected him captain of our team.
【解答・解説】
(a) 第4文型(SVOO):後ろの2要素は me と a new laptop です。
「私=パソコン」ではありません(me ≠ laptop)。したがって O1・O2 となり第4文型です。
(b) 第5文型(SVOC):後ろの2要素は him と captain です。
「彼=キャプテン(He was captain)」という関係が成立します(him = captain)。したがって O・C となり第5文型です。
問2:次の2文の文型を判定しなさい。
(a) She left her brother some cake.
(b) She left the window open all night.
【解答・解説】
(a) 第4文型(SVOO):her brother と some cake はイコールになりません。
「弟にケーキを残しておいた」という意味の第4文型です。
(b) 第5文型(SVOC):the window と open の間には「窓=開いている(The window was open)」という主述関係が成り立ちます。したがって第5文型です。
第4文型から第3文型への書き換えと前置詞の使い分け
第4文型(S + V + 人 + 物)は、前置詞(to または for)を用いることで「S + V + 物 + 前置詞 + 人」という第3文型(前置詞句はMとなるためSVO)に書き換えることができます。どちらの前置詞を用いるかは、動詞自体の性質によって決まります。
- to をとる動詞:相手がその場にいないと動作が成り立たない動詞(移動や伝達を伴う)。
- for をとる動詞:相手がいなくても1人で準備・完了できる動作で、その後に相手に恩恵を与える動詞。
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| 前置詞 | 動詞の性質 | 代表的な動詞一覧 | 書き換え例文 |
|---|---|---|---|
| to | 相手への直接の移動・伝達 | give, send, lend, show, tell, teach, pass, pay | He gave me the book. ➔ He gave the book to me. |
| for | 相手のための準備・恩恵 | buy, make, cook, find, get, choose, build | She bought him a watch. ➔ She bought a watch for him. |
| of | 依頼や質問 | ask | I asked him a favor. ➔ I asked a favor of him. |
【書き換え練習問題】
問:次の第4文型の文を、前置詞を用いて第3文型に書き換えなさい。
Could you pass me the salt, please?
【正解】Could you pass the salt to me, please?
解説:pass(手渡す)は受け取る相手が必要な移動を表す動詞であるため、前置詞は to を使用します。
第4文型(SVOO)
- A ≠ B(無関係)
- A(人)にB(物)を与える
- 例:me ≠ laptop
第5文型(SVOC)
- A = B(主述関係)
- A is B の関係が成立
- 例:him = captain
動詞の後ろにある2要素の関係性で判別します。
これらの文型を受動態に書き換える練習には、SVOOとSVOCの受動態の作り方の解説が役立ちます。
次の疑問2語の間に主述関係があるか見極めにくいときは、SVOOとSVOCの違いと見分け方で豊富な例文を比較してみましょう。
【応用編】入試レベル総合問題10選
高校生や大学受験生がつまずきやすい、長めの修飾語を含んだ英文や、文構造が複雑な実戦問題10題です。全問についてSVOCMの記号付き解説を掲載しています。まずは自力で構文分解を行ってから解説を確認してください。
総合問題 1〜5
問1:The sudden increase in oil prices made the global economic recovery very difficult.
【文型】第5文型(SVOC)
【SVOCM分解】
S:The sudden increase [in oil prices]
V:made
O:the global economic recovery
C:[very] difficult
【日本語訳】石油価格の急激な上昇は、世界的な経済回復を極めて困難なものにした。
【解説】主語は increase に前置詞句が修飾したもの。動詞 made の後に「世界的な経済回復=極めて困難(O=C)」という主述関係が成り立ちます。
問2:During the rainy season, damp weather often causes food to spoil quickly.
【文型】第5文型(SVOC)
【SVOCM分解】
M:[During the rainy season]
S:damp weather
M:[often]
V:causes
O:food
C:to spoil [quickly]
【日本語訳】梅雨の時期には、湿気の多い天候がしばしば食べ物を素早く腐らせる原因となる。
【解説】文頭の前置詞句と副詞 often はM。causes の後ろの food to spoil に「食べ物が腐る」という主語・不定詞述語の関係(O=C)が成り立っています。
問3:A middle-aged man wearing a dark coat appeared suddenly from around the corner.
【文型】第1文型(SV)
【SVOCM分解】
S:A middle-aged man [wearing a dark coat]
V:appeared
M:[suddenly]
M:[from around the corner]
【日本語訳】暗いコートを着た中年男性が、角の向こうから突然姿を現した。
【解説】現在分詞句 wearing a dark coat は主語を修飾する形容詞句(M)。動詞 appeared の後は副詞と前置詞句のみのため第1文型です。
問4:Most of the audience considered the young pianist's performance truly extraordinary.
【文型】第5文型(SVOC)
【SVOCM分解】
S:Most of the audience
V:considered
O:the young pianist's performance
C:[truly] extraordinary
【日本語訳】聴衆のほとんどは、その若いピアニストの演奏が真に並外れたものだとみなした。
【解説】「演奏=並外れている(O=C)」という関係が成り立っています。extraordinary は形容詞で補語として機能しています。
問5:The friendly local guide showed the foreign tourists the oldest wooden building in the village.
【文型】第4文型(SVOO)
【SVOCM分解】
S:The friendly local guide
V:showed
O1:the foreign tourists
O2:the oldest wooden building [in the village]
【日本語訳】親切な地元のガイドは、外国人観光客に村で最も古い木造建築を見せてくれた。
【解説】「外国人観光客(O1)」と「木造建築(O2)」は別物(O1≠O2)です。「人に物を見せる」構造の第4文型です。
総合問題 6〜10
問6:The scientific experiment proved the researcher's new theory correct beyond doubt.
【文型】第5文型(SVOC)
【SVOCM分解】
S:The scientific experiment
V:proved
O:the researcher's new theory
C:correct
M:[beyond doubt]
【日本語訳】その科学実験は、研究者の新しい理論が疑いなく正しいことを証明した。
【解説】「理論=正しい(O=C)」の関係が成立するため correct は補語です。文末の前置詞句 beyond doubt は補語を強調する修飾語(M)です。
問7:His long silence during the heated discussion seemed quite strange to everyone present.
【文型】第2文型(SVC)
【SVOCM分解】
S:His long silence [during the heated discussion]
V:seemed
C:[quite] strange
M:[to everyone {present}]
【日本語訳】白熱した議論の最中の彼の長い沈黙は、居合わせた全員にとって極めて奇妙に思われた。
【解説】主語の後の前置詞句を除外すると、動詞 seemed に形容詞 strange が補語として続いています。「沈黙=奇妙(S=C)」となる第2文型です。
問8:The government provided the victims of the natural disaster with emergency supplies.
【文型】第3文型(SVO)
【SVOCM分解】
S:The government
V:provided
O:the victims [of the natural disaster]
M:[with emergency supplies]
【日本語訳】政府は自然災害の被災者たちに緊急救援物資を提供した。
【解説】日本語の「〜に〜を与える」という訳から第4文型と誤認しやすい英文です。with emergency supplies は前置詞句であるため文の主要素(OやC)にはなれず、修飾語(M)扱いとなるため第3文型です。
問9:Yesterday's heavy traffic prevented us from arriving at the airport on time.
【文型】第3文型(SVO)
【SVOCM分解】
S:Yesterday's heavy traffic
V:prevented
O:us
M:[from arriving at the airport on time]
【日本語訳】昨日の激しい交通渋滞のため、私たちは時間通りに空港に到着することができなかった。
【解説】prevent A from -ing の構文です。from 以降は前置詞句(M)となるため、文構造としては S + V + O の第3文型に分類されます。
問10:The committee found the proposed environmental plan completely impracticable.
【文型】第5文型(SVOC)
【SVOCM分解】
S:The committee
V:found
O:the proposed environmental plan
C:[completely] impracticable
【日本語訳】委員会は、提案された環境計画を実行不可能だと判断した。
【解説】find は「OがCだとわかる・判断する」という意味で用いられています。「環境計画=実行不可能(O=C)」の関係が成り立つため第5文型です。
手書き学習用の印刷手順とまとめ
英文解釈の力を定着させるには、画面を見るだけでなく、印刷した紙に自分でスラッシュ(区切り線)を引き、S・V・O・C・Mの記号を書き込む作業が非常に効果的です。
自学自習用プリントの作成手順
- パソコンやスマートフォンのブラウザ印刷機能(Ctrl + P または Command + P)を開きます。
- 印刷設定の「レイアウト」を「縦」に指定し、「背景のグラフィック」にチェックを入れます。
- この記事の問題部分のページ範囲を指定し、A4用紙に出力します。
- 問題を解く際は、まず前置詞句と副詞をカッコ [ ] で囲んで除外し、残った単語の下に S, V, O, C を書き込んで文型を判定してください。
5文型の識別は英文読解の基礎であり、すべての長文読解や英作文の正確性を支える土台となります。修飾語(M)の除外と、イコール関係の有無を検証する思考法を繰り返し練習し、語順のまま文の骨組みを捉えられる感覚を身につけてください。
ブラウザでCtrl+P等を開く
レイアウトを縦、背景グラフィックにチェック
問題のページ範囲を指定しA4で印刷
Mを除外し残りにSVOCを記入
印刷して手書きで記号を書き込む際の手順です。
理解度チェック
Q1. 第2文型(SVC)と第3文型(SVO)を見分ける基本原則は何ですか。
- 主語と動詞の後にイコール関係が成立するか
- 動詞の直後に前置詞句があるかどうか
- 動詞の時制が過去形であるかどうか
- 文末に副詞が置かれているかどうか
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正解: A. 主語と動詞の後にイコール関係が成立するか
S=語句が成り立つなら補語(C)でSVC、S≠語句なら目的語(O)でSVOと判断します。
Q2. 第4文型(SVOO)と第5文型(SVOC)の判別方法として正しいものはどれですか。
- 動詞の後ろの2要素にO1=O2の関係があるなら第4文型
- 動詞の後ろの2要素にO=Cの主述関係があるなら第5文型
- 動詞の後ろに置かれる要素が1語だけなら第5文型
- 動詞をbe動詞に置き換えられるなら第4文型
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正解: B. 動詞の後ろの2要素にO=Cの主述関係があるなら第5文型
動詞の後ろの2要素に「A is B」のような主述関係(O=C)が成り立つ文型がSVOCです。
Q3. 次のうち、第2文型(SVC)に分類される英文はどれですか。
- Ken looked at the picture on the wall.
- Ken looked happy after the match.
- The driver turned the car to the right.
- My father bought me a new laptop.
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正解: B. Ken looked happy after the match.
Ken=happy(S=C)の関係が成り立ち、動詞をwasに置き換えられるためSVCです。
よくある質問
- Q. There is構文は何文型ですか?
- 第1文型(SV)です。There は文頭に置かれた誘導副詞(M)であり、動詞の後に置かれている名詞が真の主語(S)となります。例えば There is a book on the desk. は、Sが a book、Vが is の第1文型です。
- Q. 前置詞句が補語Cになることはありますか?
- 原則として前置詞句は修飾語(M)ですが、極めて例外的に補語(C)として扱われることがあります。例えば This book is of great use.(この本は大変役に立つ=useful)などの慣用表現では、前置詞句が主語の状態を説明する補語の役割を果たします。
- Q. 第4文型を第3文型にする際、toとforはどう選びますか?
- 相手がいないと動作が完結しない動詞(give, send, tell など)は to を使います。相手がその場にいなくても1人で準備・購入できる動詞(buy, make, cook など)は for を使います。
- Q. 第5文型の補語Cになれる品詞は何ですか?
- 名詞と形容詞(分詞を含む)が基本です。さらに、原形不定詞、to 不定詞、現在分詞(-ing)、過去分詞(-ed)も目的語の状態や動作を説明する補語(C)として置くことができます。
2026年10月3日更新・モチタン辞典編集部
subject
verb
object
complement