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SVOOとSVOCの例文と見分け方

SVOOとSVOCの例文と見分け方

動詞の後ろに語が2つ並んだとき、2語の間に「=(イコール)」が成り立たなければ第4文型(SVOO)、主述関係「=」が成り立てば第5文型(SVOC)です。

たとえば He gave me a book. は「私 ≠ 本」なのでSVOO、They called him Ken. は「彼 = ケン」なのでSVOCと瞬時に判別できます。

SVOOとSVOCの3秒判別ルール

動詞の直後に名詞が2つ並んでいる英文を見たとき、文型を迷わず判別する決定的な基準は「2つの語の間にイコール関係(主述関係)が成り立つかどうか」です。

判別公式のまとめ

SVOOにおける2つの目的語は、一方が「受け手(人)」でもう一方が「渡される対象(物・情報)」であるため、両者が同一人物や同一物になることは原理上ありません。したがって me ≠ a watch が成り立ちます。

一方、SVOCの「C(補語)」は直前の「O(目的語)」の状態・正体・行動を説明する語です。そのため our dog = Pochi、あるいは O is C(Our dog is Pochi.)という述語関係(ネクサス)が常に成立します。

補語Cには名詞だけでなく形容詞も入るため、動詞の後に「名詞+形容詞」が続いていれば、その時点でSVOC確定と判断できます。

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文型基本構成2語の関係典型的な意味
第4文型(SVOO)S + V + O1 + O2O1 ≠ O2SがO1にO2を与える・伝える
第5文型(SVOC)S + V + O + CO = C(O is C)SがOをCにする・OがCだとわかる
SVOOとSVOCの判別フロー
12語の品詞確認

動詞の直後が「名詞+形容詞」ならSVOC確定

2関係性の判定

2語が「名詞+名詞」のとき関係を確認

3O1 ≠ O2

別物(イコール不成立)ならSVOO

4O = C

イコール(主述関係)成立ならSVOC

動詞の後の2語の関係性や品詞を確認して文型を判別します。

SVOO(第4文型)の基本と例文一覧

SVOOは「主語(S)+動詞(V)+間接目的語(O1)+直接目的語(O2)」の語順で並び、原則として「SがO1(人)にO2(物・情報)を〜する」という授受(与える・届ける)の意味を表します。

SVOOの代表的な動詞と例文

O2(直接目的語)には名詞単語だけでなく、that 節や疑問詞節が置かれる場合もあります。

次の疑問基本を押さえたうえでより多くの表現に触れたい方は、第4文型(SVOO)の例文集で動詞ごとの使い方を確認できます。

SVOOからSVOへの書き換えルール

SVOO(第4文型)は、語順を「S + V + 物(O) + 前置詞 + 人」に入れ替えることで、第3文型(SVO)へ書き換えることができます。このとき用いる前置詞は、動詞の性質によって to または for(一部 of)に分かれます。

toをとる動詞(相手への移動・到達を伴う動詞)

相手(受け手)がその場にいなければ動作自体が成立しない動詞は to を取ります。矢印(→)のように相手へ直接届くイメージです。

動詞第4文型(SVOO)の例文第3文型(SVO+to)への書き換え
giveHe gave me a ticket.He gave a ticket to me.
sendI sent her a letter.I sent a letter to her.
teachShe teaches them English.She teaches English to them.
tellHe told us a secret.He told a secret to us.
showShow me the picture.Show the picture to me.
lendI lent him five dollars.I lent five dollars to him.
passPass me the salt, please.Pass the salt to me, please.

forをとる動詞(相手がいなくても1人で準備・調達できる動詞)

相手がその場にいなくても、自分の作業だけで品物を用意できる動詞は for を取ります。「〜のために(利益・配慮)」のニュアンスを含みます。

動詞第4文型(SVOO)の例文第3文型(SVO+for)への書き換え
buyShe bought him a watch.She bought a watch for him.
makeMother made me a cake.Mother made a cake for me.
cookHe cooked us breakfast.He cooked breakfast for us.
findI found her a good seat.I found a good seat for her.
chooseChoose me a nice tie.Choose a nice tie for me.
getGet me a cup of tea.Get a cup of tea for me.

ofをとる動詞

尋ねる・求める動作を表す ask は前置詞 of を使います。

書き換え時の前置詞の使い分け

toをとる動詞

  • 相手への移動・到達を伴う動作
  • 相手がその場にいないと成立しない
  • 例: give, send, teach, tell

forをとる動詞

  • 相手がいなくても1人で準備可能
  • 相手への利益・配慮のニュアンス
  • 例: buy, make, cook

SVOへ書き換える際、動詞の性質によりtoかforを選択します。

前置詞ごとの使い分けをさらに練習したいときは、第4文型から第3文型への書き換えの例文集が役立ちます。

SVOC(第5文型)の基本と例文一覧

SVOCは「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)」の順で並び、補語Cが目的語Oの状態や身分、性質を補足説明します。常に「O = C」または「O is C(OがCである/する)」の関係が成り立ちます。

SVOCの代表的な動詞と例文

SVOCの補語Cには、名詞(Leo, Yui など)だけでなく形容詞(happy, open, interesting など)が入る点がSVOOとの大きな構造的差異です。

SVOCの補語(C)に入る語
SVOCの補語(C)

名詞(身分・名前)

  • Leo
  • Yui

形容詞(状態・性質)

  • happy
  • open
  • interesting
  • honest

SVOCの補語には名詞と形容詞の2種類が入ります。

SVOOとSVOCの違いと見分け方のイメージ

SVOCの詳しい用法や例文を確認したいときは、第5文型(SVOC)の解説を参考にしてください。

次の疑問補語(C)にto不定詞がくる応用パターンまで整理したいなら、SVO+to不定詞などの文型解説が役立ちます。

giveはSVOCをとる?文型の疑問を解消

検索の際によく疑問を持たれる「give はSVOCをとるのか?」という問いに対する結論は、「give はSVOCをとらない(SVOOまたはSVOのみをとる)」です。

giveがSVOCをとれない文法的な理由

動詞 give の本質は「物・情報を相手に移動させる(渡す)」ことです。与える対象(O1)と与えられる物(O2)はまったく別の実体であり、「相手 = 渡す物」というイコール関係(O = C)は物理的・論理的に成立しません。

give(SVOO)と make(SVOC)の対比

動詞の後ろに名詞が2つ並んだ例文を比較すると、動詞の意味によって文型が厳格に決まることがわかります。

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例文文型後ろの2語の関係文の意味
He gave her a ring.第4文型(SVOO)her ≠ a ring彼は彼女に指輪をあげた。
He made her his wife.第5文型(SVOC)her = his wife彼は彼女を自分の妻にした。

give は目的語を別の状態や身分に変形・認定する動詞ではないため、補語Cを伴うSVOCで使われることはありません。

giveのように文型が限定される単語は、第4文型をとる動詞・とらない動詞一覧で確認できます。

同一動詞でのSVOOとSVOCの比較

英語の動詞の中には、同じ単語でありながら文脈・構文によってSVOOとSVOCの両方を作れるものがあります。代表格が make と find です。語順が同じ「動詞+名詞+名詞」であっても、2語の関係によって意味が大きく変わります。

makeのSVOOとSVOC

findのSVOOとSVOC

動詞第4文型(SVOO:O1 ≠ O2)第5文型(SVOC:O = C)
makemake me dinner(私に夕食を作る)make him captain(彼を主将にする)
findfind her a job(彼女に仕事を見つける)find the task easy(作業が簡単だと知る)
leaveleave him a message(彼に伝言を残す)leave the room messy(部屋を散らかったままにする)

SVOOとSVOCの受動態書き換え手順

能動態を受動態へ変換するとき、文型によって主語にできる要素が異なります。

SVOOの受動態:2通りの作り方

SVOOには目的語が2つ(O1とO2)あるため、原則として2通りの受動態が作れます。ただし動詞によって自然な形が分かれます。

  1. 間接目的語(人)を主語にする受動態
    能動態:He gave me the book.
    受動態:I was given the book by him.(私は彼からその本を与えられた。)
    残ったO2(the book)は動詞の直後にそのまま置きます(保留目的語)。
  2. 直接目的語(物)を主語にする受動態
    能動態:He gave me the book.
    受動態:The book was given to me by him.(その本は彼によって私に与えられた。)
    物を主語にする場合、人の前には前置詞(to や for)を補います。

なお、buy や make などの動詞は「品物」を受動態の主語にすることが一般的で、人を主語にすると「人が売買・製作された」ような不自然な意味になるため避けます。


不自然:*I was bought a bicycle by my father.
自然:A bicycle was bought for me by my father.

SVOCの受動態:Oのみが主語になれる

SVOCで主語にできるのは目的語(O)だけであり、補語(C)を主語にすることは絶対にできません。

能動態で補語だった要素(Titanic や happy など)は、受動態でも動詞の後ろに補語として残ります(文型としてはSVCになります)。

受動態にできる要素の違い

SVOOの受動態

  • 人(O1)を主語にできる
  • 物(O2)を主語にできる(前置詞補足)
  • 原則2通りの文が作れる

SVOCの受動態

  • 目的語(O)のみが主語になれる
  • 補語(C)は主語にできない
  • 変換後は補語が残りSVCとなる

受動態で主語にできる要素は文型によって異なります。

文型判別&書き換えの実践ミニテスト

理解度を確認するために、以下の各問いに答えてみましょう。

問1:文型判別(SVOOかSVOCか)

次の各英文の文型を答え、下線部の2語の関係(= か ≠ か)を特定してください。
1. She showed us her family photos.
2. The movie made the girl sad.
3. My aunt bought me a warm coat.
4. We elected Ms. Clark leader.

問1の解答・解説
  1. SVOO(us ≠ her family photos)
    「私たち」と「家族写真」は別物なのでSVOO。「私たちに家族写真を見せてくれた」。
  2. SVOC(the girl = sad)
    「その少女 = 悲しい状態」という主述関係が成り立つためSVOC。「その映画は少女を悲しませた」。sadは形容詞であることからもSVOCと確定できます。
  3. SVOO(me ≠ a warm coat)
    「私」と「温かいコート」は別物なのでSVOO。「私に温かいコートを買ってくれた」。
  4. SVOC(Ms. Clark = leader)
    「クラークさん = リーダー」の関係が成り立つためSVOC。「私たちはクラークさんをリーダーに選出した」。

問2:文型書き換え

次のSVOOの文を、前置詞を用いて第3文型(SVO)に書き換えてください。
1. He sent his parents some flowers.
2. She made her children delicious pancakes.

問2の解答・解説
  1. He sent some flowers to his parents.
    send は相手に直接届く動作(移動)を表すため、前置詞 to を用います。
  2. She made delicious pancakes for her children.
    make は相手がいなくても調理・準備ができる動作(配慮)を表すため、前置詞 for を用います。

「名詞+名詞」の3ステップ判定法

動詞の直後に名詞が2つ続く英文は、判断に迷いやすい典型的なパターンです。以下の3つのステップを順に実行することで、素早く確実に判別できます。

  1. ステップ1:動詞の直後にある2つの要素を抜き出す
    修飾語を含めた名詞のまとまりを2つ特定します。
    • 文例A:Mr. Tanaka called him a genius. → 要素1: him / 要素2: a genius
    • 文例B:Mr. Tanaka bought him a computer. → 要素1: him / 要素2: a computer
  2. ステップ2:2つの要素の間にbe動詞を挟んでみる
    「要素1 + be動詞 + 要素2」の形にして意味が通るか試します。
    • 文例A:He is a genius.(彼は天才だ) → 自然に意味が通じます。
    • 文例B:He is a computer.(彼はコンピュータだ) → 人間が機械になるため不自然です。
  3. ステップ3:成立判定から文型を確定する
    be動詞を挟んで意味が成立した文例Aは「O = C」のため第5文型(SVOC)です。成立しなかった文例Bは「O1 ≠ O2」のため第4文型(SVOO)と判定できます。

SVOOとSVOC両方をとる動詞一覧

英語には、文型によって日本語訳が大きく変わる動詞が存在します。後ろに続く要素の関係性を確認して正しく訳し分けましょう。

動詞第4文型(SVOO:O1 ≠ O2)の意味と例文第5文型(SVOC:O = C)の意味と例文
leave「O1にO2を残しておく」
She left me some money.(彼女は私にいくらかのお金を残してくれた。)
「OをCのままにしておく」
Don't leave the door open.(ドアを開けたままにしておかないで。)
call「O1にO2を呼んであげる」
I will call you a taxi.(あなたにタクシーを呼んであげましょう。)
「OをCと呼ぶ」
We call him Ken.(私たちは彼をケンと呼ぶ。)
get「O1にO2を手に入れてあげる」
Could you get me a cup of tea?(お茶を1杯持ってきてくれますか。)
「OをCの状態にさせる」
Get your coat ready.(コートを用意しなさい。)

なお、find は文型によって意味の性質が変化します。第4文型では「物理的に探して見つけてあげる」行為を表すのに対し、第5文型では「実際に体験・確認した結果、Cだと実感する・気づく」という認識を表す動詞になります。

返り読みを防ぐ第5文型の直読直解法

英語の長文読解で第5文型(SVOC)が出てきた際、文末から「〜を…にする」と訳し戻すと読解スピードが落ちてしまいます。英文の語順のまま因果関係を捉える読み方を身につけましょう。

OとCを独立した主述関係として捉える

動詞の後で小さく区切り、OとCを1つの独立した「小文(主語+述語)」として処理します。第5文型は「主語(S)が原因やきっかけとなり、目的語(O)が補語(C)の状態や動作になる」という因果関係を表すパターンが多く見られます。

「Sのせいで(おかげで)OがCする」という因果の流れを左から右へ辿ることで、返り読みをせずに自然なスピードで意味を処理できるようになります。

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理解度チェック

Q1. SVOOとSVOCを見分ける決定的な基準は何ですか?

  1. 動詞が過去形であるかどうか
  2. 動詞の後の2語に主述(イコール)関係があるか
  3. 文末に前置詞が置かれているかどうか
  4. 目的語の単語数が3文字以上であるかどうか
答えを見る

正解: B. 動詞の後の2語に主述(イコール)関係があるか
動詞の直後にある2つの語に「O=C」のイコール関係が成り立つならSVOC、成り立たないならSVOOと判別します。

Q2. 次のうち、第5文型(SVOC)の英文はどれですか?

  1. He cooked his family a nice dinner.
  2. She told him the truth.
  3. The good news made everyone happy.
  4. Father bought my brother a bicycle.
答えを見る

正解: C. The good news made everyone happy.
「everyone = happy」という「O = C」の関係が成り立ち、補語Cに形容詞happyが置かれているためSVOCです。

Q3. SVOOを前置詞forを用いた文に書き換える動詞は?

  1. give
  2. teach
  3. send
  4. cook
答えを見る

正解: D. cook
cookなど相手がその場にいなくても1人で準備・調達できる動詞は、SVOへ書き換える際に前置詞forを取ります。

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よくある質問

Q. giveはSVOCの文型で使えますか?
使えません。giveは「物・情報を相手に渡す」動詞であり、目的語同士に「O=C」の関係が成立しないため、SVOO(第4文型)またはSVO(第3文型)のみで用います。
Q. SVOOとSVOCの簡単な見分け方は?
動詞の後ろの2語を「=」で結べるか確認します。「人 ≠ 物」ならSVOO(第4文型)、「目的語 = 補語(O is C)」が成立すればSVOC(第5文型)です。
Q. SVOOをSVOに書き換えるtoとforの違いは?
相手がその場に必要な「相手への移動」を伴う動詞(give, send, teach等)はto、相手がいなくても1人で準備・調達できる動詞(buy, make, cook等)はforを使います。
Q. SVOCのC(補語)になれる品詞は何ですか?
主に名詞と形容詞です。動詞の後ろが「名詞+形容詞」の並びになっていれば、その時点でSVOCと判断できます。さらに分詞(現在分詞・過去分詞)やto不定詞も補語になります。
Q. SVOCの受動態を作るとき補語Cを主語にできますか?
できません。受動態の主語になれるのは目的語(O)のみです。補語(C)は受動態の文でもbe動詞+過去分詞の後ろにそのまま残ります。

2026年10月3日更新・モチタン辞典編集部