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英検の英作文で使えるフレーズと合格テンプレート
英検の英作文で安定して得点するには、基本の型(序論・本論・結論)に沿ったつなぎ言葉と、汎用性の高い論拠フレーズを正しく組み合わせることが近道です。採点基準である「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点は、適切なディスコースマーカーと無生物主語構文を活用することで同時に満たせます。
英検英作文の採点基準と基本構成テンプレート
英検のライティングテストは、級にかかわらず「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点から均等に評価されます。高得点を狙うためには、それぞれの観点が何を求めているのかを理解したうえで、型に当てはめて書く習慣をつけることが重要です。
採点基準の4観点とフレーズの関係
- 内容:指定された問いに正確に答え、説得力のある理由や具体例を展開できているか。
- 構成:論理の展開が明確で、適切な接続表現(ディスコースマーカー)によって文と文がつながっているか。
- 語彙:受験級に応じた適切な単語・熟語が正しく使われており、同じ単語の単調な繰り返しが避けられているか。
- 文法:多様な構文(関係詞、無生物主語、助動詞など)が正しい語順・時制・呼応で使われているか。
これら4つの観点を満たす最も効率的な手段が、論理の流れを固定したエッセイの基本骨組みです。意見論述は「序論(意見表明)」「本論(理由と具体例)」「結論(再主張)」の3部構成で書きます。
そのまま使える基本骨組みテンプレート
以下のスロット型テンプレートを使えば、どのような論題であっても論理的な枠組みを素早く組み立てられます。
| パート | 役割 | 基本構文スロット |
|---|---|---|
| 序論 | 立場の表明 | I agree with the idea that [トピック]. I have two reasons to support my opinion. |
| 本論① | 1つ目の理由 | First, [主語] can [動詞の原形]. For example, [具体的な補足文]. |
| 本論② | 2つ目の理由 | Second, [主語] helps people to [動詞の原形]. As a result, [もたらされる好結果]. |
| 結論 | 再主張とまとめ | For these reasons, I believe that [トピックの言い換え]. |
反対意見を述べる場合は、序論を I disagree with the idea that [トピック]. に変更するだけでそのまま転用できます。理由の数については、準2級および2級では2つ、準1級では指定された語数に合わせて2つから3つの理由を展開するのが標準的です。
問いに正確に答え、説得力のある理由や具体例を展開する
論理の展開を明確にし、接続表現で文と文を適切につなぐ
級に応じた単語・熟語を正しく使い、単調な重複を避ける
関係詞や無生物主語など多様な構文を正しい語順・時制で使う
英検の英作文は4つの観点から均等に評価されるため、偏りなく対策することが重要です。
構成別で使い回せる鉄板フレーズ集
エッセイの各段落で使える定型表現を整理しておくと、試験本番で接続詞選びに迷う時間を大幅に減らせます。序論・本論・結論の役割に合わせて使い分けましょう。
序論で使える意見表明フレーズ
問題文の主張に対して賛成か反対かを明確に述べる表現です。
- I agree with the opinion that [主張].(私は〜という意見に賛成です。)
- I do not think that [主張].(私は〜だとは思いません。)
- From my perspective, it is beneficial for [人] to [動詞の原形].(私の視点では、〜が…することは有益です。)
- There are two main reasons why I hold this view.(私がこの見解を持つ理由は主に2つあります。)
本論で使える理由導入・追加フレーズ
段落の冒頭で理由を切り出し、さらに論点を付け足すためのつなぎ言葉です。1つ目の理由と2つ目の理由で異なる表現を対比させると、語彙の評価が高まります。
| 機能 | おすすめフレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 第1の理由 | To begin with, [文]. | まず第一に、〜です。 |
| 第1の理由 | First of all, [文]. | 何よりもまず、〜です。 |
| 第2の理由(追加) | Moreover, [文]. | さらに、〜です。 |
| 第2の理由(追加) | In addition, [文]. | 加えて、〜です。 |
| 第2の理由(追加) | Furthermore, [文]. | そのうえ、〜です。 |
本論で使える具体例・因果関係・対比フレーズ
理由を述べた後に、具体例や因果関係を補強して説得力を高める表現です。
- For instance, [文].(たとえば、〜です。)
For example の言い換えとして使いやすく、文頭に置くことで自然な展開を作れます。 - This is because [文].(これは〜だからです。)
直前に述べた主張の原因や根拠を直接説明するときに便利です。 - As a result, [文].(その結果として、〜となります。)
行動によって生じるプラスやマイナスの結末を示す際に役立ちます。 - Therefore, [文].(したがって、〜です。)
論理的な帰結を導く際に使います。 - On the other hand, [文].(その一方で、〜です。)
反対の側面や代替手段を対比させるときに使用します。
結論で使えるまとめ・再主張フレーズ
エッセイの末尾で、序論で示した自分の立場を再度述べるための締めくくり表現です。
- For the reasons mentioned above, I believe that [主張].(上述の理由から、私は〜だと信じています。)
- In conclusion, [文].(結論として、〜です。)
- Taking all these factors into account, [文].(これらの要因をすべて考慮すると、〜です。)
準2級から準1級までのレベル別言い換え表
語彙のスコアを伸ばす秘訣は、中学校レベルの基本単語を、より抽象度が高く学術的な単語へと置き換えることです。級が上がるにつれて、簡潔で洗練された表現が好まれます。
レベル別語彙・構文の対比表
表は横にスクロールできます →
| 伝えたい意味 | 準2級レベル(平易) | 2級レベル(標準) | 準1級レベル(洗練) |
|---|---|---|---|
| 〜を助ける・役立つ | help people | enable people to do | facilitate / allow individuals to do |
| 多くの〜 | a lot of / many | a large number of / various | a significant amount of / numerous |
| 重要である | is important | plays an important role | is crucial / essential / vital |
| 〜につながる | is good for | lead to [名詞] | contribute significantly to [名詞] |
| 〜を減らす | make ~ small | reduce / decrease | curb / minimize / diminish |
| 改善する | make ~ better | improve | enhance / upgrade |
| 引き起こす | make ~ happen | cause [名詞] | bring about / trigger |
無生物主語构文を使った高得点への書き換え
人間を主語にして People can save time by using smartphones. と書く平易な文を、物や事柄を主語にする「無生物主語構文」に変えるだけで、文法および語彙の観点で高い評価を得られます。
- 平易な表現:If people use public transportation, they can reduce carbon emissions.(もし人々が公共交通機関を使えば、炭素排出を減らせます。)
- 洗練された表現:Using public transportation contributes to reducing carbon emissions.(公共交通機関の利用は、炭素排出量の削減に貢献します。)
- 平易な表現:The Internet helps us to communicate with foreign people easily.(インターネットは私たちが外国人と簡単に意思疎通するのを助けます。)
- 洗練された表現:The Internet enables seamless communication with people worldwide.(インターネットは世界中の人々との円滑なコミュニケーションを可能にします。)
次に読む英検ライティング・英作文の書き方級別の出題形式や基礎から書き方を学びたい人へ。
どんなお題でも理由が書ける万能フレーズ
英検のライティングで最も多い悩みが「理由が思い浮かばない」という問題です。どのようなトピックが出題されても、現代社会の主要な5大テーマ(費用・健康・環境・効率・教育)に結びつけることで、説得力のある理由を即座に作成できます。
1. コスト・経済(費用対効果)のフレーズ
技術導入、公共施設、消費行動など幅広いテーマに使える論点です。
- It is more cost-effective for [人] to [動詞の原形].
(〜が…することはより費用対効果が高いです。)
例:It is more cost-effective for companies to introduce remote working systems.(企業にとってリモートワーク制度を導入することは、より費用対効果が高いです。) - This helps individuals reduce their daily expenses.
(これは個人が日常の出費を抑えるのに役立ちます。)
2. 時間効率・利便性のフレーズ
オンライン化、自動化、交通手段、生活習慣などの論点に直結します。
- This approach allows people to save a great deal of time.
(この方法は人々が多くの時間を節約することを可能にします。) - It improves productivity in both study and work environments.
(それは学習と労働の両方の環境において生産性を向上させます。)
3. 健康・ウェルビーイングのフレーズ
食事、労働環境、運動、テクノロジーの影響に関するテーマで活用できます。
- Maintaining this habit helps prevent various lifestyle-related diseases.
(この習慣を維持することは、さまざまな生活習慣病を予防するのに役立ちます。) - It plays an essential role in reducing stress and improving mental health.
(それはストレスを軽減し、精神的健康を向上させるうえで不可欠な役割を果たします。)
4. 環境保護のフレーズ
再生可能エネルギー、プラスチック削減、都市計画、製品選択などのテーマで有効です。
- This action leads to a reduction in greenhouse gas emissions.
(この行動は温室効果ガスの排出削減につながります。) - It is vital for preserving natural resources for future generations.
(将来の世代のために天然資源を保護するうえで不可欠です。)
5. 教育・個人の成長・国際化のフレーズ
留学、語学学習、ボランティア、学校教育、読書などのテーマに適しています。
- It provides people with opportunities to broaden their horizons.
(それは人々に視野を広げる機会を提供します。) - Acquiring this skill enables younger generations to develop critical thinking.
(この能力を身につけることは、若い世代が批判的思考力を養うことを可能にします。)
コスト・経済
- 費用対効果
- 出費の抑制
時間・利便性
- 時間の節約
- 生産性の向上
健康
- 生活習慣病予防
- ストレス軽減
環境・教育
- 環境問題
- 教育分野
どのようなトピックでも、現代社会の主要テーマに結びつけることで理由を素早く展開できます。

減点を防ぐNG表現と文法上の注意点
適切な内容を書いていても、形式上のルール違反や文法的な混同があると減点対象になります。エッセイを書く際に避けるべき代表的なミスをまとめました。
アカデミックライティングで避けるべきNG表現
| NG表現 | 使ってはいけない理由 | 正しい書き換え表現 |
|---|---|---|
| don't / can't / it's | 短縮形は会話調のため減点対象 | do not / cannot / it is |
| a lot of / lots of | 口語的な表現であるため | many / much / a large amount of |
| kids / guys | カジュアルな俗語であるため | children / people / individuals |
| And / But / So(文頭) | 等位接続詞を文頭に置くのは非推奨 | In addition / However / Therefore |
| etc. / and so on | 論拠の曖昧さを招くため | 代表例を2〜3個明記して閉じる |
接続詞・接続副詞・前置詞の使い分けミス
品詞の性質を取り違えると、文法項目で減点されます。特にカンマの打ち方と後ろに続く語句の形に注意してください。
- Because と Because of の混同:
Because は接続詞なので後ろに「主語+動詞」が続きます(例:Because the technology developed, ...)。一方、Because of は前置詞句なので後ろに「名詞」を置きます(例:Because of technological developments, ...)。文頭に Because を単独で置いて文を終えるのは文法的に不完全です。 - However のカンマ忘れ:
However を文頭で「しかしながら」の意味で使う場合、接続副詞であるため直後にカンマが必要です(例:However, this method has some drawbacks.)。カンマを付けないと文法上のミスと判定されることがあります。 - Although の構造ミス:
Although は接続詞であるため、1つの文の中で節と節をつなぎます。Although [節A], [節B]. の形で使い、同じ文の中に but を重ねて書いてはいけません。
Because(接続詞)
- 後ろに「主語+動詞」が続く
- 例: Because the technology developed, ...
- 文頭に単独で置いて文を終えるのは不可
Because of(前置詞句)
- 後ろに「名詞」を置く
- 例: Because of technological developments, ...
- 原因や理由となる事柄を名詞でつなぐ
品詞の性質を取り違えると文法減点となるため、直後に続く品詞の形を確認しましょう。
新形式対応!要約問題とEメールの定型表現
2024年度以降の英検リニューアルに伴い、準1級と2級に「要約問題」、準2級に「Eメール問題」が導入されています。それぞれの形式に応じた定型表現を押さえておきましょう。
2級・準1級:要約問題で使える客観フレーズ
要約問題では、自分の個人的な意見(I think など)を書いてはいけません。本文の論理構成を客観的に言い換えるフレーズを用います。
- The passage indicates that [要点].(本文は〜ということを指摘しています。)
- While [譲歩・従来の状況], [対比される新しい現状].(〜である一方で、…です。)
- Consequently, [結果・影響].(その結果として、〜となります。)
- In response to this problem, [対策・解決策].(この問題に対応して、〜が行われています。)
要約のコツは、段落ごとの主題文(トピックセンテンス)を抜き出し、本文の言葉を同義語に置き換えて1つのまとまった文章に再構築することです。
準2級:Eメール問題で使える送受信フレーズ
準2級のEメール問題では、相手のメール内容に対する感想を述べ、指示された2つの質問を行い、相手の疑問に答える構成が求められます。
- 冒頭のあいさつと感想:
Thank you for your email. I am glad to hear that you are planning to [相手の行動].
(メールをありがとう。あなたが〜する予定だと聞いてうれしいです。) - 具体的な質問をするフレーズ:
I have two questions about [話題]. First, what kind of [名詞] do you like? Second, how often do you [動詞の原形]?
(〜について2つ質問があります。1つ目に、どのような…が好きですか。2つ目に、どのくらいの頻度で…しますか。) - 結びの表現:
I am looking forward to hearing from you soon.
(あなたからのお返事を楽しみに待っています。)
メールへの感謝と相手の予定に対する感想を述べる
話題に沿って1つ目と2つ目の質問を順に書く
相手から届いた質問や疑問に対して回答を述べる
返信を楽しみに待つ定番フレーズで締めくくる
準2級のEメール問題は、感想・2つの質問・結びの定型構成に従って作成します。
次の疑問返信メール特有の書き出しや質問への答え方を詳しく知りたい場合は、英語メール・手紙の英作文問題の書き方が役立ちます。
鉄板フレーズを活用した実践模範解答例
これまでに紹介したフレーズと骨組みを使い、英検2級レベルを想定した模範解答を作成しました。各フレーズがどのように文と文をつなぎ、論理を強化しているかを確認してください。
出題トピック例
Should more companies allow their employees to work from home?
(より多くの企業が従業員の在宅勤務を認めるべきか?)
模範解答(賛成立場:約95語)
I agree with the idea that more companies should allow their employees to work from home. I have two reasons to support my opinion.
First of all, working from home allows people to save a great deal of time. For example, workers do not need to spend hours commuting on crowded trains, which significantly reduces their daily stress.
Second, this system is cost-effective for both employers and workers. Companies can reduce office maintenance expenses, while workers can save their transportation costs.
For these reasons, I believe that teleworking will bring great benefits to modern society.
解答のポイント解説
- 序論で I agree with the idea that... を使い、立場を明確にしています。
- 第1の理由で「時間効率(save a great deal of time)」と「ストレス軽減(reduces their daily stress)」の万能論点を組み合わせています。
- 第2の理由で First of all に対する Second を配置し、「コスト(cost-effective / reduce office maintenance expenses)」の観点を提示しています。
- 結論で For these reasons, I believe that... を用い、序論の単なる繰り返しではなく teleworking will bring great benefits と表現を言い換えて締めくくっています。
2級の頻出テーマに合わせた例文をもっと読みたい方は、英検2級の例文集をご確認ください。
次の疑問2級に絞ってさらに多くの表現や理由付けをストックしたいときは、英検2級英作文の頻出フレーズ集も参考になります。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 英検のエッセイで文頭に置くのを避けるべき語はどれ?
答えを見る
正解: D. But
本文では、And、But、Soなどの等位接続詞を文頭に置くことは非推奨と説明されています。
Q2. 英検2級・準1級の要約問題で注意すべき点はどれ?
- I thinkなどの個人の意見は書かない
- 段落ごとに自分の反対意見を述べる
- 口語的な短縮形を積極的に使う
- 本文と同じ単語をそのまま繰り返し使う
答えを見る
正解: A. I thinkなどの個人の意見は書かない
本文では、要約問題では自分の個人的な意見を書いてはならず、客観的に言い換えるフレーズを用いるとされています。
Q3. 「Because」と「Because of」の正しい使い方は?
- Because ofの後ろには主語+動詞を置く
- Becauseの後ろには主語+動詞が続く
- Becauseは文頭に単独で置いて文を終える
- Becauseの後ろには名詞のみを置く
答えを見る
正解: B. Becauseの後ろには主語+動詞が続く
Becauseは接続詞のため後ろに「主語+動詞」が続き、前置詞句であるBecause ofの後ろには名詞を置きます。
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よくある質問
- Q. 理由が1つしか思いつかないときはどう書けばいいですか?
- 「個人側のメリット(時間や健康)」と「社会・企業側のメリット(環境やコスト)」のように、視点を変えて2つ目の理由をひねり出すのが有効です。
- Q. 文字数が足りないときはどう補強すべきですか?
- 理由の直後に「具体例(For instance, 〜)」を追加するか、「もしそうしなければ(Without this, 〜)」と反対の仮定を置くことで15〜20語自然に増やせます。
- Q. 英作文で同じ単語を何回も使うと減点されますか?
- はい。語彙の観点で減点対象となるため、代名詞(they, it)に置き換えるか、類語(people を individuals、important を essential など)に言い換える必要があります。
- Q. Firstの次はSecondとSecondlyのどちらが良いですか?
- どちらでも問題ありませんが、First を使ったなら Second、Firstly を使ったなら Secondly と形式を揃えるのが原則です。
- Q. 新形式の要約問題で本文の文をそのまま写すと減点ですか?
- 本文の文を丸写し(コピー)すると語彙や文法の評価が下がります。類義語への言い換えや、能動態から受動態への構文変換などの工夫が求められます。
2026年10月4日更新・モチタン辞典編集部
furthermore
moreover
for instance
as a result
enable
crucial