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アメリカ英語とイギリス英語の単語・スペル違い一覧
アメリカ英語とイギリス英語では、同じ物事を指す場合でも日常単語やスペルが大きく異なります。秋(fall/autumn)やエレベーター(elevator/lift)のように言い方が分かれる語から、pantsのように指す対象自体が変わる危険な語まで、違いのパターンを把握することが大切です。
頻出語の早見表(アメリカ英語・イギリス英語の単語対照)
まずは、日本人が学校や日常生活でよく目にする代表的な単語の米英対応表を確認しましょう。どちらの表現も国際的に広く通じますが、現地では一方の単語が圧倒的に優勢です。
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| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 | 使い分けの補足 |
|---|---|---|---|
| 秋 | fall | autumn | イギリスでもautumnが標準ですが、詩的表現としてfallが用いられることもあります。 |
| サッカー | soccer | football | アメリカで単にfootballと言うとアメリカンフットボールを指します。 |
| タクシー | cab / taxi | taxi | アメリカでは流しの車をcabと呼ぶことが多く、イギリスでは伝統的な黒塗りタクシーをblack cabとも呼びます。 |
| 地下鉄 | subway | underground / the Tube | ロンドンの地下鉄は愛称としてthe Tubeと呼ばれるのが一般的です。 |
| エレベーター | elevator | lift | 建物の昇降機全般を指します。動詞としてもそれぞれ使われます。 |
| 映画館 | movie theater | cinema | 映画そのものもアメリカではmovie、イギリスではfilmと呼ぶ傾向があります。 |
| ガソリン | gas / gasoline | petrol | ガソリンスタンドは米gas station、英petrol stationとなります。 |
| ごみ | trash / garbage | rubbish | アメリカでは乾いたごみをtrash、生ごみをgarbageと区別することもあります。 |
| ゴミ箱 | trash can | dustbin / bin | イギリスの街角では単にbinと書かれている案内が多く見られます。 |
| トイレ | restroom / bathroom | toilet / loo | イギリスの日常会話では親しい間柄でthe looという口語が非常によく使われます。 |
| 1階(地上階) | first floor | ground floor | イギリスでfirst floorと言うと日本やアメリカの「2階」に相当します。 |
| お風呂(浴槽) | bathtub | bath | 入浴する動作は米take a bath、英have a bathと動詞も異なります。 |
実際の文脈でどのように使われるかを比較してみましょう。
秋に関する例文:
米:Leaves turn red and gold in the fall.(秋には葉が赤や金色に変わります。)
英:Leaves turn red and gold in autumn.(秋には葉が赤や金色に変わります。)
映画館へ行く際の例文:
米:We are going to the movie theater tonight.(私たちは今夜、映画館に行きます。)
英:We are going to the cinema tonight.(私たちは今夜、映画館に行きます。)
このように、文の骨格は同じでも名詞の選択によってどちらの地域の英語かが明確に分かります。
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食べ物・料理の単語違い(ポテト・パン・お菓子)
食文化に関する語彙は、アメリカとイギリスで特にズレが生じやすい分野です。カタカナ英語の感覚のまま注文すると、想定と異なる料理が出てくることがあります。
「ポテト」と「ポテトチップス」のねじれ構造
日本人が最も混乱しやすいのが、ジャガイモを揚げた料理の呼び名です。アメリカとイギリスで単語の意味が交差しています。
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| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 | 注文時のポイント |
|---|---|---|---|
| フライドポテト | French fries / fries | chips | イギリスのchipsは太めにカットされたホクホクしたポテトを指します。 |
| ポテトチップス | potato chips / chips | crisps | イギリスで袋入りの薄型ポテトスナックを買うときはcrispsを探します。 |
イギリスのパブで名物のフィッシュ・アンド・チップス(fish and chips)を頼むと、細長いフライドポテトではなく、分厚い熱々のポテト(米語でいうsteak friesに近い形状)が添えられます。一方、アメリカでchipsとだけ言うと、薄い袋菓子を指すのが普通です。
注文時の例文:
米:Can I get a burger with a side of French fries?(ハンバーガーにフライドポテトを付けてもらえますか。)
英:Can I get a burger with chips, please?(ハンバーガーにチップスを付けてもらえますか。)
「ビスケット」と「パン・焼き菓子」の呼び分け
お菓子やパン類の単語も、米英で指す対象が大きく異なります。
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| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 | 特徴と形状 |
|---|---|---|---|
| クッキー・ビスケット | cookie | biscuit | イギリスのbiscuitは甘い焼き菓子全般(クッキーを含む)を指します。 |
| 食事用スコーン風パン | biscuit | scone | アメリカ南部のbiscuitは重曹で膨らませた塩気のあるパンです。 |
| 丸型パン・小型パン | roll / bun | bread roll / bun | イギリスでbunは甘い菓子パンを指すことが多く、食事パンはrollと言います。 |
| 食パン | bread / sliced bread | bread / sliced bread | 一斤単位で数えるときは米英ともにa loaf of breadを用います。 |
アメリカでbiscuits and gravy(ビスケットにソーセージ入りの白いソースをかけた料理)と注文すると、甘いクッキーではなく、ケンタッキーフライドチキンのビスケットのような温かい食事パンが出てきます。
イギリス人がこれを聞くと「甘いクッキーに肉汁をかけるのか」と驚くというエピソードは有名です。
ビスケットに関する例文:
米:She baked chocolate chip cookies for the party.(彼女はパーティーのためにチョコチップクッキーを焼きました。
)
英:Would you like a cup of tea and a biscuit?(紅茶とビスケットはいかがですか。)
アメリカ英語
- French fries: 細長い揚げポテト
- chips: 薄い袋入りポテトスナック
- ハンバーガーの付け合わせはfries
イギリス英語
- chips: 太めでホクホクしたポテト
- crisps: 薄い袋入りポテトスナック
- 名物フィッシュ&チップスに添えられる
米英で「chips」と呼ぶ対象が交差しているため注文時に注意が必要です。
スイーツやスナックの語彙を広げたいときは、お菓子の英単語も参考にしてください。
乗り物・街中の移動に関する単語違い
旅行や出張で街を移動する際、乗り物や道路施設に関する単語の違いを知らないと、案内板を見失ったり切符の購入で戸惑ったりすることがあります。
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| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 | 実用上の注意点 |
|---|---|---|---|
| タクシー | cab / taxi | taxi | アメリカではcall a cab(タクシーを呼ぶ)という言いまわしが多用されます。 |
| 地下鉄 | subway | underground / tube | イギリスでsubwayと書かれている場合、多くは「地下歩道(地下横断道)」を指します。 |
| ガソリン | gas / gasoline | petrol | アメリカのgasは気体のガスだけでなく液体のガソリンも意味します。 |
| ガソリンスタンド | gas station | petrol station | 給油機は米gas pump、英petrol pumpと呼びます。 |
| 高速道路 | highway / freeway | motorway | イギリスでは道路標識にM1のようにMが付きます。 |
| 歩道 | sidewalk | pavement | アメリカでpavementは車道の舗装面を指すことがあるため混同に注意が必要です。 |
| 横断歩道 | crosswalk | zebra crossing / pedestrian crossing | イギリスでは白黒の縞模様からシマウマ(zebra)に例えられます。 |
| 車のトランク | trunk | boot | 荷物を載せる後部スペースの呼称です。 |
| 車のボンネット | hood | bonnet | 前方のエンジンカバーの呼称です。 |
特にイギリスを歩く際、街中の標識でSubwayと書かれていても、駅の入り口ではなく車道の下をくぐる地下通路であることが珍しくありません。地下鉄に乗りたい場合は、丸に横線の入った赤いロゴマークとUndergroundの表示を目印に探す必要があります。
交通に関する例文:
米:Let's take the subway to downtown.(ダウンタウンまで地下鉄で行きましょう。
)
英:Let's take the underground to the city centre.(シティの中心部まで地下鉄で行きましょう。
)
米:We need to stop at a gas station.(ガソリンスタンドに寄る必要があります。)
英:We need to find a petrol station soon.(すぐに給油所を見つけなければなりません。)
建物・住まい・生活用品の単語違い
生活空間や住宅設備に関する用語も、アメリカとイギリスで大きく異なります。旅行先のホテル滞在や現地での生活で直結する表現を整理します。
建物の階数(1階・2階)の数え方
米英で最も注意すべき構造的違いが、建物の階数の数え方です。
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| 建物の位置 | アメリカ英語 | イギリス英語 | 日本との比較 |
|---|---|---|---|
| 地上階(地面の高さの階) | first floor | ground floor (G) | 日本の1階にあたります。 |
| その上の階 | second floor | first floor (1) | 日本の2階にあたります。 |
| さらにその上の階 | third floor | second floor (2) | 日本の3階にあたります。 |
| 地下1階 | basement / B1 | basement / lower ground (LG) | 地下の呼び名は比較的共通しています。 |
イギリスやヨーロッパのホテルで「部屋はfirst floorにある」と言われた場合、エレベーターでは「1」のボタンを押して日本の2階相当へ向かう必要があります。
地上階(フロントがある階)は「G(Ground floor)」と表示されています。アメリカでは日本と同じ数え方をするため、first floorがそのまま1階です。
生活設備・日用品の対比
ゴミやトイレ、水回りに関する語彙も頻出です。
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| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 | ニュアンスの違い |
|---|---|---|---|
| エレベーター | elevator | lift | イギリスでは口語・案内板ともにliftが基本です。 |
| トイレ(公衆・店舗) | restroom | toilet / public convenience | アメリカでは直接的なtoiletという語を避け、restroomと上品に表現します。 |
| トイレ(自宅) | bathroom | bathroom / loo | アメリカでは便座のみの小部屋でもbathroomと呼ぶことが一般的です。 |
| お風呂(浴槽) | bathtub | bath | 浴槽に浸かる行為は米take a bath、英have a bathと言います。 |
| 蛇口 | faucet | tap | アメリカでも屋外の蛇口をtapと呼ぶことがあります。 |
| アパート・共同住宅 | apartment | flat | イギリスでは一室の賃貸物件をflatと呼ぶのが一般的です。 |
| ゴミ箱 | trash can / garbage can | dustbin / rubbish bin / bin | イギリスの公園やオフィスでは単にbinと表記されます。 |
生活に関する例文:
米:Could you tell me where the restroom is?(お手洗いはどこか教えていただけますか。
)
英:Could you tell me where the toilet is?(お手洗いはどこか教えていただけますか。)
米:Please throw this paper into the trash can.(この紙をごみ箱に捨ててください。
)
英:Please put this rubbish in the bin.(このごみをゴミ箱に入れてください。)
アメリカ(日本式)
- 1階: first floor
- 2階: second floor
- 3階: third floor
- 地下1階: basement / B1
イギリス式
- 1階: ground floor (G)
- 2階: first floor (1)
- 3階: second floor (2)
- 地下1階: basement / LG
イギリスでは地上階をGround floorとし、日本の2階を1階と呼びます。

意味がズレる危険単語(誤解を招きやすい表現)
単に「言い方が違う」だけでなく、「同じ綴りの単語なのに米英で指すものが全く異なる」ケースは特に注意が必要です。文脈によっては相手に恥ずかしい思いをさせたり、誤解を生んだりします。
要注意単語の一覧と意味の比較
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| 単語 | アメリカ英語での意味 | イギリス英語での意味 | 誤解の危険度と注意点 |
|---|---|---|---|
| pants | ズボン、スラックス | 下着(パンツ、ブリーフ) | 大。イギリスで「素敵なpantsですね」と言うと下着を褒めることになります。ズボンは英trousersです。 |
| rubber | 消しゴム(eraserも使用) | 避妊具(コンドーム) | 大。イギリスでは消しゴムをrubberと言いますが、アメリカで学校の文房具として使うと誤解されます。米語はeraserです。 |
| homely | 家庭的な、素朴で居心地が良い | 見た目が良くない、不器用な | 大。イギリスでは「アットホームで心地よい」褒め言葉ですが、アメリカでは容姿をけなす失礼な表現になります。 |
| purse | ハンドバッグ全般 | 小さな小銭入れ | 中。イギリスで大きなバッグを探しているときにpurseと言うと小銭入れを案内されます。 |
| vest | ベスト、チョッキ | 肌着、ランニングシャツ | 中。イギリスでスーツに合わせるベストはwaistcoatと呼びます。 |
| jumper | ジャンパースカート | セーター、ニット | 小。イギリスで「暖かいjumperを着よう」はセーターを指します。 |
会話でのトラブルを防ぐ具体例
特にpantsの混同は日常会話で頻発します。
アメリカ人の発言例:
I like your pants. Where did you buy them?
アメリカでの意図:そのズボン、いいね。どこで買ったの?
イギリス人の受け取り方:その下着、いいね。どこで買ったの?(相手がスカートを履いている場合などに強い困惑を与えます)
イギリスでズボンを褒めたいときは、必ずtrousersを使いましょう。
英:I like your trousers. Where did you get them?(そのズボン、素敵ですね。どこで買いましたか。)
また、文房具の消しゴムについても、アメリカ英語ではeraser、イギリス英語ではrubberと使い分ける必要があります。アメリカの教室やオフィスでDo you have a rubber?と尋ねることは避け、Do you have an eraser?と言い換えるのが安全です。
米: ズボン / 英: 下着(イギリスでズボンはtrousers)
米: 避妊具 / 英: 消しゴム(アメリカで消しゴムはeraser)
米: 容姿が良くない / 英: 家庭的で居心地が良い
米: ハンドバッグ全般 / 英: 小さな小銭入れ
同じスペルでも米英で意味が異なり、誤解を生みやすい単語のまとめです。
イギリス特有の表現をさらに確認したいときは、イギリス英語特有の英単語一覧が役立ちます。
イギリス英語とアメリカ英語のスペル規則4パターン
アメリカ英語とイギリス英語の綴りの違いは、当てずっぽうに分かれているのではなく、歴史的な経緯に基づいた規則性があります。18世紀末から19世紀にかけてアメリカで辞書を編纂したノア・ウェブスターが、発音に即した合理的なスペル改革を推し進めたためです。
主要な4つのパターンを覚えると、初見の単語でもどちらの表記か判別できるようになります。
パターン1:語尾の -or(米) vs -our(英)
アメリカ英語ではフランス語由来の余分なuを省く傾向があります。
| 日本語 | アメリカ英語(-or) | イギリス英語(-our) |
|---|---|---|
| 色 | color | colour |
| 好意、親切 | favor | favour |
| 名誉、誇り | honor | honour |
| 労働 | labor | labour |
| 隣人 | neighbor | neighbour |
| 風味、味 | flavor | flavour |
パターン2:語尾の -er(米) vs -re(英)
フランス語の影響を色濃く残すイギリス英語の-reに対し、アメリカ英語は発音通りに-erと綴ります。
| 日本語 | アメリカ英語(-er) | イギリス英語(-re) |
|---|---|---|
| 中心、中央 | center | centre |
| 劇場、映画館 | theater | theatre |
| メートル(単位) | meter | metre |
| リットル(単位) | liter | litre |
| 繊維 | fiber | fibre |
パターン3:語尾の -ize(米) vs -ise(英)
動詞を作る接尾辞について、アメリカでは-izeが標準です。イギリス英語では-iseと-izeの両方が認められますが、日常の出版物やメディアでは-iseが好まれます。
| 日本語 | アメリカ英語(-ize) | イギリス英語(-ise) |
|---|---|---|
| 気づく、認識する | realize | realise |
| 整理する、組織する | organize | organise |
| 謝罪する | apologize | apologise |
| 認識する、認める | recognize | recognise |
| 強調する | emphasize | emphasise |
パターン4:子音の重複(-l- vs -ll- など)
母音で始まる接尾辞(-edや-ingなど)が付く際、弱アクセントの音節にある子音字lの扱いが異なります。アメリカ英語では子音を重ねず、イギリス英語では重ねて表記します。
| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
|---|---|---|
| 旅行した(過去形) | traveled | travelled |
| 旅行中(現在分詞) | traveling | travelling |
| キャンセルした | canceled | cancelled |
| 宝石類 | jewelry | jewellery |
その他の個別スペル違いとして、灰色(米gray/英grey)、小切手(米check/英cheque)、プログラム(米program/英programme)なども頻出です。
-or vs -our
- 米: color / 英: colour
- 米: favor / 英: favour
- 米: honor / 英: honour
-er vs -re
- 米: center / 英: centre
- 米: theater / 英: theatre
- 米: meter / 英: metre
-ize vs -ise
- 米: realize / 英: realise
- 米: organize / 英: organise
- 米: apologize / 英: apologise
歴史的背景から生まれた米英スペルの代表的な規則性一覧です。
ビジネス・学術ライティングでの混在防止と学習指針
ビジネスメールや提案書、学術論文を書く際、アメリカ英語とイギリス英語のどちらを使っても原則として減点や失礼にはなりません。ただし、同一文書内で両方のスペルや語彙が入り混じる「表記ゆれ(混在)」は、推敲不足とみなされ信頼性を損なう原因になります。
表記ゆれを防ぐための実践チェックリスト
- 文書全体の基準を最初に決める:提出先が北米企業や米系学会ならアメリカ英語、欧州・英連邦(オーストラリア、シンガポール等)ならイギリス英語を基準に統一します。
- ワープロソフトの言語校正設定を固定する:Microsoft WordやGoogleドキュメントの言語設定を「英語(米国)」または「英語(英国)」のいずれかに明確に設定し、不一致の波線警告を見落とさないようにします。
- 検索・置換で代表的語尾をチェックする:納品・提出前にour/or、ise/ize、centre/centerなどの語尾パターンを一括検索し、混ざっていないか確認します。
ビジネスメールでの単語統一例
アメリカ英語統一の例:
We organize the annual conference in the center of the city. Please check the schedule for this fall.
(私たちは市内中心部で年次会議を主催します。この秋のスケジュールをご確認ください。)
イギリス英語統一の例:
We organise the annual conference in the centre of the city. Please cheque the schedule for this autumn.
(私たちは市内中心部で年次会議を主催します。この秋のスケジュールをご確認ください。)
日本人の学習者はどちらを優先して覚えるべきか?
学習の優先順位としては、日本の学校教育やビジネス環境で標準となっている「アメリカ英語」をベースにするのが最も実用的で効率的です。
- 初級〜中級段階:発音・スペル・語彙ともにアメリカ英語を軸として一貫性を保ちます。知識の混乱を防ぐため、まずは1つの基準を固めることが大切です。
- 中級〜上級段階:リスニングや読解で困らないよう、イギリス英語特有の主要単語(lift、flat、chipsなど)やスペル規則を受容語彙(見て聞いて意味がわかるレベル)として吸収していきます。
- 実務・発信段階:相手の国籍や社内ルールに合わせて柔軟にスタイルを使い分けるスキルを身につけます。
どちらが正統という優劣はありません。世界の英語話者の多様性を理解したうえで、自分の発信において一貫した表記を保てる状態を目指しましょう。
- 文書全体の基準を最初に決める北米ならアメリカ英語、欧州・英連邦ならイギリス英語
- ワープロの言語校正設定を固定WordやGoogleドキュメントの言語を米国または英国に統一
- 検索・置換で代表語尾をチェックour/or、ise/ize、centre/center等を一括確認
文書内で米英表記が混在しないよう提出前に確認すべき手順です。
次の疑問単語だけでなく文構造の違いも整理したい方は、イギリス英語特有の文法ルール解説をあわせて確認してみてください。
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理解度チェック
Q1. イギリスの建物における「first floor」は日本の何階に相当しますか?
- 地下1階
- 1階
- 2階
- 3階
答えを見る
正解: C. 2階
イギリスでは地上階を「ground floor」、その上の階を「first floor」と呼ぶため、日本の2階に相当します。
Q2. アメリカで「地下鉄に乗ろう」と誘う表現として最も適切な英文はどれですか?
- Let's take the underground.
- Let's take the subway.
- Let's take the tube.
- Let's take the pavement.
答えを見る
正解: B. Let's take the subway.
アメリカ英語で地下鉄は「subway」と言います。イギリス英語では「underground」や「tube」と呼びます。
Q3. イギリスで相手の「ズボン」を褒めたい場合、誤解を避けるために使うべき単語はどれですか?
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正解: B. trousers
イギリスで「pants」は下着を意味するため、ズボンを指すときは「trousers」を使います。
よくある質問
- Q. アメリカ英語とイギリス英語で秋の言い方は違いますか?
- アメリカ英語ではfall、イギリス英語ではautumnが一般的に使われます。イギリスでも文学的表現としてfallが登場することはありますが、日常会話ではautumnが標準です。
- Q. エレベーターと地下鉄の米英での言い分けは?
- エレベーターは米語でelevator、英語でliftと言います。地下鉄は米語でsubway、英語でunderground(またはthe Tube)と呼びます。イギリスでsubwayは地下歩道を指すことが多いです。
- Q. イギリスで「1階」に行きたいときはどう言えばいい?
- イギリスの地上階はground floorと呼びます。イギリスでfirst floorと言うと日本の2階に相当するため、エレベーターでは「G」のボタンを押す必要があります。
- Q. イギリスでズボンをpantsと言ってはいけませんか?
- イギリス英語でpantsは「下着(パンツ)」を意味するため、ズボンを指すときはtrousersを使うのが適切です。不用意に使うと下着を指していると誤解される恐れがあります。
- Q. TOEICやビジネス英語ではどちらのスペルを使うべき?
- どちらを使用しても減点対象にはなりませんが、1つの文書内で米英のスペルを混在させないことが重要です。日本のビジネス環境ではアメリカ英語を基準にするのが一般的です。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部
fall
autumn
lift
underground
rubbish