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母方のいとこ・父方のいとこの英語表現と使い分け
「母方のいとこ」は日常会話では cousin on my mother's side、公的書類やフォーマルな場面では maternal cousin と表現します。
同様に「父方のいとこ」は cousin on my father's side または paternal cousin と言います。
英語の cousin は単体では性別や父方・母方を区別しないため、関係性を詳しく伝えたいときは状況に応じた修飾フレーズを添えるのが自然です。
母方のいとこ・父方のいとこの基本英語
英語で「いとこ」を表す基本単語は cousin です。発音記号は /ˈkʌz.ən/ で、カタカナでは「カズン」と発音します。第1音節にアクセントがあるため、「カ」を強く発音するのがポイントです。
日本語では「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」のように漢字で性別や年齢を書き分けるほか、「母方のいとこ」「父方のいとこ」と家系を特定することが日常的にあります。
しかし、英語の cousin という単語そのものには、父方・母方の区別はもちろん、性別(男性・女性)や年齢(年上・年下)の区別も一切含まれていません。
そのため、「母方のいとこ」「父方のいとこ」を英語で正確に表すには、cousin に修飾語を組み合わせる必要があります。大きく分けて「日常会話向けの表現」と「フォーマル・書類向けの表現」の2通りがあります。
日常会話で使う口語表現
- cousin on my mother's side(母方のいとこ)
- cousin on my father's side(父方のいとこ)
公式文書や学術的な場で使う改まった表現
日常会話では前者の on my mother's side や on my father's side が圧倒的に多く使われます。後者の maternal や paternal は、法律関係の書類、ビザ申請、家系図の作成、医学的な問診票などで好まれます。
日常会話向け
- cousin on my mother's side
- cousin on my father's side
- 日常会話で圧倒的に多く使われる
フォーマル・書類向け
- maternal cousin(母方)
- paternal cousin(父方)
- 法律書類やビザ申請などで好まれる
日常会話と公式文書で使われる表現の違いを比較しています。
日常会話編:on my mother's sideの使い方
英会話で親戚の話をするときに最も自然で使われるのが、名詞の後ろに on my mother's side(母方の)、on my father's side(父方の)を付ける形です。
単数形と複数形の語順
いとこが1人の場合は cousin on my mother's side ですが、複数人いる場合は名詞の cousin に複数形の s を付けて cousins on my mother's side とします。後ろの side には複数形の s は付きません。
すぐに使える日常会話例文
- I have three cousins on my mother's side.
(私には母方のいとこが3人います。) - A cousin on my mother's side is visiting us this weekend.
(今週末、母方のいとこが我が家に遊びに来ます。) - She is my cousin on my father's side.
(彼女は私の父方のいとこです。) - All of my cousins on my father's side live in Canada.
(父方のいとこは全員カナダに住んでいます。) - I'm close with my cousins on my mother's side, but I rarely see the ones on my father's side.
(母方のいとことは仲が良いですが、父方のいとことはめったに会いません。)
相手の親戚について質問したいときは、次のように疑問文を作ることができます。
- Is he your cousin on your mother's side or your father's side?
(彼は母方のいとこですか、それとも父方のいとこですか?) - How many cousins do you have on your mother's side?
(母方のいとこは何人いますか?)
親戚の話題からさらに会話を広げたいときは、英会話の総合ガイドを参考にしてみてください。
次の疑問母方や父方にいとこが何人もいる場合は、いとこたちの英語表現と複数形のルールをあわせて押さえておくと便利です。
フォーマル編:maternalとpaternalの使い方
改まった文章や公的な場面では、形容詞の maternal(母方の)と paternal(父方の)を用います。どちらもラテン語の「母(mater)」「父(pater)」を語源に持つ単語です。
語順と複数形のルール
maternal や paternal は形容詞ですので、名詞の直前に配置します。複数形にする際は maternal cousins、paternal cousins のように名詞末尾に s を付けます。
公的・改まった場面での例文
- My maternal cousin assisted me with the legal documentation.
(私の母方のいとこが法的書類の作成を手伝ってくれました。) - Both of his paternal cousins are practicing physicians.
(彼の父方のいとこは2人とも現役の医師です。) - The inheritance was divided equally among the maternal cousins.
(遺産は母方のいとこたちの間で均等に分配されました。) - Her paternal cousin was appointed as the legal guardian.
(彼女の父方のいとこが法定後見人に指定されました。)
注意点として、親しい友人とのカジュアルな会話で My maternal cousin came over. などと言うと、少し硬すぎて不自然に聞こえることがあります。日常の雑談では on my mother's side を選ぶのが無難です。
Both of his paternal cousins are practicing physicians.彼の父方のいとこは2人とも現役の医師です。
形容詞のため名詞の直前に置き、複数形は名詞末尾にsを付けます。
性別や年齢を同時に伝える応用パターン
日本語では「母方の従兄(年上の男性)」「父方の従妹(年下の女性)」のように1つの単語で続柄・性別・年齢の上下関係まで表せます。英語でこれらをすべて正確に伝えたい場合、いくつかの組み合わせ方があります。
1. 性別を明確にする場合
英語の cousin は男女共通のため、性別をはっきりさせたいときは male cousin(男のいとこ)、female cousin(女のいとこ)と表現します。文脈によっては代名詞(he や she)で受けることで自然に性別を伝えることもできます。
- He is a male cousin on my mother's side.
(彼は母方の男性のいとこです。) - I have two female cousins on my father's side.
(私には父方の女性のいとこが2人います。) - I have a cousin on my mother's side, and she is an artist.
(母方にいとこが1人いて、彼女は芸術家です。)
2. 年齢の上下を明確にする場合
年上・年下を区別したいときは、形容詞の older(年上の)または younger(年下の)を cousin の前に置きます。
- my older cousin on my mother's side(母方の従兄/従姉)
- my younger cousin on my father's side(父方の従弟/従妹)
- My older cousin on my mother's side got married last month.
(母方の年上のいとこが先月結婚しました。)
3. 言い換えによる表現
自分の母親視点に立って、「母の甥(おい)」「母の姪(めい)」と言い換える方法もあります。
この表現は家族構成を説明する際によく使われる自然な言い回しです。
性別を明確にする
- male cousin
- female cousin
- 代名詞(he / she)
年齢の上下を明確にする
- older cousin
- younger cousin
親視点での言い換え
- mother's nephew(母の甥)
- father's niece(父の姪)
cousinに修飾語を補うか、親の甥・姪と言い換えて区別します。

次の疑問「従姉」や「従妹」のように女性であることを自然に表したいときは、女性のいとこを表す英語表現と例文が参考になります。
on my sideとfrom my sideの違い
英語学習者からよくある質問として、「on my mother's side ではなく from my mother's side と言っても通じるか」という疑問があります。
結論から言うと意味は伝わりますが、ネイティブスピーカーが親族関係を表す際に最も標準的とする前置詞は on です。
前置詞の違いとニュアンス
- on my mother's side:家系図や血統の「〜側」という所属・位置関係を示す標準的な表現です。「母方の家系において」という意味で常に優先して用いられます。
- from my mother's side:話者によっては「母方の家系から生じた/母方の実家の方から来た」というニュアンスで口頭で使うこともありますが、厳密な関係性を示す語句としては on の方が文法的に自然で一般的です。
文系・理系を問わず、英語圏の親族呼称では家系を左右の枝分かれ(sides)として捉えるため、面や線上にあることを示す on を用いるのが定型となっています。会話でも英作文でも on my mother's side を標準として覚えることを推奨します。
ビザ申請や公的書類での親族表記ルール
海外渡航時のビザ(査証)申請書、パスポート申請、移民局への提出書類、ホテルの緊急連絡先などで親族関係(Relationship)の記入を求められることがあります。公的書類における記入のポイントを整理しました。
基本は「Cousin」単体で十分なケースが多い
多くの申請書類では、親族区分として Cousin(いとこ)と書けば母方・父方まで問われないことが一般的です。選択式ドロップダウンメニューの場合も、選択肢は Cousin のみとなっていることがほとんどです。
詳細な記述を求められた場合の書き方
身元引受書の自由記述欄や、家族関係証明の英訳文などで「母方のいとこ」「父方のいとこ」を特定して書く必要がある場合は、以下の書式が推奨されます。
公的文書では口語的な cousin on my mother's side よりも、簡潔で公的な響きを持つ Maternal cousin を用いるのが一般的です。
申請書類の記入例
| 項目名(英語) | 記入例 | 説明 |
|---|---|---|
| Relationship to Applicant | Maternal cousin | 申請者から見た続柄(母方のいとこ) |
| Relationship to Applicant | Paternal cousin | 申請者から見た続柄(父方のいとこ) |
| Relationship to Applicant | Cousin (Mother's side) | 自由記述で補足を添える形式 |
| Family ties in destination | First cousin on maternal side | 渡航先にいる親族の説明欄 |
親戚の母方・父方英語表現一覧対照表
「母方の〜」「父方の〜」という表現はいとこ以外にも、おじ・おば・祖父母など様々な親族に応用できます。日常会話で使う口語表現と、公的な場面で使うフォーマル表現を一覧表にまとめました。
| 親族(日本語) | 日常会話(口語表現) | フォーマル・公的書類 |
|---|---|---|
| 母方のいとこ | cousin on my mother's side | maternal cousin |
| 父方のいとこ | cousin on my father's side | paternal cousin |
| 母方のおじ | uncle on my mother's side | maternal uncle |
| 父方のおじ | uncle on my father's side | paternal uncle |
| 母方のおば | aunt on my mother's side | maternal aunt |
| 父方のおば | aunt on my father's side | paternal aunt |
| 母方の祖父 | grandfather on my mother's side | maternal grandfather |
| 父方の祖父 | grandfather on my father's side | paternal grandfather |
| 母方の祖母 | grandmother on my mother's side | maternal grandmother |
| 父方の祖母 | grandmother on my father's side | paternal grandmother |
| 母方の祖父母 | grandparents on my mother's side | maternal grandparents |
| 父方の祖父母 | grandparents on my father's side | paternal grandparents |
| 母方の親戚(総称) | relatives on my mother's side | maternal relatives |
| 父方の親戚(総称) | relatives on my father's side | paternal relatives |
日常会話のパターンはすべて [続柄] on my [mother's / father's] side という共通の型で作ることができます。フォーマルのパターンも maternal [続柄]、paternal [続柄] と並べるだけですので、型を1つ覚えれば幅広く活用できます。
次の疑問いとこだけでなく「はとこ」まで英語で説明したい場合は、はとこやまたいとこを表す英語表現も確認してみてください。
母方・父方をあえて区別する文脈とは?
英語圏の文化では、日常の会話でわざわざ「母方の」「父方の」と断りを入れず、単に my cousin(私のいとこ)とだけ言うのが普通です。日本語のように「母方の従兄が〜」と細かく所属を意識する習慣があまりないためです。
では、英語ネイティブスピーカーはどのような場面であえて on my mother's side や on my father's side を付け加えるのでしょうか。主に以下の3つの文脈があります。
1. どちらの家系の話か話題を整理したいとき
会話の中で母親や父親の話題が出ており、「母の家族の集まり」や「父の実家」に関連して親戚を登場させるときに混同を避けるために使います。
2. 外見や性格の遺伝について話すとき
「自分はどちらの家系の血を引いているか」を語る場面では、家系を特定することが意味を持ちます。
3. 親族の人数や地理的な居住地を対比するとき
父方と母方で親族の規模や住んでいる国・地域が大きく異なる場合に、対比として明示します。
- I only have one cousin on my father's side, but over ten on my mother's side.
(父方のいとこは1人だけですが、母方には10人以上います。)
両親どちらの家族の集まりか混同を避ける
外見や性格がどちらの家系の血筋か語る
親族の人数差や住んでいる地域を対比する
普段は単にcousinと言うネイティブが、家系を特定する主な場面です。
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理解度チェック
Q1. 日常会話で「母方のいとこ」を表す最も自然な英語はどれ?
- maternal cousin
- cousin on my mother's side
- cousin from my mother's side
- cousin of my mother's side
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正解: B. cousin on my mother's side
日常会話では on my mother's side を付ける形が最も自然で使われます。maternal は公的書類向きです。
Q2. 「母方のいとこが3人」と言う場合の正しい英語表現は?
- three cousin on my mother's sides
- three cousin on my mother's side
- three cousins on my mother's side
- three cousins on my mother's sides
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正解: C. three cousins on my mother's side
いとこが複数の場合は名詞 cousin に s を付けます。後ろの side には複数形の s は付きません。
Q3. フォーマルな場面で「父方のいとこ」を表す適切な表現は?
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正解: A. paternal cousin
公的な場や書類では形容詞 paternal(父方の)を名詞の前に置いた paternal cousin を用います。
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よくある質問
- Q. 「母方のいとこ」は英語1語で言えますか?
- 英語には「母方のいとこ」を指す1語の単語は存在しません。日常会話ではcousin on my mother's side、改まった場面ではmaternal cousinのように単語を組み合わせて表現します。
- Q. 父方のいとこを英語で言うと?
- 日常会話ではcousin on my father's sideと言います。公的文書やフォーマルな場面ではpaternal cousinと表現します。複数形の場合はcousins on my father's sideとなります。
- Q. cousinに複数形のsを付ける位置は?
- 名詞のcousinにsを付けます。日常表現ではcousins on my mother's side(sideにはsを付けない)、フォーマル表現ではmaternal cousinsとなります。
- Q. 母方のいとこが男性か女性か伝えたいときは?
- 性別を明示したいときはa male cousin on my mother's side(男性)やa female cousin on my mother's side(女性)と言います。会話では代名詞heやsheを後続の文で使うのが自然です。
- Q. 書類でmaternalとpaternalのどちらか迷ったら?
- 母親の家系であればmaternal、父親の家系であればpaternalを選びます。母(mother)のm、父(pater/papa)のpで覚えると混同を防げます。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部