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がっかりする英語の使い分けと表現
「がっかりする」を英語で表す基本表現は be disappointed です。感情を表す動詞の多くと同じく、英語では「(出来事や人に)がっかりさせられる」と捉えるため、受動態の形で使います。
日常会話の軽い残念感からビジネスでの失望まで、前置詞の選び方や言い換え表現を正しく把握すると、自分の気持ちを自然に伝えられます。

がっかりする英語の基本表現と文法ルール
英語で「がっかりする」と表現する際、もっとも頻繁に用いられるのが be disappointed です。なぜ能動態の disappoint ではなく受動態になるのか、その文法的仕組みと基本形を整理します。
disappoint は「がっかりさせる」という他動詞
英語の disappoint は、「人を失望させる」「人の期待を裏切る」という意味を持つ他動詞です。日本語では「がっかりする」と主観的な動作のように表現しますが、英語の発想では「外部の出来事や相手の行動が、私をがっかりさせる」と考えます。
そのため、人ががっかりした状態を表すときは、過去分詞を用いた受動態 be disappointed(がっかりさせられている=がっかりしている)になります。
- I am disappointed.(私はがっかりしています。)
- She was disappointed.(彼女はがっかりしていました。)
感情の変化を強調して「がっかりした(その状態になった)」と言いたいときは、be動詞の代わりに get を用いて get disappointed と表現することもできます。
- Don't get disappointed so easily.(そんなに簡単にがっかりしないでください。)
I am disappointed.私はがっかりしています。
感情を受ける「人」を主語にして、受動態の形で「がっかりしている」を表します。
disappointedとdisappointingの違い
学習者がもっとも間違えやすいのが、過去分詞の disappointed と現在分詞の disappointing の混同です。語尾が -ed か -ing かによって意味がまったく異なります。
表は横にスクロールできます →
| 形 | 意味 | 主な主語 | 例文 |
|---|---|---|---|
| disappointed | (人が)がっかりしている | 人 | I was disappointed with the news.(私はその知らせにがっかりしました。) |
| disappointing | (物事が)がっかりさせるような、期待外れの | 物・出来事・結果 | The movie was disappointing.(その映画は期待外れでした。) |
もし「私はがっかりしている」と言いたい場面で誤って I am disappointing. と言ってしまうと、「私は人をがっかりさせるような人間です(私は失望させる存在です)」という意味になってしまいます。
感情を感じている「人」が主語なら disappointed、失望の原因となっている「物事」が主語なら disappointing を選ぶのが基本原則です。
- The exam results were disappointing.(試験結果はがっかりするものでした。)
- I was disappointed with my exam results.(私は自分の試験結果にがっかりしました。)
- It was a disappointing match.(期待外れな試合でした。)
次の疑問出来事に対して「それは残念だね」と軽く同情を伝えたいときは、相手に寄り添う「残念です」の英語表現が役に立ちます。
前置詞と構文の使い分けマニュアル
be disappointed の後ろに続ける前置詞(in、with、at)や構文(that節、to不定詞)は、何に対してがっかりしているかによって使い分けます。
1. 人に対する深い落胆:disappointed in
特定の人物の行動や態度、人格に対して失望した場合は、前置詞 in を使います。「その人そのものに深く失望した」という重い響きを持ちます。
- My parents were disappointed in me.(両親は私に失望しました。)
- I am disappointed in his attitude.(彼の態度には失望しています。)
2. 物・結果・商品に対する不満:disappointed with
サービス、製品、結果、あるいは期待通りにいかなかった出来事に対してがっかりした場合は with が標準的です。
- I was disappointed with the hotel service.(私はホテルのサービスにがっかりしました。)
- He was disappointed with the test score.(彼はテストの点数にがっかりしていました。)
3. 出来事や知らせの一時的な反応:disappointed at / by
状況や通知、突然の知らせを耳にして落胆した瞬間的な反応には at や by を使うことがあります。
- We were disappointed at the cancellation of the flight.(私たちは便の欠航にがっかりしました。)
- She was disappointed by the sudden announcement.(彼女は突然の発表に落胆しました。)
4. 接続詞 that や to 不定詞を用いた構文
何が起きてがっかりしたのかを文や動詞で具体的に述べる構文も日常会話でよく使われます。
- I'm disappointed that you can't come to the party.(あなたがパーティーに来られないと聞いてがっかりしています。)
- I was disappointed to hear the bad news.(その悪い知らせを聞いてがっかりしました。)
- We were disappointed to find the store closed.(店が閉まっているのを知ってがっかりしました。)
前置詞
- in(人への深い落胆)
- with(物・結果・商品)
- at / by(出来事の一時的反応)
構文
- that節(文で具体的に述べる)
- to不定詞(動詞で述べる)
何に対して失望しているかによって、後ろに続ける前置詞や構文を選びます。
がっかり度と対象別の一覧比較マップ
英語には disappointed 以外にも、落胆や残念さを表す多彩な言い回しがあります。深刻度(がっかり度)と使える場面で整理したのが以下の比較表です。
表は横にスクロールできます →
| 表現 | がっかり度 | 主なニュアンス | 使える場面 |
|---|---|---|---|
| bummed (out) | 小〜中 | 日常のちょっとした落胆、「へこむ」「残念」 | 友人同士・カジュアル会話 |
| let down | 中〜大 | 期待や信頼を裏切られた落胆 | 日常会話・人間関係 |
| disappointed | 中〜大 | 標準的な「がっかり」「失望」 | 日常・ビジネス全般 |
| gutted | 特大 | 打ちのめされるほどの深い絶望感(主に英豪) | 親しい間柄での強い感情表現 |
| discouraged | 中〜大 | 落胆してやる気や自信を失う「意気消沈」 | 学習・仕事・スポーツ |
カジュアルな「へこむ」:bummed / bummed out
ネイティブが友達同士の会話で最もよく使うのが bummed(または bummed out)です。深刻になりすぎず、「あーあ、残念だな」「ちょっとへこむわ」という日常の軽い落胆を自然に表現できます。
- I was really bummed that the concert was canceled.(コンサートが中止になって本当にへこみました。)
- He is bummed out about missing the party.(彼はパーティーに行けなくてがっかりしています。)
期待を裏切られた落胆:feel let down / let 人 down
let down は「人を失望させる、期待を裏切る」という句動詞です。受動的な気持ちを表すときは feel let down と言います。
- I feel let down by my team.(チームに期待を裏切られた気分でがっかりしています。)
- Please don't let me down.(私をがっかりさせないでね/頼んだよ。)
- I won't let you down.(期待を裏切りません/がっかりさせません。)

相手を責めずに不満を伝えるソフトな英語表現
相手に対してがっかりしたとき、直訳して I'm disappointed in you. と口にすると、非常に重い非難や叱責のニュアンスを与えてしまいます。親が子どもを本気で叱るときや、重大な背信行為に対して使う表現であるため、職場や対等な人間関係では人間関係を損ねる恐れがあります。
角を立てずに伝えるための言い換え
相手を全否定せず、事実や状況に対して残念な気持ちを伝えるには、主語を「I」にして期待との差を淡々と述べる表現が適しています。
- I was hoping for a different result.(別の結果を期待していました。)
- I had hoped things would turn out differently.(違う展開になることを願っていました。)
- This isn't quite what I expected.(これは想定していたものと少々異なります。)
- I was a bit surprised by this outcome.(今回の結果には少々驚いています/残念に思っています。)
ビジネスの場面で部下や取引先に改善を促したい場合は、相手の人格(you)ではなく、納品物や数字などの結果(the result / the report)を主語に置くのがマナーです。
I was hoping for a different result.
This isn't quite what I expected.
I was a little disappointed with the quality.
人を直接責めず、期待との差や結果に焦点を当てて残念な気持ちを伝えます。
シーン別フレーズ:相槌・独り言・日常あるある
「がっかり」という感情は、相手の話を聞いた相槌や、突発的な出来事に直面した独り言でもよく口にします。場面ごとの実用フレーズをまとめました。
1. 相手の残念な話に共感する相槌
相手から「試験に落ちた」「旅行に行けなくなった」といった残念な知らせを聞いたときは、以下のフレーズで同情や共感を返します。
- That's disappointing.(それはがっかりですね。)
- That's a shame. / That's a pity.(それは残念ですね。)
- What a bummer!(それはついてないね/がっかりだね。)※カジュアル
- That sucks.(それは最悪だね/がっかりだね。)※砕けたスラング
2. その場で思わずこぼれる独り言
自分の身に残念なことが起きた瞬間の短い一言です。
- What a letdown.(なんて期待外れなんだ/がっかりだな。)
- Bummer.(あーあ、ついてないな。)
- Oh, no. That's too bad.(うわあ、残念だ。)
3. 日常生活のあるあるシチュエーション例文
旅行や買い物、仕事で直面しがちな場面の例文です。
- I waited in line for an hour, but they were sold out. What a bummer!(1時間も並んだのに売り切れでした。本当にがっかりです!)
- The weather ruined our beach trip. We were so bummed.(天気のせいで海への旅行が台無しになり、とてもがっかりしました。)
- The new restaurant wasn't as good as I expected.(新しくできたレストランは、思ったほど良くなくて期待外れでした。)
共感する相槌
- That's disappointing.(標準)
- That's a shame. / a pity.
- What a bummer!(カジュアル)
- That sucks.(砕けたスラング)
思わずこぼれる独り言
- What a letdown.(期待外れ)
- Bummer.(あーあ、ついてない)
- Oh, no. That's too bad.
相手の残念な話に返す共感の表現と、突発的な出来事に対する独り言の整理です。
次の疑問自分の不注意で失敗してがっかりした場面なら、「うっかり」を表す英語表現の使い分けもあわせて使えます。
日常英会話で使えるミニ対話例
ここまで紹介した表現が実際の会話でどのように交わされるかを、2つのダイアログで確認します。
対話例1:楽しみにしていたイベントが中止になったとき
A: Did you hear that the outdoor festival was called off due to the storm?
(嵐で野外フェスが中止になったって聞いた?)
B: Yeah, I'm so bummed out. I've been looking forward to it for months.
(うん、すごくがっかりしてるよ。
何カ月も楽しみにしていたのに。)
A: That's a real shame. We should plan something else indoors instead.
(本当に残念だね。代わりに室内で何か別の予定を立てようよ。)
対話例2:仕事のプレゼン準備で同僚に頼むとき
A: I'm counting on you to finish the presentation slides by tomorrow morning.
(明日の朝までにプレゼン資料を仕上げてくれるのを頼りにしてるよ。
)
B: Don't worry, I won't let you down. I'll get it done tonight.
(心配しないで、がっかりさせないから。
今夜中に終わらせておくよ。)
A: Thanks, I appreciate your hard work.
(ありがとう、助かるよ。)
スムーズなやり取りを身につけたい方には、英会話の総合ガイドが役立ちます。
理解度チェック
Q1. 「その映画は期待外れでした」を表す正しい英文はどれ?
- The movie was disappointing.
- The movie was disappointed.
- The movie disappointed in.
- The movie was bummed out.
答えを見る
正解: A. The movie was disappointing.
失望の原因となっている物事を主語にする場合は、現在分詞のdisappointingを使います。
Q2. 特定の人そのものの行動や人格に深く失望した際の前置詞は?
- with
- at
- in
- by
答えを見る
正解: C. in
特定の人物の行動や態度、人格に対して深く失望した場合は前置詞inを使います。
Q3. 友人同士の会話で使える「ちょっとへこむ」を表す表現は?
- gutted
- discouraged
- bummed (out)
- let down
答えを見る
正解: C. bummed (out)
bummed (out)は日常のちょっとした落胆や「へこむ」をカジュアルに表せます。
よくある質問
- Q. I'm disappointing.と言うとどう通じますか?
- 「私は人を失望させるような人間です」という意味になり、不自然な自己批判に聞こえます。自分ががっかりしているなら、受動態の「I am disappointed.」を使います。
- Q. 「期待外れ」は英語で何と言いますか?
- 名詞の「a letdown」を使って「It was a letdown.」と言うか、「It wasn't as good as I expected.(期待したほど良くなかった)」と表現するのが自然です。
- Q. disappointedとsadはどう使い分けますか?
- sadは事態に対して単に悲しい気持ちを表すのに対し、disappointedは「事前の期待」が存在し、それが満たされなかったことに対する落胆を表します。
- Q. 「がっかりさせないで」は英語で何と言いますか?
- 「Don't let me down.」が最も一般的で自然です。「Don't disappoint me.」も通じますが、目上の人が発言するようなやや重い響きになります。
- Q. What a bummerはどんな場面で使えますか?
- 友人同士など親しい間柄で「それは残念だね」「ついてないね」と軽く相槌を打つ場面や、不運な出来事に直面したときの独り言として使います。
2026年9月29日更新・モチタン辞典編集部
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