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過去分詞を使った疑問文の作り方と公式まとめ
過去分詞を使った疑問文は、文の先頭に助動詞のhaveやbe動詞、あるいはcanなどの助動詞を置き、動詞部分は原形に戻さず過去分詞のまま残すのが鉄則です。過去形の疑問文のように動詞を原形に戻す必要はありません。型さえ掴めば並び替えや書き換えも迷わず解けるようになります。
過去分詞の疑問文における3大公式一覧
過去分詞を用いる英文を疑問文(疑問形)にするときは、文の構造によって先頭に出す単語が決まります。大きく分けると「現在完了形」「受動態(受け身)」「助動詞+受動態・完了」の3つのパターンが存在します。
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| パターン | 基本公式 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 現在完了形 | Have [Has] + 主語 + 過去分詞 〜? | Have you finished your homework? | 宿題は終わりましたか。 |
| 受動態(受身) | Be動詞 + 主語 + 過去分詞 〜? | Is this room cleaned every day? | この部屋は毎日掃除されますか。 |
| 助動詞+受動態 | 助動詞 + 主語 + be + 過去分詞 〜? | Can this box be opened? | この箱は開けられますか。 |
| 過去完了形 | Had + 主語 + 過去分詞 〜? | Had they left before noon? | 彼らは正午前に出発していましたか。 |
| 完了形の受動態 | Have [Has] + 主語 + been + 過去分詞 〜? | Has the letter been sent? | その手紙は発送されましたか。 |
どのパターンでも共通しているのは、動詞本体はfinishedやcleanedのように「過去分詞のまま維持される」という点です。過去形の疑問文で使うDid you finish?のように、動詞を原形に戻してはいけません。
次に読む過去分詞と受動態の違い・使い方「過去分詞」と「受動態」の違いをすっきり整理できます。
疑問形へ書き換える機械的3ステップ
学校の定期テストや英語試験で、肯定文を疑問文に書き換える問題が出題された際は、次の3つの手順を踏むことで機械的に正しい語順を導き出せます。
ステップ1:文中の助動詞・be動詞を特定する
まず、元の文述語部分に何が含まれているかを確認します。現在完了形ならhaveやhas、受動態ならis、are、was、wereなどのbe動詞、助動詞の文ならcanやshouldが含まれています。
例文:The window was broken by Ken.(その窓はケンによって割られた。)
この文ではwas(be動詞)とbroken(過去分詞)が使われています。
ステップ2:先頭の助動詞またはbe動詞だけを主語の前に移動する
特定したbe動詞や助動詞を文頭へ移動させます。このとき、過去分詞やその他の語句は動かさず、そのままの位置に残します。
変化:Was the window broken by Ken?(その窓はケンによって割られましたか。)
ステップ3:末尾にクエスチョンマークを付け、動詞の形を確認する
最後に文末を疑問符(?)に変えます。ここで最も重要な点として、過去分詞が原形に戻っていないか(Was the window break...などになっていないか)を必ず確認してください。
完了形の受動態のように要素が重なっている場合(例:has been cleaned)は、先頭のhasだけを主語の前に出し、beenや過去分詞は主語の後ろにそのまま置きます。
文中の助動詞・be動詞と過去分詞を確認する
先頭の助動詞またはbe動詞だけを主語の前に出す
末尾に?を付け、過去分詞が維持されているか確認
助動詞やbe動詞のみを文頭へ移動し、過去分詞は原形に戻さないのがポイントです。
次の疑問語順を整理する前に単語の形で迷ってしまう方は、過去形と過去分詞の形や役割の違いを先におさらいしておくとスムーズです。
現在完了形の疑問文と答え方のルール
現在完了形の疑問文は、日常会話でも試験でも頻出の表現です。時制の基準が「現在」にあり、過去の出来事が今にどう結びついているかを尋ねるときに用います。
現在完了形の疑問文の語順
主語が三人称単数(he, she, it など)の場合はHasを、それ以外(I, you, we, they など)の場合はHaveを文頭に置きます。
公式:Have [Has] + 主語 + 過去分詞 〜?
- Have you seen this movie before?(以前にこの映画を見たことがありますか。[経験])
- Has she lived here for ten years?(彼女はここに10年間住んでいるのですか。[継続])
- Have they arrived at the station?(彼らは駅に到着しましたか。[完了])
頻出のセット語句(ever / yet)の位置
現在完了の疑問文では、特定の副詞がよく一緒に使われます。置く位置があらかじめ決まっているため、並び替え問題で狙われやすいポイントです。
- ever(今までに):主語と過去分詞の間に置きます。
Have you ever visited Kyoto?(今までに京都を訪れたことがありますか。) - yet(もう、すでに):通例文末に置きます。
Have you finished breakfast yet?(もう朝食を食べ終えましたか。)
現在完了形の疑問文に対する答え方
HaveまたはHasで尋ねられた質問には、返答でもhaveやhasを用います。doやdidで答えないように注意が必要です。
| 質問 | Yesの返答 | Noの返答 |
|---|---|---|
| Have you visited Nara? | Yes, I have. | No, I have not [haven't]. |
| Has he called you? | Yes, he has. | No, he has not [hasn't]. |
なお、No, not yet.(いいえ、まだです)と簡潔に答える形も会話では非常によく使われます。
実際の例文を声に出して練習したい方は、現在完了の疑問文・否定文の作り方の例文集を参考にしてください。
次の疑問疑問文だけでなく肯定文や否定文も含めて復習したいときは、haveと過去分詞を組み合わせた構文の総まとめが役立ちます。
受動態の疑問文の作り方と時制ごとの変化
受動態(受け身)は「〜される」という意味を表す構文で、疑問文にすると「〜されますか」「〜されましたか」という尋ね方になります。
基本の疑問文(現在形・過去形)
受動態の基本形は「主語 + be動詞 + 過去分詞」です。疑問文にするときは、be動詞を主語の前に移動させます。
公式:Be動詞(Is/Are/Was/Were) + 主語 + 過去分詞 + (by 〜)?
- Is English spoken in this country?(この国では英語が話されていますか。)
- Was this temple built in the seventeenth century?(この寺院は17世紀に建てられたのですか。)
- Were these pictures taken by your father?(これらの写真はあなたのお父さんによって撮影されたのですか。)
答え方は通常のbe動詞の疑問文と同じです。例えばWas this letter written by Tom?に対しては、Yes, it was.またはNo, it wasn't.と答えます。
過去完了形・完了形受動態の疑問文
過去のある地点より前に動作が完了していたかを表す「過去完了形」や、「完了形」と「受動態」が合体した文の疑問形も、基本ルールは同じです。
過去完了形の疑問文:Had + 主語 + 過去分詞 〜?
Had you met him before the party?(そのパーティーの前に彼に会ったことがありましたか。)
完了形の受動態の疑問文:Have [Has] + 主語 + been + 過去分詞 〜?
Has your car been repaired?(あなたの車はもう修理されましたか。)
文頭に出るのは最初のHasだけであり、been repairedの部分は主語の後ろにそのまま残ります。

過去分詞と助動詞を組み合わせた疑問文
「過去分詞 助動詞」の組み合わせには、大きく分けて「助動詞+受動態」と「助動詞+完了形」の2種類があります。疑問形にしたときの語順の違いを整理しておきましょう。
助動詞+受動態の疑問形
「〜されることができるか」「〜されるべきか」のように、助動詞の意味を受け身に加える構文です。肯定文では「主語 + 助動詞 + be + 過去分詞」となります。
公式:助動詞 + 主語 + be + 過去分詞 〜?
- Should this rule be changed?(この規則は変更されるべきでしょうか。)
- Must the report be submitted today?(その報告書は本日提出されなければなりませんか。)
- Will the game be held tomorrow?(その試合は明日開催されますか。)
助動詞だけが主語の前に飛び出し、beは原形のまま過去分詞の直前に残る点が重要です。
助動詞+完了形の疑問形(推量・後悔など)
過去の事柄に対する推量や後悔を表す「助動詞 + have + 過去分詞」の疑問文です。
公式:助動詞 + 主語 + have + 過去分詞 〜?
- Could he have forgotten the promise?(彼が約束を忘れてしまったなどということがあり得るでしょうか。)
- Should I have told him the truth?(私は彼に真実を話すべきだったのでしょうか。)
この場合も文頭に出すのは先頭の助動詞のみで、have + 過去分詞のかたまりは主語の直後に配置します。
助動詞+受動態
- 助動詞 + 主語 + be + 過去分詞 〜?
- 「〜されることができるか・べきか」
- 例:Should this rule be changed?
助動詞+完了形
- 助動詞 + 主語 + have + 過去分詞 〜?
- 過去の事柄に対する推量や後悔を表す
- 例:Should I have told him the truth?
助動詞と過去分詞の間にbeが入る受動態と、haveが入る完了形で意味と語順が異なります。
助動詞canと過去分詞の疑問文の用法
検索ニーズでも特に多い「助動詞 can と過去分詞」の組み合わせについて、代表的な2つの疑問形を詳しく見ていきます。
1. Can + 主語 + be + 過去分詞 〜?(可能・受動)
「〜されることは可能ですか」「〜され得ますか」という意味になり、物事が処理・利用可能かどうかを尋ねる際によく使われます。
- Can this word be used here?(この単語はここで使えますか。)
- Can it be done in three days?(それは3日間で行うことができますか。)
- Can this problem be solved easily?(この問題は簡単に解決され得ますか。)
答え方はYes, it can.やNo, it cannot [can't].となります。
2. Can + 主語 + have + 過去分詞 〜?(強い疑念)
助動詞canの疑問文にhave + 過去分詞が続くと、「いったい〜したのだろうか」「本当に〜したということがあり得るだろうか」という強い疑念や信じがたい気持ちを表す表現になります。
- Can he have said such a rude thing?(彼がそんな失礼なことを言ったなどということがあり得るだろうか。)
- Can they have missed the train?(彼らが列車に乗り遅れたなんてことがあり得るだろうか。)
肯定文ではあまり使われず、疑問文や否定文(He cannot have said...=言ったはずがない)で好んで使われる重要な構文です。
Can + 主語 + be + 過去分詞
- 意味:可能・受動(〜されることは可能か)
- 処理や利用が可能か尋ねる際によく使用
- 例:Can this word be used here?
Can + 主語 + have + 過去分詞
- 意味:強い疑念(いったい〜したのだろうか)
- 信じがたい気持ちを表し疑問文・否定文で多用
- 例:Can he have said such a rude thing?
beを伴う受動表現と、haveを伴う強い疑念の表現の違いを整理します。
疑問文で動詞を原形に戻さない文法的な理由
英語の初学者が最もつまずきやすいのが、「過去形の疑問文では動詞を原形に戻すのに、なぜ過去分詞の疑問文では原形に戻さないのか」という疑問です。この違いは、文頭に立つ単語の文法的な役割の違いに起因しています。
一般動詞の過去形の場合(原形に戻す)
一般動詞の過去形疑問文では、文頭にDidを使います。
例:You went there. → Did you go there?
Didという単語自体が、一般動詞の代わりに過去の時制を引き受ける役割(助動詞的機能)を持っています。英語には「1つの述語内で時制の活用を二重に行わない」という原則があるため、Didが過去を表した時点で、後ろの動詞は時制を持たない「原形」に戻る必要があります。
過去分詞構文の場合(原形に戻さない)
一方、現在完了形や受動態では、文頭に出るHave、Is、Wasなどが時制(現在・過去)や単複の役割を担っています。では過去分詞は何をしているかというと、「完了した状態」や「受け身の状態」という意味・性質(分詞としての働き)を担っています。
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| 種類 | 文頭の単語が示す役割 | 後ろの動詞の形 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 一般動詞過去形 | Did(過去時制を肩代わり) | 原形(goなど) | 時制の二重表示を避けるため |
| 現在完了形 | Have / Has(現在時制・人称) | 過去分詞(goneなど) | 完了・経験の意味を保つため |
| 受動態 | Is / Was(時制・人称) | 過去分詞(madeなど) | 受身(〜される)の意味を保つため |
もしHave you go?のように原形にしてしまうと、「完了」の意味が失われて文法が崩壊してしまいます。同様にWas this make?とすると、「作られた」という受動の意味を表せなくなります。そのため、過去分詞は疑問文になってもそのままの形を保ちます。
次の疑問動詞を原形に戻すルールをもう一度確認したいときは、一般動詞を使った疑問文の作り方とルールを振り返ってみましょう。
疑問詞を付けた過去分詞疑問文の語順
What、Where、When、Whoなどの疑問詞を組み合わせる場合も、基本の語順ルールは一貫しています。原則として「疑問詞 + 疑問文の語順」となります。
疑問詞が目的語や副詞の場合
疑問詞を文頭に置き、その直後にこれまで解説した疑問文の形をそのまま続けます。
- What have you done today?(今日は何をしたのですか。[現在完了])
- Where was this watch made?(この時計はどこで作られたのですか。[受動態])
- How can this machine be stopped?(この機械はどうやって止めることができますか。[助動詞+受動態])
時制を尋ねるWhen(いつ)は、明確な過去の時点を尋ねる語であるため、現在完了形と一緒に使うことはできません。When have you arrived?は誤りで、When did you arrive?と過去形で尋ねるのが文法的に正解です。
疑問詞が主語になる場合
疑問詞自体が主語になる文では、語順を入れ替える必要がなく、「疑問詞 + 述語」の平叙文と同じ並びになります。
この場合もbrokenやdiscussedなどの過去分詞はそのまま使われます。
疑問詞が目的語・副詞の場合
- 語順:疑問詞 + 疑問文の語順
- 直後に助動詞やbe動詞を配置する
- 例:What have you done today?
疑問詞が主語になる場合
- 語順:疑問詞 + 述語(平叙文と同じ並び)
- 語順の入れ替えを行わない
- 例:Who has broken this vase?
疑問詞の役割(目的語・副詞か主語か)によって語順の入れ替え有無が決まります。
時態による表現のニュアンスの違いを確認したいときは、現在完了・過去形の違いが役立ちます。
理解度チェック練習問題と詳しい解説
学んだ知識を定着させるために、書き換え問題と並び替え問題に挑戦してみましょう。
問題1:書き換え問題
次の指示に従って英文を書き換えてください。
- Ken has written the report.(疑問文にして、yetを文末に補いなさい)
- This room is used by students.(疑問文にしなさい)
- We can recycle these bottles.(受動態の疑問文にしなさい)
問題2:並び替え問題
日本文の意味になるように、カッコ内の単語を正しく並び替えてください。
- あなたは今までに富士山に登ったことがありますか。
( climbed / you / Mount Fuji / have / ever )? - その問題は彼によって解決されるべきですか。
( solved / should / the problem / be ) by him?
解答と解説
問題1の解答- Has Ken written the report yet?
解説:主語がKen(三人称単数)なのでHasを文頭に出します。writtenは過去分詞のままです。 - Is this room used by students?
解説:be動詞のisを主語の前に移動させます。動詞usedは原形に戻しません。 - Can these bottles be recycled?
解説:助動詞canを含む受動態の疑問文なので、「Can + 主語 + be + 過去分詞」の語順にします。
- Have you ever climbed Mount Fuji?
解説:経験を表す現在完了疑問文です。everは主語と過去分詞の間に挟みます。 - Should the problem be solved by him?
解説:助動詞shouldを文頭に置き、主語の後にbe solved(be + 過去分詞)を続けます。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 現在完了形の疑問文で副詞 ever を置く正しい位置は?
- 文頭の Have の直前
- 文末
- 主語と過去分詞の間
- 過去分詞の直後
答えを見る
正解: C. 主語と過去分詞の間
現在完了形の疑問文において、ever(今までに)は主語と過去分詞の間に置きます。
Q2. 過去分詞を使った疑問文で動詞を原形に戻さない理由は?
- 動詞が過去時制を表しているから
- 主語の前に助動詞がないから
- 文末にクエスチョンマークがあるから
- 完了や受け身の意味を保つため
答えを見る
正解: D. 完了や受け身の意味を保つため
文頭の単語が時制等を担い、過去分詞は完了や受動の意味を担っているため形を保ちます。
Q3. 「その報告書は提出されるべきですか」の正しい英文は?
- Should be the report submitted?
- Should the report be submitted?
- Should the report submit?
- Is the report should submitted?
答えを見る
正解: B. Should the report be submitted?
助動詞+受動態の疑問文は「助動詞+主語+be+過去分詞〜?」の語順になります。
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よくある質問
- Q. 過去分詞の疑問文で原形に戻すミスを防ぐには?
- 文頭が「Did」のときだけ動詞を原形に戻し、文頭が「Have」「Has」「Be動詞」「助動詞+be」のときはすべて過去分詞のまま残すとルール化して覚えましょう。
- Q. Can he have done itの疑問文の意味は?
- 「彼がそれをやったなどということがあり得るだろうか」という強い疑念を表します。助動詞canと完了形が結びついた疑問形特有の用法です。
- Q. 受動態の疑問文でby以下を省略してもよいですか?
- はい。行為者が不特定多数である場合や文脈から明らかな場合は省略するのが普通です。「Is this car sold here?」のようにbyなしで使われます。
- Q. Whenと一緒に現在完了形の疑問文は使えますか?
- 使えません。Whenは「いつ」という過去の一点を尋ねる語であり、過去から現在までの幅を持つ現在完了形とは意味上矛盾するため過去形を用います。
- Q. 助動詞の疑問文でbe動詞が原形になる理由は?
- 英語の助動詞(can, shouldなど)の直後には必ず動詞の原形が続くルールがあるため、主語を挟んでもbe動詞はisやwasではなく原形のbeになります。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部