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中学英語の自動詞一覧と見分け方
中学英語の自動詞とは、後ろに「何を・誰を」にあたる名詞(目的語)を直接続けられない動詞です。目的語を必要とする他動詞と違い、I go. のようにその単語だけで意味が完結するか、後ろに名詞を置く場合には go to school のように前置詞を挟む必要があります。
中学範囲で覚えるべき純粋な自動詞は数が限られているため、一覧表と前置詞のセットを整理すれば確実に判別できるようになります。
自動詞と他動詞の簡単な見分け方
自動詞と他動詞の違いは、動詞の後ろに名詞を直接置けるかどうかという1点につきます。文法用語の目的語とは、動作の対象となる「〜を」「〜に」にあたる名詞のことです。
見分け方のコツは、動詞の直後に「何を?」「誰を?」と質問を投げかけてみることです。
- I run.(私は走る)→「何を?」と聞く必要がなく、その動作だけで意味が通じるためrunは自動詞です。
- I like.(私は好きです)→「何を?」と対象を言わないと文が成立しないためlikeは他動詞です。後ろに I like music. のように直接名詞が必要です。
自動詞の後ろに人や場所などの名詞を続けたいときは、必ず前置詞のクッションを挟みます。たとえば go(行く)の後ろに学校を置きたい場合、I go school. とは言えず、I go to school. と to を置きます。動詞のすぐ後ろに名詞をそのまま置けないものが自動詞です。
自動詞(例: run, go)
- 「何を?」と聞く必要がない
- 動作だけで意味が通じる
- 名詞を置くには前置詞が必要
- 例: I go to school.
他動詞(例: like)
- 「何を?」と対象が必要になる
- 動詞の後ろに直接名詞を置く
- 前置詞は挟まない
- 例: I like music.
動詞の直後に名詞を置けるかどうかが最大の違いです。
中学英語必須の純粋な自動詞一覧
中学英語の教科書や入試で使われる、おもに自動詞として使われる代表的な基本動詞の一覧です。後ろに直接名詞をとらず、場所や時を表す前置詞句や副詞と一緒に使われます。
| 単語 | 意味 | 基本例文 |
|---|---|---|
| go | 行く | Ken goes to school by bus. (ケンはバスで学校に行きます。) |
| come | 来る | My sister came home late. (私の妹は遅くに帰宅しました。) |
| arrive | 到着する | We arrived at the station. (私たちは駅に到着しました。) |
| stay | 滞在する・とどまる | They stayed in Tokyo for three days. (彼らは東京に3日間滞在しました。) |
| live | 住む・生きる | I live in Kyoto with my family. (私は家族と京都に住んでいます。) |
| sleep | 眠る | The baby slept peacefully. (その赤ちゃんは安らかに眠りました。) |
| walk | 歩く | He walks to the park every morning. (彼は毎朝公園へ歩いて行きます。) |
| sit | 座る | Please sit down on this chair. (この椅子に座ってください。) |
| stand | 立つ | She stood by the window. (彼女は窓のそばに立っていました。) |
| die | 死ぬ | The old dog died last year. (その老犬は昨年亡くなりました。) |
| rise | 昇る・上がる | The sun rises in the east. (太陽は東から昇ります。) |
| happen | 起こる | An accident happened yesterday. (昨日事故が起きました。) |
動詞以外の語彙も幅広く確認したいときは、中学生で習う英単語一覧を参考にしてください。
次の疑問自動詞に限らず中学で覚えるべき動詞全体を整理したいときは、中学英語で覚える動詞一覧で基本動詞をまとめて確認できます。
前置詞とセットで覚える中学自動詞
自動詞の多くは、特定の決まった前置詞と結びつくことで、後ろに対象となる名詞を置けるようになります。「動詞+前置詞」の組み合わせ全体で他動詞と同じような働きをします。定期テストや高校入試の空欄補充や並び替えで非常によく出題されます。
| 表現 | 意味 | 基本例文 |
|---|---|---|
| look at | 〜を見る | Look at that bird in the tree. (木の上のあの鳥を見てごらん。) |
| look for | 〜を探す | I am looking for my glasses. (私は自分の眼鏡を探しています。) |
| listen to | 〜を聞く(耳を傾ける) | She is listening to music in her room. (彼女は部屋で音楽を聴いています。) |
| wait for | 〜を待つ | We are waiting for the bus here. (私たちはここでバスを待っています。) |
| speak to | 〜に話しかける | Mr. Green spoke to the students. (グリーン先生が生徒たちに話しかけました。) |
| talk about | 〜について話す | They talked about the soccer match. (彼らはサッカーの試合について話しました。) |
| agree with | 〜に賛成する | I cannot agree with your opinion. (私はあなたの意見に賛成できません。) |
| arrive at / in | 〜に着く | The train arrived at the station. (列車は駅に到着しました。) |
| laugh at | 〜を笑う(あざ笑う) | Don't laugh at his mistake. (彼の失敗を笑ってはいけません。) |
これらの動詞は単体では名詞をとれません。I listened music. や I waited him. のように前置詞を抜かしてしまう誤答が非常に多いため、前置詞まで含めて1つのリズムとして声に出して身につけましょう。
セットで覚える動詞表現をさらに広げたいときは、句動詞の英単語も役立ちます。
次の疑問前置詞が必要な動詞と不要な動詞の使い分けに迷ったら、自動詞・他動詞と前置詞の使い分けの解説が役立ちます。
自他両用の動詞と中学での使い分け
英語の動詞には、同じ単語でありながら文脈によって自動詞と他動詞の両方で使われるものがたくさんあります。辞書を引くと両方の意味が載っていて混乱しやすい部分ですが、中学英語では代表的なパターンを押さえておけば十分に対応できます。
1. 自動詞(〜が動く)と他動詞(〜を動かす)で対応する動詞
| 動詞 | 自動詞の使い方 | 他動詞の使い方 |
|---|---|---|
| open | The door opened. (ドアが開いた。) | He opened the door. (彼がドアを開けた。) |
| close | The shop closed at eight. (その店は8時に閉まった。) | She closed the window. (彼女は窓を閉めた。) |
| start | The game started at ten. (試合は10時に始まった。) | They started a new project. (彼らは新しい計画を始めた。) |
| stop | The bus stopped suddenly. (バスが突然止まった。) | The police stopped the car. (警察が車を止めた。) |
| change | His face changed. (彼の表情が変わった。) | You should change your shoes. (靴を履き替えるべきです。) |
2. 目的語の省略によって自動詞になる動詞
普段は他動詞として「〜を食べる」「〜を読む」と使われる動詞も、対象を限定せず動作そのものを表すときは自動詞になります。
- read: 自動詞 I like to read.(私は読書が好きです。)/ 他動詞 I read this book.(私はこの本を読みました。)
- play: 自動詞 The children are playing outside.(子どもたちが外で遊んでいます。)/ 他動詞 They play tennis.(彼らはテニスをします。)
- sing: 自動詞 She sings very well.(彼女はとても歌が上手です。)/ 他動詞 She sang a song.(彼女は歌を歌いました。)
動作と使役の対応
- open(開く/開ける)
- close(閉まる/閉める)
- start(始まる/始める)
- stop(止まる/止める)
- change(変わる/変える)
目的語の省略
- read(読書する/読む)
- play(遊ぶ/〜をする)
- sing(歌う/〜を歌う)
中学英語で押さえるべき自他両用動詞の使われ方です。

入試で頻出する自動詞と他動詞の混同
日本語の意味が似ているために、高校入試や定期テストで最も出題されやすい自動詞と他動詞の対比ペアです。前置詞が必要なものと不要なものを混同しないように整理しましょう。
表は横にスクロールできます →
| 分類 | 動詞 | 用法と前置詞 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 到着する | arrive(自動詞) reach(他動詞) | 前置詞が必要(at / in) 前置詞は不要(名詞が直後) | They arrived at the station. They reached the station. |
| 見る | look(自動詞) watch(他動詞) see(他動詞) | 前置詞が必要(look at) 前置詞は不要(動くものを見る) 前置詞は不要(自然に目に入る) | Look at the picture. I watched a baseball game. I saw a bird in the garden. |
| 聞く | listen(自動詞) hear(他動詞) | 前置詞が必要(listen to) 前置詞は不要(自然に耳に入る) | Listen to the teacher carefully. I heard a strange noise. |
| 上がる・上げる | rise(自動詞) raise(他動詞) | 目的語をとらない(主語が上がる) 目的語をとる(〜を上げる) | Prices rose last month. Raise your hand, please. |
特に reach は後ろに at や to をつけたくなる引っかけ問題が定番です。reach to the station は誤りで、reach the station が正しい形です。
受動態にできる動詞とできない自動詞
中学3年生で学習する「受動態(受け身:be動詞+過去分詞)」は、自動詞と他動詞の区別がもっとも直結する文法項目です。
受動態とは、「元の文の目的語(〜を・〜に)」を主語の位置に移動させて「〜される」という意味を作る構文です。そのため、もともと目的語を持たない純粋な自動詞の文は、受動態に書き換えることができません。
- 他動詞の文: Ken broke the window.(ケンはその窓を割った。)
→ 目的語 the window を主語にして The window was broken by Ken. と書き換えられます。 - 自動詞の文: Ken stayed in Tokyo.(ケンは東京に滞在した。)
→ 目的語が存在しないため、受動態の文は作れません。 - 自動詞の文: An accident happened.(事故が起きた。)
→ 日本語では「事故が起こされた」と言えそうに見えても、happen は自動詞なので An accident was happened. という受け身は英語として成り立ちません。
ただし、「自動詞+前置詞」の組み合わせは、まとまり全体を他動詞のように扱うため、受動態を作ることができます。その場合、前置詞を落とさないように注意が必要です。
- The baby was looked after by my mother.(その赤ちゃんは母によって世話をされました。)
- He was spoken to by a stranger.(彼は見知らぬ人に話しかけられました。)
目的語を主語にして受動態に書き換えられる(The window was broken.)
目的語がないため受動態は作れない(An accident was happened.は不可)
まとまり全体を他動詞扱いして受動態にできる(前置詞を残す点に注意)
受動態にできるかどうかは目的語の有無で決まります。
受動態をはじめとする文法全体の復習には、中学英語のまとめが役立ちます。
次の疑問目的語の有無や文の組み立てをさらに深く理解するには、中学英語で習う第1〜第5文型をあわせて学ぶのが近道です。
理解度チェック
Q1. 自動詞の後ろに人や場所などの名詞を続ける方法は何ですか?
- 名詞を動詞のすぐ後ろに直接置く
- 前置詞を挟んでから名詞を置く
- 動詞を過去分詞の形に変える
- 動詞の直前に必ず副詞を置く
答えを見る
正解: B. 前置詞を挟んでから名詞を置く
自動詞の後ろに名詞を続けたいときは、動詞の直後に直接置けず、必ず前置詞のクッションを挟む必要があります。
Q2. 本文の説明に基づいた正しい英文はどれですか?
- We reached to the station.
- They arrived the station.
- They reached the station.
- I listened music in my room.
Q3. 純粋な自動詞を受動態にできない理由は何ですか?
- 動作を表す意味を持たないから
- 過去分詞の形が存在しないから
- 文の主語になれる名詞がないから
- 主語に移動させる目的語がないから
答えを見る
正解: D. 主語に移動させる目的語がないから
受動態は元の文の目的語を主語に移動させる構文ですが、純粋な自動詞には目的語が存在しないため作れません。
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よくある質問
- Q. 自動詞と他動詞の簡単な見分け方は?
- 動詞の直後に「何を?」「誰を?」と質問してみて、自然に答えが必要になるものは他動詞です。質問する必要がなく、その動作だけで意味が通じるものは自動詞と判断できます。
- Q. go や come の後ろに名詞は置けないの?
- 置けません。go や come は自動詞なので、学校や駅などの名詞を続ける場合は to などの前置詞を挟みます。ただし home や there は副詞なので前置詞なしで直接置けます。
- Q. run は自動詞・他動詞のどちらですか?
- 両方で使われます。「走る」という意味では自動詞ですが、「店を経営する」という意味では他動詞になります。中学英語では基本的に自動詞「走る」として覚えます。
- Q. 高校入試で狙われやすい自動詞の罠は?
- 「arrive at」と「reach」の混同です。arrive は自動詞なので at や in が必要ですが、reach は他動詞なので前置詞を付けずに直接名詞を置きます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
arrive at
reach
listen to
look at
wait for
speak to