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英語で親子は何と言う?基本表現と場面別フレーズ

英語で親子は何と言う?基本表現と場面別フレーズ

英語には日本語の「親子」という概念に1対1で対応する1単語の名詞は存在せず、通常はparent and child(親と子)や、より包括的なfamily(家族)と言い表します。

修飾語として名詞の前に置く場合はハイフンで繋いだparent-childを用い、日常会話やイベントの案内など文脈に応じて単数・複数を正確に使い分ける必要があります。

英語で親子とは?1単語がない言語的背景と基本形

日本語では「親子」という1つの名詞で親と子の関係性やひとまとまりの単位を簡単に表現できます。しかし、英語には「親子」を指す単一の英単語が存在しません。

英語圏の言語感覚では、親(parent)と子(child)を別個の個人として認識し、それらを接続詞andで結ぶ並列構造(parent and child)で表現するのが基本です。

また、状況全体を指す際には、個人を強調するよりも「家庭の構成員」として捉えてfamily(家族)という単語で自然に代用することも広く行われています。和英辞典などを引くとparent and childが代表的な訳語として示されますが、文章の中での役割によって使い方が異なります。

名詞としての「parent and child」と形容詞としての「parent-child」

英語で「親子」を扱う際、最も重要となる文法的な区別が「名詞句」か「複合形容詞」かという点です。

たとえば「親子の関係」と言いたい場合、relationship between parent and childと表現することも可能ですが、簡潔に名詞を前から修飾してparent-child relationshipとするのが極めて自然です。

学術的な文献や教育・心理学の分野でも、このハイフン付きのparent-childは頻出します。

例文を見てみましょう。

They have a strong parent-child relationship.
(彼らは強い親子の関係を築いています。)

The event is open to any parent and child.
(そのイベントはどの親子でも参加できます。)

このように、単に「親子」と言いたいときは2つの名詞をandで並べるか、ハイフンで結んで形容詞化するというルールをまず把握しておくと、英作文の際に迷わなくなります。

名詞句と複合形容詞の違い

parent and child

  • 品詞:名詞句
  • 役割:文の主語や目的語になる
  • 意味:「親と子」そのもの
  • 例:open to any parent and child

parent-child

  • 品詞:複合形容詞(ハイフン付き)
  • 役割:直後の名詞を前から修飾
  • 意味:「親子の〜」
  • 例:parent-child relationship

文の主語・目的語にするか、直後の名詞を修飾するかで形を使い分けます。

単数と複数の使い分け!文脈に応じた整理

英語で「親子」を表現する際、初学者がつまずきやすいのが単数形と複数形の選択です。日本語の「親子」は単複の区別がありませんが、英語では「何組の親子か」「親は何人か」「子どもは何人か」によって形が変わります。

単数形:parent and child

親1人と子ども1人のペア、あるいは一般的な概念として「1組の親と子」を指す場合は、単数形のparent and childを用います。

A parent and child were walking along the riverbank.
(1組の親子が川沿いを歩いていました。)

不特定の「親1人と子1人」を表す場合は、文頭に不定冠詞aを添えてa parent and childと呼ぶのが一般的です。

複数形:parents and children

イベントの会場に複数の家族が集まっている場面や、社会一般の「親たちと子どもたち」を指す場合は、両方を複数形にしたparents and childrenを用います。日常会話ではchildrenの代わりにカジュアルなkidsを使ってparents and kidsと言うことも非常に多く見られます。

The park was full of parents and children on Sunday.
(日曜日、公園は多くの親子連れでいっぱいでした。)

This workshop is designed for parents and kids to learn together.
(このワークショップは親子が一緒に学ぶために設計されています。)

親2人と子ども1人の場合

両親と子ども1人という具体的な家族構成を指す場合は、parents and child(親が複数、子が単数)という組み合わせも文法的に成り立ちます。

The school held an interview for the parents and child.
(学校はその両親と子どもに対する面談を実施しました。)

英語表現構成適した場面・ニュアンス
a parent and child親1人+子1人特定の1組の親子、または一般論としての親1人・子1人の関係
parents and children複数の親+複数の子どもイベントの参加者全体、社会全体の親子、不特定の親子連れ
parents and kids複数の親+複数の子ども会話やカジュアルなチラシ、親しみやすい案内文
parents and child両親(2人)+子1人特定の家庭(両親と1人っ子)を指して説明するとき
families複数の家族「親子連れ」「ご家族」を包括的に自然に表現したいとき

迷った場合は、集団に対して呼びかけるならparents and children(またはfamilies)、1組の単位を指すならparent and childを選ぶと誤解がありません。

次の疑問子供の人数や性別によって表現を迷ったときは、息子と娘・子供の英語表現で具体的な使い分けを確認できます。

父と息子・母と娘など具体的な組み合わせ別の表現

日本語でも「父子」「母娘」といった限定的な言い方があるように、英語でも性別を明確にした表現が日常的に使われます。英語では性別を分ける際も、並列構造を用いてシンプルに表現します。

父親と子どもの組み合わせ

父親と息子の関係はfather and son、父親と娘の関係はfather and daughterと言います。形容詞として名詞を修飾する場合は、同様にハイフンで結んでfather-sonやfather-daughterとします。

They went on a father and son camping trip last weekend.
(彼らは先週末、父と息子のキャンプ旅行に出かけました。)

The movie depicts a touching father-daughter dance at a wedding.
(その映画は、結婚式での感動的な父と娘のダンスを描いています。)

母親と子どもの組み合わせ

母親と娘の関係はmother and daughter、母親と息子の関係はmother and sonとなります。こちらもハイフンで繋ぐことで形容詞として機能します。

Mother and daughter look just like sisters.
(その母と娘はまるで姉妹のように見えます。)

They share a special mother-son bond.
(彼らには母と息子ならではの特別な絆があります。)

表は横にスクロールできます →

関係名詞の表現ハイフン付き形容詞例文
父と息子(父子)father and sonfather-sona father-son trip(父子旅行)
父と娘(父娘)father and daughterfather-daughterfather-daughter time(父と娘の時間)
母と娘(母娘)mother and daughtermother-daughtera mother-daughter look(母娘のお揃いコーデ)
母と息子(母子)mother and sonmother-sona mother-son dance(母と息子のダンス)

なお、ひとり親家庭を指す行政的・社会的な文脈では、single-parent family(ひとり親家庭)、single mother(シングルマザー/母子家庭の母)、single father(シングルファザー/父子家庭の父)といった表現が標準的です。

次の疑問母娘ならではの距離感や会話を英語で伝えたいときは、母と娘・父と娘の英語表現も参考にしてみてください。

「親子の絆」「親子喧嘩」など定番コロケーション

日本語でよく使われる「親子の〇〇」という言い回しは、英語でも決まったフレーズ(コロケーション)が存在します。直訳しようとせず、英語圏で定着している組み合わせをそのまま覚えるのが自然な英語への近道です。

親子の絆:parent-child bond / family bond

「絆」にあたる英単語はbondです。人と人との結びつきや愛情を表す際によく使われます。「親子の絆を深める」と言いたい場合は動詞strengthenを使って表現します。

Reading books together strengthens the parent-child bond.
(一緒に本を読むことは、親子の絆を深めます。)

Spending time outdoors helped nurture their family bond.
(屋外で時間を過ごすことが、彼らの家族の絆を育むのに役立ちました。)

親子喧嘩:fight between parent and child / family argument

「親子喧嘩」に相当する1単語はありません。英語では「親と子の間の口論・喧嘩」と言い換えるか、広く「家族内の喧嘩」と表現します。深刻な暴力や紛争でない口喧嘩であればargumentが最も適しています。

I had a silly argument with my parents yesterday.
(昨日、親とくだらない親子喧嘩をしてしまいました。)

Arguments between parents and teens are quite common.
(親と10代の子どもの間の親子喧嘩はごく普通のことです。)

親子関係:parent-child relationship

良好な親子関係や複雑な親子関係を語る際の表現です。「〜との関係」は前置詞withやbetweenを伴うことも多いです。

Open communication is essential for a healthy parent-child relationship.
(率直な対話は、健全な親子関係に不可欠です。)

She works hard to improve her relationship with her parents.
(彼女は両親との親子関係を改善するために努力しています。)

日本語英語表現よく使われる動詞・修飾語
親子の絆parent-child bondstrengthen(強める), build(築く)
親子関係parent-child relationshiphealthy(健全な), improve(改善する)
親子喧嘩argument between parent and childhave an argument(口論する)
家庭内トラブルfamily conflictresolve(解決する)
親子のふれあいparent-child interactionencourage(促す)
「親子の〇〇」定番コロケーション
🤝親子の絆

parent-child bond や family bond。動詞 strengthen と共起。

🗣️親子喧嘩

fight between parent and child や口論を表す argument。

🌱親子関係

parent-child relationship。前置詞 with や between を伴う。

日本語の「親子の〜」に直訳ではなく定着した英語表現を使います。

「親子」の英語表現まとめのイメージ

「やっぱり親子だね!」会話フレーズとことわざ

見た目や仕草、性格がそっくりな親と子を見て「やっぱり親子だね」「血は争えないね」と感心したり笑い合ったりする場面は日常会話で頻繁にあります。英語にも、このニュアンスを的確に伝えることわざや口語フレーズが豊富にあります。

代表的な英語のことわざ2選

英語圏で誰もが知っている「似たもの親子」を表することわざが次の2つです。

1. Like father, like son / Like mother, like daughter

「この親にしてこの子あり」「蛙の子は蛙」に最も近い代表的なことわざです。父親と息子ならLike father, like son、母親と娘ならLike mother, like daughterと言います。良い意味でも、少し呆れたような意味でも使えます。

He loves fixing cars just like his dad. Like father, like son!
(彼はお父さんそっくりで車いじりが大好きだね。まさにこの親にしてこの子ありだ!)

2. The apple doesn't fall far from the tree

直訳すると「リンゴは木から遠いところには落ちない」という意味で、「子は親に似るものだ」「血は争えない」という真理を表す非常にポピュラーなことわざです。性格や行動パターン、才能が親譲りであることを指摘する際に頻繁に用いられます。

She has the same artistic talent as her mother. Well, the apple doesn't fall far from the tree.
(彼女はお母さんと同じ芸術の才能を持っています。やっぱり血は争えないね。)

日常会話で自然に使えるカジュアルな口語フレーズ

ことわざを引用するほど大げさではなく、もっとフランクに「そっくり!」「やっぱり親子だね」と言いたいときは、以下の表現が便利です。

You two are definitely parent and child!
(あなたたち、間違いなく親子だね!)

You can definitely tell you're related.
(血がつながっているのが本当によく分かるよ。)

He is the spitting image of his father.
(彼はお父さんに生き写しのようにそっくりです。)

She takes after her mother in every way.
(彼女はあらゆる点でお母さんに似ています。)

It runs in the family.
(それは家族の血筋ですね/親譲りですね。)

take after 〜(〜に似ている)やrun in the family(遺伝である・家系的な特徴である)という熟語を使うと、ネイティブスピーカーのようなこなれた相づちが打てるようになります。

「似たもの親子」を表す表現
そっくりな親子を表す英語

定番のことわざ

  • Like father, like son
  • Like mother, like daughter
  • The apple doesn't fall far from the tree

カジュアルな口語

  • You two are definitely parent and child!

定型のことわざと、日常会話で使えるカジュアルなフレーズの分類です。

日常的なやりとりをもっと広げたいときは、英会話の総合ガイドをあわせて活用できます。

イベントやPOPで使える!親子向け実務テンプレート

商業施設、ワークショップ、自治体のイベント案内や店頭POPなどで「親子向け」「親子ペアチケット」といった表記を英語で作成する必要がある場合、直訳のparent and childだけでは不自然になることがあります。英語圏の告知文では、より親しみやすく分かりやすい表現が好まれます。

「親子向け」を表す実務表現

子どもと親が安心して楽しめる場所やプログラムを告知する際は、family-friendlyやfor parents and kidsが最も広く使われます。

Family-friendly workshop
(親子向けワークショップ)

Interactive science show for parents and kids
(親子で楽しむ体験型科学ショー)

チケットや料金案内の表記

「親子ペア」を表現する際、英語圏では「大人1名+子ども1名」という内訳を明示するのが一般的です。単にParent-Child Pairと書くことも可能ですが、Parent & Child Ticketや1 Adult + 1 Childと併記すると外国人観光客や在住者にとって明瞭になります。

日本語の表記おすすめの英語表記補足・代替表現
親子ペアチケットParent & Child Ticket1 Adult + 1 Child Pass
親子ペア割引Parent-Child DiscountFamily Package Deal
親子参加イベントParent-Child WorkshopEvent for Parents & Kids
親子席(劇場・スタジアム)Family SeatingParent and Child Room
親子でお揃い(商品POP)Matching Outfits for Parent and ChildMommy & Me / Daddy & Me
親子連れ歓迎Families WelcomeKids & Parents Welcome

特にアパレルや雑貨のPOPでは、母娘のお揃い商品をMommy & Me、父息子のペア商品をDaddy & Meと表現するキャッチコピーが英語圏の店舗で定番です。案内チラシのスペースやターゲット読者の雰囲気に合わせて選んでみてください。

親子丼やビジネス用語の「親子」はどう言う?

「親子」という言葉は、人間の血縁関係だけでなく、料理の名前やビジネス上の関係性にも比喩として広く使われています。これらを英語にする際は、人間の親子とは全く異なる語彙を充てる必要があります。

日本料理「親子丼」の英語説明

日本の定番料理である「親子丼」は、鶏肉(親)と卵(子)を一緒に煮てご飯にのせることから名付けられました。英語圏の人に説明する際は、直訳ではなく料理の具体的な中身を説明します。

料理の名称としては、Oyako-donとそのまま表記した上で、説明としてchicken and egg rice bowlを添えるのが標準的です。

Oyako-don is a classic Japanese comfort food. It literally means "parent-and-child rice bowl" because it features both chicken (the parent) and egg (the child) simmered together and served over rice.
(親子丼は日本の代表的な家庭料理です。

鶏肉(親)と卵(子)の両方を一緒に煮てご飯の上にのせることから、文字通り「親子の丼」という意味を持っています。)

外国人にこのネーミングの由来を話すと、非常に興味深い文化的なエピソードとして喜ばれます。

ビジネス用語「親会社・子会社」の英語

和英辞典で「親子」を検索すると、経済・法律用語として「親会社」「子会社」に関する記述が出てきます。英語でも親会社はparentを用いてparent companyと呼びますが、子会社はchild companyではなくsubsidiaryと呼ぶのが正式なビジネス英語です。

Parent company and subsidiary
(親会社と子会社)

Parent and subsidiary corporations
(親会社及び子会社/法令用語)

親会社は「親(parent)」のメタファーを使いますが、子会社側には「補助的なもの」を意味するsubsidiaryが定着している点に注意してください。日常会話の「親子」と混同しないように整理しておきましょう。

料理・ビジネスでの「親子」表現

料理(親子丼)

  • 表記:Oyako-don
  • 説明:chicken and egg rice bowl
  • 直訳の parent-and-child bowl ではなく中身を説明

ビジネス(親会社・子会社)

  • 親会社:parent company
  • 子会社:subsidiary(child は不可)
  • 連語:Parent company and subsidiary

人間以外の「親子」は直訳せず、料理の中身や正式なビジネス用語を使います。

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理解度チェック

Q1. 「親子の関係」を複合形容詞を使って英語で表したものはどれ?

  1. parent-child relationship
  2. parent and child relationship
  3. relationship of parents child
  4. parents-children relationship
答えを見る

正解: A. parent-child relationship
ハイフンで結んだ「parent-child」は複合形容詞として直後の名詞を修飾し、「parent-child relationship」となります。

Q2. 「血は争えない」という意味で使われる英語のことわざはどれ?

  1. A tree is known by its fruit.
  2. Blood is thicker than water.
  3. Like tree, like apple.
  4. The apple doesn't fall far from the tree.
答えを見る

正解: D. The apple doesn't fall far from the tree.
本文では、「子は親に似るものだ」「血は争えない」を表すことわざとして「The apple doesn't fall far from the tree」が紹介されています。

Q3. ビジネス用語の「子会社」を指す正式な英語表現はどれ?

  1. child company
  2. subsidiary
  3. branch corporation
  4. sub-parent company
答えを見る

正解: B. subsidiary
親会社は「parent company」と呼びますが、子会社は「child company」ではなく「subsidiary」と呼ぶのが正式なビジネス英語です。

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よくある質問

Q. 英語で「親子」を表す1単語の名詞はありますか?
英語には日本語の「親子」に1対1で対応する1単語の名詞はありません。通常は「parent and child(親と子)」と並列で言うか、「family(家族)」という包括的な単語を用いて文脈の中で表現します。
Q. 「親子連れ」は英語で何と言いますか?
状況に応じて「parents with children」「families with kids」などと表現します。店舗やイベントの案内で「親子連れ歓迎」と書く場合は「Families Welcome」とするのが最も自然で一般的です。
Q. 「親子三代」は英語でどう表現しますか?
「three generations of a family」や「three generations under one roof(ひとつ屋根の下の三世代)」と表現します。親子というより「世代(generation)」に焦点を当てて言います。
Q. 「親バカ」は英語で何と言いますか?
子どもを溺愛する親を表す表現として「doting parent」が使われます。「dote on 〜」で「〜を溺愛する」という意味があり、好意的なニュアンスを含んだ自然な言い回しです。
Q. 英語で「親子写真」は何と言いますか?
親1人と子1人なら「a photo of parent and child」、家族全員なら「family photo」と言います。母娘写真なら「mother-daughter photo」のように組み合わせを特定して表現するのも一般的です。

2026年10月3日更新・モチタン辞典編集部