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とんでもないの英語表現と使い分け
日本語の「とんでもない」を英語で表す際、感謝への丁寧な返答ならIt's my pleasure(イッツ マイ プレジャー)、謝罪への返答ならDon't worry about it(ドント ウォリー アバウト イット)、強い否定ならFar from it(ファー フロム イット)を使います。
文脈によって感謝・謝罪への返答、謙遜、強い否定、程度の甚だしさに分かれ、それぞれ適切な英語が異なります。
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とんでもないの英語一覧表
日本語の「とんでもない」は、感謝・謝罪への返答、褒め言葉への謙遜、強い反論、規格外の事態を表す形容詞など、使われる文脈によって対応する英単語や表現が大きく変わります。まずは一覧表でニュアンスの違いを確認してください。
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| 表現 | 読みの目安 | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| It's my pleasure | イッツ マイ プレジャー | お役に立てて光栄です(丁寧な感謝への返答) | ビジネスの取引先・上司・改まった場 |
| Don't mention it | ドント メンション イット | お礼には及びません・どういたしまして | 同僚・知人・一般的な日常会話 |
| Not at all | ノット アット オール | 少しも〜ない(感謝・謝罪両方の返答) | ビジネス・日常会話・丁寧な受け答え |
| Far from it | ファー フロム イット | 滅相もない・それどころではない(強い謙遜・否定) | 褒められたときの謙遜・事実の否定 |
| Don't worry about it | ドント ウォリー アバウト イット | 気にしないでください(謝罪への返答) | 同僚・友人・一般的なビジネス |
| No problem | ノー プロブレム | 問題ありません・大丈夫です(カジュアル) | 友人・同僚・フランクな間柄 |
| Think nothing of it | スィンク ナッシング オブ イット | お気になさらず(謝罪や感謝への上品な返答) | 目上の人・丁寧さを保ちたい場面 |
| No way! | ノー ウェイ | あり得ない・とんでもない(強い驚き・否定) | 友人同士・カジュアルな会話・SNS |
| Absolutely not! | アブソルートリー ノット | 絶対にだめ・とんでもない(断固たる拒絶・否定) | 真剣な反論・ビジネスでの明確な拒否 |
| Out of the question | アウト オブ ザ クエスチョン | 論外である・お話にならない | 交渉・提案を明確に退けるフォーマルな場 |
| Outrageous | アウトレイジャス | 法外な・常識外れの(価格や行動) | 度を越えた事態を批判・描写するとき |
| Ridiculous | リディキュラス | ばかげた・おかしな・とんでもない | 呆れるような提案や事態への言及 |
感謝に対する返答フレーズ
相手からお礼を言われた際の「とんでもございません」「どういたしまして」にあたる英語表現です。You're welcomeは標準的ですが、相手や状況によっては「当然のことをしたまでです」というニュアンスを含めてより丁寧に返すことが好まれます。
フォーマルな感謝への返答
ビジネスの取引先や上司に対しては、自分の行動が相手の助けになったことを前向きに伝える表現が適しています。
- It's my pleasure / My pleasure(どういたしまして・お役に立てて光栄です)
発音のコツ: pleasureは「プレジャー」の「ジ」を摩擦音の[ʒ]で滑らかに発声します。 - Don't mention it(お礼には及びません・とんでもないことです)
発音のコツ: mentionとitがつながり「メンショニット」のように発音されます。 - Not at all(とんでもございません)
発音のコツ: 語尾がつながり「ノッタトール」のように連結します。
会話例: 取引先からのお礼への返答
A: Thank you very much for your prompt support today.
(本日は迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。)
B: It was entirely my pleasure. Please let me know if you need any further assistance.
(とんでもございません、お役に立てて光栄です。また何かございましたら、いつでもお知らせください。)
A: We truly appreciate your dedication to this project.
(このプロジェクトに対するご尽力に、心より感謝申し上げます。)
B: Not at all. We are glad to work together with your team.
(とんでもないことです。御社チームとご一緒できて嬉しく存じます。)
次の疑問感謝以外にも会話の流れでスマートに返したいときは、英会話の返答・あいづち表現一覧が役立ちます。
褒められたときの謙遜フレーズ
相手から能力や成果を褒められたときに「いえいえ、とんでもないです」「私などまだまだです」と謙遜する際の表現です。ただし、英語圏では過度な自己否定は不自然に受け取られることがあるため、感謝を受け入れた上で控えめな言葉を添えるのが自然です。
謙遜を表す代表的なフレーズ
- Far from it(滅相もない・とんでもないです)
相手の褒め言葉が事実よりも買いかぶりすぎていると感じたときに、事実と大きく隔たりがあることを示します。 - I still have a lot to learn(まだまだ学ぶべきことがたくさんあります)
相手の褒め言葉を素直に受け止めつつ、努力の途上であることを伝える前向きな謙遜です。 - I'm flattered, but I still have a long way to go(身に余るお言葉ですが、まだまだ道半ばです)
改まった場面で好感を持たれやすい、丁寧でバランスの取れた表現です。
会話例: 語学力やスキルを褒められた場面
A: Your English presentation was fantastic today! You sound like a native speaker.
(今日の英語のプレゼンテーション、素晴らしかったですよ!ネイティブスピーカーのようでした。)
B: Thank you, but far from it. I was actually extremely nervous.
(ありがとうございます、でもとんでもないです。実はものすごく緊張していました。)
A: You certainly didn't look nervous at all.
(まったく緊張しているようには見えませんでしたよ。)
B: I'm flattered, but I still have a lot to learn to improve my delivery.
(恐縮です、でも話し方を磨くためにまだまだ学ぶべきことがたくさんあります。)
滅相もない。事実より買いかぶりすぎと感じたときに使います。
まだまだ学ぶべきことがあります。努力の途上を伝える表現です。
身に余る言葉ですが道半ばです。改まった場で好感を持たれます。
感謝を受け入れた上で控えめに添える英語表現です。
謝罪に対する返答フレーズ
相手がミスを謝ってきた際に「とんでもないです、気にしないでください」「大したことではありませんよ」と相手の負担を和らげる返し方です。
相手を気遣う返答
- Don't worry about it(気にしないでください)
ビジネスでも日常会話でも幅広く使える標準的な表現です。worryの[r]の音を舌を引いて発音します。 - No worries / No problem(問題ないよ・気にしないで)
同僚や友人に対するくだけた表現です。目上の人に対しては軽く聞こえる場合があるため注意します。 - Think nothing of it(お気になさらないでください)
上品でフォーマルな響きを持ち、相手の恐縮した気持ちを和らげます。Thinkの[θ]は舌先を軽く上下の前歯で挟んで息を出します。 - It happens to the best of us(誰にでもあることです・よくあることですよ)
相手の失敗に対して共感を示し、恥ずかしい思いをさせないための配慮ある表現です。
会話例: 同僚の遅刻やミスに対する返答
A: I am so sorry for keeping you waiting! The train was delayed.
(お待たせして本当に申し訳ありません!電車が遅延してしまって。)
B: Please don't worry about it. I just arrived a few minutes ago myself.
(とんでもないです、お気になさらず。私も数分前に着いたばかりですから。)
A: Thank you for your understanding.
(ご理解いただき助かります。)
B: Think nothing of it. Let's grab some coffee.
(とんでもないことです。コーヒーでも買いに行きましょう。)
気にしないで。ビジネスでも日常会話でも幅広く使える標準表現。
問題ないよ。同僚や友人向けで、目上の人には軽く響くため注意。
お気になさらず。上品でフォーマルな響きがあり相手を和らげます。
誰にでもあることです。失敗に共感を示し配慮を伝える表現です。
相手との関係性や場面に応じた返答のニュアンスの違いです。

強い否定と反論の英語フレーズ
「とんでもない!(あり得ない!そんなはずはない!)」と、相手の発言や疑惑を強く打ち消したり、不当な要求を退けたりする場面の英語です。
否定の強さと使い分け
- Far from it!(とんでもない!・全くそんなことはない!)
相手の推測や誤解を強く否定するときに使います。文頭に置いて単独で使われることも多いフレーズです。 - No way!(とんでもない!・絶対に嫌だ・あり得ない!)
口語的で感情がこもった否定です。信じられない驚きを表す場合と、強い拒絶を表す場合があります。 - Absolutely not!(とんでもない!・断じて違います/だめです)
ビジネスや改まった議論でも使える、強い確信を伴った明確な否定です。 - Out of the question(問題外だ・とんでもない話だ)
予算や条件などが到底受け入れられないときに使います。
会話例: 誤解や不当な要求を否定する場面
A: Did you complain to the manager about my work schedule?
(私の勤務日程について、マネージャーに苦情を言ったのですか?)
B: Far from it! I actually told him that you have been doing an excellent job.
(とんでもない!むしろ、あなたが素晴らしい仕事をしていると伝えたくらいですよ。)
A: Oh, I apologize for jumping to conclusions.
(そうだったのですね、早とちりして申し訳ありません。)
B: Absolutely no problem. I'm glad we cleared that up.
(とんでもないです。誤解が解けて良かったです。)
推測・誤解の否定
- Far from it! を文頭などで使用
- 相手の推測や誤解を強く打ち消す
- 全くそんなことはないと伝える
口語的な拒絶・驚き
- No way! を使用
- 感情がこもった口語的な否定
- 信じられない驚きや強い拒絶を表す
明確・断固たる否定
- Absolutely not! を使用
- 確信を伴う明確な否定
- ビジネスや改まった議論でも使用可能
条件・要求の拒絶
- Out of the question を使用
- 予算や条件などが到底受け入れられない
- 問題外・論外であることを表す
相手の誤解の否定や要求の拒絶など、状況に応じた使い分けです。
度を超えた事態を表す形容詞
「とんでもない金額」「とんでもないミス」のように、常識や許容範囲を大きく超えている状態を形容詞として表す英語です。
状況に応じた形容詞の使い分け
- outrageous(アウトレイジャス: 法外な・言語道断な)
価格が高すぎる場合や、受け入れがたい失礼な振る舞いを指します。
例文: They charged an outrageous price for the repair.(彼らは修理代としてとんでもない額を請求してきた。) - ridiculous(リディキュラス: ばかげた・度外れの)
笑ってしまうほど極端な状況や、非現実的な要求を指します。
例文: Waiting three hours for a table is ridiculous.(席に着くのに3時間も待つなんてとんでもない話だ。) - absurd(アブサード: 不条理な・筋の通らない)
論理的に破綻している主張や、常識外れの事態を指します。
例文: The accusation is completely absurd.(その言いがかりは完全にとんでもない[不当な]ものだ。) - unbelievable(アンビリーバブル: 信じられないほどの)
良い意味でも悪い意味でも、想像を絶する規模や事態に対して使います。
例文: He made an unbelievable mistake on the contract.(彼は契約書でとんでもないミスを犯した。)
価格・振る舞い
- outrageous(法外な・言語道断な)
極端・非現実的
- ridiculous(ばかげた・度外れの)
論理破綻・不条理
- absurd(筋の通らない・不条理な)
想像を絶する規模
- unbelievable(信じられないほどの)
常識や許容範囲を大きく超えた事態を表す形容詞の分類です。
ビジネスメール用テンプレート
仕事のメールでお礼や謝罪を受けた際に、そのまま返信として使用できる英文テンプレートです。
お礼メールへの返信(とんでもございません)
Dear Mr. Smith,
Thank you very much for your kind message.
It was entirely our pleasure to assist you with this project. Please feel free to reach out to us if you have any questions or require further assistance.
Best regards,
Taro Yamada
(訳: スミス様、温かいメッセージをいただき誠にありがとうございます。本プロジェクトでお役に立てましたことは、私どもにとりましても大変光栄でございます[とんでもないことでございます]。ご質問や追加のご要望がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。敬具、山田太郎)
謝罪メールへの返信(お気になさらないでください)
Dear Ms. Davis,
Thank you for letting me know about the delay.
Please do not worry about it at all. The schedule has been adjusted accordingly, and there is no negative impact on the overall timeline. We appreciate your prompt communication.
Sincerely,
Hanako Suzuki
(訳: デイヴィス様、遅延のご連絡をいただきありがとうございます。とんでもございません、どうぞまったくお気になさらないでください。日程は適宜調整いたしましたので、全体の進行に悪影響はございません。迅速にご連絡をいただき感謝いたします。敬具、鈴木花子)
次の疑問メールだけでなく会話での受け答えも磨きたいなら、ビジネスで使えるそうなんですねの英語も参考になります。
謙遜文化の違いとNGな言い方
日本語の感覚のまま英語で謙遜しようとすると、コミュニケーション上の摩擦や誤解を生む原因になります。注意すべきポイントを把握しておきましょう。
「No, no, no」と全否定するのは避ける
褒められた際に日本人が無意識に言ってしまいがちなNo, no, no, I am not good.のような強い否定の連続は、英語圏では「相手の審美眼や判断を否定している」ように響いたり、自信がなさすぎて不安を与えたりすることがあります。
まずはThank you.と受け止めた上で、I'm glad you liked it.(気に入っていただけて嬉しいです)やCredit goes to the whole team.(チーム全員の努力のおかげです)のように周囲への感謝に振り替えるのが好印象を与える返し方です。
「You're welcome」の多用とトーン
教科書で最初に習うYou're welcome.ですが、イントネーションを平坦に言うと「当然のことをしたまでだ」という冷たい響きに聞こえることがあります。
目上の人や顧客に対してより丁寧に「とんでもございません」と伝えたい場合は、前述のIt's my pleasure.やHappy to help.を選ぶのが適切です。
避けるべき対応(NG)
- No, no, no と全否定する
- 相手の判断否定や過度な不安を与える
- 抑揚のない冷たい You're welcome.
推奨される対応(Good)
- Thank you. とまず受け止める
- チームや周囲への感謝に振り替える
- It's my pleasure などで丁寧に返す
誤解を避けるための英語圏に適したコミュニケーションのコツです。
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よくある質問
- Q. 「とんでもございません」は英語で何ですか?
- 相手への敬意を込めた感謝の返答であればIt's my pleasure(お役に立てて光栄です)やNot at allが最適です。ビジネスの取引先や上司に対しても失礼なく使えます。
- Q. 相手に謝られた時の「とんでもないです」は?
- 「気にしないでください」という意味であればPlease don't worry about itやThink nothing of itを使います。親しい間柄ならNo problemで構いません。
- Q. 「とんでもない!」と怒って反論したいときは?
- 強い拒否や否定を示す場合はAbsolutely not!(断じて違います)やOut of the question!(論外です)を使います。カジュアルな場面ならNo way!が適しています。
- Q. 英語で褒められたら「とんでもない」と否定すべき?
- 英語圏では全否定せず、まずThank youとお礼を言った上でFar from it(滅相もない)やI still have a lot to learn(まだまだです)と添えるのが自然なマナーです。
- Q. 「とんでもないミス」を英語で何と言いますか?
- 常識外れの重大なミスであればa terrible mistakeやan unbelievable mistake、あるいはan outrageous blunder(とんでもない大失態)と表現できます。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
not at all
outrageous
ridiculous