モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 英語で相手を「元気づける」フレーズ集

元気づけるの英語表現と使い分け
「元気づける」を表す最も標準的な英語は cheer up(チア・アップ)です。落ち込んでいる友人を笑顔にしたいときは cheer someone up、挑戦する人の背中を押すときは encourage(エンカリッジ)と使い分けます。
自分自身が「元気を出そう」と奮起する場合や、「励まされた」と感謝を伝える受身表現まで、主語や状況に応じた最適な英語を身につけられます。
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元気づける英語表現の一覧表
英語で「元気づける」「励ます」と伝えるフレーズは、相手との関係性や落ち込んでいる度合いによって使い分ける必要があります。まずは代表的な10表現の違いを確認しましょう。
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| 表現 | 読みの目安 | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| cheer up | チア・アップ | 落ち込んでいる人をパッと明るく元気づける | 友人・家族・同僚(日常会話) |
| encourage | エンカリッジ | 勇気や自信を与えて後押しする | ビジネス・教育・目上の人にも可 |
| lift one's spirits | リフト・ワンズ・スピリッツ | 沈んだ気分や気持ちを浮き立たせる | フォーマル・日常の両方 |
| brighten one's day | ブライトン・ワンズ・デイ | 相手の1日をパッと明るい気持ちにする | メッセージ・メール・SNS |
| Hang in there! | ハング・イン・ゼア | 「あきらめずに踏ん張って」と粘り強さを応援する | 困難に直面している友人・同僚 |
| Everything will be alright. | エヴリシング・ウィル・ビー・オールライト | 「最後はすべてうまくいく」と安心させる | 不安や心配を抱える相手全般 |
| I'm here for you. | アイム・ヒア・フォー・ユー | 「私がついているよ」と心に寄り添う | 深く悲しんでいる友人・家族 |
| keep one's chin up | キープ・ワンズ・チン・アップ | 「下を向かずに前を向いて」と励ます | 不運や落胆が続く親しい相手 |
| boost one's morale | ブースト・ワンズ・モラール | チームや組織の士気・意欲を高める | ビジネス・職場環境 |
| reassure | リアシュア | 安心させて不安や疑念を和らげる | クライアント・部下・取引先 |
基本3動詞の文法と語順ルール
「元気づける」を表す基本動詞である cheer up、encourage、lift one's spirits には、明確な語順ルールと文型の違いがあります。
1. 句動詞 cheer up の代名詞の位置ルール
cheer up は「動詞+副詞」で構成される群動詞(句動詞)です。目的語が代名詞(him, her, them, me など)の場合、代名詞は必ず cheer と up の間に挟みます。
- ◯ I want to cheer him up.(彼を元気づけたい。)
- ✕ I want to cheer up him.(文法的に不自然)
目的語が Ken や my friend のような通常の名詞であれば、cheer Ken up と cheer up Ken のどちらの語順でも問題ありません。
2. 自動詞と他動詞の使い分け
cheer up は自動詞(自分が元気になる)と他動詞(誰かを元気づける)の両方で機能します。
- 自動詞(命令文):Cheer up! Things will get better.(元気を出して!事態は好転するよ。)
- 他動詞:Music always cheers me up.(音楽はいつも私を元気づけてくれます。)
3. encourage の文型と cheer on との違い
encourage は「勇気(courage)を与える」という意味を持ち、encourage + 人 + to do(人に〜するよう促す・勇気づける)の文型を頻繁にとります。
- My boss encouraged me to take on the new project.(上司は新しいプロジェクトに挑戦するよう私を勇気づけてくれました。)
なお、似た語句の cheer on は「試合や競技で声援を送る・応援する」という意味です。落ち込んでいる気分を明るくする cheer up と混同しないように区別しましょう。
4. 「元気づけられた」と受動態で表す方法
人から元気づけられたときは、受動態や過去分詞を用いた形容詞的用法を使います。
- I was cheered up by your kind message.(あなたの優しいメッセージに元気づけられました。)
- I felt greatly encouraged by his advice.(彼のアドバイスにとても励まされました。)
- Her smile lifted my spirits.(彼女の笑顔に気分が晴れやかになりました。)
cheer up
- 落ち込んでいる気分を明るくする
- 自動詞と他動詞の両方で機能
- 代名詞はcheerとupの間に置く
cheer on
- 試合や競技で声援を送る・応援する
- スタジアムなどでチームを応援する場面で使う
気分を明るくする表現と競技などで声援を送る表現の違いです。
日常ですぐ使える励ましフレーズ
親しい友人や同僚がため息をついているときに、その場ですぐ掛けられる短い定番フレーズです。
短く声を掛ける日常表現
- Hang in there!(頑張って!踏ん張って!)
発音のコツ: 「ハングイン」をつなげて「ハンギンゼア」のように発音します。困難の渦中にいる相手に有効です。 - Don't worry, it's not the end of the world.(心配しないで、世界の終わりってわけじゃないんだから。)
発音のコツ: world の「r」と「l」を滑らかにつなげます。小さな失敗を悔やんでいる相手を和ませる言葉です。 - Look on the bright side.(明るい面を見ようよ/プラスに考えよう。)
発音のコツ: bright side の「t」を破裂させず軽く止めると自然に聞こえます。 - You've got this!(君ならできるよ!大丈夫!)
発音のコツ: 「ユーヴ・ガット・ディス」とテンポよく言います。試験や面接の前などに自信を持たせる声掛けです。 - Don't be so hard on yourself.(そんなに自分を責めないで。)
発音のコツ: hard on の部分を「ハードン」と連結させます。責任感から落ち込んでいる相手の負担を減らす表現です。
Hang in there!(粘り強く踏ん張ってと応援)
Don't worry, it's not the end of the world.
You've got this!(試験や面接前に自信を持たせる)
Don't be so hard on yourself.(負担を減らす)
相手が抱えている状況に合わせて使い分けられる短い定番表現です。
次の疑問困難な状況にいる相手をさらに後押ししたいときは、英語で「諦めない」を伝える励ましフレーズも役に立ちます。
ビジネスや目上の人への丁寧な励まし
職場の取引先や上司、先輩に対して、フランクな Cheer up! や Hang in there! を使うと軽率な印象を与えてしまう恐れがあります。ビジネスでは「支援する姿勢」や「尊重」を示す丁寧な言い回しを選びましょう。
支援と協力を申し出る丁寧なフレーズ
- Please let me know if there is anything I can do to support you.(私にお手伝いできることがあれば、何なりとお申し付けください。)
相手の負担を察し、業務や精神面でのサポートを申し出る最も無難で誠実な表現です。 - We are fully behind you.(私たちがついています/組織全体でサポートいたします。)
プレッシャーを抱えるリーダーや同僚に対し、チーム一丸となって後ろ盾になる意を伝えます。 - Your hard work is truly appreciated.(皆様の尽力に心より感謝しております。)
結果がすぐに出ないときでも、努力のプロセスそのものを認めて元気づける効果があります。 - I have complete confidence in your abilities.(あなたの能力を全面的に信じております。)
大きな案件に不安を感じている部下や後輩に対し、確かな自信を持たせる言葉です。

場面別の実践英会話ダイアログ3選
実際の会話でどのように励まし、やり取りを展開するかを場面別に確認しましょう。
場面1: 仕事で大きなミスをして落ち込む同僚
A: I made a huge mistake on the client report. I feel terrible.
(クライアントの報告書で大きなミスをしちゃった。
本当に落ち込むよ。)
B: Don't be so hard on yourself. Everyone makes mistakes. Let's fix it together.
(そんなに自分を責めないで。
誰だって失敗はあるよ。一緒に修正しよう。)
A: Thanks, that really cheers me up. I appreciate your help.
(ありがとう、本当に元気が出たよ。助けてくれて感謝するよ。)
場面2: 恋人と別れて悲しんでいる友人
A: Ken and I broke up yesterday. I just can't stop crying.
(昨日、ケンと別れたの。
涙が止まらなくて。)
B: I'm so sorry to hear that. I'm here for you, whatever you need. Take your time.
(それは本当につらいね。
何でも力になるから私はここにいるよ。無理しないでね。)
A: Having you by my side means the world to me.
(そばにいてくれるだけで、本当に救われるよ。)
場面3: 大事なプレゼンを前に極度に緊張している同僚
A: My hands are shaking. What if I forget my lines during the presentation?
(手が震えてきた。
プレゼン中にセリフを忘れたらどうしよう?)
B: You've prepared so well for this. You've got this! Just take a deep breath.
(この日のために十分準備してきたんだから。
君ならできるよ!深呼吸して。)
A: You're right. Your words gave me courage. I'll do my best.
(そうだよね。言葉をもらって勇気が出たよ。全力を尽くしてくる。)
深刻な相手への共感・寄り添い表現
相手が家族の不幸、深刻な病気、大きな別れなどでひどく落ち込んでいるときに Cheer up!(元気出して!)と言うと、「こちらの深刻さを分かっていない」「軽く扱われた」と受け取られかねません。こうした状況では、無理に元気づけようとせず、静かに寄り添う共感の表現を使います。
共感を第一に伝えるフレーズ
- I'm so sorry to hear that.(それは本当にお辛いですね/お悔やみ申し上げます。)
相手の悲報を聞いた際、最初にかける最も基本的で礼儀正しい言葉です。 - Take all the time you need.(必要なだけ時間をかけて休んでください。)
「早く元気になって」と焦らせず、相手のペースを尊重する思いやりを示せます。 - There are no words, but I'm thinking of you.(何とお声がけしてよいか分かりませんが、あなたのことを想っています。)
言葉が見つからないほどの重い悲しみに対して、深い敬意と連帯を届ける表現です。 - You don't have to go through this alone.(ひとりで抱え込まなくていいんだよ。)
孤独感に苛まれている相手に安心感を与える力強い寄り添いです。
- I'm so sorry to hear that.悲報を聞いた際にかける基本表現
- Take all the time you need.焦らせず相手のペースを尊重する
- There are no words, but I'm thinking of you.重い悲しみへ敬意と連帯を示す
- You don't have to go through this alone.孤独感を和らげて安心感を与える
無理に励まさず静かに共感を伝えるためのフレーズと配慮です。
無生物主語で伝える自然なネイティブ英語
ネイティブスピーカーは「物が人を元気づける」という構造(無生物主語)を日常的に用います。主語に物や出来事を置くことで、英語らしいこなれた表現になります。
無生物主語を使った代表パターン
- Your kind words made my day.(あなたの優しい言葉のおかげで、最高に良い一日になりました。)
make one's day は「人をとても幸せな気分にさせる」という定番の言い回しです。 - The warm coffee cheered me up.(温かいコーヒーを飲んだら元気が出ました。)
自分が主語ではなく、飲み物や食べ物が自分を元気にしてくれたと描写します。 - This song always lifts my spirits when I'm down.(落ち込んでいるとき、この曲を聴くといつも元気が出ます。)
沈んでいた気分を音楽が引き上げてくれたことを生き生きと表現できます。 - His positive attitude encouraged the whole team.(彼前向きな姿勢が、チーム全体を活気づけました。)
人の態度や行動そのものを主語にして、周囲への好影響を説明します。
Your kind words made my day.あなたの優しい言葉のおかげで、最高に良い一日になりました。
物や出来事を主語に置いて人を元気づける英語らしい文型です。
次の疑問物や出来事を主語にして感情の変化を自然に表す感覚は、英語の無生物主語構文ネイティブ感覚でより深く理解できます。
励まされたときの感謝の返答フレーズ
誰かから励ましの言葉をもらった際、「おかげで元気が出ました」「励みになりました」と気持ちよくお礼を伝えるフレーズをまとめました。
感謝を伝える返信・返答パターン
- Thank you, that really cheered me up.(ありがとう、本当におかげで元気が出ました。)
口頭でもチャットでも使いやすい、最もストレートな感謝表現です。 - Your message means a lot to me.(あなたのメッセージが本当に心に染みました/励みになりました。)
メールや手紙に対して、相手の気遣いが大きな支えになったことを伝えます。 - I feel much better after talking to you.(あなたと話したら、ずいぶん気持ちが楽になりました。)
相談に乗ってもらった直後に添えると好印象を与える一言です。 - Thank you for always having my back.(いつも味方でいてくれて、背中を支えてくれてありがとう。)
気心の知れた友人や頼れる同僚に対して、日頃のサポートへの深い感謝を示せます。
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よくある質問
- Q. 「cheer up」と「cheer on」の違いは何ですか?
- cheer up は落ち込んでいる人を慰めて「元気づける」意味です。一方、cheer on はスポーツの試合などで「声援を送る」「応援する」意味であり、用途が異なります。
- Q. 目上の人に「Cheer up!」と言ってもいいですか?
- 失礼にあたるため避けましょう。Cheer up! は親しい間柄でのくだけた命令表現です。目上の人には「I am here to support you」など丁寧な支援表現を用います。
- Q. 「cheer up him」という語順はなぜ間違いなのですか?
- cheer up のような群動詞では、目的語が代名詞(him, her, it など)の場合、動詞と副詞の間に挟む文法規則があるため、正しくは cheer him up となります。
- Q. 「励みになります」はビジネスメールでどう書きますか?
- 「Your encouragement is greatly appreciated.」や「Your kind words are very encouraging to our team.」と表現すると上品で自然です。
- Q. 自分が「元気を出す」と言いたいときはどう言いますか?
- 自分自身が元気を取り戻す場合は「I need to cheer up.」や「I'm trying to pull myself together.(気を取り直そうとしている)」と言います。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
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