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聞こえないを英語で伝える表現
「聞こえない」を英語で伝える最も自然で基本的なフレーズは I can't hear you.(アイ・キャント・ヒア・ユー)です。「自然に耳に入ってくる」を意味する知覚動詞の hear を用い、日常会話から仕事の電話、オンライン会議まで幅広く相手の声が届いていないことを明確に伝えられます。
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「聞こえない」の英語表現一覧表
「聞こえない」といっても、完全に無音なのか、声が小さくて聞き取りづらいのか、回線トラブルなのかによって使う表現は異なります。まずは頻出の言い回しを一覧で確認しましょう。
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| 表現 | 読み(発音の目安) | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| I can't hear you. | アイ・キャント・ヒア・ユー | 相手の声が聞こえない(基本形) | 日常会話・対面・電話・通話全般 |
| I can't hear you very well. | アイ・キャント・ヒア・ユー・ヴェリ・ウェル | あまりよく聞こえない(一部聞こえる) | ビジネス・日常会話問わず全般 |
| It's hard to hear you. | イッツ・ハード・トゥ・ヒア・ユー | 声が聞き取りにくい、通りにくい | 騒音環境・小さな声の相手 |
| I can't hear anything. | アイ・キャント・ヒア・エニスィング | 全く何も聞こえない(無音状態) | 機器トラブル・完全ミュート時 |
| You're breaking up. | ユア・ブレイキング・アップ | 音声がブツブツ途切れている | オンライン会議・電話通話 |
| You're on mute. | ユア・オン・ミュート | マイクがミュート(消音)になっている | ZoomやTeamsなどのWeb会議 |
| Your voice is very faint. | ユア・ヴォイス・イズ・ヴェリ・フェイント | 声がかすかで遠い・小さすぎる | マイク設定の不備・遠い場所からの発言 |
| It's too loud here. | イッツ・トゥー・ラウド・ヒア | こちらの周囲がうるさくて聞こえない | 街中・オフィス・カフェからの通話 |
| Your audio is inaudible. | ユア・オーディオ・イズ・インオーディブル | 音声が小さすぎて聞き取れない | かしこまったビジネス会議・議事録 |
| I didn't catch that. | アイ・ディドゥント・キャッチ・ザット | (早口や英語力で)言葉を聞き取れなかった | 日常会話・仕事での聞き返し |
| Could you say that again? | クッジュー・セイ・ザット・アゲイン | もう一度言っていただけますか | 丁寧な聞き返しの標準形 |
度合い別「聞こえない」の使い分けと発音
英語で「聞こえない」と伝える際は、「まったく聞こえない」のか「聞き取りにくい」のか、状況のグラデーションを正しく伝えることが円滑なコミュニケーションの第一歩です。
1. 完全に聞こえない場合
音が一切耳に届いていない状態では、次の2つの言い方が定番です。
- I can't hear you at all.(まったく聞こえません)
- I can't hear anything.(何も聞こえません)
発音のコツとして、can't はアメリカ英語では「キャント」の最後の「t」を強く破裂させず、喉で一瞬息を止めるように発音すると自然に聞こえます。また、at all は音がつながって「アット・オール」ではなく「アットール」のようにリンキングします。
2. 声が小さくて聞き取りづらい場合
音自体は鳴っているものの、小さすぎたり遠かったりして明瞭でない場合は、hard や well を使って表現します。
- I can't hear you very well.(あまりよく聞こえません)
- It's a little hard to hear you.(少し声が聞き取りづらいです)
- Your voice is a bit quiet.(お声が少し小さいようです)
否定文で very well を伴うと「完全には聞こえないわけではないが、十分ではない」という部分否定になり、角を立てずに柔らかく伝えることができます。
3. フォーマルな書き言葉・報告で使う inaudible
ビジネスの議事録や会議チャットなどで、客観的に「聞き取り不能な状態」を記録・報告したいときは、形容詞の inaudible(インオーディブル)が役立ちます。
例文: The speaker's voice was inaudible due to microphone issues.(マイクの不具合により、発表者の声は聞き取れませんでした。)
語頭の in-(否定)と audible(聞こえる)が合わさった単語で、公式な文書や報告メールで重宝されます。
完全に聞こえない
- I can't hear you at all.
- I can't hear anything.
小さくて聞きづらい
- I can't hear you very well.
- It's a little hard to hear you.
- Your voice is a bit quiet.
記録・報告用
- inaudible
音の届き方やフォーマル度に応じて最適な表現を選びます。
次の疑問音だけでなく画面共有や文字が把握しづらいときは、英語で「見えない」を伝える言い方もあわせて確認しておくと重宝します。
オンライン会議・電話での定番表現とテンプレ
ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議、あるいは国際電話では、回線の途切れやマイク設定のトラブルが頻繁に起こります。とっさに声が出せない時でも役立つフレーズとチャット用テンプレを押さえておきましょう。
音声がブツブツ途切れるときの「break up」
音声が途切れ途切れになって聞き取れないときは、句動詞の break up を用いるのが最も一般的です。
例文: Sorry, you're breaking up. Could you say that once more?(すみません、音声が途切れています。もう一度言っていただけますか?)
主語には話している相手(you)を置くのが口語での自然な言い回しです。回線を主語にして The line is breaking up.(回線が途切れています)と言うこともできます。
相手の気分を害さないクッション表現
「あなたの回線が悪い」「あなたの話し方が悪い」と一方的に決めつけると、失礼な印象を与えかねません。「こちらのネット環境や耳のせいかもしれませんが」と前置きを添えると非常にスマートです。
- It might be on my end, but I can't hear you clearly.(こちらの問題かもしれませんが、声がはっきり聞こえません。)
- I'm having a little trouble hearing you.(少々声が聞き取りづらくなっております。)
on my end は「こちらの側で」という意味のビジネス頻出表現です。
会議チャットに即コピペできる英文テンプレート
相手のマイクがミュートになっていて声が届かない場合や、こちらのスピーカーに音が入らない場合は、チャット欄へ簡潔にメッセージを送りましょう。
- 相手がミュートの時: You might be on mute! We can't hear you.(ミュートになっているかもしれません。お声が聞こえていません。)
- 声が途切れている時: Sorry, your audio is cutting out. Could you repeat the last sentence?(すみません、音声が途切れています。最後の文をもう一度お願いできますか?)
- マイクの音量が小さい時: Could you please speak a little closer to the mic? Your voice is faint.(もう少しマイクに近づいて話していただけますか?お声が遠いようです。)
You're breaking up. で伝えます。
It might be on my end, but と添えます。
You might be on mute! と伝えます。
回線トラブルや設定不備の際に役立つ基本フレーズと配慮表現です。
角を立てずに聞き返す・調整を頼むリカバリー表現
「聞こえない」と伝えただけでは会話が止まってしまいます。相手に不快感を与えず、スムーズに次の行動(もう一度話す、マイクを調整するなど)へ誘導する言い回しを身につけましょう。
1. もう一度言ってほしいと頼むフレーズ
親しい同僚や友人であれば短い表現で十分ですが、上司や取引先には助動詞の過去形を用いた丁寧な依頼文を使います。
- 丁寧(取引先・目上): Could you please say that again?(恐れ入りますが、もう一度おっしゃっていただけますか?)
- 丁寧(取引先・目上): Would you mind repeating that?(恐れ入りますが、もう一度繰り返していただけますでしょうか?)
- 標準(同僚・知人): Sorry, could you repeat that?(すみません、もう一度繰り返してもらえますか?)
- カジュアル(友人・家族): Come again?(何て言ったの?/ もう一回言って?)
- カジュアル(聞き返しの一言): Pardon? / Sorry?(すみません、何とおっしゃいましたか?)
文末に please を添えたり、文頭に Sorry や Excuse me を挟むだけで丁寧さが格段に上がります。
2. 音量・マイクの調整を促すフレーズ
声が物理的に小さかったり周囲の雑音に負けている時は、相手に声量を上げてもらうか、マイクの位置調整をお願いします。
- Could you speak up a little bit?(もう少し大きな声で話していただけますか?)
- Would you mind speaking a bit louder?(もう少し大きな声でお話しいただけますでしょうか?)
- Could you adjust your microphone?(マイクを少し調整していただけますか?)
speak up は「より大きな声で話す」を意味する定番の句動詞です。日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
相手との関係性に応じて、カジュアルから丁寧な依頼まで使い分けます。

「耳に入らない」と「英語が理解できない」の違い
日本語の「聞こえない」には、「物理的に音や声が耳に届かない」ケースと、「相手の英語が早口だったり難しかったりして頭で理解できない(聞き取れない)」ケースの両方が含まれます。英語ではこの2つを明確に区別します。
| 状況 | 日本語のニュアンス | 推奨される英語フレーズ |
|---|---|---|
| 物理的に聞こえない | 声が小さい、回線不良、騒音 | I can't hear you. / It's too loud here. |
| 英語が理解できない | 速すぎる、単語を知らない | I didn't catch that. / Could you speak slower? |
| 集中して聞いていなかった | 別のことを考えて聞き逃した | I wasn't listening. Sorry, what was that? |
「聞き取れなかった」を表す catch と get
耳には音が入ってきたものの、早口や専門用語で内容を拾えなかった場合は、動詞の catch(捕まえる)や get(把握する)を使います。
例文: Sorry, I didn't catch your name.(すみません、お名前を聞き取れませんでした。)
例文: I didn't get that. Could you say it more slowly?(理解できませんでした。もう少しゆっくり言っていただけますか?)
ここで I can't hear you. と言ってしまうと、相手は「マイクが故障しているのかな?」「もっと大声で話さなければいけないのかな?」と誤解し、大声で同じ早口の英語を繰り返してしまう原因になります。
耳が聞こえない・不自由を表す適切な英語表現
「耳が聞こえない」「難聴である」といった聴覚の不自由さを英語で表現する場合、相手や状況に応じた適切な語彙を選ぶ配慮が大切です。
1. 軽度の難聴・耳が遠いことを表す hard of hearing
加齢や一時的な不調などで「耳が遠い」「少し聞こえにくい」状態を表す最も一般的で丁寧な表現が hard of hearing です。
例文: My grandfather is a little hard of hearing.(私の祖父は少し耳が遠いです。)
例文: I am hard of hearing in my left ear.(私は左耳が少し聞き取りにくいです。)
日常会話や医療・福祉の現場でも自然に使われる定着した表現です。
2. 完全な聴覚障害・ろう者を指す deaf
医学的に聴覚がない状態や、ろう文化の当事者を指す言葉として deaf(デフ)があります。
例文: She was born deaf.(彼女は生まれつき耳が聞こえません。)
配慮表現として、人を主体にした a person who is deaf や people with hearing loss(聴覚に障害のある方々)という表現も公的なアナウンスやビジネス文書で好まれます。相手を傷つけないよう、状況に応じて丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
次の疑問聴覚障がいや難聴に関する配慮ある語彙をより深く知りたい場合は、耳が聞こえない状態を表す英語表現で詳しく解説しています。
そのまま使える場面別リアル英会話ダイアログ3選
実際の日常会話やオンラインミーティングで「聞こえない」が発生したときの会話の流れを、3つの場面に分けてシミュレーションします。
シーン1: オンライン会議で相手の音声が途切れたとき(ビジネス)
A: ...so according to the quarterly report, our main focus should be...(…したがって、四半期報告書によると、我々の主な焦点は…)
B: Excuse me, John. It might be on my end, but you're breaking up a little.(ジョンさん失礼します。
こちらの問題かもしれませんが、少し音声が途切れています。)
A: Oh, really? Let me check my connection. Is this better?(本当ですか?接続を確認しますね。
これで改善しましたか?)
B: Yes, loud and clear now! Could you repeat the last sentence?(はい、今はっきり聞こえます!最後の文をもう一度お願いできますか?)
シーン2: 騒がしいカフェで友人の声が聞こえないとき(日常会話)
A: Hey, did you see the new movie that came out last Friday?(ねえ、先週の金曜に公開された新作映画見た?)
B: Sorry, it's really noisy around here. I can't hear you very well.(ごめん、この周りすごくうるさくて。
あまりよく聞こえないんだ。)
A: I said, did you see the new movie?(新作の映画を見たかって言ったの!)
B: Oh! Not yet. Are you planning to go this weekend?(ああ!まだ見てないよ。今週末行くつもりなの?)
シーン3: 相手の英語が早口で聞き取れなかったとき(カジュアル・学習者)
A: We'regointoheadouttothebeachas-soonastherainstops.(雨がやんだらすぐに海に出発する予定だよ。
)
B: I'm sorry, I didn't quite catch that. Could you say that a bit slower?(ごめんなさい、ちょっと聞き取れませんでした。
もう少しゆっくり言ってもらえますか?)
A: Sure! We are going to the beach as soon as it stops raining.(もちろん!雨がやんだら海に行こうって言ったんだよ。
)
B: Got it! Sounds like a great plan.(なるほど!いいね、楽しみだね。)
よくある間違いと言われたときの返し方
「聞こえない」と言おうとして、日本人学習者が無意識にやってしまいがちな文法ミスや不自然な直訳があります。代表的な間違いと、逆に相手から「聞こえない」と言われたときの返し方を整理しておきましょう。
間違い1: 「聞こえない」に listen を使ってしまう
最も多い誤用が I can't listen to you. と言ってしまうケースです。
- × I can't listen to you.(あなたの言うことを聞く気がありません / 聞く耳を持ちません)
- ◯ I can't hear you.(あなたの声が耳に届いていません)
hear は「音や声が自然に耳に入ってくる」知覚を表し、listen は「意識を集中して注意深く耳を傾ける」能動的な動作を表します。そのため I can't listen to you. と言うと、「あなたに指図されたくない」「あなたの話を聞きたくない」という拒絶のニュアンスに受け取られてしまいます。「聞こえない」には必ず hear を使いましょう。
間違い2: 「声が小さい」を small voice と直訳する
日本語の「声が小さい」を直訳して Your voice is small. と言うのは不自然です。声の音量は「大きい・小さい」ではなく「静か・かすか・低い」と捉えます。
「聞こえない」と言われたときのスマートな返し方
通話中に相手から I can't hear you. や You're breaking up. と言われたら、焦らず次のように答えてマイクや回線を再確認しましょう。
- Can you hear me now?(今は聞こえますか?)
- How about now? I changed my microphone settings.(今はいかがですか?マイクの設定を変えてみました。)
- Sorry about that. Let me rejoin the meeting.(失礼しました。ミーティングに入り直しますね。)
問題なく聞こえていることを相手に伝えるときは、I can hear you loud and clear.(大きくはっきりと聞こえています)と返すと非常に好印象です。
hear(知覚)
- 自然に音や声が耳に入る
- I can't hear you.(声が届かない)
- 「聞こえない」で使う正解表現
listen(能動的動作)
- 意識を集中して注意深く耳を傾ける
- I can't listen to you.(聞く気がない)
- 拒絶のニュアンスになり誤用注意
「聞こえない」には知覚を表す hear を使い、誤用を防ぎます。
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よくある質問
- Q. 「聞こえない」の最も丁寧な英語は?
- 相手の機嫌を損ねない最も丁寧な言い回しは「It might be on my end, but I can't hear you clearly. Could you please say that again?」です。自分の接続を疑うクッション言葉を挟むのが秘訣です。
- Q. 電話で「声が遠い」は英語で何と言う?
- 「Your voice sounds far away.」または「Your voice is very faint.」と表現します。「Could you speak closer to the phone?(受話器に近づいて話していただけますか)」を添えると親切です。
- Q. 「周りがうるさくて聞こえない」の英語は?
- 「It's too noisy here, so I can't hear you well.」や「There's a lot of background noise on my side.」と言います。自分の周囲に原因があることを明確に伝えるのがポイントです。
- Q. Zoomで相手がミュートの時の英語は?
- 「You're on mute!」が最も定番です。より丁寧に伝えるなら「I think you might be muted. We can't hear you.(ミュートになっているかもしれません。お声が聞こえていません)」と伝えます。
- Q. 聞こえない時に使える一言フレーズは?
- カジュアルな会話なら「Sorry?」や「Pardon?」「Come again?」の一言で十分に通じます。語尾を上げ調子で発音することで、相手にもう一度言ってほしい意図が伝わります。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
hear
listen
break up
catch
speak up