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関係代名詞を中学英語で完全攻略

関係代名詞を中学英語で完全攻略

関係代名詞は中学3年生の秋(2学期から3学期)に習う文法項目で、名詞を後ろから詳しく説明する「接着剤」の役割を果たします。先行詞が人なら who、物や動物なら which、どちらでも使えるのが that です。

直後に動詞がくれば主格、直後に「主語+動詞」がくれば目的格と判別でき、目的格は省略できます。

関係代名詞は何年生のいつ習う?

現行の中学学習指導要領において、関係代名詞は中学3年生で学習する文法項目です。中学校の年間指導計画では、秋以降の2学期中盤から3学期初めにかけて登場します。

教科書での単元配置と学習時期の目安

公立中学校で広く採択されている英語教科書における学習時期の目安は次の通りです。

高校入試では、長文読解問題のほぼ全編に関係代名詞を用いた修飾構造が登場します。そのため、定期テスト対策だけでなく、秋の段階で語順と構造を確実に理解しておくことが入試攻略の基盤となります。

中3英語における関係代名詞の学習時期
9月〜10月頃主格の関係代名詞(who、which、that)を学習
11月〜12月頃目的格の関係代名詞および省略(接触節)を学習
1月〜2月頃長文読解や総合演習で複文の読解・英作文を演習

中学3年生の秋から入試直前期にかけて段階的に学習が進みます。

中学全体の学習範囲を復習したいときは、中学英語のまとめを参考にしてください。

関係代名詞とは?中学生向けに図解

関係代名詞とは、「2つの文を1つにつなぐ接続詞」と「代名詞」の2つの役割を1語でこなす言葉です。日本語と英語では、名詞を詳しく説明するときの語順が正反対になります。この違いを理解することが、関係代名詞を克服する第一歩です。

日本語と英語の語順の違い(後置修飾)

日本語では、説明する言葉を必ず名詞の「前」に置きます。しかし英語では、説明が2語以上で長くなると、名詞の「後ろ」に置いて説明を追加します。これを「後置修飾」と呼びます。

修飾される名詞のことを、関係代名詞の前に置かれることから先行詞と呼びます。先行詞という名詞の後ろに「どんな人(物)かというとね」と付箋を貼って説明を付け足すイメージを持つと、語順に迷わなくなります。

日本語と英語の後置修飾の違い

日本語(前置)

  • 説明する言葉を必ず名詞の前に置く
  • [公園を走っている]男の子
  • 説明が前で名詞が後ろの語順

英語(後置修飾)

  • 2語以上の長い説明は名詞の後ろに置く
  • the boy [who is running...]
  • 先行詞(名詞)が先で説明が後ろ

日本語は説明が名詞の前に来ますが、英語は名詞の後ろに説明が続きます。

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次の疑問名詞を後ろから説明する形として似ている、関係代名詞と分詞修飾の違いも合わせて整理しておくと混乱を防げます。

関係代名詞の使い分けと見分け方一覧

関係代名詞は、「先行詞が人か物か」と「関係代名詞が節の中でどんな役割(主格か目的格か)をしているか」の2軸で選びます。

先行詞と格の対応表

表は横にスクロールできます →

先行詞の種類主格(〜は・〜が)目的格(〜を・〜に)省略の可否
人who / thatwhom / who / that目的格は省略可能
物・動物which / thatwhich / that目的格は省略可能
人と物(両方)thatthat目的格は省略可能

主格と目的格を1秒で見分ける判定ルール

関係代名詞の後ろに続く単語の品詞を見るだけで、主格か目的格かを一瞬で判定できます。

目的格の関係代名詞は、日常会話や高校入試の長文において省略されるケースが非常に多く見られます。名詞の直後に「名詞+動詞」が連続して並んでいる場合(the book Ken bought など)は、間に目的格の関係代名詞が省略されている合図です。

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2文を1文にする合体3ステップ

中学の定期テストや高校入試で最も出題されるのが、「次の2つの英文を、関係代名詞を使って1文にしなさい」という問題です。機械的に解ける3つの手順を整理します。

基本手順(先行詞が文末にある場合)

  1. 共通する名詞・代名詞を探す
    1文目:I have a friend.
    2文目:He speaks French well.
    共通しているのは a friend と He です。
  2. 2文目の代名詞を適切な関係代名詞に変える
    置き換える対象の He は「人」であり、文の「主語」なので主格の who に変えます。
    He speaks French well. → who speaks French well
  3. 先行詞のすぐ後ろに2文目を合体させる
    1文目の先行詞 a friend の直後に関係代名詞節を差し込みます。
    完成文:I have a friend who speaks French well.(私にはフランス語を上手に話す友人がいます。)

最難関:先行詞が文頭の主語にある場合の合体法

中学生が最も間違えやすいのが、先行詞が1文目の主語になっているパターンです。この場合、1文目を途中で引き裂いて、主語の直後に関係代名詞節を割り込ませる必要があります。

  1. 共通する語を見つける
    1文目:The boy is my brother.
    2文目:He is playing tennis over there.
    共通しているのは The boy と He です。
  2. 2文目を関係代名詞のカタマリにする
    He(人・主語)を who に変えます。
    → who is playing tennis over there
  3. 先行詞(主語)の直後にカタマリを割り込ませ、1文目の残りを後ろにつなぐ
    The boy の直後に who is playing tennis over there を入れ、その後に1文目の残り is my brother を続けます。
    完成文:The boy who is playing tennis over there is my brother.(向こうでテニスをしている男の子は私の弟です。)
関係代名詞で2文を1文にする手順
1共通語を探す

2つの文から共通する名詞・代名詞を見つける

2関係代名詞化

2文目の代名詞を適切な関係代名詞に変える

3直後に合体

1文目の先行詞のすぐ後ろに関係代名詞節を差し込む

共通する語を見つけて関係代名詞に置き換え、先行詞の直後に合体させます。

中学英語の関係代名詞の教え方のイメージ

次の疑問文をつなぐ手順が分かったら、英作文で使える関係代名詞のコツを見ると自分の言葉でより自然な英文が書けるようになります。

関係代名詞の中学例文まとめ

中学英語で必ず押さえておくべき典型的な例文を、格と先行詞のパターン別に掲載します。

1. 主格(who / which / that)の例文

2. 目的格(which / that)と省略の例文

3. 高校英語との境界線(中学生はどこまで覚える?)

中学学習指導要領で必須となる関係代名詞は、主格の who、which、that、および目的格の which、that、ならびにその省略です。

さまざまなパターンの例文を確認したいときは、関係代名詞の使い方の例文集が役立ちます。

中学生へのわかりやすい教え方のコツ

保護者や指導者が中学生に関係代名詞を教える際、文法用語を並べ立てると苦手意識を持たれがちです。直感的に理解させるための指導手順を紹介します。

1. 「名詞+説明シール」のイメージで教える

「関係代名詞節が先行詞を修飾する」と説明するのではなく、「まず言いたい物(名詞)をポンと置いて、そのすぐ後ろにどんな物かを説明するシールをペタッと貼るんだよ」と言い換えます。

2. 手で隠す「指隠し法」で主格と目的格を教える

生徒が主格と目的格の区別に迷ったら、関係代名詞の単語を指で隠させます。

この視覚的なチェックを取り入れると、文構造の把握が苦手な生徒でも即座に見分けることができるようになります。

定期テストで頻出のひっかけ罠と減点回避策

関係代名詞のテスト問題では、文法構造は合っているのに細部のミスで失点するケースが頻出します。特に注意すべき2大減点ポイントを解説します。

罠1:先行詞に合わせた動詞の三単現のsの付け忘れ

主格の関係代名詞に続く動詞の形は、先行詞の人称・単複に一致させる必要があります。関係代名詞 who や which 自体には単数・複数の形がないため、直前の名詞を見落として原形を書いてしまうミスが多発します。

罠2:2文合体時に後ろの代名詞を消し忘れるミス

2つの文をつなぐ際、関係代名詞に置き換えたはずの元の代名詞(it や him、them など)を後ろの節に残してしまうミスです。

定期テストで頻出の2大減点ポイント
⚠️三単現のs忘れ

主格の後の動詞は先行詞の人称・単複に合わせる。who playではなくplays。

❌代名詞の消し忘れ

関係代名詞に置き換えた元の代名詞(itやhim等)は後ろの節から完全に消去する。

三単現のsの付け忘れと代名詞の消し忘れに注意して失点を防ぎましょう。

関係代名詞の中学基礎・確認問題

学習した内容が身についているか、実際のテスト形式で確認してみましょう。

問題

【問1】空所に who, which のうち適する語を入れなさい。
1. The girl (  ) is singing by the piano is Amy.
2. This is the train (  ) goes to Tokyo Station.

【問2】次の2文を、関係代名詞を使って1文にしなさい。
1. I have a dog. It has big ears.
2. The man is a famous doctor. You met him yesterday.

解答と解説

【問1の正解】
1. who(先行詞 The girl が「人」で、直後に動詞 is が続く主格のため)
2. which(先行詞 the train が「物」で、直後に動詞 goes が続く主格のため)

【問2の正解】
1. I have a dog which [that] has big ears.
解説:a dog と It が共通しています。

It を主格の which(または that)に変えて直後につなぎます。
2. The man (whom / that / who) you met yesterday is a famous doctor.
解説:先行詞は 1 文目の主語 The man です。

2 文目の目的語 him を関係代名詞に変え、先行詞の直後に割り込ませます。him は消去します。目的格のため関係代名詞は省略しても正解です。

さらに多くの演習に取り組みたいときは、中学英語の関係代名詞練習問題で力を試してみましょう。

次の疑問基礎を確認したあとは、関係代名詞の演習問題とプリントでさらに実戦的なテスト対策を進められます。

続けて読む

英文法の疑問をすべて見る「関係代名詞」のまとめ

理解度チェック

Q1. 関係代名詞が主格か目的格かを見分ける判定ルールはどれ?

  1. 直後に動詞が来れば主格、主語+動詞なら目的格
  2. 先行詞が人なら主格、物なら目的格
  3. 関係代名詞が省略されていれば主格
  4. 直後に名詞が1語だけ来れば目的格
答えを見る

正解: A. 直後に動詞が来れば主格、主語+動詞なら目的格
本文では、関係代名詞の直後に動詞が来れば主格、主語+動詞(S+V)が来れば目的格と判定できると説明されています。

Q2. 関係代名詞の使い分けや省略に関する説明で正しいものは?

  1. 主格の関係代名詞は日常会話でよく省略される
  2. 先行詞が人と物の両方のときはwhichを使う
  3. 先行詞が人でも物でも目的格は省略可能である
  4. 先行詞が人の目的格にはthatを使えない
答えを見る

正解: C. 先行詞が人でも物でも目的格は省略可能である
対応表によると、先行詞が「人」「物・動物」「人と物」のいずれの場合も、目的格の関係代名詞は省略可能です。

Q3. 本文で説明されている文法的に正しい英文はどれ?

  1. I know the boy who play soccer.
  2. This is the book which I bought it yesterday.
  3. The boy who is playing tennis over there is my brother.
  4. The boy is my brother who is playing tennis over there.
答えを見る

正解: C. The boy who is playing tennis over there is my brother.
先行詞が主語の場合は主語の直後に関係代名詞節を入れます。また、代名詞の消し忘れや三単現のsの付け忘れがない正しい文です。

よくある質問

Q. 関係代名詞は何年生で習いますか?
中学校3年生の秋(2学期中盤〜期末頃)に習います。高校入試の長文読解や英作文で極めて重要になる単元です。
Q. thatとwhichはどう使い分けますか?
中学英語では先行詞が物のとき、基本的にどちらを使っても正解です。ただし、最上級やallなどが先行詞に付く場合はthatが好まれます。
Q. 関係代名詞が省略できるのはどんな時?
関係代名詞が「目的格」のとき(直後に「主語+動詞」が続くとき)に省略できます。直後に動詞が来る「主格」は省略できません。
Q. 主格と目的格のかんたんな見分け方は?
関係代名詞の直後を見てください。動詞が続いていれば「主格」、名詞や代名詞(主語)+動詞が続いていれば「目的格」です。
Q. whoseやwhomは高校入試に出ますか?
公立高校入試ではほぼ出題されません。中学英語では主格(who/which/that)と目的格の省略を完璧にすることが最優先です。

2026年10月6日更新・モチタン辞典編集部